7.5 ファンクションを使用した値の加工

変換元ノードの値を加工して変換先ノードにマッピングする場合,ファンクションを使用します。ここでは,どのような場合にどのファンクション使用するかを説明します。ファンクションを使用したマッピング方法については,「7.4.2 変換元ノードの値を加工して変換先ノードにマッピングする」を参照してください。

ファンクションの一覧を次の表に示します。

表7-3 ファンクションの一覧

分類ファンクション名説明
文字列系文字列連結複数の文字列を連結します。
部分文字列取得一つの文字列から一部分の文字列を取り出します。
文字数取得文字列の文字数をマッピング先に代入します。
文字列調査文字列に指定した文字列が含まれているか,または指定した文字列で開始されているかを調査して,マッピング先に論理値を代入します。
空白除去文字列の先頭と末尾の空白を除去します。また,文字列間の連続した空白を一つの半角スペースに置換します。
数値系数値フォーマット変換数値をフォーマット変換します。
数値演算数値を演算(+,-,*,div,mod)します。
端数処理小数点以下の端数を処理(四捨五入,切り捨て,および切り上げ)します。
総和複数のノードセットのノードの数値を合計します。
ノード系ノード数取得ノード数をマッピング先に代入します。
ノード名取得ノード名をマッピング先に代入します。
ノード調査指定した変換元ノードが存在するかを調査し,マッピング先にその論理値を代入します。
制御系くり返しくり返しを対応づけます。
選択条件によって異なる値を出力します。
その他定数指定した値をマッピング先に代入します。
値置換え変換テーブルの指定に基づいて,マッピング元の値を変換してマッピング先に代入します。
カスタムユーザが作成した任意のJavaプログラムを呼び出します。
<この節の構成>
7.5.1 複数の文字列を連結する
7.5.2 一つの文字列から一部分の文字列を取り出す
7.5.3 文字列の文字数を代入する
7.5.4 指定文字列の有無,または指定文字列の開始を調査する
7.5.5 文字列の空白を除去する
7.5.6 数値をフォーマット変換する
7.5.7 数値を演算する
7.5.8 小数点以下の端数を処理する
7.5.9 複数のノードセットのノードの数値を合計する
7.5.10 ノード数を代入する
7.5.11 ノード名を代入する
7.5.12 ノードの有無を調査する
7.5.13 くり返しを対応づける
7.5.14 条件によって異なる値を出力する
7.5.15 指定した値を代入する
7.5.16 変換テーブルを利用して値を変換する
7.5.17 変換元ノードの値にある値を付加する
7.5.18 変換元ノードの値を倍にする
7.5.19 ユーザが作成した任意のJavaプログラムを呼び出す