Cosminexus アプリケーションサーバ V8 アプリケーション開発ガイド
既存のWebサービスを使用したWebサービスクライアントの開発方法について説明します。なお,ここでは,Webサービス用のWebプロジェクトがすでに存在するものとして説明します。
既存のWebサービスを実装した既存のWebプロジェクトに,Webサービスクライアントの機能を実装してWebサービスクライアントを開発できます。既存のWebサービスを使用したWebサービスクライアントの開発の流れを,次の図に示します。
図12-6 既存のWebサービスを使用したWebサービスクライアントの開発の流れ
それぞれの作業の概要を次に示します。
以降,この流れに沿って既存のWebサービスを使用したWebサービスクライアントの開発の手順を説明します。
呼び出そうとしているWebサービスのメタ情報が記述されたWSDLファイルを取得します。またはWSDLファイルのURLが公開されている場合はそのURLを取得します。
取得したWSDLファイルを基に,Webサービスクライアントの開発や実行に必要なJavaソース(サービスクラス,SEI,およびJava Bean(スタブ))を生成します。Javaソースは,Eclipseを使って生成できます。Javaソースを生成する手順は,「12.4.1(4) Javaソースの生成」と同様ですが,[Web サービス・クライアント]ダイアログの[プロジェクト]には,ワークスペースのWebプロジェクト名を選択します。
また,次に示す操作や設定をした場合,[Web サービス・クライアント]ダイアログを表示すると,[Java ソース・フォルダー]が空欄となり,以降の操作ができなくなります。そのため,[Java ソース・フォルダー]には,プロジェクトルート以外を設定してください。
生成されたJavaソースを利用して,Webサービスクライアントを実装します。Webサービスクライアントの実装例については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ Webサービス開発の手引」の「3.6 Webサービスクライアントの実装」を参照してください。
作成したプロジェクトをデプロイして,デバッグします。
エンタープライズアプリケーションプロジェクトから作成されたJ2EEアプリケーションをJ2EEサーバにデプロイします。デプロイ方法については,「8.3.1 J2EEアプリケーションのデプロイ」を参照してください。
作成したJ2EEアプリケーションをデバッグします。デバッグ方法については,「8.5 J2EEアプリケーションのデバッグ」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2008, 2011, Hitachi, Ltd.