メッセージログには,FTPインバウンドアダプタのエラー情報,および稼働情報を示すメッセージが出力されます。ここでは,FTPインバウンドアダプタでのメッセージログについて説明します。
メッセージログの出力形式を次に示します。
<日付> <時刻> <pid> <tid> <転送ID> <メッセージID> <メッセージテキスト> |
メッセージログに出力される内容を次の表に示します。
表22-2 メッセージログに出力される内容(FTPインバウンドアダプタ)
項目 | 内容 |
---|---|
日付 | メッセージログの取得日付がyyyy/mm/ddの形式で出力されます。
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時刻 | メッセージログの取得時刻がhh:mm:ss.SSSの形式で出力されます。
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pid | プロセスを識別するためのIDが出力されます。 |
tid | スレッドを識別するためのIDが出力されます。 |
転送ID | 転送IDが出力されます。 |
メッセージID | メッセージIDが出力されます。 |
メッセージテキスト | メッセージの内容が出力されます。 |
メッセージログの出力先およびログファイル名を次の表に示します。
表22-3 メッセージログの出力先およびファイル名(FTPインバウンドアダプタ)
ログファイルの出力先パス | ログファイル名 |
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<J2EEサーバの作業ディレクトリ>¥ejb¥<J2EEサーバ名>¥logs¥csc¥inbound-adapter¥ftp¥FTP_Inbound_Resource_Adapter |
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<J2EEサーバの作業ディレクトリ>は,usrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル)のejb.public.directoryキーで変更できます。デフォルトは,<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CC¥server¥publicです。メッセージログの出力先はejb.server.log.directoryキーでは変更できないため注意してください。usrconf.cfgの詳細は,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「2.3 usrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル)」を参照してください。
なお,RARファイルの属性を設定するConnector属性ファイルの次のプロパティで,メッセージログの出力レベル,ファイルのサイズ,およびファイル面数を変更できます。
RARファイルの属性を取得してConnector属性ファイルを生成するには,cjgetrarpropコマンドを実行します。cjgetrarpropコマンドについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「2.4 J2EEサーバで使用するリソース操作コマンド」を参照してください。また,Connector属性ファイルについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「4.1 Connector属性ファイル」を参照してください。