Cosminexus アプリケーションサーバ V8 機能解説 保守/移行/互換編
ベーシックモードでの,アプリケーションサーバの各機能の使用可否について説明します。
Webコンテナの機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。Webコンテナの機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「2. Webコンテナ」を参照してください。
表9-2 Webコンテナの機能のベーシックモードでの使用可否
| Webコンテナの機能 | ベーシックモードでの使用可否 | |
|---|---|---|
| Webアプリケーションの実行機能 | ◎ | |
| JSPの実行機能 | × | |
| JSPデバッグ機能 | × | |
| JSPの事前コンパイルとコンパイル結果の保持 | JSP事前コンパイル機能 | × |
| JSP事前コンパイルを使用しない場合のJSPコンパイル結果 | ◎ | |
| デフォルトの文字エンコーディング設定機能 | ◎ | |
| セッション管理機能 | Webクライアントが保持する無効なセッションIDの削除 | ◎ |
| HttpSessionオブジェクト数の上限値の設定 | ◎ | |
| セッションIDおよびCookieへのサーバIDの付加 | ◎ | |
| アプリケーションのイベントリスナ | ○ | |
| リクエストおよびレスポンスのフィルタリング | ○ | |
| HTTPレスポンス圧縮機能 | ○ | |
| EJBコンテナとの連携 | ◎ | |
| データベースとの接続 | △ | |
| Webコンテナによるスレッドの作成 | ◎ | |
| ユーザスレッドの使用 | △※ | |
| 同時実行スレッド数の制御 | Webコンテナ単位での同時実行スレッド数の制御 | ◎ |
| Webアプリケーション単位での同時実行スレッド数の制御 | ◎ | |
| URLグループ単位での同時実行スレッド数の制御 | × | |
| 同時実行スレッド数の動的変更 | ◎ | |
| エラーページのカスタマイズ | ◎ | |
| 静的コンテンツのキャッシュ | ◎ | |
| 簡易Webサーバ機能 | 簡易WebサーバでのIPアドレス指定(バインド先アドレス設定機能) | ◎ |
| 簡易Webサーバへのアクセスの制御 | ◎ | |
| URIのデコード機能 | ◎ | |
| Webアプリケーションのバージョン設定機能 | ◎ | |
Webサーバ連携の機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。Webサーバ連携の機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「3. Webサーバ連携」を参照してください。
表9-3 Webサーバ連携の機能のベーシックモードでの使用可否
| Webサーバ連携の機能 | ベーシックモードでの使用可否 |
|---|---|
| Webサーバ(リダイレクタ)によるリクエストの振り分け | ◎ |
| 通信タイムアウト(Webサーバ連携) | ◎ |
| IPアドレスの指定(Webサーバ連携) | ◎ |
| エラーページのカスタマイズ(Webサーバ連携) | ◎ |
| ドメイン名指定でのトップページの表示 | ○ |
| Webコンテナへのゲートウェイ情報の通知 | ○ |
インプロセスHTTPサーバの機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。インプロセスHTTPサーバの機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「4. インプロセスHTTPサーバ」を参照してください。
表9-4 インプロセスHTTPサーバの機能のベーシックモードでの使用可否
| インプロセスHTTPサーバの機能 | ベーシックモードでの使用可否 |
|---|---|
| Webクライアントからの接続数の制御 | ◎ |
| リクエスト処理スレッド数の制御 | ◎ |
| Webクライアントからの同時接続数の制御によるリクエストの流量制御 | ◎ |
| 同時実行スレッド数の制御によるリクエストの流量制御 | ◎ |
| リダイレクトによるリクエストの振り分け | ◎ |
| Persistent ConnectionによるWebクライアントとの通信制御 | ◎ |
| 通信タイムアウト(インプロセスHTTPサーバ) | ◎ |
| IPアドレス指定(インプロセスHTTPサーバ) | ◎ |
| アクセスを許可するホストの制限によるアクセス制御 | ◎ |
| リクエストデータのサイズの制限によるアクセス制御 | ◎ |
| 有効なHTTPメソッドの制限によるアクセス制御 | ◎ |
| HTTPレスポンスを使用したWebクライアントへのレスポンスのカスタマイズ | ◎ |
| エラーページのカスタマイズ(インプロセスHTTPサーバ) | ◎ |
| Webコンテナへのゲートウェイ情報の通知 | ◎ |
| ログ・トレースの出力 | ◎ |
