3.4.5 HCSC本番環境簡易セットアップで使用する定義ファイル

HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用してセットアップする場合,テンプレートファイルを利用して定義ファイルを作成します。また,セットアップした情報を変更する場合,作成した定義ファイルを変更します。なお,テンプレートファイルは次のディレクトリに格納されています。

<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CSC¥config¥manager¥templates¥hsetup¥esb

HCSC本番環境簡易セットアップで使用する定義ファイルとテンプレートファイルの提供有無を次の表に示します。なお,この項では,定義ファイルを作成・変更するときに編集する項目,およびHCSC本番環境簡易セットアップでデフォルト値と異なる値が設定される項目について説明します。ここで説明する以外の項目および定義ファイルの詳細については,表の参照先に示すマニュアルを参照してください。

表3-27 HCSC本番環境簡易セットアップで使用する定義ファイルとテンプレートファイルの提供有無

項番ファイル名セットアップ時変更時テンプレートファイル参照先マニュアル参照個所
1Manager設定ファイル(manager.cfg)ありCosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)10.10
2運用管理エージェントプロパティファイル(adminagent.properties)あり10.2
3Management Server環境設定ファイル(mserver.properties)あり10.7
4クライアント共通設定プロパティファイル(cmxclient.properties)あり4.4
5クライアント側共通定義ファイル(mngsvrutilcl.properties)あり10.17
6snapshotログ一次送付対象定義ファイル(snapshotlog.conf)なし12.2
7snapshotログ二次送付対象定義ファイル(snapshotlog.2.conf)なし12.2
8サーバ定義ファイル(SOAP通信基盤)(c4websv.cfg)ありCosminexus アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引10.2
9共通定義ファイル(SOAP通信基盤)(c4webcom.cfg)あり10.4
10HCSC-Manager定義ファイル(cscmng.properties)ありCosminexus サービスプラットフォーム リファレンスHCSC-Manager定義ファイル
11HCSC-Managerコマンド共通定義ファイル(csccmd.properties)ありHCSC-Managerコマンド共通定義ファイル
12HCSCサーバ構成定義ファイル(cscsvsetup.xml)ありHCSCサーバ構成定義ファイル
13HCSCサーバセットアップ定義ファイル(cscsvsetup.properties)ありHCSCサーバセットアップ定義ファイル
14HCSCサーバランタイム定義ファイル(cscsvconfig.properties)ありHCSCサーバランタイム定義ファイル
15ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル(cscurcptnconfig_id.properties)ありユーザ定義受付ランタイム定義ファイル
16サービス情報変更定義ファイル(cscadpconfig.properties)ありサービス情報変更定義ファイル
17簡易構築定義ファイル(SOA.xml)ありCosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)4.6
18Hitachi Web Server定義ファイル(httpsd.conf)×なしHitachi Web Server特定個所に該当しません。
19cscsetupコマンド定義ファイル(cscsetup.properties)ありCosminexus サービスプラットフォーム リファレンスcscsetupコマンド定義ファイル
(凡例)
◎:必ず作成します。
○:必要に応じて作成および変更します。
△:作成する必要はありません。作成しても無視されます。
×:存在するとエラーになります。削除してください。
-:変更しないでください。
あり:テンプレートファイルを提供しています。
なし:テンプレートファイルを提供していません。
注※
変更する定義ファイルは,変更する情報によって次のように異なります。
・サービス情報:サービス情報変更定義ファイル(cscadpconfig.properties)
・ユーザ定義受付の定義情報:ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル(cscurcptnconfig_id.properties)
・サーバの定義情報:簡易構築定義ファイル(SOA.xml)

注意
ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル(cscurcptnconfig_id.properties)を除いて,定義ファイルのファイル名は変更しないでください。
<この項の構成>
(1) 定義ファイルの形式
(2) Manager設定ファイル
(3) 運用管理エージェントプロパティファイル
(4) Management Server環境設定ファイル
(5) クライアント共通設定プロパティファイル
(6) クライアント側共通定義ファイル
(7) snapshotログ一次送付対象定義ファイル
(8) snapshotログ二次送付対象定義ファイル
(9) サーバ定義ファイル(SOAP通信基盤)
(10) 共通定義ファイル(SOAP通信基盤)
(11) HCSC-Manager定義ファイル
(12) HCSC-Managerコマンド共通定義ファイル
(13) HCSCサーバ構成定義ファイル
(14) HCSCサーバセットアップ定義ファイル
(15) HCSCサーバランタイム定義ファイル
(16) ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル
(17) サービス情報変更定義ファイル
(18) 簡易構築定義ファイル
(19) Hitachi Web Server定義ファイル
(20) cscsetupコマンド定義ファイル

(1) 定義ファイルの形式

定義ファイルの形式を次に示します。

ファイル名
定義ファイルの名称を示します。
説明
定義ファイルの説明を示します。
ファイルの格納先
定義ファイルの格納先を示します。
編集する項目
定義ファイルを作成・変更するときに編集する項目を示します。
デフォルト値と異なる値が設定される項目
HCSC本番環境簡易セットアップを利用してセットアップした場合に,デフォルト値と異なる値が設定される項目を示します。
 

