運用コマンド実行時の保守用ログには,運用コマンドでのエラー発生時のログが出力されます。このログは,保守員に連絡するときに必要です。
運用コマンド実行時の保守用ログの出力先およびログファイル名を次の表に示します。
表22-12 運用コマンド実行時の保守用ログの出力先およびファイル名(FTPインバウンドアダプタ)
ログファイルの出力先パス | ログファイル名 |
---|---|
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CSC¥inbound-adapter¥ftp¥logs¥FTP_Inbound_Resource_Adapter |
|
運用コマンド実行時のログの出力先を変更する場合は,環境変数(CSCFTP_CMD_LOG)に変更後の出力先ディレクトリをフルパスで指定します。指定したパスが存在しない場合は,運用コマンド実行時にディレクトリが作成されます。環境変数が設定されていない場合,または環境変数の値として空文字を指定した場合,デフォルトの出力先に出力されます。
環境変数(CSCFTP_CMD_LOG)に指定できるパスは,次の条件を満たしている必要があります。
なお,Linuxの場合,ディレクトリのパスにスペースを含むときは,パスをダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。
なお,RARファイルの属性を設定するConnector属性ファイルで,運用コマンド実行時の保守用ログの出力レベル,ファイルのサイズ,およびファイル面数を変更できます。設定するプロパティは,FTPインバウンドアダプタのメッセージログ,保守用ログ,FTPプロトコルトレース,および転送履歴ログの設定をするプロパティと同じです。
RARファイルの属性を取得してConnector属性ファイルを生成するには,cjgetrarpropコマンドを実行します。cjgetrarpropコマンドについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「2.4 J2EEサーバで使用するリソース操作コマンド」を参照してください。また,Connector属性ファイルについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「4.1 Connector属性ファイル」を参照してください。