EJBコンテナの機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。EJBコンテナの機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「2. EJBコンテナ」を参照してください。
表9-5 EJBコンテナの機能のベーシックモードでの使用可否
| EJBコンテナの機能 | ベーシックモードでの使用可否 | |
|---|---|---|
| Enterprise Beanの実行 | ○ | |
| EJB仕様準拠のチェック | ○ | |
| CMPフィールドとデータ型のマッピング | ○ | |
| EJBコンテナのJNDI名前空間へのリファレンス登録 | ○ | |
| 外部リソースとの接続 | ○ | |
| Enterprise Beanでのトランザクション管理 | ○※ | |
| Entity Beanのキャッシュモデル(コミットオプション指定) | ○ | |
| Stateless Session Bean,Entity Beanのプールの管理 | ◎ | |
| Enterprise Beanへのアクセス制御 | ○ | |
| EJBコンテナでのタイムアウトの設定 | Stateful Session Beanのタイムアウト | ◎ |
| Entity BeanのEJBオブジェクトのタイムアウト | ◎ | |
| インスタンス取得待ちのタイムアウト | × | |
| RMI-IIOP通信のタイムアウト | ◎ | |
| Timer Serviceの機能 | × | |
| EJBのリモートインタフェースの呼び出し | ◎ | |
| EJBコンテナの通信ポートとIPアドレスの固定(TPBrokerのオプション) | ◎ | |
| インターセプタの使用 | × | |
| ジェネリクスの使用 | × | |
EJBクライアントの機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。EJBクライアントの機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「3. EJBクライアント」を参照してください。
表9-6 EJBクライアントの機能のベーシックモードでの使用可否
| EJBクライアントの機能 | ベーシックモードでの使用可否 |
|---|---|
| EJBクライアントアプリケーションの開始 | ◎ |
| Enterprise Beanの呼び出し | ◎ |
| EJBクライアントアプリケーションでのトランザクションの実装 | ◎ |
| EJBクライアントアプリケーションでのセキュリティの実装 | ◎ |
| RMI-IIOPスタブ,インタフェースの取得 | ◎ |
| EJBクライアントアプリケーションのシステムログ出力 | ◎ |
ネーミング管理の機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。ネーミング管理の機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「2. ネーミング管理」を参照してください。
表9-7 ネーミング管理の機能のベーシックモードでの使用可否
| ネーミング管理の機能 | ベーシックモードでの使用可否 |
|---|---|
| JNDI名前空間へのオブジェクトのバインドとルックアップ | ◎ |
| Enterprise BeanまたはJ2EEリソースへの別名付与(ユーザ指定名前空間機能) | ◎※ |
| ラウンドロビンポリシーによるCORBAネーミングサービスの検索 | ◎ |
| ネーミング管理機能でのキャッシング | ◎ |
| CORBAネーミングサービスの切り替え | ◎ |
| EJBホームオブジェクトリファレンスの再利用(EJBホームオブジェクトへの再接続機能) | × |
リソース接続とトランザクション管理の機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。なお,接続できるリソースやリソース接続で使用できる機能については,「9.3 ベーシックモードでのリソース接続」を参照してください。リソース接続とトランザクション管理の機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「3. リソース接続とトランザクション管理」を参照してください。
表9-8 リソース接続とトランザクション管理の機能のベーシックモードでの使用可否
| リソース接続とトランザクション管理の機能 | ベーシックモードでの使用可否 | |
|---|---|---|
| コネクションプーリング | ◎※1 | |
| コネクションプールのウォーミングアップ | × | |
| コネクションプール数調節機能 | × | |
| コネクションシェアリング・アソシエーション | コネクションシェアリング | ○ |
| コネクションアソシエーション | × | |
| ステートメントプーリング | × | |
| ライトトランザクション | × | |
