Cosminexus アプリケーションサーバ V8 機能解説 保守/移行/互換編
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(1) バックアップ作業ディレクトリ
J2EEサーバの移行コマンドを実行すると,J2EEサーバの作業ディレクトリ内のファイルを変換する前にバックアップを作成します。このマニュアルでは,バックアップされた作業ディレクトリのことを,バックアップ作業ディレクトリと呼びます。バックアップ作業ディレクトリには,移行前の情報(ファイル)が残ります。移行コマンドの実行が終了したとき,バックアップ作業ディレクトリは自動的に削除されません。
- 注意
- Windowsで,作業ディレクトリが「・・・\<ディレクトリ名>」の場合,バックアップ作業ディレクトリは,「・・・\<ディレクトリ名>\<ディレクトリ名>_old」になります。例えば,作業ディレクトリが「<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\server\public」の場合,バックアップ作業ディレクトリは,「<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\server\public\public_old」になります。
- UNIXで,作業ディレクトリが「・・・/<ディレクトリ名>」の場合,バックアップ作業ディレクトリは,「・・・/<ディレクトリ名>/<ディレクトリ名>_old」になります。例えば,作業ディレクトリが「/opt/Cosminexus/CC/server/public」の場合,バックアップ作業ディレクトリは,「/opt/Cosminexus/CC/server/public/public_old」になります。
- 作業ディレクトリの移行が必要ないバージョンからのバージョンアップの場合,cjenvupdateコマンドは作業ディレクトリの移行は行いません。この場合,バックアップ作業ディレクトリは作成されません。
(2) J2EEサーバの移行方法
cjenvupdateコマンドを実行します。cjenvupdateコマンドの実行形式を次に示します。
- Windowsの場合
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\server\bin\cjenvupdate
- UNIXの場合
/opt/Cosminexus/CC/server/bin/cjenvupdate
cjenvupdateコマンドを実行すると,作業ディレクトリおよびユーザ定義ファイルが移行されます。なお,cjenvupdateコマンドのログは,06-00以降,次の場所に出力されます。
- Windowsの場合
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\logs
- UNIXの場合
/opt/Cosminexus/CC/logs
cjenvupdateコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjenvupdate(作業ディレクトリおよびユーザ定義ファイルの移行)」を参照してください。
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