5.9.3 Helloサービスアダプタの変更

CustomFunctionサンプルプログラムでは,サービスアダプタを介してサービスを呼び出す際に英字データを大文字に変換します。このためには,Helloサービスアダプタの定義を変更して,データ変換を定義する必要があります。

Helloサービスアダプタの変更手順を次に示します。

  1. MyEclipseのメニューから[ウィンドウ]-[設定]を選択します。
    [設定]ダイアログが表示されます。
  2. 左ペインで[HCSC-Definer]-[データ変換]を選択します。
    データ変換定義画面の設定項目が表示されます。

    [図データ]

  3. [カスタムファンクション]タブをクリックします。
    [設定]ダイアログの[カスタムファンクション]タブが表示されます。

    [図データ]

  4. [参照]ボタンをクリックします。
    ファイルの選択画面が表示されます。
  5. 5.9.2(1) 変換ファンクション定義ファイルの作成」で作成した変換ファンクション定義ファイルを選択し,[OK]ボタンをクリックします。
    変換ファンクション定義ファイルが選択されます。

    [図データ]

  6. [OK]ボタンをクリックします。
    変換ファンクション定義ファイルが登録されます。
  7. [Helloサービスアダプタ]タブをクリックします。
    Helloサービスアダプタの開発で定義したサービスアダプタ定義(基本)画面が表示されます。

    [図データ]

  8. [要求電文]-[標準]の[使う]チェックボックスにチェックを入れ,[フォーマットID],[電文フォーマット],および[データ変換定義]に次の値を設定します。

    [図データ]

    項番項目設定値
    1フォーマットIDhello01
    2電文フォーマット<uCosminexus Service Architectのインストールディレクトリ>¥CSCTE¥Samples¥CustomFunctions¥CustomFunction¥Schema¥HelloService.xsd
    3データ変換定義TRANSFORM
  9. [編集]ボタンをクリックします。
    [ルート要素選択]ダイアログが表示されます。
  10. [変換元]および[変換先]のルート要素として,ドロップダウンリストから次を選択します。
    • [変換元]のスキーマ論理名「HelloService.xsd」のルート要素:hls:getHelloString
    • [変換先]のスキーマ論理名「cscformat1.xsd」のルート要素:hls:getHelloString

      [図データ]

  11. [OK]ボタンをクリックします。
    データ変換定義画面が表示されます。

    [図データ]

  12. データ変換定義画面のパレットで[custom]をクリックし,キャンバスの変換元と変換先の間にクリックして配置します。
  13. データ変換定義画面のパレットで[const]をクリックし,キャンバスの変換元と変換先の間にクリックして配置します。
  14. データ変換定義画面のパレットで[マッピング]をクリックします。
  15. マッピング元となる変換元ノードのノードアダプタをクリックします。
  16. マッピング先となる[custom]をクリックします。
    マッピング線が設定されます。
  17. 操作14.~操作16.と同様の操作で,[custom]から変換先ノードのノードアダプタにマッピング線を設定します。
  18. 操作14.~操作16.と同様の操作で,[const]から[custom]にマッピング線を設定します。

    [図データ]

  19. データ変換定義画面のパレットで[選択]をクリックします。
  20. データ変換定義画面で[const]をダブルクリックします。
    [定数]ダイアログが表示されます。
  21. [文字列]を選択して,「upper」を入力します。

    [図データ]

  22. [OK]ボタンをクリックします。
    [定数]ダイアログが閉じます。
  23. データ変換定義画面で[custom]をダブルクリックします。
    [カスタム]ダイアログが表示されます。
  24. [変換ファンクション選択]ボタンをクリックします。
    [変換ファンクション選択]ダイアログが表示されます。

    [図データ]

  25. 変換ファンクションのツリーから「changeCase(text,flag)」を選択し,[OK]ボタンをクリックします。
    [変換ファンクション選択]ダイアログが閉じ,[カスタム]ダイアログが再度表示されます。

    [図データ]

  26. [引数名]と[入力値]が次のように定義されていることを確認します。
    [引数名]と[入力値]の組み合わせが異なる場合は,[入力値を上へ]ボタンまたは[入力値を下へ]ボタンで正しい組み合わせにしてください。
    項番引数名入力値
    1text/hls:getHelloString/hls:InputString
    2flag'upper'
  27. [OK]ボタンをクリックします。
    [カスタム]ダイアログが閉じます。
  28. MyEclipseのメニューから[ファイル]-[保存]を選択します。
    これで,Helloサービスアダプタの変更が完了しました。
  29. 変更したサービスアダプタを検証およびパッケージングします。
    検証およびパッケージング方法については,「5.4.2 サービスアダプタの検証とパッケージング」を参照してください。
  30. 変更したサービスアダプタを配備定義します。
    配備定義方法については,「5.4.3 サービスアダプタの配備定義」を参照してください。