HCSCサーバランタイム定義ファイル
形式
[historyrecord={ON|OFF}] |
機能
セットアップ後のHCSCサーバの定義情報をHCSC-Managerから設定します。
ファイルの格納先
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CSC¥config¥manager¥templates¥cscsvconfig.properties
設定できるプロパティ
(1)実行履歴管理
historyrecord={ON|OFF} ~<<OFF>>
電文の実行履歴を採取するかどうかを指定します。HCSCサーバセットアップ定義ファイルのdb-useプロパティでOFFを指定した場合に,このプロパティでONを指定するとエラーになります。
historyrecord-data={ON|OFF} ~<<OFF>>
電文の実行履歴の電文データ(ユーザ電文)を採取するかどうかを指定します。historyrecordプロパティでONを指定した場合だけ有効になります。
historyrecord-binarylength={FULL|電文データの長さ} ~<英大文字または数字>((0-2147483639))<<0>>
採取する電文データ(ユーザ電文)の長さを指定します。historyrecordプロパティおよびhistoryrecord-dataプロパティでONを指定した場合だけ有効になります。
(2)ログトレース
methodtrace-filepath=メソッドトレース出力先パス ~<文字列(2バイト文字含む)および空白><<<Cosminexusログ出力ディレクトリ>¥csc¥maintenance>>
メッセージング基盤,およびビジネスプロセス基盤のメソッドトレースの出力先パスを絶対パスで指定します。ディレクトリ区切りは「/」または「¥¥」を使用します。存在しないディレクトリを指定した場合は,省略値が使用されます。省略値はCosminexusの設定値に依存します。
requesttrace-filepath=リクエストトレース出力先パス ~<文字列(2バイト文字含む)および空白><<<Cosminexusログ出力ディレクトリ>¥csc>>
リクエストトレースの出力先パスを絶対パスで指定します。ディレクトリ区切りは「/」または「¥¥」を使用します。存在しないディレクトリを指定した場合は,省略値が使用されます。省略値はCosminexusの設定値に依存します。
telegramtrace-filepath=ユーザ電文トレース出力先パス ~<文字列(2バイト文字含む)および空白><<<Cosminexusログ出力ディレクトリ>¥csc>>
ユーザ電文トレースの出力先パスを絶対パスで指定します。ディレクトリ区切りは「/」または「¥¥」を使用します。存在しないディレクトリを指定した場合は,省略値が使用されます。省略値はCosminexusの設定値に依存します。
methodtrace-filenum=メソッドトレース面数 ~<数字>((1-16))<<8>>
メソッドトレースの最大面数を指定します。
requesttrace-filenum=リクエストトレース面数 ~<数字>((1-16))<<4>>
リクエストトレースの最大面数を指定します。
telegramtrace-filenum=ユーザ電文トレース面数 ~<数字>((1-16))<<4>>
ユーザ電文トレースの最大面数を指定します。
methodtrace-filesize=メソッドトレースファイルサイズ ~<数字>((4096-2147483647))<<2097152>>
メソッドトレースファイルの1面当たりの最大サイズをバイト単位で指定します。
requesttrace-filesize=リクエストトレースファイルサイズ ~<数字>((4096-2147483647))<<2097152>>
リクエストトレースファイルの1面当たりの最大サイズをバイト単位で指定します。
telegramtrace-filesize=ユーザ電文トレースファイルサイズ ~<数字>((4096-2147483647))<<2097152>>
ユーザ電文トレースファイルの1面当たりの最大サイズをバイト単位で指定します。
methodtrace-level={1|2|3|4|5} ~<<3>>
メソッドトレースの出力レベルを指定します。出力情報と出力レベルを次の表に示します。
出力情報 | 出力レベル | ||||
---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
エラー情報(例外発生原因) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
標準受付メソッドの入口/出口情報(クラス名,メソッド名,引数,戻り値)※ | ×※ | ○※ | ○※ | ○※ | ○※ |
外部(BPなど)のインターフェースの入口/出口情報(クラス名,メソッド名,引数,戻り値) | × | × | ○ | ○ | ○ |
コンポーネント内インターフェースの入口/出口情報(クラス名,メソッド名,引数,戻り値) | × | × | × | ○ | ○ |
デバッグ情報(処理の分岐などの情報) | × | × | × | × | ○ |
requesttrace={ON|OFF} ~<<ON>>
リクエストトレースを採取するかどうかを指定します。
telegramtrace={ON|OFF} ~<<OFF>>
ユーザ電文トレースを採取するかどうかを指定します。
bptrace-level={0|10|20|30} ~<<10>>
