Cosminexus アプリケーションサーバ V8 機能解説 保守/移行/互換編
ここでは,Cosminexus DABroker Libraryを使用してデータベースに接続する場合に必要な設定について説明します。
Cosminexus DABroker Libraryを使用する場合に接続できるデータベースと,必要な設定についての参照先を次に示します。
表11-10 Cosminexus DABroker Libraryを使用する場合に接続できるデータベースと,必要な設定についての参照先
| 使用できるデータベース | 必要な設定についての参照先 |
|---|---|
| HiRDB | (1) |
| Oracle | (2) |
| XDM/RD E2 | (3) |
Cosminexus DABroker Libraryを使用してHiRDBに接続する場合の設定について説明します。なお,データベースとしてHiRDBを使用する場合は,HiRDBをインストールして初期設定を済ませておいてください。詳細については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。Cosminexus DABroker Libraryの設定については,「11.2 Cosminexus DABroker Libraryの初期設定」を参照してください。
ここでは,Cosminexus DABroker Libraryを使用して,HiRDBでJ2EEリソースを扱う場合に必要な次の設定について説明します。
なお,同一の環境変数を環境変数グループと環境変数の両方に設定した場合は,環境変数グループで設定した環境変数が優先されます。
次の環境変数を設定する必要があります。環境変数の詳細については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
環境変数のグループは,次の方法で登録します。
なお,環境変数のグループ登録の詳細については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
HiRDBのタイムアウトは,次に示すHiRDBのクライアント環境変数に設定します。
HiRDBのクライアント環境変数の設定については,「(a) 環境変数の設定」を参照してください。
タイムアウトの設定については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「8.6.5 データベースでのタイムアウトを設定する」,マニュアル「HiRDB システム定義」,およびマニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
Cosminexus DABroker Libraryを使用してOracleに接続する場合の設定について説明します。なお,データベースとしてOracleを使用する場合は,Oracleをインストールして初期設定を済ませておいてください。詳細については,Oracleのマニュアルを参照してください。Cosminexus DABroker Libraryの設定については,「11.2 Cosminexus DABroker Libraryの初期設定」を参照してください。
ここでは,Cosminexus DABroker Libraryを使用して,OracleでJ2EEリソースを扱う場合に必要な次の設定について説明します。
次の環境変数を設定する必要があります。
japanese_japan.ja16sjis Japanese_Japan.UTF8
Oracleへの接続でグローバルトランザクションを使用する場合には,Oracleの接続ユーザにトランザクションリカバリを行うための権限を付与する必要があります。
次に,Oracle 9.2.0で権限を付与する場合の例を示します。なお,権限を付与する方法の詳細については,Oracleのマニュアルを参照してください。
必要に応じて,Oracleのタイムアウトを設定してください。タイムアウトは,Oracleのサーバ定義のDISTRIBUTED_LOCK_TIMEOUTパラメタに設定します。
なお,このほか,XAOpenStringのSesTmパラメタの設定がタイムアウトに影響します。このパラメタは,チューニングできません。
詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「8.6 タイムアウトを設定する」またはマニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「9.3 タイムアウトを設定する」,およびOracleのマニュアルを参照してください。
Oracleに接続するユーザは,動的パフォーマンスビューの参照権を持っている必要があります。次のどちらかの方法でOracleに接続するユーザに動的パフォーマンスビューの参照権を設定してください。
Cosminexus DABroker Libraryを使用してXDM/RD E2に接続する場合の設定は,HiRDB Type4 JDBC Driverを使用して接続する場合の設定と同じです。HiRDB Type4 JDBC Driverを使用してXDM/RD E2に接続する場合の設定については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「付録C.1 XDM/RD E2の設定」を参照してください。
なお,Cosminexus DABroker Libraryの設定については,「11.2 Cosminexus DABroker Libraryの初期設定」を参照してください。
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