「編集する項目」および「デフォルト値と異なる値が設定される項目」の表の内容を次に示します。

カテゴリ
定義ファイルの項目をカテゴリ分けしています。
項目名
定義ファイルを作成・変更するときに編集する項目,およびHCSC本番環境簡易セットアップでデフォルト値と異なる値が設定される項目の名称を示します。
<param-name>に指定されているパラメタ
<param-name>タグに指定されているパラメタを示します。簡易構築定義ファイル(SOA.xml)にだけ該当します。
デフォルト値
定義ファイルのデフォルト値を示します。項目の値を省略した場合は,デフォルト値が仮定されます。
HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値
HCSC本番環境簡易セットアップを利用してセットアップした場合に,定義ファイルに設定される値を示します。
説明
項目の説明を示します。
<param-value>に指定する内容
<param-value>タグに指定する内容を示します。簡易構築定義ファイル(SOA.xml)にだけ該当します。

(2) Manager設定ファイル

ファイル名
manager.cfg
説明
Management Server,運用管理エージェント,それぞれで動作するコンポーネントやコマンドに共通な設定をします。
編集する項目
項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
com.cosminexus.manager.log.dir<Managerのインストールディレクトリ>¥logManagerのログ出力ディレクトリを指定します。
(凡例) -:ありません。
注※ セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
com.cosminexus.manager.log.compatibletruefalseManagerのログの上位互換性を指定します。

(3) 運用管理エージェントプロパティファイル

ファイル名
adminagent.properties
説明
運用管理エージェント本体に関する設定をします。
編集する項目
項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
adminagent.adapter.port2029520295運用管理エージェントが使用するポート番号を指定します。簡易構築定義ファイル(SOA.xml)の<host>下の<agent-port>の値と合わせる必要があります。
adminagent.snapshotlog.log_dir<manager.cfgのcom.cosminexus.manager.log.dirで指定したディレクトリ>¥snapshotsnapshotログの出力先ディレクトリを文字列で指定します。
adminagent.j2ee.watch.interval1010J2EEサーバの動作確認間隔を秒単位で指定します。
adminagent.hws.watch.interval1010Hitachi Web Serverの動作確認間隔を秒単位で指定します。
adminagent.j2ee.watch.retry_count11J2EEサーバの動作確認で,動作確認処理に失敗した場合にリトライする回数を指定します。
adminagent.hws.watch.retry_count11Hitachi Web Serverサーバの動作確認で,動作確認処理に失敗した場合にリトライする回数を指定します。
adminagent.j2ee.watch.start_time4545J2EEサーバの起動で,起動コマンドを実行してから動作確認を開始するまでの時間を秒単位で指定します。
adminagent.hws.watch.start_time00Hitachi Web Serverの起動で,起動コマンドを実行してから動作確認を開始するまでの時間を秒単位で指定します。
adminagent.j2ee.watch.timeout6060J2EEサーバの動作確認で,タイムアウトするまでの時間を秒単位で指定します。
adminagent.hws.watch.timeout6060Hitachi Web Serverの動作確認で,タイムアウトするまでの時間を秒単位で指定します。
(凡例) -:ありません。
注※ セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
adminagent.adapter.allowedHostslocalhostサーバへのアクセスを許可するホスト名またはIPアドレスを指定します。
adminagent.adapter.bind_hostlocalhost運用管理エージェントとの通信で使用するホスト名またはIPアドレスを指定します。
adminagent.hws.watch.methodHEADOPTIONSadminagent.hws.watch.levelで2を指定したときのHitachi Web Serverの動作確認用HTTPメソッドを指定します。
adminagent.snapshotlog.num_snapshots104一次資料として収集する,論理サーバごとのsnapshotログファイル数を指定します。
adminagent.snapshotlog.listfile.2.num_snapshots104二次資料として収集する,論理サーバごとのsnapshotログファイル数を指定します。
adminagent.j2ee.process.console_log.enabledfalsetrueJ2EEサーバのコンソール出力情報をコンソールログに出力するかどうかを指定します。
(凡例) -:ありません。

