単純内容要素ダイアログは,バイナリフォーマット定義ファイルに単純内容要素を設定するときに使用します。
操作手順については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム 開発ガイド」の「4.4.3 要素を定義する(CSV以外の形式の場合)」を参照してください。
単純内容要素ダイアログは,グローバル定義の単純内容要素を設定する場合と,ローカル定義の単純内容要素を設定する場合で表示されるタブが異なります。
単純内容要素タブは,設定する単純内容要素がグローバル定義でもローカル定義でも表示されます。単純内容要素の情報を指定します。
図1-36 単純内容要素ダイアログ(単純内容要素タブ)
データ種別 | [詳細]に表示される内容 |
---|---|
文字列 | 「(a) 文字列型の場合」を参照してください。 |
整数 | 「(c) ゾーン・パック形式以外の数値型の場合」を参照してください。 |
実数 | |
固定小数部数値 | |
ゾーン形式数値 | 「(b) ゾーン・パック形式数値の場合」を参照してください。 |
パック形式数値 | |
符号付2進整数 | 「(c) ゾーン・パック形式以外の数値型の場合」を参照してください。 |
符号無2進整数 | |
バイト列 | [詳細]には何も表示されません。 |
日付時刻 | 「(d) 日付時刻型の場合」を参照してください。 |
表1-9 固定値の単純内容要素に指定できるサイズの範囲
データ種別 | 文字コード | 指定できる範囲(バイト) | |
---|---|---|---|
文字列,整数,実数,固定小数部数値 | UTF16以外 | 1~2,147,483,647 | |
UTF16 | 2~2,147,483,646 | ||
ゾーン形式数値,パック形式数値 | - | 1~2,147,483,647 | |
符号付2進整数,符号無2進整数 | - | 1,2,4,8のどれか | |
バイト列 | - | 1~2,147,483,647 | |
日付時刻 | CCYYMMDD | UTF16以外 | 8~2,147,483,647 |
UTF16 | 16~2,147,483,646 | ||
YYMMDD | UTF16以外 | 6~2,147,483,647 | |
UTF16 | 12~2,147,483,646 | ||
hhmmss | UTF16以外 | 6~2,147,483,647 | |
UTF16 | 12~2,147,483,646 | ||
CCYYMMDDhhmmss | UTF16以外 | 14~2,147,483,647 | |
UTF16 | 28~2,147,483,646 | ||
YYMMDDhhmmss | UTF16以外 | 12~2,147,483,647 | |
UTF16 | 24~2,147,483,646 |
[データ種別]で「文字列」を選択した場合に表示されます。
図1-37 単純内容要素ダイアログ(単純内容要素タブ([データ種別]で「文字列」を選択した場合))
表1-10 選択できる文字コード種別
文字コード種別 | コード体系 | 補足 |
---|---|---|
MS932 | SJIS | Microsoftコードページ932 |
UTF8 | Unicode(UCS-2) | UnicodeのUTF-8エンコーディング※2 |
UTF16_BIG | Unicode(UCS-2) | ビッグエンディアンで扱うUnicodeのUTF-16エンコーディング※2 |
UTF16_LITTLE | Unicode(UCS-2) | リトルエンディアンで扱うUnicodeのUTF-16エンコーディング※2 |
JIS | JIS漢字コード | JIS X 0208-1983 |
KEIS+EBCDIC | KEIS | KEIS'83および半角英数字がEBCDIC |
KEIS+EBCDIK | KEIS | KEIS'83および半角英数字がEBCDIK |
KEIS※1 | KEIS | KEIS'83で半角英数字およびカタカナを含まない |
IBM_CODE+EBCDIC(LATIN) | IBM漢字コード | IBM漢字コード+標準または拡張英小文字セット※3 |
IBM_CODE+EBCDIC(KANA) | IBM漢字コード | IBM漢字コード+標準または拡張カタカナ文字セット※3 |
CUSTOM | 文字コード変換UOC | 文字コードを変換するためのユーザが作成した外部プログラム |
[データ種別]で「ゾーン形式数値」または「パック形式数値」を選択した場合に表示されます。
図1-38 単純内容要素ダイアログ(単純内容要素タブ([データ種別]で「ゾーン形式数値」または「パック形式数値」を選択した場合))
[データ種別]で「整数」,「実数」,「固定小数部数値」,「符号付2進整数」または「符号無2進整数」を選択した場合に表示されます。ただし,「符号付2進整数」または「符号無2進整数」を選択した場合は,[詳細]の項目はすべて非活性になります。
図1-39 単純内容要素ダイアログ(単純内容要素タブ([データ種別]で「整数」,「実数」,「固定小数部数値」,「符号付2進整数」または「符号無2進整数」を選択した場合))
[データ種別]で「日付時刻」を選択した場合に表示されます。
図1-40 単純内容要素ダイアログ(単純内容要素タブ([データ種別]で「日付時刻」を選択した場合))
構成要素タブは,ローカル定義の単純内容要素を設定する場合にだけ表示されます。構成要素の情報を指定します。
図1-41 単純内容要素ダイアログ(構成要素タブ)
指定する内容は,構成要素ダイアログの構成要素タブと同じです。
構成要素ダイアログの構成要素タブについては,「1.3.4 構成要素ダイアログ」を参照してください。
各タブで共通の内容を次に示します。