FTP受付の要求電文フォーマットをオペレーションごとに示します。
PUTオペレーションのFTP受付からビジネスプロセスに渡す要求電文フォーマットを次に示します。名前空間名は「http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csc/reception/ftp/put_request」です。
表20-8 FTP受付の要求電文フォーマット(PUTオペレーション)
タグ名 | 出現回数※ | 説明 | |
---|---|---|---|
<request> | 1回 | - | |
<ftpclient-ipaddr> | 1回 | FTPクライアントのIPアドレスです。 IPアドレスのテキスト表現形式で設定します。 | |
<ftp-user> | 1回 | FTPクライアントがUSERコマンドで指定したユーザ名です。 USERコマンドの引数に指定された情報がそのまま設定されます。 | |
<ftp-type> | 1回 | FTPクライアントがTYPEコマンドで指定したタイプの情報です。 TYPEコマンドの引数に指定された情報がそのまま設定されます。 | |
<transfer-type> | 1回 | 転送種別です。次のどちらかが設定されます。
| |
<transfer-path> | 1回 | 転送対象ファイルパスです。 FTPクライアントがAPPEコマンド,またはSTORコマンドで指定したパス情報から,先頭の振分定義部分を取り除いたファイルパスの情報が設定されます。 先頭には必ず「/」が設定されます。 | |
<file-name> | 1回 | FTPクライアントから送られてきたファイルのデータが書き出された中間ファイルのファイル名です。 | |
<file-size> | 1回 | FTPクライアントから送られてきて,中間ファイルに書き出されたデータのサイズです。 | |
<request-id> | 1回 | リクエストIDです。FTP受付が生成したリクエストIDが設定されます。 | |
<ftp-commands-before> | 0または1回 | 転送前に実行するFTPコマンドです。 FTPクライアントから次に示すFTPコマンドが要求されている場合に設定されます。 SITE CSCTHR -B <FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …] この場合,「<FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …]」の部分がそのままの形式で設定されます。ただし,SITE CSCTHRコマンドの引数で指定されたFTPコマンドが,FTPコマンド許可リスト定義機能で許可されていない場合は設定されません。 FTPクライアントからCSCTHRコマンドが複数要求されている場合は,「<FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …]」の部分がSITE CSCTHRコマンドを実行した順番にセミコロン(;)で接続されて追加されます。 CSCTHRコマンドが一度も要求されていない場合はこのタグは出力されません。 | |
<ftp-commands-after> | 0または1回 | 転送後に実行する必要があるFTPコマンドです。 FTPクライアントから次に示すコマンドが要求されている場合に設定されます。 SITE CSCTHR -A <FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …] この場合,「<FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …]」の部分がそのままの形式で設定されます。ただし,SITE CSCTHRコマンドの引数で指定されたFTPコマンドが,FTPコマンド許可リスト定義機能で許可されていない場合は設定されません。 FTPクライアントからCSCTHRコマンドが複数要求されている場合は,「<FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …]」の部分がSITE CSCTHRコマンドを実行した順番にセミコロン(;)で接続されて追加されます。 CSCTHRコマンドが一度も要求されていない場合はこのタグは出力されません。 |
GETオペレーションのFTP受付からビジネスプロセスに渡す要求電文フォーマットを次に示します。名前空間名は「http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csc/reception/ftp/get_request」です。
表20-9 FTP受付の要求電文フォーマット(GETオペレーション)
タグ名 | 出現回数※ | 説明 | |
---|---|---|---|
<request> | 1回 | - | |
<ftpclient-ipaddr> | 1回 | FTPクライアントのIPアドレスです。 IPアドレスのテキスト表現形式で設定します。 | |
<ftp-user> | 1回 | FTPクライアントがUSERコマンドで指定したユーザ名です。 USERコマンドの引数に指定された情報がそのまま設定されます。 | |
<ftp-type> | 1回 | FTPクライアントがTYPEコマンドで指定したタイプの情報です。 TYPEコマンドの引数に指定された情報がそのまま設定されます。 | |
<transfer-type> | 1回 | 転送種別です。次の内容が設定されます。
| |
<transfer-path> | 1回 | 転送対象ファイルパスです。 FTPクライアントがRETRコマンドで指定したパス情報から,先頭の振分定義部分を取り除いたファイルパスの情報が設定されます。 先頭には必ず「/」が設定されます。 | |
<request-id> | 1回 | リクエストIDです。FTP受付が生成したリクエストIDを設定します。 | |
