5.4 サービスアダプタの定義

サービスリクエスタからサービスアダプタを呼び出すHelloServiceAdapterサンプルプログラムを使って,サービスアダプタを定義してみましょう。

サービスアダプタは,呼び出すサービス部品に合わせて定義します。HelloServiceAdapterサンプルプログラムでサービスアダプタを定義するときに設定する値を次の表に示します。

表5-1 HelloServiceAdapterサンプルプログラムでサービスアダプタを定義するときに設定する値

項目名設定する値説明
サービス部品の種別Webサービス呼び出すサービス部品の種別に合わせてサービスアダプタの種別を指定します。このサンプルプログラムのサービス部品の種別はWebサービスであるため,「Webサービス」と指定します。
サービス名Helloサービスアダプタ定義するサービスアダプタの名称を指定します。
WSDLファイルHelloService.wsdl使用するWSDLファイルを指定します。
Helloサービスアダプタでは,「HelloService.wsdl(Helloサービス用WSDL)」を使用します。
Portの指定HelloHelloサービスアダプタのポートを指定します。
サービスIDHelAdpHelloサービスアダプタのIDを指定します。
クライアント定義ファイルc4webcl.propertiesクライアント定義ファイルを指定します。
クライアント定義ファイルは,クライアント側の動作を制御するファイルです。ファイル名は「c4webcl.properties」で固定です。
このサンプルプログラムのクライアント定義ファイルには,次の内容が設定されています。

c4web.logger.log_file_prefix=HelloService

これは,トレースファイル,およびアプリケーションログのプレフィクスとして「HelloService」を設定するという処理です。
各ファイルの格納場所については,「付録A.1 HelloServiceAdapterサンプルプログラムの構成」を参照してください。

<この節の構成>
5.4.1 サービスアダプタの作成
5.4.2 サービスアダプタの検証とパッケージング
5.4.3 サービスアダプタの配備定義