22.2.2 保守用ログ(FTPアダプタ)

FTPアダプタでの保守用ログについて説明します。

<この項の構成>
(1) 保守用ログの出力形式と出力される内容
(2) 保守用ログの出力先

(1) 保守用ログの出力形式と出力される内容

(a) 出力形式

保守用ログの出力形式を次の図に示します。

図22-3 保守用ログの出力形式(FTPアダプタ)

[図データ]

(b) 出力される内容

保守用ログに出力される内容を次の表に示します。

表22-17 保守用ログに出力される内容(FTPアダプタ)

項目内容
番号保守用ログの出力通番が表示されます。
日付保守用ログの取得日付がyyyy/mm/ddの形式で出力されます。
  • yyyy:西暦
  • mm:月
  • dd:日
時刻保守用ログの取得時刻がhh:mm:ss.SSSの形式で出力されます。
  • hh:時
  • mm:分
  • ss:秒
  • SSS:ミリ秒
製品ID製品を特定するための識別子として,FTPアダプタを示す「FTPADP」が出力されます。また,バージョン情報が出力されます。
pidプロセスを識別するためのIDが出力されます。
tidスレッドを識別するためのIDが出力されます。
ID,種別表示されません。
出力種別保守用ログの取得ポイント情報(取得位置)が出力されます。
  • BGN:メソッドの開始
  • END:メソッドの終了
  • CAL:メソッドの呼び出し
  • RET:メソッドの戻り
  • THR:例外のスロー
  • CTH:例外のキャッチ
クラス名保守用ログを取得するクラス名が出力されます。
メソッド名保守用ログを取得するメソッド名が出力されます。
入出力情報保守用ログを取得するメソッドの入出力情報(引数の値,戻り値,例外名など)が出力されます。
CRLFレコードの終端符号が出力されます。

(2) 保守用ログの出力先

保守用ログの出力先およびログファイル名を次の表に示します。

表22-18 保守用ログの出力先およびファイル名(FTPアダプタ)

ログファイルの出力先パスログファイル名
FTPアダプタ実行環境プロパティファイルのftpadp.methodtrace.filepathプロパティで指定したパスcscftpadpmtd_<HCSCサーバ名>_<面数>.log

なお,ログファイルの面数は,FTPアダプタ実行環境プロパティファイルのftpadp.methodtrace.filenumプロパティで指定します。ログファイルのサイズは,FTPアダプタ実行環境プロパティファイルのftpadp.methodtrace.filesizeプロパティで指定します。

FTPアダプタ実行環境プロパティファイルの詳細は,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「FTPアダプタ実行環境プロパティファイル」を参照してください。