ビジネスプロセスの各アクティビティのサービス部品の内容(サービス部品の呼び出し先,要求に対するユーザ電文の内容など)を確認したい場合は,電文の実行履歴を次のように利用します。
- アクティビティが定義されているビジネスプロセスが,どのHCSCサーバに配備されているか確認します。
- csmlshistoryコマンドに条件を指定して,電文の実行履歴を検索します。
次に示す条件を一つ以上指定します。
- 検索条件
- 開始日時および終了日時
一定期間の電文を確認する場合に指定します。
- クライアント相関ID
サービスリクエスタでクライアント相関IDを指定している場合に指定できます。
- サービスリクエスタで受け付けた入力サービス名
- 呼び出し先のサービス名
- JMSメッセージID(JMSヘッダのJMSMessageIDの値)
非同期のサービス部品の呼び出しの場合に指定できます。
- JMS相関識別子(JMSヘッダのJMSCorrelationIDの値)
非同期のサービス部品の呼び出しの場合に指定できます。
- メッセージ共通ID
- サービスリクエストID
- 表示項目
- 検索結果には基本情報以外の情報も表示されるように設定します。設定方法については,「6.2.4 電文の実行履歴を表示する」を参照してください。
- 検索結果から次の項目を確認して,目的のビジネスプロセスのアクティビティを特定します。
- HistoryDirection:実行履歴採取方向
実行履歴採取方向には,送信方向(ServiceRequestDirection)と応答方向(ServiceResponseDirection)があります。
- 目的のビジネスプロセスのアクティビティのサービス部品の内容を確認します。
検索結果の詳細については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「csmlshistory(電文の実行履歴情報の表示)」の表示形式を参照してください。