(4) Management Server環境設定ファイル

ファイル名
mserver.properties
説明
Management Serverが使用するポート番号の設定や,障害検知時コマンドの動作を設定します。
編集する項目
カテゴリ項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
Management Serverが使用するポート番号の設定webserver.connector.ajp13.port28009Management Server内部通信用ポート番号を指定します。
webserver.connector.http.port28080Management Server接続HTTPポート番号を指定します。クライアント共通設定プロパティファイル(cmxclient.properties)のcmx.connect.hostの値と,クライアント側共通定義ファイル(mngsvrutilcl.properties)のmngsvrutil.connect.hostの値と合わせる必要があります。
webserver.shutdown.port28005Management Server終了要求受信ポート番号を指定します。
webserver.connector.http.permitted.hosts未定義の場合:*
未設定の場合:localhost
*Management Serverへのアクセスを許可するホストおよび運用管理エージェント稼働ホストのIPアドレスまたはホスト名を指定します。
障害検知時コマンドの動作の設定com.cosminexus.mngsvr.management.port2809928099Management Serverリモート管理機能への外部接続ポート番号を指定します。
com.cosminexus.mngsvr.management.listen.port00Management Serverリモート管理機能への外部接続時に作成する,クライアント接続用のポート番号を指定します。
(凡例) -:ありません。
注※ セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
カテゴリ項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
障害検知時コマンドの動作の設定com.cosminexus.mngsvr.management.enabledfalsetrueManagement Serverリモート管理機能を有効にするかどうかを指定します。
com.cosminexus.mngsvr.management.connector.enabledfalsetrueManagement Serverリモート管理機能への外部接続を有効にするかどうかを指定します。
com.cosminexus.mngsvr.management.hostlocalhostManagement Serverリモート管理機能への外部接続のホスト固定を行う場合に,ホスト名,またはIPアドレスを指定します。
java.rmi.server.hostnamelocalhostManagement Serverリモート管理機能への外部接続のホスト固定を行う場合に,ホスト名,またはIPアドレスを指定します。
(凡例) -:ありません。

(5) クライアント共通設定プロパティファイル

ファイル名
cmxclient.properties
説明
Smart Composer機能で提供するコマンドの共通引数のデフォルト値を設定します。すべてのクライアントで共通のデフォルト値を設定する場合に使用します。
編集する項目
項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
cmx.apply_userSYSTEM,Administratorこのファイルを適用するクライアントのOSのユーザIDを指定します。
cmx.connect.hostlocalhost:28080共通引数の-mオプション省略時に仮定するホスト名,およびポート番号を指定します。Management Server環境設定ファイル(mserver.properties)のwebserver.connector.http.portの値と,クライアント側共通定義ファイル(mngsvrutilcl.properties)のmngsvrutil.connect.hostの値と合わせる必要があります。
(凡例) -:ありません。
注※ セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
cmx.connect.useridadmin共通引数の-uオプション省略時に仮定するユーザIDを指定します。
cmx.connect.passwdadmin共通引数の-pオプション省略時に仮定するパスワードを指定します。
cmx.verbosefalsetrue共通引数の-verboseオプションをデフォルトにする場合はtrueを,-noverboseオプションをデフォルトにする場合はfalseを指定します。
cmx.websystem.nameSOA次に示すコマンドの-sオプション省略時に,Webシステム名を設定します。
  • cmx_build_system
  • cmx_define_application
  • cmx_define_resource
  • cmx_delete_serverref
  • cmx_delete_system
  • cmx_deploy_application
  • cmx_deploy_resource
  • cmx_list_model
  • cmx_list_status
  • cmx_resume_lb
  • cmx_start_application
  • cmx_s
(凡例) -:ありません。

(6) クライアント側共通定義ファイル

ファイル名
mngsvrutilcl.properties
説明
mngsvrutilコマンドのオプションのデフォルト値を共通定義として設定します。
編集する項目
項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
mngsvrutil.apply_userSYSTEM,Administratormngsvrutilコマンドまたはアダプタコマンドを実行する時のOSユーザで,クライアント側共通定義ファイルを適用するユーザを指定します。
mngsvrutil.connect.hostlocalhost:28080mngsvrutilコマンドの-mオプションに指定するManagement Serverのホスト名,およびポート番号を指定します。Management Server環境設定ファイル(mserver.properties)のwebserver.connector.http.portの値と,クライアント共通設定プロパティファイル(cmxclient.properties)のcmx.connect.hostの値と合わせる必要があります。
(凡例) -:ありません。
注※ セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
mngsvrutil.connect.passwordadminmngsvrutilコマンドの-pオプションに指定するパスワードを指定します。
mngsvrutil.connect.useridadminmngsvrutilコマンドの-uオプションに指定するユーザIDを指定します。
mngsvrutil.target_nameJ2EEServermngsvrutilコマンドの-tオプションに指定する論理サーバ名またはホスト名を指定します。
(凡例) -:ありません。

(7) snapshotログ一次送付対象定義ファイル

ファイル名
snapshotlog.conf
説明
snapshotログとして収集する一次送付資料の対象ファイルを定義します。このファイルはテンプレートファイルを提供していません。
ファイルの格納先
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥config
編集する項目
カテゴリ項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
収集対象ディレクトリ%val%HCSC-Managerのログファイルの出力先を指定します。
cscmng.propertiesのcscmng.log.dirをカスタマイズした場合,次の二つの値を追加してください。カスタマイズしていない場合,ログファイルの出力先がすでに指定されているため,追加する必要はありません。
  • cscmng.log.dirの定義値に「/.+」を追加した値
  • cscmng.log.dirの定義値に「/mmap/.+」を追加した値
(設定例)
cscmng.log.dirがD:/Home/log/Manager/HCSCManagerの場合
  • D:/Home/log/Manager/HCSCManager/.+
  • D:/Home/log/Manager/HCSCManager/mmap/.+
(凡例) -:ありません。
注※ セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
なし