ビジネスプロセス基盤のメソッドトレースの出力レベルを指定します。
bptrace-filenum=BPトレースの面数 ~<数字>((1-16))<<16>>
ビジネスプロセス基盤のメソッドトレースの面数を指定します。
bptrace-filesize=BPトレースのサイズ ~<数字>((4096-2147483647))<<2097152>>
ビジネスプロセス基盤のメソッドトレースのサイズをバイト単位で指定します。
(3)データベース情報
dab-bufsize=DABrokerからの受信データのバッファ長 ~<数字>((10-16000))
HCSCサーバのオフライン時,データベースに格納されている電文の実行履歴情報を表示する場合に,Cosminexus DABroker Libraryからの受信データを格納するためのバッファ長をキロバイト単位で指定します。HCSCサーバセットアップ定義ファイルのjdbc-typeプロパティにDBPSVを指定した場合にだけ有効になります。
次の場合は,表示データ長に10を加えた値を指定します。
次の場合は,このプロパティに16000を指定し,さらにjdbc-longvarbinaryプロパティにLOCATORを指定します。
次の場合は,このプロパティの指定を省略できます。省略時は,DABrokerの省略時の動作に依存します(Driver.connectメソッドに指定するBUF_SIZEの値)。
jdbc-bufsize=JDBCで取り扱うバッファ長 ~<数字>((16-512))
HCSCサーバのオフライン時に,データベースに格納されている電文の実行履歴情報を表示するときのJDBCで取り扱うバッファ長をメガバイト単位で指定します。実行履歴情報を表示する際の電文データ長オプションで0(上限値なし)を指定している場合は,採取データ長に合わせて指定します。HCSCサーバセットアップ定義ファイルのjdbc-typeプロパティにDBPSVを指定し,かつdbc-longvarbinaryプロパティでLOCATORを指定した場合にだけ,有効になります。
次の場合は,このプロパティの指定を省略できます。省略時は,DABrokerの省略時の動作に依存します(Driver.connectメソッドに指定するROW_SIZEの値)。
jdbc-longvarbinary={REAL|LOCATOR} ~<<REAL>>
HCSCサーバのオフライン時に,データベースに格納されている電文の実行履歴情報を表示するときに指定します。HCSCサーバセットアップ定義ファイルのjdbc-typeプロパティにDBPSVまたはHIRDB-TYPE4を指定した場合にだけ,有効になります。
jdbc-longvarbinary-access-size=HiRDBに一度に要求するデータの長さ ~<数字>((0-2097151))
HCSCサーバのオフライン時,データベースに格納されている電文の実行履歴情報を表示する場合に,HiRDBに一度に要求するデータの長さをキロバイト単位で指定します。jdbc-typeプロパティにHIRDB-TYPE4を指定し,jdbc-longvarbinaryプロパティにLOCATORを指定した場合にだけ,有効になります。省略時は,HiRDB Type4 JDBC Driverの省略時の動作に依存します(DriverManager#getConnectionメソッドに指定するHiRDB_for_Java_LONGVARBINARY_ACCESS_SIZEの値)。
指定するデータの長さは,データベースに格納されている電文の実行履歴情報で,表示するユーザ電文の長さに応じて指定します。ユーザ電文は,次に示すデータ長でデータを分割して取得できます。
jdbc-longvarbinary-access-sizeプロパティで指定した値×1024(単位:バイト)
0を指定した場合は,データ全体を一度に要求します。ただし,定義長とメモリの設定によってメモリ不足が発生するおそれがあるため,注意する必要があります。
jdbc-maxbinarysize=取得するデータの最大長 ~<数字>((1-2147483647))<<64000>>
HCSCサーバのオフライン時,データベースに格納されている電文の実行履歴情報を表示する場合に,取得するデータの最大長をバイト単位で指定します。jdbc-typeプロパティにHIRDB-TYPE4を指定し,jdbc-longvarbinaryプロパティにREALを指定した場合にだけ,有効になります。
取得するデータの最大長は,電文の実行履歴で採取するユーザ電文の長さ(historyrecord-binarylengthプロパティで指定)に応じて指定します。なお,取得対象のデータがjdbc-maxbinarysizeプロパティで指定した値より大きい場合は,指定した値までのデータしか取得できません。
jdbc-longvarbinary-truncerror={TRUE|FALSE}
HCSCサーバのオフライン時,データベースに格納されている電文の実行履歴情報を表示する場合に,取得対象のデータが取得データの最大長を超えてしまい,すべてのデータを取得できないとき,エラーにするかどうかを指定できます。jdbc-typeプロパティにHIRDB-TYPE4を指定した場合にだけ,有効になります。省略時は,HiRDB Type4 JDBC Driverの省略時の動作に依存します(DriverManager#getConnectionメソッドに指定するHiRDB_for_Java_LONGVARBINARY_TRUNCERRORの値)。
(4)標準受付関連
