6.2.4 電文の実行履歴を表示する
(1) 基本情報だけを表示する
基本情報だけを表示する手順を次に示します。
- 実行履歴の情報を表示するHCSCサーバを決定します。
- csmlshistoryコマンドを実行して検索します。
-dオプションには「nml」を,-kオプションには「list」を指定します。
csmlshistory <HCSCサーバ名> -c <クライアント相関ID>※1 -m <メッセージ共通ID>※1 -i <サービスリクエストID>※1 -t <照会開始日時>,<照会終了日時>※1 -rs <サービスリクエスタからの入力サービス名>※1 -s <サービス名>※1 -jm <JMSメッセージID>※1 -jc <JMS相関識別子>※1 -l {new|all}※2 -d nml -r <表示レコード数> -k list -u <DBユーザID>※3 -p <DBパスワード>※3 |
- 注※1
- 一つ以上指定します。
- 注※2
- どちらか一つを指定します。
- 注※3
- HCSCサーバが停止している場合で,データベースの設定で認証が必要なときだけ指定します。
- (例)次の条件で,コマンドを入力して,電文の実行履歴を検索します。
- HCSCサーバ名:HCSC
- 照会開始日時:2006/08/29 08:00:00
- 照会終了日時:2006/08/29 12:00:00
- -lオプション:all(該当するすべての実行履歴情報を表示します)
- -dオプション:nml(基本情報だけを表示します)
- -kオプション:指定なし(-kオプションに「list」が仮定され,履歴情報の内容を表示します)
- コマンド
csmlshistory HCSC -t 20060829080000,20060829120000 -l all -d nml |
- 出力結果
![[図データ]](figure/zs061500.gif)
(2) 電文データ以外のすべての情報を表示する
電文データ以外のすべての情報を表示する手順を次に示します。
- 実行履歴の情報を表示するHCSCサーバを決定します。
- csmlshistoryコマンドを実行して検索します。
-dオプションには「ext」を,-kオプションには「list」を指定します。
csmlshistory <HCSCサーバ名> -c <クライアント相関ID>※1 -m <メッセージ共通ID>※1 -i <サービスリクエストID>※1 -t <照会開始日時>,<照会終了日時>※1 -rs <サービスリクエスタからの入力サービス名>※1 -s <サービス名>※1 -jm <JMSメッセージID>※1 -jc <JMS相関識別子>※1 -l {new|all}※2 -d ext -r <表示レコード数> -k list -u <DBユーザID>※3 -p <DBパスワード>※3 |
- 注※1
- 一つ以上指定します。
- 注※2
- どちらか一つを指定します。
- 注※3
- HCSCサーバが停止している場合で,データベースの設定で認証が必要なときだけ指定します。
- (例)次の条件で,コマンドを入力して,電文の実行履歴を検索します。
- HCSCサーバ名:HCSC
- 照会開始日時:2006/08/29 08:00:00
- 照会終了日時:2006/08/29 12:00:00
- -lオプション:all(該当するすべての実行履歴情報を表示します)
- -dオプション:ext(電文データ以外のすべての情報を表示します)
- -kオプション:指定なし(-kオプションに「list」が仮定され,履歴情報の内容を表示します)
- コマンド
csmlshistory HCSC -t 20060829080000,20060829120000 -l all -d ext |
- 出力結果
![[図データ]](figure/zs061600.gif)
(3) 電文データを含むすべての情報を表示する
電文データを含むすべての情報を表示する手順を次に示します。
- 実行履歴の情報を表示するHCSCサーバを決定します。
- csmlshistoryコマンドを実行して検索します。
-dオプションには「msg」を,-kオプションには「list」を指定します。
csmlshistory <HCSCサーバ名> -c <クライアント相関ID>※1 -m <メッセージ共通ID>※1 -i <サービスリクエストID>※1 -t <照会開始日時>,<照会終了日時>※1 -rs <サービスリクエスタからの入力サービス名>※1 -s <サービス名>※1 -jm <JMSメッセージID>※1 -jc <JMS相関識別子>※1 -l {new|all}※2 -d msg -ul <電文データ長> -r <表示レコード数> -k list -u <DBユーザID>※3 -p <DBパスワード>※3 |
- 注※1
- 一つ以上指定します。
- 注※2
- どちらか一つを指定します。
- 注※3
- HCSCサーバが停止している場合で,データベースの設定で認証が必要なときだけ指定します。
- 注意
- HCSCサーバランタイム定義ファイルで「historyrecord-data=OFF」を指定した場合は,電文データの実行履歴をデータベースに取得しません。電文データを表示する場合は,「historyrecord-data=ON」を指定してください。
- (例)次の条件で,コマンドを入力して,電文の実行履歴を検索します。
- HCSCサーバ名:HCSC
- 照会開始日時:2006/08/29 08:00:00
- 照会終了日時:2006/08/29 12:00:00
- -lオプション:all(該当するすべての実行履歴情報を表示します)
- -dオプション:msg(電文データを含むすべての情報を表示します)
- -kオプション:指定なし(-kオプションに「list」が仮定され,履歴情報の内容を表示します)
- コマンド
csmlshistory HCSC -t 20060829080000,20060829120000 -l all -d msg |
- 出力結果
![[図データ]](figure/zs061700.gif)
![[図データ]](figure/zs061800.gif)
(4) 履歴情報の件数を表示する
指定した検索条件を満たす履歴情報の件数を表示する手順を次に示します。
- 実行履歴の情報を表示するHCSCサーバを決定します。
- csmlshistoryコマンドを実行して検索します。
-kオプションには,「count」を指定します。
csmlshistory <HCSCサーバ名> -c <クライアント相関ID>※1 -m <メッセージ共通ID>※1 -i <サービスリクエストID>※1 -t <照会開始日時>,<照会終了日時>※1 -rs <サービスリクエスタからの入力サービス名>※1 -s <サービス名>※1 -jm <JMSメッセージID>※1 -jc <JMS相関識別子>※1 -l {new|all}※2 -k count -u <DBユーザID>※3 -p <DBパスワード>※3 |
- 注※1
- 一つ以上指定します。
- 注※2
- どちらか一つを指定します。
- 注※3
- HCSCサーバが停止している場合で,データベースの設定で認証が必要なときだけ指定します。
- (例)次の条件で,コマンドを入力して,電文の実行履歴を検索します。
- HCSCサーバ名:HCSC
- 照会開始日時:2006/08/29 08:00:00
- 照会終了日時:2006/08/29 12:00:00
- -lオプション:all(該当するすべての実行履歴情報を表示します)
- -kオプション:count(履歴情報の件数(エントリ数)を表示します)
- コマンド
csmlshistory HCSC -t 20060829080000,20060829120000 -l all -k count |
- 出力結果
![[図データ]](figure/zs061900.gif)