(8) snapshotログ二次送付対象定義ファイル

ファイル名
snapshotlog.2.conf
説明
snapshotログとして収集する二次送付資料の対象ファイルを定義します。このファイルはテンプレートファイルを提供していません。
ファイルの格納先
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥config
編集する項目
カテゴリ項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
収集対象ディレクトリ%val%HCSC-Managerのバックアップファイルの出力先を指定します。
cscmng.propertiesのcscmng.backup.dirをカスタマイズした場合,次の値を追加してください。カスタマイズしていない場合,バックアップファイルの出力先がすでに指定されているため,追加する必要はありません。
  • cscmng.backup.dirの定義値に「/.+」を追加した値
(設定例)
cscmng.backup.dirがD:/Home/log/Manager/HCSCManager/backupの場合
  • D:/Home/log/Manager/HCSCManager/backup/.+
%val%リポジトリの配置場所を指定します。
cscmng.propertiesのcscmng.repository.dirをカスタマイズした場合,次の三つの値を追加してください。カスタマイズしていない場合,リポジトリの配置場所がすでに指定されているため,追加する必要はありません。
  • cscmng.repository.dirの定義値に「/.+」を追加した値
  • cscmng.repository.dirの定義値に「/.+/.+」を追加した値
  • cscmng.repository.dirの定義値に「/.+/.+/.+」を追加した値
(設定例)
cscmng.repository.dirがD:/Home/work/Manager/HCSCManager/repositoryの場合
  • D:/Home/work/Manager/HCSCManager/repository/.+
  • D:/Home/work/Manager/HCSCManager/repository/.+/.+
  • D:/Home/work/Manager/HCSCManager/repository/.+/.+/.+
(凡例) -:ありません。
注※ セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
なし

(9) サーバ定義ファイル(SOAP通信基盤)

ファイル名
c4websv.cfg
説明
SOAP通信基盤のサーバ側の動作に必要となる情報を設定します。
編集する項目
なし
デフォルト値と異なる値が設定される項目
なし

(10) 共通定義ファイル(SOAP通信基盤)

ファイル名
c4webcom.cfg
説明
SOAP通信基盤のサーバおよびクライアント共通の動作に必要となる情報を設定します。
編集する項目
なし
デフォルト値と異なる値が設定される項目
カテゴリ項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
ログ設定c4web.logger.aplog_error_recordNONEALL異常発生時のアプリケーションログ出力の指定をします。

(11) HCSC-Manager定義ファイル

ファイル名
cscmng.properties
説明
HCSC-Managerの動作に必要となる情報を設定します。
編集する項目
カテゴリ項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
リポジトリ設定cscmng.repository.root<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CSC¥repositoryリポジトリのルートディレクトリを絶対パスで指定します。
ログ設定cscmng.log.dir<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CSC¥log¥managerログ出力先ディレクトリを絶対パスで指定します。
環境バックアップcscmng.envbackup.dirカレントディレクトリcscenvbackupコマンドで環境をバックアップする場合,環境バックアップファイルの出力先ディレクトリを指定します。
(凡例) -:ありません。
注※ セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
カテゴリ項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
HCSCサーバ運用設定cscmng.server.HCSC.systemWebServer,PRFHCSCシステムの管理下におく論理サーバを指定します。
(凡例) -:ありません。

(12) HCSC-Managerコマンド共通定義ファイル

ファイル名
csccmd.properties
説明
Cosminexus サービスプラットフォームで使用する各コマンドのオプションのデフォルト値を設定します。
編集する項目
なし
デフォルト値と異なる値が設定される項目
カテゴリ項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
コマンド共通定義csc.all.useradminすべてのコマンドに共通する引数のデフォルト値を指定します。
csc.all.passadmin
csccompoconfig共通定義csc.compoconfig.operationget
csc.compoconfig.cscHCSC
csccompodeploy共通定義csc.compodeploy.cscHCSC
csccompostart共通定義csc.compostart.cscHCSC
csccompostop共通定義csc.compostop.cscHCSC
csccompoundeploy共通定義csc.compoundeploy.cscHCSC
cscrcptnstart共通定義csc.rcptnstart.cscHCSC
cscrcptnstop共通定義csc.rcptnstop.cscHCSC
cscresinfo共通定義csc.resinfo.cscHCSC
cscstatus共通定義csc.status.cscHCSC
csc.status.typesystem
cscsvconfig共通定義csc.svconfig.operationget
csc.svconfig.cscHCSC
cscsvstart共通定義csc.svstart.cscHCSC
cscsvstop共通定義csc.svstop.cscHCSC
csc.svstop.force未設定
(凡例) -:ありません。