request-ejb.instance.minimum=標準の同期受付(SessionBean)のインスタンス最小数 ~<数字>((0,または1-request-ejb.instance.maximumプロパティでの設定値))<<request-ejb.instance.maximumプロパティでの設定値>>
プール内の標準の同期受付(SessionBean)のインスタンス最小数を指定します。HCSCサーバセットアップ定義ファイルのrequest-ejbプロパティでONを指定している場合だけ有効になります。
request-ejb.instance.maximum=標準の同期受付(SessionBean)のインスタンス最大数 ~<数字>((1-1024))<<10>>
プール内の標準の同期受付(SessionBean)のインスタンス最大数を指定します。HCSCサーバセットアップ定義ファイルのrequest-ejbプロパティでONを指定している場合だけ有効になります。
CTMを使用している場合でCTMの同時実行数を動的に変更するときは,127以上を指定してください。
request-ejb.ctm={true|false} ~<<false>>
CTM連携をするかどうかを指定します。HCSCサーバセットアップ定義ファイルのrequest-ejbプロパティでONを指定している場合だけ有効になります。
request-ejb.parallel.count=CTMがアプリケーションを呼び出すために用意するスレッド数 ~<数字>((1-127))<<1>>
CTMがアプリケーションを呼び出すために用意するスレッド数を指定します。request-ejb.ctmプロパティでtrueを指定している場合だけ有効になります。なお,request-ejb.instance.maximumプロパティで指定した値以下の値を指定してください。
request-ejb.optional.name=標準の同期受付(SessionBean)の別名 ~<英数字,アンダーライン(_),ピリオド(.),およびスラッシュ(/)>((1≦文字列長≦255))
標準の同期受付(SessionBean)の別名を指定します。このプロパティは,JavaVMのシステムプロパティでejbserver.cui.optionalname.enabledがtrueに設定されている場合だけ有効になります。ejbserver.cui.optionalname.enabledについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「5.4 usrconf.properties(サーバ管理コマンド用システムプロパティファイル)」を参照してください。なお,次の名前を指定した場合,リクエスト受付の起動に失敗します。
また,文字列の前後に空白または改行がある場合は,取り除かれて設定されます。文字列の途中に空白,改行がある場合はエラーになります。
request-soap.instance.minimum=標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.1)の最小同時実行数 ~<数字>((0,または1-request-soap.instance.maximumプロパティでの設定値))<<request-soap.instance.maximumプロパティでの設定値>>
プール内の標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.1)の最小同時実行数を指定します。HCSCサーバセットアップ定義ファイルのrequest-soapプロパティでONを指定している場合だけ有効になります。
request-soap.instance.maximum=標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.1)の最大同時実行数 ~<数字>((1-1024))<<10>>
プール内の標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.1)の最大同時実行数を指定します。HCSCサーバセットアップ定義ファイルのrequest-soapプロパティでONを指定している場合だけ有効になります。
request-soap.exclusive.threads=標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.1)の占有スレッド数 ~<数字>((0-1024))<<0>>
プール内の標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.1)の占有スレッド数を指定します。最大同時実行数(request-soap.instance.maximum)を超えない範囲で値を指定してください。0を指定した場合,スレッドは占有されません。
なお,この指定値はWARの属性thread-control-exclusive-threadsに設定されます。このため,Webコンテナ全体の最大同時実行スレッド数や最大接続数などの値を考慮して指定する必要があります。
request-soap.queue-size=標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.1)の実行待ちキューのサイズ ~<数字>((0-2147483647))<<8192>>
プール内の標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.1)の実行待ちキューのサイズを指定します。
