フォーマットダイアログは,バイナリフォーマット定義ファイルのフォーマット名称や文字コードを設定するときに使用します。
操作手順については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム 開発ガイド」の「4.4.3 要素を定義する(CSV以外の形式の場合)」を参照してください。
図1-35 フォーマットダイアログ
![[図データ]](figure/zs012400.gif)
- [インフォメーション]
- フォーマットダイアログの入力情報に問題がある場合に,ダイアログの最上段に問題点を示すメッセージが表示されます。表示されるメッセージと対策については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム 開発ガイド」の「4.4.6 バイナリフォーマット定義ファイルを検証する」を参照してください。
- [フォーマット名称]
- バイナリフォーマット定義ファイルのフォーマット名称を指定します。NCName型で256文字以内で指定します。
- [文字コード]
- バイナリデータで使用される文字コードをドロップダウンリストから選択します。
- 選択できる文字コード種別を次の表に示します。なお,文字コードの詳細は,マニュアル「日立コード変換ユーザーズガイド(JavaTM版)」のコード体系に関する内容を参照してください。
表1-8 選択できる文字コード種別
文字コード種別 | コード体系 | 補足 |
---|
MS932 | SJIS | Microsoftコードページ932 |
UTF8 | Unicode(UCS-2) | UnicodeのUTF-8エンコーディング※1 |
UTF16_BIG | Unicode(UCS-2) | ビッグエンディアンで扱うUnicodeのUTF-16エンコーディング※1 |
UTF16_LITTLE | Unicode(UCS-2) | リトルエンディアンで扱うUnicodeのUTF-16エンコーディング※1 |
JIS | JIS漢字コード | JIS X 0208-1983 |
KEIS+EBCDIC | KEIS | KEIS'83および半角英数字がEBCDIC |
KEIS+EBCDIK | KEIS | KEIS'83および半角英数字がEBCDIK |
KEIS※2 | KEIS | KEIS'83で半角英数字およびカタカナを含まない |
IBM_CODE+EBCDIC(LATIN) | IBM漢字コード | IBM漢字コード+標準または拡張英小文字セット※3 |
IBM_CODE+EBCDIC(KANA) | IBM漢字コード | IBM漢字コード+標準または拡張カタカナ文字セット※3 |
CUSTOM | 文字コード変換UOC | 文字コードを変換するためのユーザが作成した外部プログラム |
- 注※1
- BOM付のデータは扱えません。BOM(Byte Order Mark)とは,データのバイトの並び順序を表すコードです。
- 注※2
- CSV形式では使用できません。
- 注※3
- uCosminexus 日立コード変換 - Development Kit 03-01以降が必要です。
- [2進整数のエンディアン]
- バイナリデータに含まれる2進整数のエンディアンをラジオボタンで選択します。
- この項目は,使用するバイナリデータがCSV形式以外の場合にだけ選択できます。
- [パック形式数値のカスタム定義]
- パック形式数値のカスタム定義は,単純内容要素ダイアログの設定が次のすべての条件を満たしている場合に適用されます。
- [データ種別]で[パック形式数値]を選択している
- [符号の設定]で[カスタム]を選択している
- [符号の有無]で[あり]を選択している
- [ビット値(16進数)]
- パック形式数値の符号ビットを16進数で指定します。
- [正符号]
パック形式数値の正符号ビットを16進数の英数字で指定します。
- [負符号]
パック形式数値の負符号ビットを16進数の英数字で指定します。
- [符号なし]
パック形式数値の符号なし(絶対値)ビットを16進数の英数字で指定します。
- [ゾーン形式数値のカスタム定義]
- ゾーン形式数値のカスタム定義は,単純内容要素ダイアログの設定が次のすべての条件を満たしている場合に適用されます。
- [データ種別]で[ゾーン形式数値]を選択している
- [符号の設定]で[カスタム]を選択している
- [符号の有無]で[あり]を選択している
- [ビット値(16進数)]
- ゾーン形式数値の符号ビットを16進数で指定します。
- [符号の設定]が[符号ビット]の場合に適用されます。
- [正符号]
パック形式数値の正符号ビットを16進数の英数字で指定します。
- [負符号]
パック形式数値の負符号ビットを16進数の英数字で指定します。
- [符号なし]
パック形式数値の符号なし(絶対値)ビットを16進数の英数字で指定します。
- [ゾーン]
ゾーン形式数値のゾーンビットを16進数の英数字で指定します。
- [符号文字(16進数)]
- ゾーン形式数値で符号を表す文字を16進数で指定します。
- [符号の設定]が[符号文字]の場合に適用されます。
- [正符号]
正符号文字を英数字1~2桁の16進数で指定します。
- [負符号]
負符号文字を英数字1~2桁の16進数で指定します。
- [セパレータ]
- [エスケープ文字]
- セパレータとして使用する文字がデータ内に含まれる場合に,エスケープ文字として使用する文字を指定します。エスケープ文字として使用できる文字は,1文字のラテン文字(JIS X 0201の「0x21」~「0x7E」)または半角スペース(JIS X 0201の「0x20」)です。
- この項目は,使用するバイナリデータがCSV形式以外の場合に指定できます。
- [改行指定]
- セパレータで使用する改行文字をドロップダウンリストで選択します。使用できる改行コードは,CR+LF,またはLFです。
- [不要なセパレータの削除]チェックボックス
- 末尾のセパレータを出力する場合にチェックします。
- [CSV形式]
- [出力時のダブルクォーテーション「"」の囲み]チェックボックス
- データ項目をダブルクォーテーションで囲む場合にチェックします。
- [OK]ボタン
- 指定した内容を設定してフォーマットダイアログを閉じます。
- [キャンセル]ボタン
- 指定した内容を設定しないでフォーマットダイアログを閉じます。