(13) HCSCサーバ構成定義ファイル

ファイル名
cscsvsetup.xml
説明
HCSCサーバの構成情報を設定します。
編集する項目
カテゴリ項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
cosminexus-managerの定義<port>Cosminexus-managerのポート番号</port>2809928099Cosminexus Managerのリモート管理機能への接続ポート番号を指定します。Management Server環境設定ファイル(mserver.properties)のcom.cosminexus.mngsvr.management.portの値と合わせる必要があります。
注※ セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
カテゴリ項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
clusterの定義<name>クラスタ名</name>Clusterクラスタ名を指定します。
cosminexus-managerの定義<name>Cosminexus-manager名</name>ManagerHCSC-ManagerがCosminexus Managerを認識するためのHCSC-Manager独自の識別名を指定します。
<ip-address>Cosminexus-managerのIPアドレス</ip-address>localhostCosminexus Management Serverが起動しているIPアドレスを指定します。
<id>Cosminexus-managerの管理ユーザID</id>adminCosminexus Management Serverの管理ユーザIDを指定します。
<password>Cosminexus Management Serverの管理ユーザパスワード</password>adminCosminexus Management Serverの管理ユーザパスワードを指定します。
csc-serverの定義<name>HCSCサーバ名</name>HCSCHCSCサーバ名を指定します。
<j2ee-server-name>HCSCサーバをセットアップするJ2EEサーバ名</j2ee-server-name>J2EEServerHCSCサーバをセットアップするJ2EEサーバ名を指定します。
<setup-properties>HCSCサーバセットアップ定義ファイル名</setup-properties>cscsvsetup.propertiesHCSCサーバセットアップ定義ファイル名を相対パス,または絶対パスで指定します。
soap-receptionの定義<ip-address>%WebサーバのIPアドレス</ip-address>localhostWebサーバが起動しているIPアドレスを指定します。
<port>%Webサーバのポート番号</port>80Webサーバの受付ポート番号を指定します。
<protocol>プロトコル種別</protocol>httpWebサーバの受付プロトコルを指定します。
(凡例) -:ありません。

(14) HCSCサーバセットアップ定義ファイル

ファイル名
cscsvsetup.properties
説明
HCSCサーバのセットアップ時に設定できる内容を設定します。
編集する項目
なし
デフォルト値と異なる値が設定される項目
カテゴリ項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
セットアップ構成関連db-useOFFHCSCサーバでデータベースを使用するかどうかを指定します。
rm-useOFFHCSCサーバでCosminexus RMを使用するかどうかを指定します。
標準受付関連request-ejbOFF標準の同期受付(SessionBean)を使用するかどうかを指定します。
request-soapON標準の同期受付(Webサービス)を使用するかどうかを指定します。
request-jmsOFF標準の非同期受付(MDB(WS-R))を使用するかどうかを指定します。
request-dbqOFF標準の非同期受付(MDB(DBキュー))を使用するかどうかを指定します。
ユーザ定義受付関連request-userdef-soapONユーザ定義受付を使用するかどうかを指定します。
(凡例) -:ありません。

(15) HCSCサーバランタイム定義ファイル

ファイル名
cscsvconfig.properties
説明
セットアップ後のHCSCサーバの定義情報をHCSC-Managerから設定します。
編集する項目
なし
デフォルト値と異なる値が設定される項目
カテゴリ項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
データ変換xmltelegram-namespace-complementONHCSCサーバ内を流れるXML電文に対して,XML電文内の属性値に指定された名前空間接頭辞に対応した名前空間宣言を補完するかどうかを指定します。
(凡例) -:ありません。

(16) ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル

ファイル名
cscurcptnconfig_id.properties
説明
ユーザ定義受付(Webサービス)の情報を設定します。
ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルを使用する際は,ファイル名を「cscurcptnconfig_<受付ID>.properties」に変更して実行してください。受付IDが「rcp1」の場合は,ファイル名を「cscurcptnconfig_rcp1.properties」に変更して実行してください。なお,変更するユーザ定義受付が複数存在する場合は,ユーザ定義受付単位に複数のファイルを作成してください。
編集する項目
項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
user-defined-reception-soap.threads.maximum1020ユーザ定義受付の最大同時実行数を指定します。
user-defined-reception-soap.exclusive.threads00ユーザ定義受付の占有スレッド数を指定します。
user-defined-reception-soap.queue-size819210ユーザ定義受付の実行待ちキューのサイズを指定します。
注※ チューニング時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
なし

(17) サービス情報変更定義ファイル

ファイル名
cscadpconfig.properties
説明
サービスアダプタのサービス情報の変更を設定します。
編集する項目
カテゴリ項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
Webサービス用サービスアダプタのサービス情報Cluster.<サービスID>.WebService.url※1サービスアダプタ開発時の値サービス部品の呼び出しに使用するURLを指定します。
Cluster.<サービスID>.WebService.c4web.application.socket_read_timeout※2300サービスアダプタのソケットの読み込みタイムアウト値を秒単位で指定します。
(凡例) -:ありません。
注※1 セットアップ時に編集する項目です。
注※2 チューニング時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
なし

