5.4.3 標準受付(同期受付(Webサービス))および標準受付(非同期受付(MDB(WS-R))のWebサーバのIPアドレスまたはホスト名を変更する場合

標準受付(同期受付(Webサービス))および標準受付(非同期受付(MDB(WS-R))のWebサーバのIPアドレスまたはホスト名を変更する場合は,次に示す定義ファイルの定義項目を確認してください。HCSCサーバ構成定義ファイルのプロパティの定義方法については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「HCSCサーバ構成定義ファイル」を参照してください。

表5-10 IPアドレスまたはホスト名の変更時に確認する定義項目

定義ファイル名定義項目
HCSCサーバ構成定義ファイルWebサーバのIPアドレスまたはホスト名

定義項目に定義された内容によって,IPアドレスまたはホスト名の変更方法は次のように異なります。

表5-11 IPアドレスまたはホスト名の変更方法

定義項目の定義内容変更方法
IPアドレスの変更ホスト名の変更
localhostマシンのIPアドレス・ホスト名のどちらを変更する場合も,定義ファイルの設定内容の変更は不要です。
ホスト名マシンのIPアドレスを変更する場合,hostsファイルまたはDNSを変更したあと,全プロセスを再起動することで変更できます。マシンのホスト名を変更する場合,HCSCサーバ構成定義ファイルの定義内容を変更し,cscsvsetupコマンド(HCSCサーバのセットアップ)を再度実行してください。
IPアドレスマシンのIPアドレスを変更する場合,HCSCサーバ構成定義ファイルの定義内容を変更し,cscsvsetupコマンド(HCSCサーバのセットアップ)を再度実行してください。
(凡例)
-:該当しません。

注※
cscsvsetupコマンド(HCSCサーバのセットアップ)は,HCSCサーバ,サービスアダプタ,ビジネスプロセス,およびユーザ定義受付がすべて停止した状態で実行してください。
注意
IPアドレスまたはホスト名を変更したあと,運用環境からリポジトリをエクスポートして開発環境にインポートすると,開発環境の画面は次の表示内容が変更されます。
  • サービスアダプタ定義画面
    サービス部品制御情報のアドレスに表示されるIPアドレスまたはホスト名
  • HCSCコンポーネント情報表示画面
    ホスト名またはIPアドレスと,[WSDL取得]ボタンをクリックした際に出力されるWSDLのエンドポイントURLのホスト名またはIPアドレス部分

次の図に,標準受付(同期受付(Webサービス))および標準受付(非同期受付(MDB(WS-R))のWebサーバのIPアドレスまたはホスト名を変更する場合の例を示します。

図5-6 標準受付(同期受付(Webサービス))および標準受付(非同期受付(MDB(WS-R))のWebサーバのIPアドレスまたはホスト名の変更

[図データ]