| インプロセストランザクションサービス | × | |
| DataSourceオブジェクトのキャッシング | ◎ | |
| DB Connectorのコンテナ管理でのサインオンの最適化 | − | |
| コネクションの障害検知 | × | |
| コネクション枯渇時のコネクション取得待ち | × | |
| コネクションの取得リトライ | ◎※1 | |
| コネクションプールの情報表示 | ◎ | |
| コネクションプールのクリア | ◎ | |
| コネクションの自動クローズ | Webコンテナによるコネクション自動クローズ | × |
| EJBコンテナによるコネクション自動クローズ | ○ | |
| コネクションの強制クローズ | ○※2 | |
| コネクションスイーパ | ◎ | |
| トランザクションタイムアウトとステートメントキャンセル | ○※3 | |
| トランザクションリカバリ | × | |
| 障害調査用SQLの出力 | × | |
| オブジェクトの自動クローズ | ○ | |
| リソースアダプタのライフサイクル管理 | × | |
| リソースアダプタのワーク管理 | × | |
| メッセージインフロー | × | |
| 管理対象オブジェクトのルックアップ | × | |
| コネクション定義の複数指定 | × | |
| コネクションプールのクラスタ化(コネクションプールの一時停止・再開・状態表示) | × | |
| リソースへの接続テスト | ◎※4 | |
注※1 データソースを利用する場合に使用できます。詳細については,「9.3.3 データソースによるデータベースへの接続で使用できる機能」を参照してください。
注※2 コネクションの強制クローズについては,「9.3.3 データソースによるデータベースへの接続で使用できる機能」を参照してください。
注※3 トランザクションタイムアウトは使用できます。詳細については,「9.3.3 データソースによるデータベースへの接続で使用できる機能」を参照してください。
注※4 データソースおよびSMTPサーバを利用する場合に使用できます。詳細については,「9.3.4 リソースへの接続テスト」を参照してください。
TP1インバウンド連携機能は,ベーシックモードでは使用できません。
アプリケーションサーバで使用するJPAの機能は,ベーシックモードでは使用できません。
Cosminexus JPAプロバイダの機能は,ベーシックモードでは使用できません。
Cosminexus JMSプロバイダの機能は,ベーシックモードでは使用できません。
セキュリティ管理の機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。セキュリティ管理の機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「9. セキュリティ管理」を参照してください。
表9-9 セキュリティ管理の機能のベーシックモードでの使用可否
| セキュリティ管理の機能 | ベーシックモードでの使用可否 |
|---|---|
| SSL使用による認証情報とデータの暗号化 | ◎ |
| ロールに基づくWebコンテナのユーザ認証 | ◎ |
| SecurityManagerによるWebコンテナの実行時の保護 | ◎ |
| セキュリティアイデンティティを使用した認証 | △※ |
注※ サーブレット/JSPからEJBを呼び出す際に,web.xmlに指定した<run-as>タグの情報は使用されません。
アノテーションの機能は,ベーシックモードでは使用できません。
J2EEアプリケーションの形式とデプロイの機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。J2EEアプリケーションの形式とデプロイの機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「12. J2EEアプリケーションの形式とデプロイ」を参照してください。
表9-10 J2EEアプリケーションの形式とデプロイの機能のベーシックモードでの使用可否
| J2EEアプリケーションの形式とデプロイの機能 | ベーシックモードでの使用可否 |
|---|---|
| アーカイブ形式によるJ2EEアプリケーションのデプロイ | ○ |
| 展開ディレクトリ形式によるJ2EEアプリケーションのデプロイ | × |
| J2EEアプリケーションの入れ替え | ◎△※1 |
| J2EEアプリケーションのリデプロイ | ◎ |
| J2EEアプリケーションの更新検知とリロード | × |
| Webアプリケーションの更新検知とリロード | × |
| リソースアダプタを含むJ2EEアプリケーションの操作 | ○※2 |
注※1 機能差については,「(21) J2EEアプリケーションの運用機能」を参照してください。
注※2 リソースアダプタを含むJ2EEアプリケーションのインポートはできますが,J2EEアプリケーションの開始はできません。また,開始状態のJ2EEアプリケーションをインポートした場合,J2EEアプリケーションにリソースアダプタが含まれている場合は開始できません。
