FTP受付定義ファイル
形式
[urecp-ftp.resource-adapter=受付処理が使用するFTPインバウンドアダプタの表示名] |
機能
FTP受付をセットアップしたあとに設定変更できる内容を設定します。FTP受付開始時に,FTP受付定義ファイルに設定した内容が有効になります。
なお,FTP受付に対してFTP受付定義ファイルが設定されていない場合,FTP受付定義ファイルで設定できるすべてのプロパティに,デフォルト値が仮定されます。この場合,FTP受付のデプロイ時,およびFTP受付の起動時にKDEC00410-Wメッセージを出力します。
FTP受付定義ファイルは「cscurecpftp.properties」というファイル名で作成します。「cscurecpftp.properties」以外のファイル名で作成した場合,そのファイルは無視されます。
ファイルの格納先
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CSC¥config¥ftprecp¥templates¥cscurecpftp.properties
設定できるプロパティ
urecp-ftp.resource-adapter=受付処理が使用するFTPインバウンドアダプタの表示名 ~<半角英数字とアンダーライン(_)>((0-240文字))<<Connector属性ファイルのdisplay-nameタグの設定値>>
受付処理が使用する,FTPインバウンドアダプタの表示名を指定します。大文字と小文字は区別されます。このプロパティは省略できます。
ここでは,Connector属性ファイルのdisplay-nameタグの設定値を指定してください。
このプロパティを省略,またはこのプロパティに値を指定しなかった場合,運用コマンドおよびコマンド制御(MBean)実行時に,値のチェック処理を実行しません。
urecp-ftp.pooled-instance.minimum=カスタム受付フレームワークのプール内のインスタンスの最小数 ~<数字>((0-2147483647))<<0>>
カスタム受付フレームワークのプール内のインスタンスの最小数を指定します。なお,受付処理のプール内のインスタンスの最小数は固定値です。このプロパティで変更することはできません。
urecp-ftp.pooled-instance.maximumプロパティの値(受付処理およびカスタム受付フレームワークのプール内のインスタンスの最大数)以下の値を指定してください。
このプロパティを省略,またはこのプロパティに値を指定しなかった場合,運用コマンドおよびコマンド制御(MBean)実行時に,値のチェック処理を実行しません。また,コマンド制御(MBean)実行時に,FTP受付のカスタムアダプタ用のアプリケーション統合属性ファイルの対象となる要素に値を適用しません。
urecp-ftp.pooled-instance.maximum=受付処理およびカスタム受付フレームワークのプール内のインスタンスの最大数 ~<数字>((0-2147483647))<<0>>
受付処理およびカスタム受付フレームワークのプール内のインスタンスの最大数を指定します。
urecp-ftp.pooled-instance.minimumプロパティの値(カスタム受付フレームワークのプール内インスタンスの最小数)以上の値を指定してください。
0(無制限)を指定すると受付処理およびカスタム受付フレームワークのプール内のインスタンスは無制限になります。0(無制限)を指定した場合,受付処理のプール内のインスタンスの最大数には,1が設定されます。
このプロパティを省略,またはこのプロパティに値を指定しなかった場合,運用コマンドおよびコマンド制御(MBean)実行時に,値のチェック処理を実行しません。また,コマンド制御(MBean)実行時に,FTP受付のアプリケーション統合属性ファイルの対象となる要素に値を適用しません。
urecp-ftp.ejb-transaction-timeout=受付処理およびカスタム受付フレームワークのEJBトランザクションタイムアウト時間 ~<数字>((0-2147483647))<<0>>
受付処理およびカスタム受付フレームワークのEJBトランザクションタイムアウト時間を秒単位で指定します。0を指定した場合,J2EEサーバに設定されたデフォルトのタイムアウト値で動作します。
このプロパティを省略,またはこのプロパティに値を指定しなかった場合,運用コマンドおよびコマンド制御(MBean)実行時に,値のチェック処理を実行しません。また,コマンド制御(MBean)実行時に,FTP受付のカスタムアダプタ用のアプリケーション統合属性ファイルの対象要素に値を適用しません。
urecp-ftp.work-dir.auto-delete={true|false} ~<<true>>
FTP受付が作業フォルダを自動的に削除するかどうかを指定します。
記述例
記述例を次に示します。
urecp-ftp.resource-adapter=FTP_Inbound_Adapter |
注意事項
FTP受付定義ファイルの内容が不正な場合,FTP受付のデプロイ時にエラーとなります。