HCSC-Managerを使用するための設定を,HCSC-Managerの接続先となる実行環境のマシンで実施します。設定手順を次に示します。
実行環境のmserver.properties(Management Server環境設定ファイル)に,プロパティを追加します。mserver.propertiesの格納先とmserver.propertiesに追加するプロパティを次に示します。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥config¥mserver.properties
com.cosminexus.mngsvr.management.enabled=true
com.cosminexus.mngsvr.management.connector.enabled=true
com.cosminexus.mngsvr.management.port=28099※
実行環境のmserver.cfg(Management Server用オプション定義ファイル)に,プロパティを追加します。
mserver.cfgの格納先とmserver.cfgに追加するプロパティを次に示します。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥config¥mserver.cfg
web.add.class.path=<Oracle JDBC Thin DriverのJARファイル名(フルパス)>※ |
Oracleのバージョン | 該当するJARファイル |
---|---|
Oracle 10g | <Oracle Clientのインストールディレクトリ>/jdbc/lib/ojdbc14.jar |
Oracle 11g(JDK5) | <Oracle Clientのインストールディレクトリ>/jdbc/lib/ojdbc5.jar |
Oracle 11g(JDK6) | <Oracle Clientのインストールディレクトリ>/jdbc/lib/ojdbc6.jar |
add.library.path=<HiRDBインストールディレクトリ>¥CLIENT¥UTL |
add.library.path=<HiRDB運用ディレクトリ>/client/lib |
add.library.path=<HiRDBのインストールディレクトリ>¥utl |
add.library.path=<HiRDBのインストールディレクトリ>/client/lib |
web.add.class.path=<HiRDB Type4 JDBC DriverのJARファイル名(フルパス)>※ |
Management Server環境設定ファイルおよびManagement Server用オプション定義ファイルを設定したあとは,運用管理エージェントを起動する必要があります。すでに起動している場合は再起動してください。
運用管理エージェントの起動については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「7.7.1 運用管理エージェントの起動/停止と設定」を参照してください。
Management Server環境設定ファイルおよびManagement Server用オプション定義ファイルを設定したあとは,Management Serverを起動する必要があります。すでに起動している場合は再起動してください。
Management Serverの起動については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「7.7.2 Management Serverの起動/停止と設定」を参照してください。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥log¥下の最新のmngsvr[n].logファイルにKEOS27010-Iメッセージが22個出力されることを確認します。
なお,KEOS27010-Iメッセージの可変値のファイル名には,次に示すどれかが出力されます。