4.5 Shift_JIS切り替え機能のプロパティの使用方法

Shift_JIS切り替え機能を使用するためには,Cosminexus XML Processorが独自に規定する次のプロパティを設定する必要があります。

[図データ]

プロパティの値には,文字エンコーディングを設定します。設定するプロパティの値とその意味を次の表に示します。

表4-5 設定するプロパティの値とその意味(Shift_JIS切り替え機能)

プロパティに設定する値※1意味
SJISSJISエンコーディングを適用する。
MS932MS932エンコーディングを適用する。
その他の文字列指定を無視する。※2
注※1
指定された文字列は,大文字・小文字を区別しません。
注※2
指定が無視された場合は,直前に指定されたエンコーディングが有効となります。
注意
Shift_JIS切り替え機能の指定がない場合,デフォルトではSJISエンコーディングとなります。

Shift_JIS切り替え機能のプロパティは,次に示すクラス,インタフェースのインスタンスごとに設定する必要があります。Shift_JIS切り替え機能の設定用メソッドを次の表に示します。次の表では,プロパティの設定に使用するメソッドを,クラス,インタフェースごとに示しています。

表4-6 Shift_JIS切り替え機能の設定用メソッド

クラス,インタフェースメソッド
javax.xml.parsers.DocumentBuilderFactorysetAttribute
javax.xml.parsers.SAXParsersetProperty
org.xml.sax.XMLReadersetProperty
javax.xml.parsers.TransformerFactorysetAttribute

DOMパーサ,SAXパーサ,およびXSLTトランスフォーマでShift_JIS切り替え機能を使用する場合について,例を用いて説明します。

<この節の構成>
4.5.1 DOMパーサでShift_JIS切り替え機能を使用する方法
4.5.2 SAXパーサでShift_JIS切り替え機能を使用する方法
4.5.3 XSLTトランスフォーマでShift_JIS切り替え機能を使用する方法