5.2 XML暗号アプリケーションを開発する

この節では,Cosminexus XML Security - Coreを使用してXML暗号アプリケーションを開発するときの流れを説明します。XML暗号アプリケーションの機能は,データの暗号化とデータの復号化との二つに大別できます。Cosminexus XML Security - Coreで暗号化または復号化できるデータの種類を次に示します。

この節では,暗号化機能と復号化機能の開発の流れを,データの種類ごとに説明します。また,Cosminexus XML Security - Coreを使用すると,鍵合意によって共通鍵を作成できます。この節では,共通鍵を作成する機能の開発の流れについても説明します。

なお,この節で説明するコーディング例は,次に格納されているサンプルプログラムに記載されています。必要に応じて参照してください。

サンプルプログラム格納場所(Windowsの場合だけ)

Cosminexusのインストール先ディレクトリ/XMLSEC/samples/xsec

<この節の構成>
5.2.1 XMLデータの要素またはコンテンツを暗号化する
5.2.2 XMLデータの要素またはコンテンツを復号化する
5.2.3 バイナリデータを暗号化する
5.2.4 バイナリデータを復号化する
5.2.5 鍵データを暗号化する
5.2.6 鍵データを復号化する
5.2.7 鍵合意で作成した鍵を利用してデータを暗号化する
5.2.8 鍵合意で作成した鍵を利用してデータを復号化する