5.6.1 在庫管理サービスアダプタの定義

在庫管理サービス用WSDL(InventoryManagementService.wsdl)を使用して在庫管理サービスアダプタを定義します。在庫管理サービスアダプタを定義するときに設定する値を次の表に示します。

表5-5 在庫管理サービスアダプタを定義するときに設定する値

項目名設定する値説明
サービス部品の種別Webサービス呼び出すサービス部品の種別に合わせて設定したサービスアダプタの種別です。このサンプルプログラムのサービス部品は,Webサービスのためサービスアダプタの種別もWebサービスを設定します。
サービス名在庫管理アダプタの名称を指定します。
WSDLファイルInventoryManagementService.wsdlWSDLには,Webサービスがどのような機能を持ち,それを利用するためにはどのような要求をすればよいのか,などを記述する方法が定義されています。在庫管理サービスアダプタは,在庫管理サービス用WSDL(InventoryManagementService.wsdl)を使用して作成します。
Portの指定InventoryManager在庫管理サービスアダプタのポートを指定します。
サービスIDInvAdp在庫管理サービスアダプタのIDを指定します。
クライアント定義ファイルc4webcl.properties
(次の内容が設定されています。「c4web.logger.log_file_prefix=InventoryManagementService」)
クライアント定義ファイルは,クライアント側の動作を制御するファイルで,「c4webcl.properties 」というファイル名称で利用者が作成します。
このサンプルプログラムでは,トレースファイル,およびアプリケーションログのプレフィクスとして,「InventoryManagementService」を設定する,クライアント定義ファイルが用意されています。
各ファイルの格納場所については,「付録A.3 商品手配サンプルプログラムの構成」を参照してください。

 

在庫管理サービスアダプタの追加と定義手順を次に示します。

  1. ツリービューの[サービス定義一覧]を選択し,右クリックして,[サービスアダプタ追加]を選択します。
    追加するサービスアダプタから利用するサービス種別を設定するダイアログが表示されます。
  2. ドロップダウンリストから「Webサービス」を選択して,[次へ]ボタンをクリックします。
    サービスアダプタの追加に必要な情報を入力するダイアログが表示されます。
  3. サービス名に「在庫管理」を,WSDLファイルには「InventoryManagementService.wsdl」を入力して,[次へ]ボタンをクリックします。

    [図データ]

    ポートを指定するダイアログが表示されます。
  4. ドロップダウンリストでポート「InventoryManager」を選択して,[終了]ボタンをクリックします。

    [図データ]

    アダプタ「在庫管理サービスアダプタ」が作成され,サービスアダプタ定義画面が表示されます。
  5. サービスアダプタ定義(基本)画面で,サービスIDを「InvAdp」に変更します。

    [図データ]

  6. サービスアダプタ定義(詳細)画面で,[参照]ボタンをクリックして,クライアント定義ファイル「c4webcl.properties」を指定します。
    商品手配サンプルプログラムでは,次の場所にあります。
    <uCosminexus Service Architectのインストールディレクトリ>¥CSCTE¥Samples¥商品手配¥Service¥InventoryManagementService¥c4webcl.properties
  7. メニューから[ファイル]-[保存]を選択します。