トレースを収集するためのシステムプロパティの設定および設定ファイルの設定方法について説明します。システムプロパティにも設定ファイルにも設定されていない設定項目については,「表A-1 トレースの設定項目に設定する値」に示したデフォルト値に従ってトレースファイルが出力されます。
システムプロパティの設定は,javaコマンドの-Dオプションを利用します。出力レベルを「WARN」とする場合の設定例を次に示します。
java -Dcom.cosminexus.xml.security.logging.trace_level=WARN YourApplicationClass
J2EEサーバまたはWebコンテナサーバのCosminexus Component ContainerでCosminexus XML Security - Coreを使用する場合は,Cosminexus Component Containerのユーザー定義ファイル(usrconf.properties)にシステムプロパティを記述します。ユーザー定義ファイルはjava.util.Properties形式で記述する必要があります。そのため,パスに「¥」記号や空白文字が含まれる場合は,「¥¥」としたり,空白の前に「¥」記号を追加したりして,エスケープする必要があります。また,java.util.Properties形式の場合は日本語を直接指定できないので,ディレクトリ名などで日本語を使用している場合は,注意してください。ユーザー定義ファイルにシステムプロパティを記述する場合の例を次に示します。
com.cosminexus.xml.security.logging.trace_level=WARN
com.cosminexus.xml.security.logging.trace_dir=C:¥¥Program¥ Files¥¥Hitachi¥¥Cosminexus¥¥XMLSEC¥¥logs
com.cosminexus.xml.security.logging.trace_fileprefix=MyEJBServerA_trace
Cosminexus Component Containerのユーザー定義ファイルの設定方法については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。
設定ファイルは,java.util.Properties形式のファイルで作成します。設定項目については,「表A-1 トレースの設定項目に設定する値」を参照してください。設定ファイルは,次の順序で検索されます。