Cosminexus アプリケーションサーバ V8 アプリケーション開発ガイド
Windows 7またはWindows Vistaを使用している場合で,管理者特権で実行する必要がある操作について説明します。なお,ここではシステムドライブをCドライブとして説明します。
DeveloperやEclipseなどのプログラムを,C:\Program Files以下のディレクトリにインストールする場合,管理者特権でインストールする必要があります。インストール時に,Windows 7またはWindows Vistaの[UAC]ダイアログが表示される場合は,[UAC]ダイアログで管理者アカウントのパスワードを入力してください。
インスタントセットアップ機能は,必ず管理者特権で実行してください。管理者特権がないユーザは,インスタントセットアップ機能を起動できません。
管理者特権でインスタントセットアップ機能を実行する場合は,次に示すスタートメニューのショートカットを右クリックして,[管理者として実行]を選択してください。
開発環境インスタントセットアップ機能を実行する場合
MyEclipseセットアップ機能を実行する場合
アプリケーションサーバが提供するコマンドは,管理者特権で実行する必要があります。アプリケーションサーバが提供するコマンドは,「管理者:コマンドプロンプト」で実行してください。
「管理者:コマンドプロンプト」は,Windows 7またはWindows Vistaで提供されている機能を使用して起動してください。起動方法の例を次に示します。
アプリケーションサーバが提供する定義ファイルは,管理者特権で更新する必要があります。管理者特権のないユーザが定義ファイルを更新しても,C:\Program Files以下のディレクトリにある定義ファイルは更新されません。管理者特権のないユーザが更新したファイルは,次に示すディレクトリ以下に保存されます。
C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\VirtualStore
なお,アプリケーションサーバは管理者特権で起動されるため,管理者特権のないユーザが更新した定義ファイルの内容は無視されます。
EclipseまたはMyEclipseでの操作のうち,次に示す操作については,管理者特権が必要になります。
C:\Program Files以下のディレクトリまたはC:\windows以下のディレクトリに対する操作には管理者特権が必要です。これらの制限されたディレクトリに対して,管理者特権のないユーザがファイルをエクスポートしたり,Eclipseのワークスペースを保存したりすると,リダイレクション機能によって,操作対象のファイルはリダイレクトされ,次の場所に格納されます。
C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\VirtualStore\Program Files
Eclipse上からは,C:\Program Files以下に実ファイルがあるかのように,ファイルを読み込んだり書き込んだりできますが,エクスポートまたは保存したファイルの実体は上記の場所に格納されます。
管理者特権のないユーザが,MyEclipseでデプロイ作業ディレクトリとしてC:\Program Files以下のディレクトリを指定していると,J2EEアプリケーションのデプロイ時にエラーダイアログが表示されます。対処方法については,「2.6.2 デプロイ作業ディレクトリの設定変更」を参照してください。
スタートメニューのショートカットを使用して組み込みデータベースを開始および停止する場合は,管理者特権で実行する必要があります。
次に示すスタートメニューのショートカットを右クリックして,[管理者として実行]を選択してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2008, 2011, Hitachi, Ltd.