2.3.1 HCSCサーバ構成定義ファイルを設定する

HCSCサーバの構成定義時に必要な情報は,HCSCサーバ構成定義ファイルに定義します。

<この項の構成>
(1) HCSCサーバ構成定義ファイルの作成
(2) 設定できる要素

(1) HCSCサーバ構成定義ファイルの作成

HCSCサーバの構成定義情報の設定は,XML形式のHCSCサーバ構成定義ファイルとして,次に示すディレクトリに格納されているサンプルファイルを利用して作成します。

<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CSC¥config¥manager¥templates¥cscsvsetup.xml

定義したファイルは,HCSCサーバのセットアップ時に使用します。HCSCサーバのセットアップについては「3.1.3 HCSCサーバをセットアップする」を参照してください。

このファイルには,ユーザIDやパスワードなどの情報が含まれるため,アクセス権を設定して管理する必要があります。

(2) 設定できる要素

HCSCサーバ構成定義ファイルに設定できる要素を次の表に示します。

表2-5 HCSCサーバ構成定義ファイルに設定できる要素(データベースとCosminexus RMの両方を使用する場合)

項番分類使用するタグ名要素
1clusterの定義※1nameクラスタ名
2type※1クラスタ種別(LBまたはHA)
3cosminexus-managerの定義nameCosminexus Manager名
4ip-address※2Cosminexus ManagerのIPアドレス
5port※2Cosminexus Managerのリモート管理機能への外部接続ポート番号
6idManagement Serverの管理ユーザID
7password※1Management Serverの管理ユーザパスワード
8csc-serverの定義nameHCSCサーバ名
9idHCSCサーバが使用するデータベースのユーザID
10passwordHCSCサーバが使用するデータベースのパスワード
11j2ee-server-nameHCSCサーバが使用するJ2EEサーバ名
12setup-propertiesHCSCサーバセットアップ定義ファイル名
13soap-receptionの定義※1ip-address※1※2WebサーバのIPアドレス
14port※2Webサーバのポート番号
15protocol※2プロトコル種別(httpまたはhttps)
16jms-receptionの定義※1※3ip-address※1※2WebサーバのIPアドレス
17port※2Webサーバのポート番号
18protocol※2プロトコル種別(httpまたはhttps)
19rm-service-context-root※2RMのサービスコンテキストルート
20rm-service-name※1※2RMのサービス名
21jms-physical-receptionの定義※1※4ip-address※1※2WebサーバのIPアドレス
22port※2Webサーバのポート番号
23protocol※2プロトコル種別(httpまたはhttps)
24rm-service-context-root※2RMのサービスコンテキストルート
25rm-service-name※1※2RMのサービス名
26ejb-receptionの定義※1ip-address※1※2NameServerのIPアドレス
27port※2NameServerのポート番号
注※1 省略できます。
注※2 2回目以降設定を変えて再セットアップすると,値が上書きされます。
注※3 クラスタ種別が「HA」の場合に設定します。クラスタ種別が「LB」の場合は,設定しても無視されます。
注※4 クラスタ種別が「LB」の場合に設定します。クラスタ種別が「HA」の場合は,設定しても無視されます。

HCSCサーバ構成定義ファイルの詳細については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「HCSCサーバ構成定義ファイル」を参照してください。