request-soap1_2.instance.minimum=標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.2)の最小同時実行数 ~<数字>((0,または1-request-soap1_2.instance.maximumプロパティでの設定値))<<request-soap1_2.instance.maximumプロパティでの設定値>>
プール内の標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.2)の最小同時実行数を指定します。HCSCサーバセットアップ定義ファイルのrequest-soapプロパティでONを指定している場合だけ有効になります。
request-soap1_2.instance.maximum=標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.2)の最大同時実行数 ~<数字>((1-1024))<<10>>
プール内の標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.2)の最大同時実行数を指定します。HCSCサーバセットアップ定義ファイルのrequest-soapプロパティでONを指定している場合だけ有効になります。
request-soap1_2.exclusive.threads=標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.2)の占有スレッド数 ~<数字>((0-1024))<<0>>
プール内の標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.2)の占有スレッド数を指定します。最大同時実行数(request-soap1_2.instance.maximum)を超えない範囲で値を指定してください。0を指定した場合,スレッドは占有されません。
なお,この指定値はWARの属性thread-control-exclusive-threadsに設定されます。このため,Webコンテナ全体の最大同時実行スレッド数や最大接続数などの値を考慮して指定する必要があります。
request-soap1_2.queue-size=標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.2)の実行待ちキューのサイズ ~<数字>((0-2147483647))<<8192>>
プール内の標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.2)の実行待ちキューのサイズを指定します。
request-jms.instance.maximum=標準の非同期受付(MDB(WS-R))のインスタンス最大数 ~<数字>((1-1024))<<10>>
プール内の標準の非同期受付(MDB(WS-R))のインスタンス最大数を指定します。HCSCサーバセットアップ定義ファイルのrequest-jmsプロパティでONを指定している場合だけ有効になります。
receptionstop-monitor-timer=受付終了タイムアウト時間 ~<数字>((0-600))<<0>>
標準受付,およびHCSCサーバ転送用受付サービス停止処理のタイムアウト時間を秒単位で指定します。0を指定した場合は,タイムアウトしません。
(5)サービスアダプタ関連
soapfault-targetnamespace-filepath=SOAP Fault動作定義ファイルの絶対パス~<文字列>
SOAP Fault動作定義ファイルを絶対パスで指定します。ディレクトリ区切りは「/」または「¥¥」を使用します。このプロパティは,Webサービスのサービスアダプタで,WebサービスからのSOAP Faultをすべてユーザ定義例外として扱う場合に指定します。
(6)データ変換関連
formatdef-maxcache-num=フォーマット定義をキャッシュできる数 ~<数字>((1-2147483647))<<16>>
フォーマット定義をキャッシュできる数を指定します。HCSCサーバで使用するフォーマット定義は,次に示す数の総和になります。
transformdef-maxcache-num=サーバ単位にデータ変換定義をキャッシュできる数 ~<数字>((1-2147483647))<<16>>
データ変換定義をキャッシュできる数を指定します。
xmltelegram-maxcache-num=XML電文をキャッシュできる数 ~<数字>((0-2147483647))<<0>>
XML電文オブジェクトをキャッシュできる数を指定します。キャッシュされたXML電文オブジェクトが再利用されることによって,同じ形式のXML電文の処理時間を短縮できます。XML電文が再利用されるためには,次に示す値以上の数を指定します。
(アダプタ・ビジネスプロセスのデータ変換設定数)+(ビジネスプロセスのパス操作設定数)
0を指定した場合は,キャッシュされません。
なお,要素数の少ないXML電文の場合,処理時間が遅くなることがあります。
telegram-validation={ON|OFF} ~<<OFF>>
指定した電文フォーマットに対して,送受信する電文が適切かどうかを検証します(データ検証機能)。
データ検証機能については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム 機能解説」の「7.2 データ検証機能」を参照してください。
xmltelegram-namespace-complement={ON|OFF} ~<<OFF>>
