Cosminexus アプリケーションサーバ V8 アプリケーション開発ガイド

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8.1 J2EEアプリケーションのテストの流れ

作成したMyEclipseのプロジェクトをJ2EEサーバにデプロイして,J2EEアプリケーションをデバッグ環境で実行します。

J2EEアプリケーションのテストの流れは,次の図のとおりです。

図8-1 J2EEアプリケーションのテストの流れ図

[図データ]

それぞれの手順の概要を説明します。

  1. 組み込みデータベースの開始
    組み込みデータベースを使用する場合は,インスタントセットアップ機能が提供するショートカットを使用して組み込みデータベースを開始します。詳細は,「8.2 組み込みデータベースの開始および停止」を参照してください。
  2. J2EEサーバの開始
    J2EEサーバをデバッグモードで開始します。ただし,J2EEサーバを開始する前に,Management Serverリモート管理機能へログインしてください。
    なお,このマニュアルでは,デプロイまたはデバッグを実行する際にJ2EEサーバを自動で開始させます。詳細は,「8.7 J2EEサーバの開始および停止」を参照してください。
  3. デプロイ
    MyEclipseで作成したプロジェクトをJ2EEサーバにデプロイします。プロジェクトをJ2EEサーバにデプロイすると,J2EEサーバ上にJ2EEアプリケーションが作成されます。
    なお,このマニュアルで実施する手順では,デプロイと同時にJ2EEサーバが開始されます。このため,デプロイ前にManagement Serverリモート管理機能へログインしておく必要があります。詳細は,「8.3 J2EEアプリケーションのデプロイおよびアンデプロイ」を参照してください。
  4. J2EEアプリケーションの入れ替え
    J2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタに対してプロパティを設定した場合,J2EEアプリケーションを入れ替えます。なお,エンタープライズアプリケーションプロジェクトの内容に変更があった場合もJ2EEアプリケーションを入れ替えます。MyEclipseでは,プロジェクトを入れ替えることでJ2EEアプリケーションを入れ替えられます。詳細は,「8.4 プロジェクトの入れ替え」を参照してください。
  5. デバッグ
    作成したJ2EEアプリケーションをデバッグします。デバッグしたあとに,必要に応じてJ2EEアプリケーションを入れ替えてください。詳細は,「8.5 J2EEアプリケーションのデバッグ」を参照してください。
  6. J2EEアプリケーションのエクスポート
    MyEclipseで開発したJ2EEアプリケーションをEARファイルとしてエクスポートします。エクスポートにはMyEclipseを使用します。詳細は,「8.6 J2EEアプリケーションのエクスポート」を参照してください。

以降の節では,この流れに沿ってJ2EEアプリケーションのテストの手順を説明します。