Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス API編

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14.3 Connectionクラス

説明
Connectionクラスでは,主に次の機能を提供します。
  • Statementクラス,PreparedStatementクラス,およびCallableStatementクラスのオブジェクト生成
  • トランザクションのコミットまたはロールバック
  • オートコミットモードの設定
Connectionクラスの提供する各メソッドの詳細,および使用方法については,JavaSoft提供のJDBC関連ドキュメントを参照してください。

注意事項

制限事項
Cosminexus DABroker Libraryで使用するConnectionクラスの制限事項を,次に示します。

表14-3 Connectionクラスの制限事項

メソッド名 制限事項 JDBC1.0での制限 JDBC2.0での制限
close 通常接続時はデータベースとの接続を解除します。プーリング使用時(ConnectionPoolDataSourceを使用した接続),およびXA使用時(XADataSourceを使用した接続)は物理的な切断はしません。Connection.closeメソッドの実行でエラーが発生した場合はSQLExceptionをスローしません。
createStatement 更新結果を反映するResultSetをサポートしていないため,ResultSetタイプにTYPE_SCROLL_SENSITIVEを指定した場合,TYPE_SCROLL_INSENSITIVEに切り替え,SQLWarningを設定します。また,並行処理タイプにCONCURE_UPDATABLEを指定した場合,CONCUR_READ_ONLYに切り替え,SQLWarningを設定します。
getCatalog 無条件にnullを返却します。
getTransactionIsolation 無条件にTRANSACTION_READ_UNCOMMITTEDを返却します。
getTypeMap ユーザ定義型をサポートしていないため,無条件にSQLExceptionをスローします。
isReadOnly 無条件にfalseを返却します。
prepareCall 更新結果を反映するResultSetをサポートしていないため,ResultSetタイプにTYPE_SCROLL_SENSITIVEを指定した場合,TYPE_SCROLL_INSENSITIVEに切り替え,SQLWarningを設定します。また,並行処理タイプにCONCURE_UPDATABLEを指定した場合,CONCUR_READ_ONLYに切り替え,SQLWarningを設定します。
prepareStatement 更新結果を反映するResultSetをサポートしていないため,ResultSetタイプにTYPE_SCROLL_SENSITIVEを指定した場合,TYPE_SCROLL_INSENSITIVEに切り替え,SQLWarningを設定します。また,並行処理タイプにCONCURE_UPDATABLEを指定した場合,CONCUR_READ_ONLYに切り替え,SQLWarningを設定します。
setCatalog 使用できません。
setReadOnly 使用できません。
setTransactionIsolation 使用できません。
setTypeMap ユーザ定義型をサポートしていないため,無条件にSQLExceptionをスローします。

(凡例)
○:該当します。
−:該当しません。