Cosminexus アプリケーションサーバ V8 アプリケーション開発ガイド

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2.5.1 Eclipseの設定

ここでは,Eclipse上でJDKの設定を確認する手順を示します。また,J2EEアプリケーションが持つローカル変数情報を出力する場合の設定手順を示します。

<この項の構成>
(1) JDKの確認
(2) ローカル変数情報の出力の設定

(1) JDKの確認

Eclipse上で開発するときに使用するJDKがDeveloperで提供されているJDKかどうかを確認します。確認手順を次に示します。

  1. Eclipseのメニューから[ウィンドウ]−[設定]を選択します。
    [設定]ダイアログが表示されます。
  2. 左ペインで[Java]−[インストール済みの JRE]を選択します。
    [インストール済みの JRE]ページが表示されます。

    [図データ]

  3. [インストール済みの JRE]がDeveloperで提供されているJDKかどうかを確認します。
    [ロケーション]に次のパスが表示されているかどうかを確認します。
    <Developerのインストールディレクトリ>\jdk
    • パスが表示されていない場合
      [追加]ボタンをクリックして,上記のパスを指定します。パスの指定後,[名前]のチェックボックスにチェックします。
    • パスが表示されている場合
      [名前]のチェックボックスにチェックしているかどうかを確認します。チェックしていない場合はチェックしてください。
      特に,複数のJDKがインストールされている場合,<Developerのインストールディレクトリ>\jdkにチェックしていないことがあります。チェックしていない場合は,チェックしてください。
  4. [OK]ボタンをクリックします。
    設定が保存されます。

(2) ローカル変数情報の出力の設定

Eclipseのコンパイラの設定によって,例外発生時にJ2EEアプリケーションが持つローカル変数の情報をスタックトレース上に出力できます。ローカル変数情報の出力については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行/互換編」の「5.10 JavaVMスタックトレース情報の内容」を参照してください。

ローカル変数情報を出力する場合のコンパイラの設定手順を次に示します。

  1. Eclipseのメニューから[ウィンドウ]−[設定]を選択します。
    [設定]ダイアログが表示されます。
  2. 左ペインで[Java]−[コンパイラー]を選択します。
    [コンパイラー]ページが表示されます。

    [図データ]

  3. 次の項目を指定します。
    項目名 指定値
    JDK 準拠 コンパイラー準拠レベル 「1.5」を選択します。
    クラス・ファイル生成 [生成されたクラス・ファイルに変数属性を追加(デバッガーによって使用される)]をチェックします。
    なお,それ以外の項目については,出力したい内容に合わせてチェックしてください。
    必要に応じて,次の項目を指定してください。
    項目名 指定値
    JDK 準拠 デフォルトの準拠設定の使用 コンパイラに使用する設定を指定します。
    • チェックする
      [コンパイラー準拠レベル]で指定したレベルに沿った設定が適用されます。
    • チェックしない
      次の項目を手動で指定します。
      [生成された.classファイルの互換性]
      [ソースの互換性]
      [「assert」と呼ばれる識別子を許可しない]
      [「enum」と呼ばれる識別子を許可しない]
  4. [適用]ボタンまたは[OK]ボタンをクリックします。
    設定が保存されます。

プロジェクト単位で設定を変更する場合は,Eclipseのメニューの[プロジェクト]−[プロパティ]−[Java コンパイラー]を選択することで,同様の設定ができます。