HCSC簡易セットアップ機能を利用してテスト環境をセットアップ,またはアンセットアップするための前提条件と,テスト環境のセットアップおよびアンセットアップの方法について説明します。
HCSC簡易セットアップ機能を利用してテスト環境をセットアップする場合の前提条件,およびセットアップ方法について説明します。
テスト環境をセットアップするための前提条件を次に示します。
HCSC簡易セットアップ機能を利用したテスト環境のセットアップには,HCSC簡易セットアップ画面を利用します。テスト環境のセットアップ方法を次に示します。
<Cosminexusインストールディレクトリ>¥CSC¥bin¥csceasysetup.bat
HCSC簡易セットアップ画面は,[メイン]タブと[サーバ名称]タブで分けられます。[サーバ名称]タブでは,サーバ名やクラスタ名などの情報をセットアップ時に変更できます。
HCSC簡易セットアップ画面の入力項目について,HCSC簡易セットアップ機能で構築される環境内の各プロセスとの関連を用いて説明します。
HCSC簡易セットアップ画面を次の図に示します。
図2-3 HCSC簡易セットアップ画面([メイン]タブ)
図2-4 HCSC簡易セットアップ画面([サーバ名称]タブ)
HCSC簡易セットアップ画面で入力する項目は,次の図のように,構築される環境の各プロセスに設定されます。設定される値の関連を次の図に示します。
図2-5 HCSC簡易セットアップ画面の入力項目の関連
[標準モデル]または[ESBモデル]のどちらを選択したかによって,設定する項目が異なります。図2-5内の(n)で示されている設定値(HCSC簡易セットアップ画面での入力項目)の詳細を次の表に示します。
表2-4 HCSC簡易セットアップ画面で入力する項目
入力項目 | 説明 | 初期値※2 | |||
---|---|---|---|---|---|
タブ | 分類 | 項番 | HCSC簡易セットアップ画面の項目名※1 | ||
メイン | モデル | - | 標準モデル | データベースとCosminexus RMの両方を使用する場合に選択します。 | 選択 |
- | ESBモデル | データベースとCosminexus RMの両方を使用しない場合に選択します。 | - | ||
組み込みデータベース | (1) | データ格納先 | RDエリアを作成するディレクトリおよびシステムファイルを作成するディレクトリを指定します。660MB以上使用できるディレクトリを指定します。 存在しないディレクトリを指定した場合,指定したディレクトリが新規作成されます。 [標準モデル]を選択した場合だけ指定します。 | <Cosminexusインストールディレクトリ>¥CSC¥DB¥area | |
(2) | DB接続ポート番号 | Management ServerまたはHCSCサーバから組み込みデータベースにアクセスする場合に使用するポート番号を指定します。5001~65535の整数で指定します。 [標準モデル]を選択した場合だけ指定します。 | 22200 | ||
Management Server | (3) | HCSCサーバ運用ポート番号 | HCSC-ManagerからManagement Serverにアクセスする場合に使用するポート番号を指定します。1~65535の整数で指定します。 | 28099 | |
(4) | 論理サーバ運用ポート番号 | Smart Composerまたは運用管理ポータル画面からManagement Serverにアクセスする場合に使用するポート番号を指定します。1~65535の整数で指定します。 | 28080 | ||
(5) | 終了要求受信ポート番号(内部管理用) | Management Serverが内部の管理用に利用するポート番号を指定します。1~65535の整数で指定します。 | 28005 | ||
(6) | 内部通信ポート番号(内部管理用) | Management Serverが内部の管理用に利用するポート番号を指定します。1~65535の整数で指定します。 | 28009 | ||
運用管理エージェント | (7) | エージェント接続ポート番号(内部管理用) | Management Serverから運用管理エージェントにアクセスする場合に使用する内部管理用のポート番号を指定します。1~65535の整数で指定します。 | 20295 | |
HCSCサーバ | - | SOAP1.1モード | SOAP1.1モードを使用する場合に選択します。 | 選択 | |
- | SOAP1.1/1.2併用モード | SOAP1.1/1.2併用モードを使用する場合に選択します。 | - | ||
(8) | Webサービス/MDB(WS-R)受付ポート番号 | サービスリクエスタから標準受付(WebサービスまたはMDB(WS-R)),またはユーザ定義受付にアクセスする場合に使用するポート番号を指定します。1~65535の整数で指定します。 | 80 | ||
(9) | SessionBean受付ポート番号 | Management ServerからHCSCサーバに,またはサービスリクエスタから標準受付(SessionBean)にアクセスする場合に使用するポート番号を指定します。1~65535の整数で指定します。 | 900 | ||
(10) | MDB(DBキュー)受付ポート番号 | サービスリクエスタから標準受付(MDB(DBキュー))にアクセスする場合に使用するポート番号を指定します。1024~65535の整数で指定します。 [標準モデル]を選択した場合だけ指定します。 | 20351 | ||
(11) | 稼働確認ポート番号 | HCSCサーバが内部の管理用に利用するポート番号を指定します。1~65535の整数で指定します。 | 23152 | ||
(12) | 簡易Webサーバポート番号(内部管理用) | HCSCサーバが内部の管理用に利用するポート番号を指定します。1~65535の整数で指定します。 | 8080 | ||
サーバ名称 | サーバ名称の選択 | - | V7互換名称 | HCSC簡易セットアップで構築するテスト環境の各種サーバ名称について,バージョン7と同じ名称を使用する場合に選択します。 | - |
- | HCSC本番環境簡易セットアップ名称 | HCSC簡易セットアップで構築するテスト環境の各種サーバ名称について,HCSC本番環境簡易セットアップでセットアップする名称と同じ名称を使用する場合に選択します。 HCSC本番環境簡易セットアップについては,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「3.4 本番環境の簡易セットアップ」を参照してください。 | 選択 | ||
- | カスタム名称 | HCSC簡易セットアップで構築するテスト環境の各種サーバ名称について,任意の名称を指定する場合に選択します。 | - | ||
サーバ名称 | (13) | 論理J2EEサーバ名称 | 接続先のJ2EEサーバ名称を指定します。1~128文字以内の半角英数字,アンダーラインおよびハイフンを指定します。 | J2EEServer | |
(14) | 論理PRF名称 | HCSCサーバと連動して動作するPRFのサーバ名称を指定します。1~128文字以内の半角英数字,アンダーラインおよびハイフンを指定します。 | PRF | ||
- | クラスタ名称 | セットアップするHCSCサーバが属するクラスタの名称を指定します。クラスタ間で一意になるクラスタ名を指定します。1~8文字以内の半角英数字およびアンダーラインを指定します。 | Cluster | ||
(15) | HCSCサーバ名称 | セットアップするHCSCサーバの名称を指定します。1~8文字以内の半角英数字およびアンダーラインを指定します。 | HCSC | ||
(16) | Manager名称 | HCSC-ManagerがCosminexus Managerを認識するためのHCSC-Manager独自の識別名を指定します。一つのリポジトリで複数のHCSCサーバを管理している場合,Cosminexus Manager(ホスト)単位に一意になる識別名を指定します。1~16文字以内の半角英数字およびアンダーラインで指定します。 | Manager |
HCSC簡易セットアップ機能を利用してセットアップしたテスト環境をアンセットアップする場合の前提条件,およびアンセットアップ方法について説明します。
テスト環境をアンセットアップするための前提条件を次に示します。
テスト環境のアンセットアップには,HCSC簡易セットアップ画面を利用します。テスト環境のアンセットアップ方法を次に示します。
<Cosminexusインストールディレクトリ>¥CSC¥bin¥csceasysetup.bat