付録J 外部ツール実行機能を利用したコマンドの実行

Eclipseの外部ツール実行機能にHCSCサーバの起動,停止などのコマンドを登録することで,登録したコマンドをEclipseのメニューから実行できます。

外部ツール実行機能とは,Eclipseにあらかじめ外部プログラムの起動方法を登録しておくと,Eclipseのメニューから任意の起動方法を選ぶだけで外部プログラムを実行できるEclipseの標準機能のことです。

外部ツール実行機能を利用したコマンドの登録,および実行手順を次に示します。

  1. Eclipseのメニューから[実行]-[外部ツール]-[外部ツールダイアログを開く]を選択します。
    [外部ツール]ダイアログが開きます。
  2. [外部ツール]ダイアログから[プログラム]を右クリックし,[新規]を選択します。
    プログラムの新規構成が作成されます。
  3. 必要な情報を入力または指定します。
    Cosminexus Performance Tracer,J2EEサーバ,およびHCSCサーバを起動するコマンドの場合の入力例を次の表に示します。

    表J-1 Cosminexus Performance Tracer,J2EEサーバ,およびHCSCサーバを起動するコマンドの場合の入力例

    タブ項目名入力例
    メインロケーション<uCosminexus Service Architectのインストールディレクトリ>¥CSC¥bin¥cscsvstart.bat
    作業ディレクトリー 
    引数※1-system
    共通バックグラウンドでの起動※2チェックを外します。
    (凡例)
    空欄:入力しないことを表します。
    注※1
    引数の入力値はコマンドによって異なります。コマンドに指定できる引数については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」を参照してください。
    注※2
    外部プログラムを利用するときにEclipse上で別の操作をするとエラーになることがあります。Eclipse上で別の操作をする必要がない場合は,[バックグラウンドでの起動]のチェックを外すことをお勧めします。標準入力から操作するプログラムを利用する場合は,[バックグラウンドでの起動]をチェックする必要があります。

  4. [実行]ボタンをクリックします。
    コマンドが登録および実行されます。以降はEclipseのメニューの[実行]-[外部ツール]-[実行]から登録したコマンドを実行できます。
    参考
    Eclipseの外部ツール実行機能でテスト環境起動コマンドおよびテスト環境停止コマンドを登録して,Eclipseのメニューからテスト環境を起動,停止できます。
    テスト環境起動コマンド(csctestsvstart.bat)の格納先と実行される処理を示します。
    テスト環境起動コマンドの格納先
    <uCosminexus Service Architectのインストールディレクトリ>¥CSCTE¥Samples¥bats¥csctestsvstart.bat
    テスト環境起動コマンドで実行される処理
    次の順番で処理が実行されます。
    ・組み込みデータベースの起動(cddbstartコマンド)
    ・Cosminexus Performance Tracer,J2EEサーバ,およびHCSCサーバの起動(cscsvstart -systemコマンド)
    ・標準受付の起動(cscrcptnstart -standardコマンド)
     
    テスト環境停止コマンド(csctestsvstop.bat)の格納先と実行される処理を示します。
    テスト環境停止コマンドの格納先
    <uCosminexus Service Architectのインストールディレクトリ>¥CSCTE¥Samples¥bats¥csctestsvstop.bat
    テスト環境停止コマンドで実行される処理
    次の順番で処理が実行されます。
    ・標準受付の停止(cscrcptnstop -standardコマンド)
    ・HCSCコンポーネントの停止(csccompostop -allコマンド)
    ・Cosminexus Performance Tracer,J2EEサーバ,およびHCSCサーバの停止(cscsvstop -systemコマンド)
    ・組み込みデータベースの停止(cddbstopコマンド)