Cosminexus サービスプラットフォームでは,発生した障害のメッセージをJP1イベントとしてJP1に通知します。これによって,出力するエラーメッセージを収集し,JP1の統合コンソールで集中的に監視できます。
また,JP1側で特定のJP1イベント(エラーメッセージ)の受信を契機として,自動的にコマンドを実行して,障害の発生をシステム管理者へ通知する運用や,回復のためにコマンドを実行するなど,システム運用を自動化できます。
JP1の統合コンソールで監視するための設定については,「2.7 JP1連携機能を使用する場合の環境構築」を参照してください。メッセージマッピングファイル(JP1/IM連携用システムログメッセージマッピングファイル)については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「10.19 JP1/IM連携用システムログメッセージマッピングファイル」を参照してください。
JP1イベントの詳細情報は,JP1の統合コンソールから確認します。統合コンソールで詳細を表示したいJP1イベントを,ダブルクリックまたは右クリックから[イベント詳細表示]を選択すると,JP1イベントの詳細情報が表示されます。統合コンソールの表示方法については,次に示すマニュアルを参照してください。
統合コンソールとJP1イベントの詳細情報の表示例を次の図に示します。
図7-75 統合コンソールとJP1イベントの詳細情報の表示例
JP1での監視を推奨するプロセスを次の表に示します。
表7-58 JP1での監視を推奨するプロセス
監視推奨プロセス | プロセス名 | |
---|---|---|
Windowsの場合 | UNIXの場合 | |
Management Server | cjstartweb.exe | cjstartweb |
運用管理エージェント | adminagent.exe | adminagent |
また,データベースを使用している場合は,使用しているデータベースのプロセスもJP1の監視推奨プロセスとなります。それらのプロセス名については,各データベースのマニュアルを参照してください。
JP1によるプロセス監視については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム 機能解説」の「8.1.2 JP1によるプロセス監視」を参照してください。