(18) 簡易構築定義ファイル

ファイル名
SOA.xml
説明
Webシステムを定義します。
編集する項目
カテゴリ<param-name>に指定するパラメタデフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値<param-value>に指定する内容
サービスユニットの定義/Hitachi Web Serverの定義/論理サーバ共通のコンフィグレーション定義mstartup.force.watchtime6060論理サーバの強制停止監視時間を秒単位で指定します。
mstartup.restartcnt11論理サーバの自動再起動回数を指定します。
mstartup.retrywait6060論理サーバの自動再起動リトライ間隔を秒単位でを指定します。
mstartup.start.watchtime6060論理サーバの起動監視時間を秒単位でを指定します。
mstartup.watchtime6060論理サーバの停止監視時間を秒単位でを指定します。
サービスユニットの定義/Hitachi Web Serverの定義/Hitachi Web Serverのコンフィグレーション定義/Webサーバ用定義Listen※180リクエストを受け付けるIPアドレス,およびポート番号を指定します。
ThreadsPerChild※24050サーバとして起動するスレッド数を指定します。この定義は,Windowsの場合だけ指定してください。
サービスユニットの定義/Hitachi Web Serverの定義/Hitachi Web Serverのコンフィグレーション定義/Hitachi Web Server用リダイレクタ動作定義JkLogFileDir※1logsログファイルの出力先ディレクトリを指定します。Windowsの場合,パス区切り文字として「¥」を使用してください。スラッシュ(/)は指定できないため注意してください。
JkTraceLogFileDir※1logs保守用トレースログファイルの出力先ディレクトリを指定します。Windowsの場合,パス区切り文字として「¥」を使用してください。スラッシュ(/)は指定できないため注意してください。
サービスユニットの定義/Hitachi Web Serverの定義/Hitachi Web Serverのコンフィグレーション定義/ワーカ定義worker.default.cachesize※26440リダイレクタで再利用するワーカとのコネクション数を指定します。この定義は,Windowsの場合だけ指定してください。
worker.default.port※18007ワーカのポート番号を指定します。簡易構築定義ファイル(SOA.xml)のwebserver.connector.ajp13.portの値と合わせる必要があります。
worker.default.receive_timeout※236003600通信タイムアウト値を秒単位で指定します。
サービスユニットの定義/Hitachi Web Serverの定義/Hitachi Web Serverのコンフィグレーション定義/Hitachi Web Serverのログの出力定義CustomDivideFileNum※188分割したログファイルのファイル数を指定します。
HttpsdLogFileDir※1logsWebサーバの出力するログの出力先ディレクトリを指定します。Windowsの場合,パス区切り文字として「¥」を使用してください。スラッシュ(/)は指定できないため注意してください。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/論理サーバ共通のコンフィグレーション定義mstartup.force.watchtime60論理サーバの強制停止監視時間を秒単位で指定します。
mstartup.restartcnt1論理サーバの自動再起動回数を指定します。
mstartup.retrywait60論理サーバの自動再起動リトライ間隔を秒単位で指定します。
mstartup.start.watchtime600論理サーバの起動監視時間を秒単位で指定します。
mstartup.watchtime60論理サーバの停止監視時間を秒単位で指定します。
user.env.variable未設定サーバ起動時の環境変数を指定します。
JAVACOREDIR=%val%※1JavaVMのスレッドダンプの出力先を指定します。Windowsの場合,パス区切り文字として「¥」を使用してください。スラッシュ(/)は指定できないため注意してください。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.httpから始まるパラメタejbserver.http.port※180808080簡易Webサーバのポート番号を指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.managementから始まるパラメタejbserver.management.JVM.stats_monitor.FullGCCount.interval600600フルガーベージコレクション回数の監視でのしきい値監視間隔を秒単位で指定します。
ejbserver.management.JVM.stats_monitor.FullGCCount.threshold1010フルガーベージコレクション回数の監視でのしきい値となる回数を指定します。
ejbserver.management.statistics.interval6060稼働情報収集間隔を秒単位で指定します。
ejbserver.management.stats_file.dir※1<Cosminexusの作業ディレクトリ>¥ejb¥<サーバ名>¥stats稼働情報ファイルの出力先ディレクトリを指定します。Windowsの場合,パス区切り文字として「¥」を使用してください。スラッシュ(/)は指定できないため注意してください。
ejbserver.management.stats_file.num※178稼働情報ファイルの面数を指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.namingから始まるパラメタejbserver.naming.port※1900900J2EEサーバがネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスのポートを指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.rmiから始まるパラメタejbserver.rmi.naming.port※12315223152J2EEサーバが利用するRMIレジストリのポート番号を指定します。
ejbserver.rmi.remote.listener.port※100JMXクライアント(運用管理エージェント,JP1/Performance Management - Agent Option for uCosminexus Application Serverなど)による稼働情報取得時のリクエスト受付ポートを指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.watchから始まるパラメタejbserver.watch.defaultRequestQueue.threshold8080アラートメッセージを出力するしきい値を指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/vbrokerから始まるパラメタvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port※100J2EEサーバ単位で設定する通信ポートを指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/webserver.connectorから始まるパラメタwebserver.connector.ajp13.max_threads※21020Webコンテナがリクエストを処理する同時実行数を指定します。
webserver.connector.ajp13.port※180078007Webサーバとの通信に使用するポート番号を指定します。簡易構築定義ファイル(SOA.xml)のworker.default.portの値と合わせる必要があります。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/JavaVMオプション定義-Xms%val%※2256m1024mJavaヒープの初期サイズを指定します。
-Xmx%val%※2512m1024mJavaヒープの最大サイズを指定します。
XX:PermSize=%val%※2128m128mPermanent領域の初期サイズを指定します。
XX:MaxPermSize=%val%※2128m128mPermanent領域の最大サイズを指定します。
ejb.public.directory※1<Cosminexusの作業ディレクトリ>¥ejb¥<サーバ名>¥logsJ2EEサーバの作業ディレクトリを指定します。指定したディレクトリをJ2EEサーバの作業ディレクトリとしてJ2EEサーバを開始します。Windowsの場合,パス区切り文字として「¥」を使用してください。スラッシュ(/)は指定できないため注意してください。
ejb.server.log.directory※1<Cosminexus作業ディレクトリ>¥ejb¥<サーバ名>¥logsログファイルの出力先ディレクトリを指定します。Windowsの場合,パス区切り文字として「¥」を使用してください。スラッシュ(/)は指定できないため注意してください。
サービスユニットの定義/PRFの定義/論理サーバ共通のコンフィグレーション定義mstartup.force.watchtime60060論理サーバの強制停止監視時間を秒単位で指定します。
mstartup.restartcnt11論理サーバの自動再起動回数を指定します。
mstartup.retrywait00論理サーバの自動再起動リトライ間隔を秒単位で指定します。
mstartup.start.watchtime6060論理サーバの起動監視時間を秒単位で指定します。
mstartup.watchtime600600論理サーバの停止監視時間を秒単位で指定します。
