6.6.12 スコープアクティビティ

一つまたは複数のアクティビティを,ひとまとまりの処理単位として定義するためのアクティビティです。

スコープアクティビティを利用した処理単位について,次の図に示します。

図6-11 スコープアクティビティを利用した処理単位の設定

[図データ]

スコープアクティビティを定義すると,スコープ内の処理フローを一つのまとまりとして扱うことができます。また,上図のスコープ3のように,スコープ内の処理フローにさらにスコープを定義することもできます。

なお,スコープ内で定義した変数は,そのスコープ内でだけ有効になります。スコープと変数の有効範囲についての詳細は,「6.5.1(5)(a) スコープアクティビティを使用している場合の変数の使用」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 定義手順
(2) 定義時の注意事項

(1) 定義手順

定義の手順を次に示します。

  1. スコープアクティビティをキャンバスに配置します。
    アクティビティを配置する方法については,「6.4.1 アクティビティを配置する」を参照してください。
  2. 次のどちらかの方法で[スコープアクティビティ]ダイアログを表示させます。
    • キャンバスのスコープアクティビティをダブルクリックする
    • キャンバスのスコープアクティビティを選択して右クリックし,[設定]を選択する
    [スコープアクティビティ]ダイアログが表示されます。
  3. アクティビティ名を入力します。
  4. [OK]ボタンをクリックします。
  5. キャンバスのスコープアクティビティを選択して右クリックし,[開く]を選択します。
    キャンバスの下部にスコープアクティビティ名のタブが表示されます。
  6. スコープアクティビティ名のタブをクリックします。
    スコープ内の処理を設定するキャンバスが表示されます。
  7. 任意のアクティビティを配置・連結・定義し,スコープ内の処理を設定します。

(2) 定義時の注意事項