7.10.6 性能解析トレースの取得ポイントの表示

性能解析トレースの取得ポイントを表示します。イベントIDを指定してトレース取得ポイントを表示する場合と,Cosminexus サービスプラットフォームのすべてのトレース取得ポイントを表示する場合があります。

<この項の構成>
(1) 入力形式
(2) 出力形式

(1) 入力形式

メッセージトラッキングプロンプトでidコマンドを実行します。idコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscmsgtk(メッセージトラッキング機能の起動)」にあるトレース取得ポイント表示コマンドを参照してください。

イベントIDを指定してトレース取得ポイントを表示する場合
指定したイベントIDのトレース取得ポイントが表示されます。
実行形式を次に示します。

id <イベントID>

Cosminexus サービスプラットフォーム以外のイベントID,または存在しないイベントIDを指定した場合はエラーになります。
Cosminexus サービスプラットフォームのすべてのトレース取得ポイントを表示する場合
Cosminexus サービスプラットフォームのすべてのトレース取得ポイントが表示されます。
実行形式を次に示します。

id list

(2) 出力形式

出力形式を次に示します。

イベントIDを指定してトレース取得ポイントを表示した場合

機能レイヤ:トレース取得ポイント(対応するイベントID)

Cosminexus サービスプラットフォームのすべてのトレース取得ポイントを表示した場合

イベントID=機能レイヤ:トレース取得ポイント(対応するイベントID)

トレース取得ポイントの数分出力されます。

表示項目を次に説明します。

表示項目説明
イベントIDトレース取得ポイントを示すイベントIDを示します。
機能レイヤ性能解析トレースを出力する機能の層を示します。次のどれかが出力されます。
  • HCSC(MSG):メッセージング基盤
  • HCSC(BP):ビジネスプロセス基盤
  • HCSC(DT):データ変換基盤
  • HCSC(DBA):DBアダプタ
  • HCSC(FFA):ファイルアダプタ
  • HCSC(MQA):Message Queueアダプタ
  • HCSC(OAA):Object Accessアダプタ
  • HCSC(FTP):FTPアダプタ
  • HCSC(FOA):ファイル操作アダプタ
  • HCSC(FTR):FTP受付
  • HCSC(FTI):FTPインバウンドアダプタ
トレース取得ポイント各機能レイヤで性能解析トレースを出力するポイントを示します。
対応するイベントID取得ポイントに対応するイベントIDを示します。起点(入口)で取得されたトレースの場合は「-<対応するイベントID>」が,終点(出口)で取得されたトレースの場合は「<対応するイベントID>-」が出力されます。存在しない場合は出力されません。
(a) 出力例

出力例を次に示します。

イベントIDを指定してトレース取得ポイントを表示した場合
[図データ]
Cosminexus サービスプラットフォームのすべてのトレース取得ポイントを表示した場合
[図データ]