14.11 TP1/RPC受付を停止する

運用環境で,画面またはコマンドを使用して,TP1/RPC受付を停止します。

TP1/RPC受付を停止するときの前提条件,および停止方法について説明します。

<この節の構成>
(1) 前提条件
(2) 停止方法

(1) 前提条件

TP1/RPC受付を停止するには,次の条件を満たしている必要があります。

(2) 停止方法

TP1/RPC受付を停止するには,運用環境でcsccompostopコマンドを実行します。

詳細は,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「csccompostop(HCSCコンポーネントの停止)」を参照してください。

csccompostopコマンドの実行形式を次に示します。

クラスタ内のすべてのHCSCサーバに配備されているTP1/RPC受付を一括して停止する場合(クラスタ単位)
クラスタ名と-allオプションを指定して実行します。
-clusterオプションで指定したクラスタ内のすべてのHCSCサーバに配備されているTP1/RPC受付が一括して停止されます(停止されていないサービスアダプタおよびビジネスプロセスも同時にすべて停止されます)。

csccompostop -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -cluster <クラスタ名> -all

HCSCサーバに配備されているTP1/RPC受付を一括して停止する場合(HCSCサーバ単位)
HCSCサーバ名と-allオプションを指定して実行します。
-cscオプションで指定したHCSCサーバに配備されているTP1/RPC受付が一括して停止されます(停止されていないサービスアダプタおよびビジネスプロセスも同時にすべて停止されます)。

csccompostop -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -all

クラスタ内のすべてのHCSCサーバに配備されている特定のTP1/RPC受付を停止する場合
クラスタ名とTP1/RPC受付の受付IDを指定して実行します。

csccompostop -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -cluster <クラスタ名> -name <TP1/RPC受付の受付ID>

HCSCサーバに配備されている特定のTP1/RPC受付を停止する場合
HCSCサーバ名とTP1/RPC受付の受付IDを指定して実行します。

csccompostop -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -name <TP1/RPC受付の受付ID>

なお,csccompostopコマンドの停止処理では,HCSCサーバが保持するTP1/RPC受付の状態を「停止状態」に更新してからTP1/RPC受付のアプリケーションを停止します。TP1/RPC受付の停止処理中にリクエストを受信した場合,HCSCサーバが保持するTP1/RPC受付と,TP1/RPC受付のアプリケーションが両方とも起動していれば,リクエストは正常に受け付けられます。