Cosminexus アプリケーションサーバ V8 機能解説 保守/移行/互換編

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

7.7.1 正常に処理が終了した場合のWebコンテナのトレース取得ポイント(フィルタのトレース)

<この項の構成>
(1) トレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル
(2) 取得できるトレース情報

(1) トレース取得ポイントPRFトレース取得レベル

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表7-14 正常終了時のWebコンテナでのトレース取得ポイントの詳細(フィルタのトレース)

イベントID 図中の番号 トレース取得ポイント レベル
0x8200 1 リクエスト取得・リクエストヘッダ解析完了直後(Webサーバ経由) A/B
0x8201 1 リクエスト取得時・リクエストヘッダ解析完了直後(簡易Webサーバ経由) A
0x8202 3 サーブレット/JSPの呼び出し直前 A/B
0x8202 6 サーブレット/JSPの呼び出し直前 A/B
0x8203 2 リクエストを受信したサーブレット/JSPの実行前に実行されるフィルタの呼び出し直前(web.xmlの<filter-mapping>タグの<dispatcher>タグを省略,または<dispatcher>タグで"REQUEST"を指定したフィルタ) B
0x8206 4 RequestDispatcher経由のサーブレット/JSP呼び出し直前 B
0x8207 6 静的コンテンツ呼び出し直前(DefaultServlet) B
0x8211 1 リクエスト取得時・リクエストヘッダ解析完了直後(インプロセスHTTPサーバ経由) A/B
0x8214 5 フォワード時に実行されるフィルタの呼び出し直前(web.xmlの<filter-mapping>タグの<dispatcher>タグで"FORWARD"を指定したフィルタ) B
0x8215 5 インクルード時に実行されるフィルタの呼び出し直前
(web.xmlの<filter-mapping>タグの<dispatcher>タグで"INCLUDE"を指定したフィルタ)
B
0x8300 12 リクエスト処理完了直後(Webサーバ経由) A/B
0x8301 12 リクエスト処理完了直後(簡易Webサーバ経由) A
0x8302 7 サーブレット/JSPの処理完了直後 A/B
0x8302 10 サーブレット/JSPの処理完了直後 A/B
0x8303 11 リクエストを受信したサーブレット/JSPの実行前に実行されるフィルタの処理完了直後(web.xmlの<filter-mapping>タグの<dispatcher>タグで"REQUEST"を指定したフィルタ) B
0x8306 9 RequestDispatcher経由のサーブレット/JSP処理完了直後 B
0x8307 7 静的コンテンツ処理完了直後(DefaultServlet) B
0x8311 12 リクエスト処理完了直後(インプロセスHTTPサーバ経由) A/B
0x8314 8 フォワード時に実行されるフィルタの処理完了直後(web.xmlの<filter-mapping>タグの<dispatcher>タグで"FORWARD"を指定したフィルタ) B
0x8315 8 インクルード時に実行されるフィルタの処理完了直後(web.xmlの<filter-mapping>タグの<dispatcher>タグで"INCLUDE"を指定したフィルタ) B

(凡例)A:標準 B:詳細 A/B:標準と詳細で異なる情報を取得

注※ 図7-13中の番号と対応しています。


フォワード時,またはインクルード時に呼び出されるフィルタを設定した場合のWebコンテナでのトレース取得ポイントを次の図に示します。

図7-13 正常終了時のWebコンテナでのトレース取得ポイント(フィルタのトレース)

[図データ]

(2) 取得できるトレース情報

フォワード時,またはインクルード時に呼び出されるフィルタを設定した場合のWebコンテナで取得できるトレース情報を次の表に示します。

表7-15 正常終了時のWebコンテナで取得できるトレース情報(フィルタのトレース)

図中の番号 イベントID レベル 取得できる情報
インタフェース名 オペレーション名 オプション
1 0x8200 A HTTPメソッド URI
B <セッションID文字数:セッションID:取得方法>
0x8201 A HTTPメソッド URI
0x8211 A HTTPメソッド URI
B <セッションID文字数:セッションID:取得方法>
2 0x8203 B クラス名 コンテキストルート名 <セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID>
3 0x8202 A クラス名(JSP呼び出しの場合はJSPファイル名)
B コンテキストルート名 <セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID>
4 0x8206 B クラス名 ディスパッチのタイプコンテキストルート名 <セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID>
5 0x8214 B クラス名 コンテキストルート名 <セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID>
0x8215 B クラス名 コンテキストルート名 <セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID>
6 0x8202 A クラス名(JSP呼び出しの場合はJSPファイル名)
B コンテキストルート名 <セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID>
0x8207 B コンテキストルート名 <セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID>
7 0x8302 A クラス名(JSP呼び出しの場合はJSPファイル名)
  • 正常時
    <入り口時刻>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名>
B コンテキストルート名
  • 正常時
    <入り口時刻><セッションID文字数:セッションID>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名:セッションID文字数:セッションID>
0x8307 B コンテキストルート名
  • 正常時
    <入り口時刻><セッションID文字数:セッションID>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名:セッションID文字数:セッションID>
8 0x8314 B クラス名 コンテキストルート名
  • 正常時
    <入り口時刻><セッションID文字数:セッションID>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名:セッションID文字数:セッションID>
0x8315 B クラス名 コンテキストルート名
  • 正常時
    <入り口時刻><セッションID文字数:セッションID>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名:セッションID文字数:セッションID>
9 0x8306 B クラス名 ディスパッチのタイプコンテキストルート名
  • 正常時
    <入り口時刻><セッションID文字数:セッションID>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名:セッションID文字数:セッションID>
10 0x8302 A クラス名(JSP呼び出しの場合はJSPファイル名)
  • 正常時
    <入り口時刻>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名>
B コンテキストルート名
  • 正常時
    <入り口時刻><セッションID文字数:セッションID>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名:セッションID文字数:セッションID>
11 0x8303 B クラス名 コンテキストルート名
  • 正常時
    <入り口時刻><セッションID文字数:セッションID>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><例外名:セッションID文字数:セッションID>
12 0x8300 A HTTPメソッド URI
  • 正常時
    <入り口時刻><ステータスコード>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><ステータスコード><例外名>
B
  • 正常時
    <入り口時刻><ステータスコード><セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><ステータスコード><例外名:セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID>
0x8301 A HTTPメソッド URI
  • 正常時
    <入り口時刻><ステータスコード>
  • 例外発生時
    <入り口時刻><ステータスコード><例外名>
0x8311 A HTTPメソッド URI <入り口時刻><ステータスコード>
B <入り口時刻><ステータスコード><セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID>

(凡例)A:標準 B:詳細 −:該当なし

注※ 図7-13中の番号と対応しています。