3.2.4 HCSCサーバをアンセットアップする

HCSCサーバをアンセットアップすると,セットアップされていた情報が解除されます。アンセットアップされたHCSCサーバが,ほかのHCSCサーバとクラスタを構成していた場合,クラスタから削除されます。

また,アンセットアップ時にアンセットアップ直前のリポジトリ情報がバックアップされます。バックアップされたリポジトリ情報は,必要に応じて開発環境にインポートできます。バックアップはrepository.zipのファイル名で次のディレクトリに格納されます。

<Cosminexusインストールディレクトリ>¥CSC¥spool¥manager¥unsetup_bk¥repository.zip

なお,HCSCサーバをアンセットアップした結果,リポジトリ内に構築されているHCSCサーバが存在しなくなった場合,サービス情報はすべて削除されます。

HCSCサーバのアンセットアップの前提条件,およびアンセットアップ方法について次に説明します。

<この項の構成>
(1) 前提条件
(2) アンセットアップ方法

(1) 前提条件

HCSCサーバをアンセットアップするには,次の条件を満たす必要があります。

(2) アンセットアップ方法

HCSCサーバをアンセットアップするには,運用環境でcscsvunsetupコマンドを実行します。

cscsvunsetupコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscsvunsetup(HCSCサーバのアンセットアップ)」を参照してください。

cscsvunsetupコマンドの実行形式を次に示します。

cscsvunsetup -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名>

注意
  • クラスタを構成するHCSCサーバのそれぞれの標準受付の種別が異なる場合,設定されている標準受付の種別が少ないHCSCサーバを先にアンセットアップしてください。
  • HCSCサーバがアンセットアップできなかった場合,エラーになった原因を取り除いたあと,再度アンセットアップしてください。
  • HCSCサーバをアンセットアップした結果,リポジトリ内に構築されているHCSCサーバが存在しなくなった場合,ビジネスプロセスおよびサービスアダプタと合わせてリポジトリ情報が削除されます。削除前のビジネスプロセスおよびサービスアダプタを継続して開発する場合は,バックアップファイル(repository.zip)をHCSC開発環境にインポートして開発を継続してください。
  • データベースを利用してアンセットアップする場合,運用環境のリポジトリが別であったとしても,複数のマシンで同時にcscsvsetupコマンド(HCSCサーバのセットアップ)やcscsvunsetupコマンド(HCSCサーバのアンセットアップ)を実行しないでください。