Cosminexus アプリケーションサーバ V8 機能解説 運用/監視/連携編

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3.3.4 実行環境での設定(J2EEサーバの設定)

稼働情報ファイルの収集をする場合,J2EEサーバの設定が必要です。J2EEサーバの設定は,簡易構築定義ファイルで実施します。稼働情報ファイルの収集の定義は,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に指定します。

稼働情報ファイルを出力する場合のデフォルトの出力先を次に示します。なお,作業ディレクトリは,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に,ejb.public.directoryパラメタで指定します。

デフォルトの設定では,J2EEサーバまたはバッチサーバが出力した稼働情報が収集されて,稼働情報ファイルに出力されます。また,稼働情報の監視対象がしきい値を超えたときにイベントが発行されます。稼働情報ファイルの出力先や面数を変更したい場合や,稼働情報のしきい値や監視間隔を変更したい場合には,簡易構築定義ファイルで設定を変更してください。

簡易構築定義ファイルでの稼働情報ファイルの収集の定義について次の表に示します。なお,バッチサーバの場合は,簡易構築定義ファイルの,バッチサーバ用のユーザプロパティに設定します。

表3-6 簡易構築定義ファイルでの稼働情報ファイルの収集に必要な定義

項目 指定するパラメタ 設定内容
稼働情報収集間隔 ejbserver.management.statistics.interval 稼働情報を取得する間隔(秒)を指定します。
稼働情報ファイルの出力 ejbserver.management.stats_file.enabled 稼働情報ファイルを出力するかどうかを指定します。デフォルトはtrueです。
ejbserver.management.stats_file.dir 稼働情報ファイルの出力先ディレクトリを指定します。
ejbserver.management.stats_file.num 稼働情報ファイルの面数を指定します。
ejbserver.management.stats_file.period 稼働情報ファイルの面を切り替える時間間隔(時間)を指定します。
ejbserver.management.stats_file.base_time 稼働情報ファイルの面を切り替える基点の時間を指定します。

簡易構築定義ファイル,および指定するパラメタの詳細は,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.6 簡易構築定義ファイル」を参照してください。