4.6 コンポーネント単位でのリポジトリの追加更新,および削除

コンポーネントインポート機能とは,複数の開発環境で開発したリポジトリ内のHCSCコンポーネントを運用環境のリポジトリに集約する機能です。

インポート対象のリポジトリZIPファイルに存在しないHCSCコンポーネントについて,標準のインポートでは運用環境のリポジトリから削除します。コンポーネントインポート機能を使用すると,運用環境のリポジトリから削除しないで,リポジトリZIPファイル内の特定のHCSCコンポーネントだけ追加・更新できます。

コンポーネントインポート機能で実行できる作業は次のとおりです。

作業名作業内容cscrepctlコマンドで指定するオプション
HCSCコンポーネントの追加運用環境のリポジトリにあるHCSCコンポーネントを残したまま,新しいHCSCコンポーネントを追加できます。-import
HCSCコンポーネントの更新運用環境のリポジトリにあるHCSCコンポーネントを置き換えられます。-import,-overwrite
HCSCコンポーネントの削除運用環境のリポジトリにあるHCSCコンポーネントを削除できます。-delete
<この節の構成>
4.6.1 コンポーネントインポート機能の前提条件
4.6.2 コンポーネント単位のリポジトリの追加・更新
4.6.3 コンポーネント単位のリポジトリの削除