FTP受付コンフィグファイル
形式
[urecp-ftp.permission-def.filepath=FTP実行許可リスト定義ファイルのパス] |
機能
FTP受付をセットアップしたあとに,設定変更が発生する頻度が高い内容を設定します。FTP受付開始時に,FTP受付コンフィグファイルに設定した内容が有効になります。
ファイルの格納先
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CSC¥config¥ftprecp¥<受付ID>.properties
設定できるプロパティ
urecp-ftp.permission-def.filepath=FTP実行許可リスト定義ファイルのパス ~<文字列または半角アスタリスク(*)>
FTP実行許可リスト定義ファイルのパスを絶対パスで指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,すべてのユーザに対して,FTP受付が関連づけられたビジネスプロセスの実行を許可します。
urecp-ftp.ftp-command-allow.filepath=FTPコマンド許可リスト定義ファイル(FTP受付用)のパス ~<文字列または半角アスタリスク(*)>
FTPコマンド許可リスト定義ファイル(FTP受付用)のパスを絶対パスで指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,転送前,転送後,リストコマンド実行前,およびリストコマンド実行後にユーザ指定のFTPコマンドの実行を許可しません。
urecp-ftp.request-timeout=FTP受付後のビジネスプロセスの処理時間 ~<数字> ((0-2147483647))<<0>>
FTP受付後にビジネスプロセスに要求電文を渡して応答電文が返ってくるまでの処理時間を秒単位で指定します。
数字以外の値や範囲外の値が指定された場合は,コマンド実行時にエラーとなります。
urecp-ftp.resident-thread.count=FTP受付後の処理時間の監視で利用する常駐スレッド数 ~<数字> ((0-2147483647))<<0>>
FTP受付後にビジネスプロセスでの処理時間を監視する際,常駐させるスレッド数を指定します。常駐スレッドはFTP受付の起動時に生成されます。
キーまたは値を省略した場合は,処理時間は監視されません。また,監視を実行しない場合はスレッドが生成されないため,このプロパティに指定された値は無視されます。
数字以外の値や範囲外の値が指定された場合は,コマンド実行時にエラーとなります。また,urecp-ftp.timer-thread.maximumプロパティの指定値より大きい値を指定した場合,コマンド実行時にエラーとなります。
urecp-ftp.timer-thread.maximum=FTP受付の処理時間の監視で利用する最大スレッド数 ~<数字> ((0-2147483647))<<FTP受付定義ファイルのurecp-ftp.pooled-instance.maximumの指定値>>
FTP受付の処理時間の監視で利用する最大スレッド数を指定します。処理時間を監視しない場合はスレッドが生成されないため,このプロパティに指定された値は無視されます。
キーまたは値を省略した場合は,デフォルト値としてFTP受付定義ファイルのurecp-ftp.pooled-instance.maximum(受付処理およびカスタム受付フレームワークのプール内のインスタンスの最大数)の指定値が適用されます。csccompoconfigコマンドによる変更は適用されません。
次の場合,最大スレッド数は1となります。
urecp-ftp.list-command-option.filepath=リストコマンドオプション定義ファイルのパス ~<文字列または半角アスタリスク(*)>
リストコマンドオプション定義ファイルのパスを絶対パスで指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,リストコマンドの引数に指定された情報はすべてパスの情報と解釈されます。
記述例
記述例を次に示します。
urecp-ftp.permission-def.filepath=C:¥¥my_config¥¥permission_A.properties |
urecp-ftp.permission-def.filepath=/my_config/permission_A.properties |