コンテナ拡張ライブラリの機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。コンテナ拡張ライブラリの機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「13. コンテナ拡張ライブラリ」を参照してください。
表9-11 コンテナ拡張ライブラリの機能のベーシックモードでの使用可否
| コンテナ拡張ライブラリの機能 | ベーシックモードでの使用可否 |
|---|---|
| コンテナ拡張ライブラリ | ◎ |
| サーバ起動・停止フック機能 | ◎ |
| スマートエージェント経由でのCORBAオブジェクトの呼び出し | ◎ |
バッチアプリケーション実行時に使用する機能は,ベーシックモードでは使用できません。
CTMによるEnterprise Beanのスケジューリング機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。CTMによるEnterprise Beanのスケジューリング機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編」の「3. CTMによるリクエストのスケジューリングと負荷分散」を参照してください。
表9-12 CTMによるEnterprise Beanのスケジューリング機能のベーシックモードでの使用可否
| CTMによるEnterprise Beanのスケジューリング機能 | ベーシックモードでの使用可否 |
|---|---|
| リクエストの流量制御 | ◎ |
| リクエストの優先制御 | ◎ |
| リクエストの同時実行数の動的変更 | ◎ |
| リクエストの閉塞制御 | ◎ |
| リクエストの負荷分散 | ◎ |
| リクエストのキューの滞留監視 | ◎ |
| CTMのゲートウェイ機能を利用したTPBroker/OTMクライアントとの接続 | ◎ |
そのほかの拡張機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。そのほかの拡張機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編」の「1.2.3 そのほかの拡張機能」を参照してください。
表9-13 そのほかの拡張機能のベーシックモードでの使用可否
| そのほかの拡張機能 | ベーシックモードでの使用可否 |
|---|---|
| バッチアプリケーションのスケジューリング | × |
| セッションフェイルオーバ機能(データベースセッションフェイルオーバ) | × |
| セッションフェイルオーバ機能(メモリセッションフェイルオーバ) | ◎ |
| 明示管理ヒープ機能を使用したフルガーベージコレクションの抑止 | ◎ |
| クライアント性能の測定と分析 | × |
| 統合ユーザ管理 | ◎ |
| ユーザログ出力 | ◎ |
| スレッド非同期並行処理 | × |
システムの日常運用を支援する機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。システムの日常運用を支援する機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「1.2.1 システムの日常運用を支援する機能」を参照してください。
表9-14 システムの日常運用を支援する機能のベーシックモードでの使用可否
| システムの日常運用を支援する機能 | ベーシックモードでの使用可否 |
|---|---|
| システムの起動・停止 | ◎△※ |
| 稼働情報の監視(稼働情報収集機能) | × |
| リソースの枯渇監視 | × |
| 運用管理コマンドによる稼働情報の出力 | ◎ |
| Managementイベントの通知とManagementアクションによる処理の自動実行 | × |
| CTMの稼働統計情報の収集 | ◎ |
注※ プロセスの依存関係とプロセスの再起動方法がJ2EEサーバモードの場合と異なります。詳細については,「9.5 プロセスの依存関係とプロセスの再起動方法」を参照してください。
システムの保守を支援する機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。システムの保守を支援する機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「1.2.2 システムの保守を支援する機能」を参照してください。
表9-15 システムの保守を支援する機能のベーシックモードでの使用可否
| システムの保守を支援する機能 | ベーシックモードでの使用可否 |
|---|---|
| コンソールログの出力 | ◎ |
J2EEアプリケーションの運用機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。J2EEアプリケーションの運用機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「1.2.3 J2EEアプリケーションの運用機能」を参照してください。
