同じJ2EEサーバ上にあるJ2EEアプリケーションを呼び出すEnterprise Beanを作成します。このとき,呼び出し先のJ2EEアプリケーションのRMI-IIOPインタフェースを,呼び出し元となるEJBプロジェクトをモジュールプロジェクトに含むエンタープライズアプリケーションプロジェクトに取得する必要があります。
RMI-IIOPインタフェースの取得からJ2EEアプリケーションの実行までの仕組みを次の図に示します。
図7-2 EJBプロジェクトでRMI-IIOPインタフェースを使用するときの仕組み
![[図データ]](FIGURE/ZU071200.GIF)
実行の流れを次に示します。
- RMI-IIOPインタフェースとRMI-IIOPスタブの取得
呼び出し先のJ2EEアプリケーション(J2EEアプリケーションA)のRMI-IIOPインタフェースおよびRMI-IIOPスタブを呼び出し元となるJ2EEアプリケーション(J2EEアプリケーションB)のエンタープライズアプリケーションプロジェクトに取得します。取得先は,エンタープライズアプリケーションプロジェクトのルートを指定します。
RMI-IIOPインタフェースの取得方法については,「7.5.1 Webアプリケーションから呼び出す場合」にある参考事項を参照してください。
- ビルドパスの設定
取得したRMI-IIOPインタフェースに,手動でビルドパスを設定します。ビルドパスを設定すると,EJBプロジェクトの開発でEnterprise Beanのクラスを参照できます。
EJBプロジェクトからビルドパスを設定する手順は,実行の流れを説明したあとにある参考事項を参照してください。
- デプロイ
RMI-IIOPインタフェースおよびRMI-IIOPスタブを取得したエンタープライズアプリケーションプロジェクトをJ2EEサーバにデプロイします。
- J2EEアプリケーションBの実行
Webブラウザを起動して,J2EEアプリケーションBを実行します。
- J2EEアプリケーションAの実行
J2EEアプリケーションBのEnterprise Beanによって,J2EEアプリケーションAのEnterprise Beanが実行されます。J2EEアプリケーションAのEnterprise Beanを実行するために,RMI-IIOPインタフェースおよびRMI-IIOPスタブが参照されます。
- 参考
- EJBプロジェクトからビルドパスを設定する手順
- EJBプロジェクトから,エンタープライズアプリケーションプロジェクトに取得したRMI-IIOPインタフェースへビルドパスを設定する手順は,次のとおりです。
- [MyEclipse Java エンタープライズ]パースペクティブの[パッケージ・エクスプローラー]ビューでEJBプロジェクトを選択して,コンテキストメニューから[ビルド・パス]−[外部アーカイブの追加]を選択します。
[JAR の選択]ダイアログが表示されます。
- [JAR の選択]ダイアログで,RMI-IIOPインタフェースを取得したエンタープライズアプリケーションプロジェクトを選択して,[開く]ボタンをクリックします。
選択したエンタープライズアプリケーションプロジェクトの中身が表示されます。
- 「<整数の連番>.jar」および「stubs.jar」を選択して,[開く]ボタンをクリックします。
手順1.で選択したEJBプロジェクトから「<整数の連番>.jar」および「stubs.jar」へのビルドパスが設定されます。
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