22.3.1 メッセージログ(ファイル操作アダプタ)

ファイル操作アダプタでのメッセージログについて説明します。

<この項の構成>
(1) メッセージログの出力形式と出力される内容
(2) メッセージログの出力先

(1) メッセージログの出力形式と出力される内容

(a) 出力形式

メッセージログの出力形式を次の図に示します。

図22-7 メッセージログの出力形式(ファイル操作アダプタ)

[図データ]

(b) 出力される内容

メッセージログに出力される内容を次の表に示します。

表22-25 メッセージログに出力される内容(ファイル操作アダプタ)

項目内容
番号メッセージログの出力通番が表示されます。
日付メッセージログの取得日付がyyyy/mm/ddの形式で出力されます。
  • yyyy:西暦
  • mm:月
  • dd:日
時刻メッセージログの取得時刻がhh:mm:ss.SSSの形式で出力されます。
  • hh:時
  • mm:分
  • ss:秒
  • SSS:ミリ秒
製品ID製品を特定するための識別子として,Cosminexus Component Containerを示す「HEJB」が出力されます。
pidプロセスを識別するためのIDが出力されます。
tidスレッドを識別するためのIDが出力されます。
メッセージIDメッセージIDが「KDECnnnnn-X」の形式で出力されます。
メッセージテキストメッセージの内容が出力されます。
CRLFレコードの終端符号が出力されます。

(2) メッセージログの出力先

メッセージログの出力先およびログファイル名を次の表に示します。

表22-26 メッセージログの出力先およびファイル名(ファイル操作アダプタ)

ログファイルの出力先パスログファイル名
CosminexusのJ2EEサーバの稼働ログの出力先に指定されたパスcjmessage<面数>.log
注※
CosminexusのJ2EEサーバの稼働ログの出力先は,usrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル)のejb.server.log.directoryキーで指定します。デフォルトの出力先は,<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CC¥server¥public¥ejb¥<J2EEサーバ名>¥logsです。usrconf.cfgの詳細は,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「2.3 usrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル)」を参照してください。

なお,ログファイルの面数は,HCSCサーバが動作するJ2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)のejbserver.logger.channels.define.<チャネル名>.filenumキーで指定します。ログファイルのサイズは,HCSCサーバが動作するJ2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)のejbserver.logger.channels.define.<チャネル名>filesizeキーで指定します。