20.4.3 FTP受付を追加する

FTP受付を新規に追加する手順を次に示します。

  1. Eclipseのメニューから,[ウィンドウ]-[ビューの表示]-[その他]を選択します。
    [ビューの表示]ダイアログが表示されます。
  2. [HCSC-Definer]-[HCSCTEビュー]を選択し,[OK]ボタンをクリックします。
    ツリービューにサービス定義一覧が表示されます。
  3. ツリービューのビジネスプロセスで右クリックして「ユーザ定義受付追加」を選択します。
    追加するサービスアダプタから利用するサービス種別を設定するダイアログが表示されます。

    [図データ]

  4. サービス部品の種別のドロップダウンリストから「カスタム受付」を選択します。
    [次へ]ボタンをクリックすると,カスタム受付の追加に必要な情報を入力するダイアログが表示されます。

    [図データ]

  5. 受付名とEARファイルを入力します。
    受付名には,追加するFTP受付に設定する受付名を入力します。EARファイルには,<Cosminexusインストールディレクトリ>¥CSC¥lib¥cscmsg_urecp_ftp.earを指定します。
  6. [終了]ボタンをクリックします。
    必要なファイルが作成され,リポジトリに保存されます。サービスアダプタ定義画面(基本)が表示されます。
  7. FTP受付の定義情報を設定します。
    FTP受付の設定項目について次の表に示します。

    表20-6 FTP受付のユーザ定義受付定義画面(基本)の設定項目

    分類項目設定内容
    ユーザ定義受付情報受付名設定した受付名が表示されます。
    受付ID受付IDが表示されます。必要に応じて変更します。
    デフォルトオペレーション名デフォルトで呼び出すオペレーションを選択します。
    オペレーション次の中から使用するオペレーションを追加します。
    PUT:FTPクライアントからFTPサーバへファイルを転送する
    GET:FTPサーバからFTPクライアントへファイルを転送する
    GETINFO:FTPサーバの情報を取得し,FTPクライアントへ送付する
    オペレーション情報通信モデル「同期」を設定します。
    要求電文受付電文フォーマット[オペレーション]の設定に応じて,必ず次の要求電文用フォーマット定義ファイルを指定します。
    • PUTの場合:urecp_ftp_put_request.xsd
    • GETの場合:urecp_ftp_get_request.xsd
    • GETINFOの場合:urecp_ftp_getinfo_request.xsd
    サービス部品[使う]チェックボックス必要に応じてチェックします。
    応答電文受付電文フォーマット[オペレーション]の設定に応じて,必ず次の応答電文用フォーマット定義ファイルを指定します。
    • PUTの場合:urecp_ftp_put_response.xsd
    • GETの場合:urecp_ftp_get_response.xsd
    • GETINFOの場合:urecp_ftp_getinfo_response.xsd
    サービス部品[使う]チェックボックス必要に応じてチェックします。
    注※
    ファイルの格納先ディレクトリは「<Cosminexusインストールディレクトリ>¥CSC¥schema¥ftprecp」です。

    上記以外のサービスアダプタ定義画面の設定項目については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.6 ユーザ定義受付定義画面」を参照してください。
  8. ユーザ定義受付(詳細)タブをクリックします。
    ユーザ定義受付定義画面(詳細)が表示されます。
  9. FTP受付の定義情報を設定します。
    FTP受付の設定項目について次の表に示します。

    表20-7 FTP受付のユーザ定義受付定義画面(詳細)の設定項目

    分類項目設定内容
    カスタム受付制御情報独自定義ファイル必要に応じてFTP受付定義ファイルを指定します。
    上記以外のサービスアダプタ定義画面の設定項目については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.2 サービスアダプタ定義画面」を参照してください。