サービスユニットの定義/PRFの定義/PRFのコンフィグレーション定義prfspool※1&{cosminexus.home}/PRF/spoolPRFトレース出力ディレクトリを指定します。Windowsの場合,パス区切り文字として「¥」を使用してください。スラッシュ(/)は指定できないため注意してください。
ホストの定義2029520295<host>下の<agent-port>※1※3に,Cosminexus運用管理エージェントのポート番号を指定します。運用管理エージェントプロパティファイル(adminagent.properties)のadminagent.adapter.portの値と合わせる必要があります。
(凡例) -:ありません。
注※1 セットアップ時に編集する項目です。
注※2 チューニング時に編集する項目です。
注※3 <param-value>ではなく,表に記載されているタグに指定します。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
カテゴリ<param-name>に指定されているパラメタデフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値<param-value>に指定する内容
Webシステムの定義SOA<web-system>下の<name>に,Webシステムを識別するための名称を指定します。
物理ティアの定義combined-tier<tier>下の<tier-type>に,物理ティアの種類を指定します。
サービスユニットの定義Unit<unit>下の<name>に,サービスユニットを識別するための名称を指定します。
localhost<unit>下の<host-ref>に,ホストの定義の<name-name>に指定したホスト名,構築済みのWebシステムで定義されているホスト名,または@myhostを指定します。
combined-tier<unit>下の<hosts-for>に,<host-ref>で指定したホストが属する物理ティアの種類を指定します。
サービスユニットの定義/Hitachi Web Serverの定義cmx_<Webシステム名>_<サービスユニット名>_<種別>_<通番>WebServer<define-server>下の<logical-server-name>に,論理サーバまたはクラスタを識別するための名称を指定します。
web-server<define-server>下の<logical-server-type>に,コンフィグレーションを定義する論理サーバの種類を指定します。
サービスユニットの定義/Hitachi Web Serverの定義/Hitachi Web Serverのコンフィグレーション定義/Webサーバ用定義KeepAliveTimeout153KeepAlive接続時の要求待ち時間を秒単位で指定します。
サービスユニットの定義/Hitachi Web Serverの定義/Hitachi Web Serverのコンフィグレーション定義/Hitachi Web Server用リダイレクタ動作定義JkMount/* [J2EEサーバ名](combined-tierとhttp-tierの場合)/* defaultHitachi Web Serverへのリクエストで,どのURLパターンがWebコンテナサーバに転送されるかを指定します。
サービスユニットの定義/Hitachi Web Serverの定義/Hitachi Web Serverのコンフィグレーション定義/ワーカ定義worker.default.typeajp13ワーカのタイプを指定します。
worker.default.hostlocalhostワーカのホスト名,またはIPアドレスを指定します。
worker.listdefaultワーカ名のリストを指定します。
サービスユニットの定義/Hitachi Web Serverの定義/Hitachi Web Serverのコンフィグレーション定義/Hitachi Web Serverのログの出力定義HttpsdErrorMethodDivWrapエラーログの出力方式を指定します。
HttpsdRequestMethodDivWrapリクエストログの出力方式を指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義cmx_<Webシステム名>_<サービスユニット名>_<種別>_<通番>J2EEServer<define-server>下の<logical-server-name>に,論理サーバまたはクラスタを識別するための名称を指定します。
j2ee-server<define-server>下の<logical-server-type>に,コンフィグレーションを定義する論理サーバの種類を指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/論理サーバ共通のコンフィグレーション定義mstartup.no80一括起動時のサーバの起動順序を整数で指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.extから始まるパラメタejbserver.ext.method_observation.interval10業務アプリケーション実行時間監視機能を使用するかどうかを指定します。また,動作中のリクエスト処理がタイムアウトしていないかを監視する時間間隔,タイムアウトしたリクエスト(メソッド)をキャンセルする時間間隔を秒単位で指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.managerから始まるパラメタejbserver.manager.agent.MEventAgent.enabledtruefalseManagementイベント発行機能を有効にするかどうかを指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.rmiから始まるパラメタejbserver.rmi.naming.hostlocalhostマルチホームドホスト環境で,J2EEサーバがサービスプロバイダとして使用するRMIレジストリのホスト名,またはIPアドレスを指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/ejbserver.serverから始まるパラメタejbserver.server.threaddump.filenum2564J2EEサーバが障害を検知して自発的にスレッドダンプを出力する場合の,スレッドダンプのファイル数の上限を指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/vbrokerから始まるパラメタvbroker.se.iiop_tp.hostlocalhost任意の値を指定して,J2EEサーバ単位でEJBコンテナのIPアドレスを固定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/ユーザプロパティ/webserver.connectorから始まるパラメタwebserver.connector.ajp13.bind_hostlocalhostWebサーバ連携で使用するIPアドレス,またはホスト名を指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/JavaVMオプション定義add.jvm.arg+-XX:%val%HitachiCommaVerboseGCに,拡張verbosegc情報の出力形式を指定します。
+-XX:%val%HitachiUseExplicitMemoryに,明示管理ヒープ機能の使用するかどうかを指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/JavaVMシステムプロパティejbserver.container.security.disabledfalsetrueEnterprise Beanのアクセス制御機能を有効にするかどうかを指定します。
ejbserver.ctm.enabledtruefalseCTM機能を使用するかどうかを指定します。
ejbserver.rmi.stateless.unique_id.enabledfalsetrueStateless Session Beanのremoveメソッドの呼び出しに対して,呼び出しを不要とするかどうかを指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/J2EEコンテナの拡張パラメタadd.class.path&lt;cosminexus.home&gt;¥c4web¥lib¥hitsaaj.jar通信基盤として,SOAP通信基盤を指定します。
サービスユニットの定義/J2EEサーバの定義/J2EEサーバのコンフィグレーション定義/SecurityManageruse.securitytruefalseJ2EEサーバの起動オプションにSecurityManagerを使用するかどうかを指定します。
サービスユニットの定義/PRFの定義cmx_<Webシステム名>_<サービスユニット名>_<種別>_<通番>PRF<define-server>下の<logical-server-name>に,論理サーバまたはクラスタを識別するための名称を指定します。
performance-tracer<define-server>下の<logical-server-type>に,コンフィグレーションを定義する論理サーバの種類を指定します。
サービスユニットの定義/PRFの定義/論理サーバ共通のコンフィグレーション定義mstartup.no00一括起動時のサーバの起動順序を指定します。
サービスユニットの定義/PRFの定義/PRFのコンフィグレーション定義PrfTraceLevelSTANDARD00030000パフォーマンストレーサのトレース取得レベルを指定します。
ホストの定義localhost<host>下の<host-name>に,ホストを識別するための名称またはIPアドレスを指定します。
<host-name>で指定した値localhost<host>下の<agent-host>に,Cosminexus運用管理エージェントのホスト名またはIPアドレスを指定します。
(凡例) -:ありません。
注※ <param-value>ではなく,表に記載されているタグに指定します。

