12.3.2 データ変換時の構造変換スキップ機能の指定

構造変換スキップ機能とは,データ変換時に電文の構造変換をスキップする機能のことです。

要求電文のデータ変換では,サービスリクエスタから受け取ったバイナリ形式の要求電文から生成したDOMツリーを,そのままビジネスプロセスに渡したいときに,構造変換スキップ機能を有効にできます。

応答電文のデータ変換では,ビジネスプロセスから返ってきたDOMツリーから,直接,バイナリ形式の応答電文を生成し,サービスリクエスタに返したいときに,構造変換スキップ機能を有効にできます。

<この項の構成>
(1) 構造変換スキップ機能の設定方法
(2) 構造変換スキップ機能を使用するときの注意事項

(1) 構造変換スキップ機能の設定方法

構造変換スキップ機能の設定を有効にするには,開発環境のユーザ定義受付定義画面で,[独自定義ファイル]にTP1/RPC受付定義ファイルを設定します。

ユーザ定義受付定義画面に表示される項目については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.6 ユーザ定義受付定義画面」を参照してください。

TP1/RPC受付定義ファイルの詳細は,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「TP1/RPC受付定義ファイル」を参照してください。

(2) 構造変換スキップ機能を使用するときの注意事項