配備定義とは,定義したHCSCコンポーネントをどのクラスタ(または単一のHCSCサーバ)に配備するか決めることです。
ツリー形式で表示されるツリービューのシステム構成定義一覧で,クラスタ(または単一のHCSCサーバ)の下位に表示されるHCSCコンポーネントは,そのクラスタ(または単一のHCSCサーバ)に配備するよう定義されていることを表します。ツリービューのシステム構成定義一覧のクラスタ(または単一のHCSCサーバ)の下位に,配備するHCSCコンポーネントを追加・削除して配備定義を行います。HCSCコンポーネントの追加と削除の例を次の図に示します。
図9-3 HCSCコンポーネントの追加と削除
開発環境で配備定義し,更新されたシステム構成定義の内容に従って,運用環境でクラスタ(または単一のHCSCサーバ)へHCSCコンポーネントが配備されます。クラスタ(または単一のHCSCサーバ)への配備方法の詳細については,次の個所を参照してください。
ここではクラスタ(または単一のHCSCサーバ)にHCSCコンポーネントを追加・削除して配備定義する方法を説明します。
なお,システム構成定義で定義されているサーバ構成とサービスの組み合わせによっては,配備定義できない場合があります。システム構成定義で定義されているサーバ構成とサービスの組み合わせによる配備定義の可否を次の表に示します。
表9-1 配備定義の可否
項番 | システム構成定義で定義されているサーバ構成 | サービスの種別 | 配備定義の可否 | |
---|---|---|---|---|
データベースの使用有無 | Cosminexus RMの使用有無 | |||
1 | 使用する | 使用する | すべて | ○ |
2 | 使用しない | 使用しない | ビジネスプロセス(永続化する) | × |
3 | ビジネスプロセス(永続化しない) | ○ | ||
4 | Webサービス | ○ | ||
5 | SessionBean | ○ | ||
6 | MDB(WS-R) | × | ||
7 | MDB(DBキュー) | × | ||
8 | カスタムアダプタ | ○ | ||
9 | 使用する | 使用しない | ビジネスプロセス(永続化する) | × |
10 | ビジネスプロセス(永続化しない) | ○ | ||
11 | Webサービス | ○ | ||
12 | SessionBean | ○ | ||
13 | MDB(WS-R) | × | ||
14 | MDB(DBキュー) | × | ||
15 | カスタムアダプタ | ○ |