(19) Hitachi Web Server定義ファイル

ファイル名
httpsd.conf
説明
Hitachi Web Serverの動作に必要となる情報を設定します。なお,HCSC本番環境簡易セットアップ機能でセットアップしたあと,Hitachi Web Serverを起動する前に,必要に応じてファイルを直接変更してください。
ファイルの格納先
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥httpsd¥servers¥HWS_WebServer¥conf
編集する項目
カテゴリ項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
Webサーバへの接続を許可するホスト<Location %val%>/特定のURLで示す場所へのリクエストについて,ディレクティブを定義する場合に指定します。
Order %val%deny,allowAllowディレクティブとDenyディレクティブの指定の評価の順序を指定します。
Deny from %val%allWebサーバへアクセスできるクライアントを制限する場合に指定します。
Allow from %val%localhostWebサーバへアクセスできるクライアントを制限する場合に指定します。
(凡例) -:ありません。
注※ セットアップ時に編集する項目です。

デフォルト値と異なる値が設定される項目
なし

(20) cscsetupコマンド定義ファイル

ファイル名
cscsetup.properties
説明
cscsetupコマンドの動作に必要となる情報を設定します。この定義ファイルは,UNIXの場合だけ有効になります。
編集する項目
項目名デフォルト値HCSC本番環境簡易セットアップで設定される値説明
owner※1※2スーパーユーザCosminexus Component Container管理者で設定するオーナーを指定します。
group※1※2スーパーユーザCosminexus Component Container管理者で設定するグループを指定します。
(凡例) -:ありません。
注※1 セットアップ時に編集する項目です。
注※2 ownerおよびgroupの値を指定しない場合は,次に示す情報でセットアップおよびアンセットアップを実行します。

表3-28 ownerおよびgroupの値を指定しない場合の設定値

OSファイルオーナーグループ名
Linuxrootroot
HP-UXrootsys
AIXrootsystem