TP1/RPC受付とは,既存のOpenTP1システム内にあるサービスリクエスタからのサービス部品呼び出し要求を受け付けるための機能(インターフェース)です。
TP1/RPC受付の構成を次に示します。
図12-1 TP1/RPC受付の構成
サービスリクエスタはビジネスプロセスを,TP1インバウンドアダプタおよびTP1/RPC受付を経由して,リモートプロシジャコール通信(同期応答型RPC)で呼び出すことができます。サービスリクエスタが呼び出すビジネスプロセスは,dc_rpc_call関数に指定するサービスグループ名とサービス名で特定されます。このとき指定したサービスグループ名とサービス名が,それぞれTP1インバウンドアダプタとTP1/RPC受付に結び付けられます。
なお,TP1/RPC受付は,サービスリクエスタからのサービス部品呼び出し要求をリソースアダプタであるTP1インバウンドアダプタから電文を受け取って処理をします。そのため,TP1/RPC受付を使用する場合は,TP1インバウンドアダプタのセットアップが必要になります。
TP1/RPC受付の処理の流れについては,以降で説明します。