3.4.1 Eclipseの設定

ここでは,Eclipse上でJDKの設定を確認する手順を示します。また,J2EEアプリケーションが持つローカル変数情報を出力する場合の設定手順を示します。

<この項の構成>
(1) JDKの確認
(2) ローカル変数情報の出力の設定

(1) JDKの確認

Eclipse上で開発するときに使用するJDKがuCosminexus Service Architectで提供されているJDKかどうかを確認します。確認手順を次に示します。

  1. MyEclipseのメニューから[ウィンドウ]-[設定]を選択します。
    [設定]ダイアログが表示されます。
  2. 左ペインで[Java]-[インストール済みのJRE]を選択します。
    右ペインに[インストール済みのJRE]ページが表示されます。

    [図データ]

  3. [インストール済みのJRE]がuCosminexus Service Architectで提供されているJDKかどうかを確認します。
    [ロケーション]に次のパスが表示されているかどうかを確認します。

    <uCosminexus Service Architectのインストールディレクトリ>¥jdk

    パスが表示されていない場合
    [追加]ボタンをクリックして,上記のパスを指定します。パスの指定後,[名前]にチェックを入れます。
    パスが表示されている場合
    [名前]にチェックが入っているかどうかを確認します。チェックが入っていない場合はチェックを入れてください。
    特に,複数のJDKがインストールされている場合,<uCosminexus Service Architectのインストールディレクトリ>¥jdkにチェックが入っていないことがあります。チェックが入っていない場合は,チェックを入れてください。
  4. [OK]ボタンをクリックします。
    設定が保存されます。

(2) ローカル変数情報の出力の設定

Eclipseのコンパイラの設定によって,例外発生時にJ2EEアプリケーションが持つローカル変数の情報をスタックトレースに出力できます。

ローカル変数情報をスタックトレースに出力する場合のコンパイラの設定手順を次に示します。

  1. MyEclipseのメニューから[ウィンドウ]-[設定]を選択します。
    [設定]ダイアログが表示されます。
  2. 左ペインで[Java]-[コンパイラー]を選択します。
    [コンパイラー]ページが表示されます。

    [図データ]

  3. 次の項目を指定します。
    項目名指定値
    JDK準拠コンパイラー準拠レベル「1.5」を選択します。
    クラス・ファイル生成[生成されたクラス・ファイルに変数属性を追加(デバッガーによって使用される)]にチェックを入れます。
    なお,それ以外の項目については,出力したい内容に合わせてチェックを入れてください。
    必要に応じて,次の項目を指定してください。
    項目名指定値
    JDK準拠デフォルトの準拠設定の使用コンパイラに使用する設定を指定します。
    • チェックを入れる
      [コンパイラー準拠レベル]で指定したレベルに沿った設定が適用されます。
    • チェックを入れない
      次の項目を手動で指定します。
      [生成された.classファイルの互換性]
      [ソースの互換性]
      [「assert」と呼ばれる識別子を許可しない]
      [「enum」と呼ばれる識別子を許可しない]
  4. [適用]ボタンまたは[OK]ボタンをクリックします。
    設定が保存されます。