22.3.3 性能解析トレース(ファイル操作アダプタ)

ファイル操作アダプタでの性能解析トレースについて説明します。

<この項の構成>
(1) 性能解析トレースに出力形式と出力される内容
(2) 性能解析トレースの取得ポイント
(3) 性能解析トレースの取得方法と出力先

(1) 性能解析トレースに出力形式と出力される内容

(a) 出力形式

性能解析トレースファイルに出力される形式は,Cosminexusの性能解析トレースと同様です。詳細は,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行/互換編」の「4.6 性能解析トレース」を参照してください。

(b) 出力される内容

性能解析トレースファイルに出力される内容を次の表に示します。

表22-29 性能解析トレースファイルに出力される内容(ファイル操作アダプタ)

項目内容
イベントID取得ポイントのイベントIDが出力されます。
取得ポイントの詳細は,次の個所を参照してください。
リターンコード取得ポイント種別が出力されます。
  • 0:正常終了
  • 1:異常終了
インターフェース名クラス名が出力されます。
オペレーション名メソッド名が出力されます。
付加情報データ(16進数形式)取得ポイントごとに異なる情報(16進数形式)が出力されます。512文字を超えた場合は超えた分が切り捨てられます。
データ(ASCII形式)データ(16進数形式)の内容がASCII形式で出力されます。512文字を超えた場合は超えた分が切り捨てられます。

注※ データ(ASCII形式)の出力形式例を次に示します。


Service ID=<サービスID>, Operation Name=<サービスオペレーション名>, Time=<任意時刻からのナノ秒>, Exception=<例外クラス名>

(2) 性能解析トレースの取得ポイント

性能解析トレースの取得ポイントを次の図に示します。

図22-9 性能解析トレースの取得ポイント(ファイル操作アダプタ)

[図データ]

イベントID,トレース取得ポイント,および性能解析トレース取得レベルを次の表に示します。表の「図中の番号」は,図22-9中の番号と対応しています。

表22-30 性能解析トレースの取得ポイント(ファイル操作アダプタ)

イベントID図中の番号トレース取得ポイントレベル
0x9B801ファイル操作アダプタの入口A
0x9B812ファイル操作アダプタの出口A
0x9B823ファイル操作アダプタのオペレーションの呼び出し口A
0x9B834ファイル操作アダプタのオペレーション結果の受け取り口A
(凡例)
A:標準

(3) 性能解析トレースの取得方法と出力先

性能解析トレースを取得するには設定が必要です。設定の詳細は,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行/互換編」の「4.6 性能解析トレース」を参照してください。