検証でエラーが発生した場合,固定のフォルトが発生します。発生したフォルト(cscvalidatefault.xsd)は次のディレクトリに格納されます。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CSC¥system¥msg
- 参考
- 検証アクティビティに変数が複数設定されていた場合,最初に検証でエラーになった変数の情報でフォルト電文を作成します。
フォルト処理に必要な設定を次に説明します。
(a) フォルト処理を実行する場合の定義
検証アクティビティでフォルトが発生した場合,スコープアクティビティに設定されているフォルト処理の割り当てに従って処理が分岐されます。フォルト処理の割り当てが設定されていない場合は,フォルト例外が発生します。
- フォルト処理の割り当て
- 検証アクティビティから直接フォルト処理を割り当てることはできません。検証アクティビティが所属するスコープアクティビティを使用して処理の割り当てをしてください。
- フォルト処理の分岐
- 検証結果に対応した処理の分岐をさせたい場合は,分岐アクティビティを使用します。
- フォルト電文に割り当てる変数から,変数の部分指定でフォルト情報を取得し,取得した情報によって処理が分岐するように定義してください。
- 任意のフォルトの発生
- 任意のフォルトを発生させたい場合は,フォルト送出アクティビティを使用します。
- 固定のフォルトが発生したときに,フォルト送出アクティビティで任意の変数値のフォルトを発生させるように定義してください。
(b) フォルト処理の定義で使用する電文フォーマット
検証アクティビティでフォルトが発生した場合,スコープアクティビティを使用して処理の割り当てをします。
フォルト処理の定義で使用する電文フォーマットを次に示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!--
DO NOT EDIT THIS FILE.
-->
<xs:schema
elementFormDefault="qualified"
targetNamespace="http://www.msg.csc.soft.Hitachi.co.jp/cscBpValidate"
xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
<xs:element name="fault">
<xs:complexType>
<xs:sequence>
<xs:element name="exception-name" type="xs:string"/>
<xs:element name="exception-message" type="xs:string"/>
<xs:element name="scope-name" type="xs:string"/>
<xs:element name="activity-name" type="xs:string"/>
<xs:element name="variable-name" type="xs:string"/>
</xs:sequence>
</xs:complexType>
</xs:element>
</xs:schema> |
設定できる要素を次に示します。
- exception-name
- 例外名を設定します。例外名には,Class.getName()の値を設定してください。
- exception-message
- 例外情報を設定します。例外情報には,Exception.toString()の値を設してください。
- scope-name
- 検証アクティビティが所属するスコープ名を設定します。
- activity-name
- 検証アクティビティの名称を設定します。
- variable-name
- 検証をする変数名を設定します。