Cosminexus XML Security - Coreの環境設定するときに注意が必要な項目を説明します。
Cosminexus XML Security - Coreは,csmxsec.jarが各Java VM内で1回だけ読み込まれるシステム構成で使用する必要があります。一つのJava VM内で複数のクラスローダによってCosminexus XML Security - Coreのjarファイルが読み込まれた場合,おのおのが同じ設定でトレースファイルを出力しようとするため,トレースファイルが壊れるおそれがあります。
Cosminexus Component Container上でCosminexus XML Security - Coreを使用する場合は,Cosminexus Component ContainerによってCosminexus XML Security - Coreのjarファイルが適切に読み込まれるように設定されます。ただし,一つのシステムで複数のWebコンテナサーバおよびJ2EEサーバを運用する場合は,各サーバのCosminexus Component Containerのユーザー定義ファイル(usrconf.properties)を適切に設定して,Cosminexus XML Security - Coreのトレースファイルの設定が重複しないようにする必要があります。
ユーザー定義ファイルの設定方法については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。