表9-16 J2EEアプリケーションの運用機能のベーシックモードでの使用可否
| J2EEアプリケーションの運用機能 | ベーシックモードでの使用可否 | |
|---|---|---|
| J2EEアプリケーションの実行時間の監視とキャンセル | × | |
| J2EEアプリケーションのサービスの閉塞 | ◎ | |
| J2EEアプリケーションの停止 | 通常停止 | ○ |
| 強制停止 | × | |
| J2EEアプリケーションの入れ替え | Webアプリケーションのサービスの部分閉塞による入れ替え | ○ |
| リデプロイによるJ2EEアプリケーションの入れ替え | ◎ | |
| リロードによるJ2EEアプリケーションの入れ替え | × | |
| J2EEアプリケーションのテスト機能 | × | |
| J2EEアプリケーションからのネットワークリソースへのアクセス | × | |
システムの監査を支援する機能は,ベーシックモードでは使用できません。
JP1連携による運用管理機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。JP1連携による運用管理機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「1.2.5 JP1連携による運用管理機能」を参照してください。
表9-17 JP1連携による運用管理機能のベーシックモードでの使用可否
| JP1連携による運用管理機能 | ベーシックモードでの使用可否 |
|---|---|
| JP1と連携したシステムの運用 | ○ |
| システムの構成定義および管理(JP1/IM - CMとの連携) | ○ |
| システムの集中監視(JP1/IMとの連携) | ○ |
| ジョブによるシステムの自動運転(JP1/AJSとの連携) | ○ |
| シナリオによるシステムの自動運転(JP1/AJS2 - SOとの連携) | ○ |
| 監査ログの収集および一元管理(JP1/NETM/Auditとの連携) | ○ |
クラスタソフトウェアとの連携による系切り替え機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。クラスタソフトウェアとの連携による系切り替え機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「1.2.6 クラスタソフトウェアとの連携による系切り替え機能」を参照してください。
表9-18 クラスタソフトウェアとの連携による系切り替え機能のベーシックモードでの使用可否
| クラスタソフトウェアとの連携による系切り替え機能 | ベーシックモードでの使用可否 | |
|---|---|---|
| 1:1系切り替えシステム | アプリケーションサーバの1:1系切り替えシステム | ○ |
| 運用管理サーバの1:1系切り替えシステム | ○ | |
| 相互系切り替えシステム | ○ | |
| N:1リカバリシステム | × | |
| ホスト単位管理モデルを対象にした系切り替えシステム | × | |
システムの保守のための機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。
表9-19 システムの保守のための機能のベーシックモードでの使用可否
| システムの保守のための機能 | ベーシックモードでの使用可否 | 参照先 |
|---|---|---|
| トラブルシューティング | ◎※1 | 2章,3章,4章,5章 |
| 性能解析トレースを使用したシステムの性能解析 | ◎※2 | 6章,7章 |
注※1 障害検知時コマンドは使用できません。
注※2 機能レイヤのうち,JTA,JCAコンテナおよびDB Connectorでは性能解析情報を出力しません。
日立固有のJavaVMの機能のベーシックモードでの使用可否を次の表に示します。
表9-20 日立固有のJavaVMの機能のベーシックモードでの使用可否
| 日立固有のJavaVMの機能 | ベーシックモードでの使用可否 | 参照先 |
|---|---|---|
| クラス別統計機能 | ◎ | 8.3 |
| インスタンス統計機能 | ◎ | 8.4 |
| STATICメンバ統計機能 | ◎ | 8.5 |
| 参照関係情報出力機能 | ◎ | 8.6 |
| 統計前のガーベージコレクション選択機能 | ◎ | 8.7 |
| Tenured領域内不要オブジェクト統計機能 | × | 8.8 |
| Tenured増加要因の基点オブジェクトリスト出力機能 | × | 8.9 |
| クラス別統計情報解析機能 | × | 8.10 |
| Survivor領域の年齢分布情報出力機能 | ◎ | 8.11 |
| ファイナライズ滞留解消機能 | ◎ | 8.12 |
| hndlwrap機能 | × | 8.13 |
| JITコンパイル時のCヒープ確保量の上限値設定機能 | ◎ | 8.14 |
| スレッド数の上限値設定機能 | ◎ | 8.15 |
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