TP1/RPC受付を開始するには,次の条件を満たしている必要があります。
- HCSCサーバが起動状態であること。
- TP1/RPC受付が定義されているビジネスプロセスが開始状態であること。
HCSCサーバの状態の確認方法については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「5.2.15 HCSCサーバの情報を確認する」を参照してください。
TP1/RPC受付を開始する方法を,画面を使用する場合とコマンドを使用する場合に分けて説明します。
(a) 画面を使用する場合
運用環境の画面を利用してTP1/RPC受付を開始する手順を次に示します。
- ツリービュー上で,開始するユーザ定義受付(TP1/RPC受付)をダブルクリックします。
ダブルクリックしたTP1/RPC受付の情報がエディタエリアの稼働運用ページに表示されます。
稼働運用ページの内容については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「3.4(4) ユーザ定義受付稼働運用」を参照してください。
- 稼働運用ページに表示された内容を確認し,[開始]ボタンをクリックします。
TP1/RPC受付の開始を確認するダイアログが表示されます。
- ダイアログに表示された内容を確認し,[OK]ボタンをクリックします。
TP1/RPC受付の開始処理が開始されます。開始処理中のログはコンソールビューに出力されます。
[キャンセル]ボタンをクリックした場合は,開始処理を実行しないで稼働運用ページに戻ります。
TP1/RPC受付の開始処理が完了すると,実行結果を示すダイアログが表示されます。
- 実行結果を示すダイアログを確認します。
- 開始処理が成功した場合
[OK]ボタンをクリックして,稼働運用ページに戻ります。
稼働運用ページでは,TP1/RPC受付の稼働状態が「開始状態」になります。また,[開始]ボタンが非活性化し,[停止]ボタンが活性化します。
- 開始処理が失敗した場合
ダイアログにエラーの内容が表示されます。詳細情報に表示されるメッセージIDを参照して対処してください。
(b) コマンドを使用する場合
TP1/RPC受付を開始するには,運用環境でcsccompostartコマンドを実行します。
詳細は,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「csccompostart(HCSCコンポーネントの開始)」を参照してください。
csccompostartコマンドの実行形式を次に示します。
- クラスタ内のすべてのHCSCサーバに配備されているTP1/RPC受付を一括して開始する場合(クラスタ単位)
- クラスタ名と-allオプションを指定して実行します。
- -clusterオプションで指定したクラスタ内のすべてのHCSCサーバに配備されているTP1/RPC受付が一括して開始されます(開始されていないサービスアダプタおよびビジネスプロセスも同時にすべて開始されます)。
csccompostart -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -cluster <クラスタ名> -all |
- HCSCサーバに配備されているTP1/RPC受付を一括して開始する場合(HCSCサーバ単位)
- HCSCサーバ名と-allオプションを指定して実行します。
- -cscオプションで指定したHCSCサーバに配備されているTP1/RPC受付が一括して開始されます(開始されていないサービスアダプタおよびビジネスプロセスも同時にすべて開始されます)。
csccompostart -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -all |
- クラスタ内のすべてのHCSCサーバに配備されている特定のTP1/RPC受付を開始する場合
- クラスタ名とTP1/RPC受付の受付IDを指定して実行します。
csccompostart -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -cluster <クラスタ名> -name <TP1/RPC受付の受付ID> |
- HCSCサーバに配備されている特定のTP1/RPC受付を開始する場合
- HCSCサーバ名とTP1/RPC受付の受付IDを指定して実行します。
csccompostart -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -name <TP1/RPC受付の受付ID> |