HCSCサーバ内を流れるXML電文に対して,XML電文内に存在する属性値に指定した名前空間接頭辞に対応する名前空間宣言を補完するかどうかを指定します。
HCSCサーバ内を流れるユーザ電文で,XMLスキーマの属性値の型にQName型を使用する場合は,ONを指定してください。ただし,ONを指定すると,OFFを指定した場合よりも電文サイズが大きくなるため注意してください。
詳細については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム 機能解説」の「5.5 XML電文内の属性値に指定した名前空間接頭辞の補完」を参照してください。
telegram-undefined-character-code={ERROR | IGNORE | REPLACE} ~<<ERROR>>
バイナリデータの文字コード変換処理で,未定義の文字コードが検出された場合の動作を指定します。
telegram-notfound-soapheader={ERROR|IGNORE} ~<<IGNORE>>
受付定義ファイル,サービスアダプタ定義ファイル,またはビジネスプロセス定義ファイルに対して,送受信する電文に指定されたSOAPヘッダが存在しない場合に処理を継続するかどうかを指定します。
validation-activity={ON|OFF} ~<<ON>>
検証アクティビティでメッセージ型変数(XML)を検証するかどうかを定義します。HCSCサーバ内すべてのビジネスプロセスの検証アクティビティが対象となります。
(7)J2EE関連
j2ee-stopapp-timeout=J2EEアプリケーション停止タイムアウト時間 ~<数字>((0-2147483647))<<60>>
リクエスト受付停止,ビジネスプロセスまたはサービスアダプタの停止コマンドで発行するJ2EEアプリケーションが停止した際のタイムアウト時間を秒単位で指定します。リクエスト処理中の場合,指定された時間だけ待機します。
タイムアウト発生後,リクエスト受付,ビジネスプロセス,サービスアダプタを強制停止します。
startcsc-timeout=J2EEサーバ起動タイムアウト時間 ~<数字>((1-2147483647))<<180>>
HCSCサーバ起動コマンドで,J2EEサーバ起動を監視するタイムアウト値を秒単位で指定します。HCSCサーバ起動コマンドでタイムアウトが発生しても,J2EEサーバの起動処理は継続されます。
stopcsc-timeout=J2EEサーバ停止タイムアウト時間 ~<数字>((1-2147483647))<<180>>
HCSCサーバ停止コマンドで,J2EEサーバ停止を監視するタイムアウト値を秒単位で指定します。HCSCサーバ停止コマンドでタイムアウトが発生しても,J2EEサーバの停止処理は継続されます。
(8)コマンドの通信のタイムアウト時間の監視
csc-command-timeout=コマンドタイムアウト時間 ~<数字>((0-86400))<<300>>
次に示すコマンドの通信のタイムアウト時間を秒単位で指定します。
0を指定した場合は,タイムアウトしません。
(9)Cookie情報の引き継ぎ
cookie-parsing={ON|OFF} ~<<OFF>>
Cookie情報を引き継ぐかどうかを指定します。
(10)フォルダ関連
work-folder=作業フォルダルートの絶対パス ~<文字列(2バイト文字含む)および空白><<<Cosminexusインストールディレクトリ>¥¥CSC¥¥spool¥¥ftp¥¥work>>
作業フォルダルートを絶対パスで指定します。ディレクトリ区切りは「/」または「¥¥」を使用します。存在しないディレクトリを指定した場合は,HCSCサーバの起動に失敗します。
common-folder-<共通フォルダ定義名>=共通フォルダの絶対パス ~<文字列(2バイト文字含む)および空白>((1≦文字列長≦64))<<<Cosminexusインストールディレクトリ>¥¥CSC¥¥spool¥¥ftp¥¥com>>
共通フォルダ定義名を定義し,共通フォルダの絶対パスを指定します。
なお,共通フォルダ定義名に指定できる値は半角英数字とアンダーライン(_)です。
ディレクトリ区切りは「/」または「¥¥」を使用します。あらかじめcommon-folder-<共通フォルダ定義名>ディレクトリを用意する必要があります。存在しないディレクトリを指定した場合は,HCSCサーバの起動に失敗します。
指定を省略した場合の共通フォルダ定義名は「default」になります。
共通フォルダ定義名が異なる場合は,同じディレクトリを指定できます。
(11)DBアダプタ関連
dba-separate-transaction={true|false} ~<<false>>
DBアダプタのトランザクションをビジネスプロセスとは別に開始するかどうかを指定します。
ビジネスプロセスとは別にDBアダプタのトランザクションを開始する場合,DBアダプタのアプリケーション統合属性ファイルのtrans-attribute要素指定値をRequiredからRequiresNewに変更してください。
記述例
サンプルファイルを次に示します。
historyrecord=ON |
使用方法
cscsvconfigコマンドの-propfileオプションの引数にHCSCサーバランタイム定義ファイルを指定します。詳細については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「3.1.4 HCSCサーバの定義情報を設定する」を参照してください。