20.1.5 リクエストIDの生成

FTP受付は,FTPクライアントからのリクエストを受け付けると,リクエストごとにリクエストIDを生成します。ビジネスプロセスの処理は,生成したリクエストIDを指定して実行されます。

リクエストIDは次の形式で生成されます。

<受付ID><FTPクライアントのIPアドレス><日付><時刻><追番>

リクエストIDのそれぞれの項目について次の表に示します。

表20-3 リクエストIDの項目

項目桁数内容
<受付ID>8桁FTP受付の設定で指定した受付IDです。受付IDが8桁に満たない場合は,受付IDの右側に足りない分の「-」が設定されます。
<FTPクライアントのIPアドレス>12桁要求元のFTPクライアントのIPアドレスです。IPアドレスのそれぞれのバイトが3桁に満たない場合は,それぞれのバイトの左側に足りない分の「0」が設定されます。
<日付>8桁FTP受付がリクエストを受け付けた日付がyyyymmddの形式で設定されます。
  • yyyy:西暦
  • mm:月
  • dd:日
<時刻>9桁FTP受付がリクエストを受け付けた時刻がhhmmssSSSの形式で設定されます。
  • hh:時
  • mm:分
  • ss:秒
  • SSS:ミリ秒
<追番>3桁<追番>以外の項目が重複するリクエストIDがすでに存在する場合,「001」からの数字が設定されます。<追番>以外の項目がすでに存在するリクエストと重複していない場合は,「000」が設定されます。
「001」から「999」のどれを設定してもほかのリクエストIDと重複してしまう場合,FTPインバウンドアダプタにエラー情報が返されます。