2.2.2 使用するSOAPモード

Cosminexus サービスプラットフォームでシステムを開発する前に,使用するSOAPモードを選択します。

ここでは,SOAPモードの種類と各モードのサポート範囲について説明します。

<この項の構成>
(1) SOAPモードの種類
(2) SOAPモードのサポート範囲
(3) 実行環境へのSOAPモードの設定

(1) SOAPモードの種類

SOAPモードの種類と,対応するWebサービス標準仕様および実行環境を示します。

(2) SOAPモードのサポート範囲

サービスアダプタ/受付の機能とSOAPモードの対応を次の表に示します。

表2-3 SOAPモードのサポート範囲(サービスアダプタ/受付の機能)

分類機能名SOAPモード
1.11.1/1.2併用
サービスアダプタWebサービスアダプタ
Session Beanアダプタ×
MDB(WS-R)アダプタ×
MDB(DBキュー)アダプタ
カスタムアダプタ
ビジネスプロセス
受付標準受付(Webサービス(SOAP1.1))
標準受付(Webサービス(SOAP1.2))×
標準受付(EJB)
MDB(WS-R)受付×
MDB(DBキュー)受付
ユーザ定義受付
(凡例)
○:サポートしています。
×:サポートしていません。

WSDL定義のスタイルとSOAPモードの対応を次の表に示します。

表2-4 SOAPモードのサポート範囲(WSDL定義のスタイル)

SOAPのバージョンWSDL定義のスタイルSOAPモード
1.11.1/1.2併用
SOAP1.1rpc/literal×
document/literal
SOAP1.2rpc/literal××
document/literal×
(凡例)
○:サポートしています。
×:サポートしていません。

(3) 実行環境へのSOAPモードの設定

選択したSOAPモードに応じて,システムのセットアップ時にJ2EEサーバのコンテナ拡張ライブラリの設定が必要になります。J2EEサーバのコンテナ拡張ライブラリの設定については,「3.1.2(4)(e) コンテナ拡張ライブラリの設定」を参照してください。