Cosminexus アプリケーションサーバ V8 機能解説 保守/移行/互換編
HTTPセッションを更新するリクエスト処理のトレース取得ポイントと取得できるトレース情報について説明します。
イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。
表7-20 HTTPセッションを更新するリクエスト処理のトレース取得ポイントの詳細(データベースセッションフェイルオーバ機能)
| イベントID | 図中の番号※1 | トレース取得ポイント | レベル |
|---|---|---|---|
| 0x8200 | 1 | リクエスト取得・リクエストヘッダ解析完了直後(Webサーバ経由) | A/B |
| 0x8202 | 6 | サーブレット/JSP呼び出し直前 | A/B |
| 0x8203 | 6 | リクエストを受信したサーブレット/JSPの実行前に実行されるフィルタの呼び出し直前(web.xmlの<filter-mapping>タグの<dispatcher>タグを省略,または<dispatcher>タグで"REQUEST"を指定したフィルタ) | B |
| 0x8207 | 6 | 静的コンテンツ呼び出し直前(DefaultServlet) | B |
| 0x8211 | 1 | リクエスト取得・リクエストヘッダ解析完了直後(インプロセスHTTPサーバ経由) | A/B |
| 0x8219※2 | 8 | データベースセッションフェイルオーバ機能によるHTTPセッションの属性情報のシリアライズ開始直前 | A |
| 0x8220 | 4 | データベースセッションフェイルオーバ機能によるHTTPセッションの属性情報のデシリアライズ開始直前 | A |
| 0x8221 | 2 | データベースセッションフェイルオーバ機能によるWebアプリケーション処理前のデータベースアクセス開始直前 | A |
| 0x8222※2 | 10 | データベースセッションフェイルオーバ機能によるWebアプリケーション処理後のデータベースアクセス開始直前 | A |
| 0x8300 | 12 | リクエスト処理完了直後(Webサーバ経由) | A/B |
| 0x8302 | 7 | サーブレット/JSP処理完了直後 | A/B |
| 0x8303 | 7 | リクエストを受信したサーブレット/JSPの実行前に実行されるフィルタの処理完了直後(web.xmlの<filter-mapping>タグの<dispatcher>タグで"REQUEST"を指定したフィルタ) | B |
| 0x8307 | 7 | 静的コンテンツ処理完了直後(DefaultServlet) | B |
| 0x8311 | 12 | リクエスト処理完了直後(インプロセスHTTPサーバ経由) | A/B |
| 0x8316 | 7 | エラーページに転送される時に実行されるフィルタの処理完了直後(web.xmlの<filter-mapping>タグの<dispatcher>タグで"ERROR"を指定したフィルタ) | B |
| 0x8319※2 | 9 | データベースセッションフェイルオーバ機能によるHTTPセッションの属性情報のシリアライズ終了直後 | A |
| 0x8320 | 5 | データベースセッションフェイルオーバ機能によるHTTPセッションの属性情報のデシリアライズ終了直後 | A |
| 0x8321 | 3 | データベースセッションフェイルオーバ機能によるWebアプリケーション処理前のデータベースアクセス終了直後 | A |
| 0x8322※2 | 11 | データベースセッションフェイルオーバ機能によるWebアプリケーション処理後のデータベースアクセス終了直後 | A |
(凡例)A:標準 B:詳細 A/B:標準と詳細で異なる情報を取得
注※1 図7-16中の番号と対応しています。
注※2 HTTPセッションの参照専用リクエストの場合,出力されません。
トレース取得ポイントを次の図に示します。
図7-16 HTTPセッションを更新するリクエスト処理のトレース取得ポイント(データベースセッションフェイルオーバ機能)
取得できるトレース情報を次の表に示します。
表7-21 HTTPセッションを更新するリクエスト処理で取得できるトレース情報(データベースセッションフェイルオーバ機能)
| 図中の番号※ | イベントID | レベル | 取得できる情報 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| インタフェース名 | オペレーション名 | オプション | |||
| 1 | 0x8200 | A | HTTPメソッド | URI | − |
| B | <セッションID文字数:セッションID:取得方法> | ||||
| 0x8211 | A | HTTPメソッド | URI | − | |
| B | <セッションID文字数:セッションID:取得方法> | ||||
| 2 | 0x8221 | A | − | − | <セッションIDの文字数:リクエストで受信したセッションID> |
| 3 | 0x8321 | A |
|
− |
|
| 4 | 0x8220 | A | リクエストURL | デシリアライズ前のHTTPセッションの属性情報のサイズ(バイト) | <セッションID文字数:セッションID> |
| 5 | 0x8320 | A | リクエストURL | − |
|
| 6 | 0x8202 | A | クラス名 (JSP呼び出し時はJSPファイル名) |
− | − |
| B | コンテキストルート名 | <セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID> | |||
| 0x8207 | B | − | コンテキストルート名 | <セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID> | |
| 0x8203 | B | クラス名 | コンテキストルート名 | <セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID> | |
| 7 | 0x8302 | A | クラス名 (JSP呼び出し時はJSPファイル名) |
− |
|
| B | コンテキストルート名 |
|
|||
| 0x8307 | B | − | コンテキストルート名 |
|
|
| 0x8303 | B | クラス名 | コンテキストルート名 |
|
|
| 0x8316 | B | クラス名 | コンテキストルート名 |
|
|
| 8 | 0x8219 | A | リクエストURL | − | <セッションID文字数:セッションID> |
| 9 | 0x8319 | A | リクエストURL | シリアライズ後のHTTPセッションの属性情報のサイズ(バイト) |
|
| 10 | 0x8222 | A | − | − | <セッションIDの文字数:HTTPセッションのセッションID> |
| 11 | 0x8322 | A |
|
− |
|
| 12 | 0x8300 | A | HTTPメソッド | URI |
|
| B |
|
||||
| 0x8311 | A | HTTPメソッド | URI | <入り口時刻><ステータスコード> | |
| B | <入り口時刻><ステータスコード><セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID> | ||||
(凡例)A:標準 B:詳細 −:該当なし
注※ 図7-16中の番号と対応しています。
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