Cosminexus サービスプラットフォームのどの機能を使用し,どのような運用をしたいかによって,データベースとCosminexus RMの使用有無が異なります。使用する機能ごとに,データベースとCosminexus RMの使用有無を次の表に示します。
表2-2 使用したい機能ごとのデータベースとCosminexus RMの使用有無
使用したい機能 | データベース | Cosminexus RM | |
---|---|---|---|
同期受付を使用したい | × | × | |
非同期受付を使用したい | ○ | ○ | |
同期サービスアダプタを使用したい | × | × | |
非同期サービスアダプタを使用したい | ○ | ○ | |
ビジネスプロセスを使用したい | 永続化するビジネスプロセスを使用したい | ○ | ○ |
永続化しないビジネスプロセスを使用したい※1 | × | × | |
プロセスインスタンスの実行履歴を管理したい | ○ | ○ | |
電文の実行履歴を管理したい | ○ | × | |
DBアダプタを使用したい | ×※2 | × |
この表から,データベースとCosminexus RMの使用有無による構成形態は,次の三つのパターンがあることがわかります。
それぞれパターンによって,システム構築時の実行環境に関する設定内容などが異なります。各パターンでの実行環境の設定内容については,「2.3 実行環境に関する設定」を参照してください。
なお,データベースとCosminexus RMの使用有無の設定は,HCSCサーバセットアップ定義ファイルで定義します。また,データベースを使用しない場合はデータベースの設定が不要で,Cosminexus RMを使用しない場合はCosminexus RMの設定が不要です。