<ftp-commands-before> | 0または1回 | 転送前に実行する必要があるFTPコマンドです。 FTPクライアントから次に示すFTPコマンドが要求されている場合に設定されます。 SITE CSCTHR -B <FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …] この場合,「<FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …]」の部分がそのままの形式で設定されます。ただし,SITE CSCTHRコマンドの引数で指定されたFTPコマンドが,FTPコマンド許可リスト定義機能で許可されていない場合は設定されません。 FTPクライアントからCSCTHRコマンドが複数要求されている場合は,「<FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …]」の部分がSITE CSCTHRコマンドを実行した順番にセミコロン(;)で接続されて追加されます。 CSCTHRコマンドが一度も要求されていない場合はこのタグは出力されません。 | |
<ftp-commands-after> | 0または1回 | 転送後に実行する必要があるFTPコマンドです。 FTPクライアントから次に示すコマンドが要求されている場合に設定されます。 SITE CSCTHR -A <FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …] この場合,「<FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …]」の部分がそのままの形式で設定されます。ただし,SITE CSCTHRコマンドの引数で指定されたFTPコマンドが,FTPコマンド許可リスト定義機能で許可されていない場合は設定されません。 FTPクライアントからCSCTHRコマンドが複数要求されている場合は,「<FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …]」の部分がSITE CSCTHRコマンドを実行した順番にセミコロン(;)で接続されて追加されます。 CSCTHRコマンドが一度も要求されていない場合はこのタグは出力されません。 |
GETINFOオペレーションのFTP受付からビジネスプロセスに渡す要求電文フォーマットを次に示します。名前空間名は「http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csc/reception/ftp/getinfo_request」です。
表20-10 FTP受付の要求電文フォーマット(GETINFOオペレーション)
タグ名 | 出現回数※ | 説明 | |
---|---|---|---|
<request> | 1回 | - | |
<ftpclient-ipaddr> | 1回 | FTPクライアントのIPアドレスです。 IPアドレスのテキスト表現形式で設定します。 | |
<ftp-user> | 1回 | FTPクライアントがUSERコマンドで指定したユーザ名です。 USERコマンドの引数に指定された情報がそのまま設定されます。 | |
<getinfo-type> | 1回 | 情報取得種別として,次のどちらかが設定されます。
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<getinfo-option> | 0または1回 | 情報取得オプション情報です。 次の条件をすべて満たす場合は,オプション定義ファイルに設定されている文字列と一致した文字列部分が設定されます。
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<getinfo-path> | 0または1回 | 情報取得パス情報です。 <getinfo-option>タグが出力されていない場合は,FTPクライアントがLISTコマンドまたはNLSTコマンドで指定した引数がそのまま設定されます。 <getinfo-option>タグが出力されている場合は,FTPクライアントがLISTコマンドまたはNLSTコマンドで指定した引数の先頭から,<getinfo-option>タグに出力されているオプション情報およびその後ろの空白文字を取り除いたパス情報部分が設定されます。 なお,次のどちらかに当てはまる場合,このタグは出力されません。
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<request-id> | 1回 | リクエストIDです。FTP受付が生成したリクエストIDを設定します。 | |
<ftp-commands-before> | 0または1回 | リストコマンド実行前に実行する必要があるFTPコマンドです。 FTPクライアントから次に示すFTPコマンドが要求されている場合に設定されます。 SITE CSCTHR -B <FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …] この場合,「<FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …]」の部分がそのままの形式で設定されます。ただし,SITE CSCTHRコマンドの引数で指定されたFTPコマンドが,FTPコマンド許可リスト定義機能で許可されていない場合は設定されません。 FTPクライアントからCSCTHRコマンドが複数要求されている場合は,「<FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …]」の部分がSITE CSCTHRコマンドを実行した順番にセミコロン(;)で接続されて追加されます。 CSCTHRコマンドが一度も要求されていない場合は,このタグは出力されません。 | |
<ftp-commands-after> | 0または1回 | リストコマンド実行後に実行する必要があるFTPコマンドです。 FTPクライアントから次に示すコマンドが要求されている場合に設定されます。 SITE CSCTHR -A <FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …] この場合,「<FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …]」の部分がそのままの形式で設定されます。ただし,SITE CSCTHRコマンドの引数で指定されたFTPコマンドが,FTPコマンド許可リスト定義機能で許可されていない場合は設定されません。 FTPクライアントからCSCTHRコマンドが複数要求されている場合は,「<FTPコマンド>[;<FTPコマンド> …]」の部分がSITE CSCTHRコマンドを実行した順番にセミコロン(;)で接続されて追加されます。 CSCTHRコマンドが一度も要求されていない場合は,このタグは出力されません。 |