JAXP1.4について,これまで説明したもの以外の注意事項を次に示します。
表6-5 JAXP1.4使用時の注意事項
項番 | 注意事項 |
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1 | [条件] ValidatorHandlerに設定したContentHandlerのendElementイベントでjavax.xml.validation. TypeInfoProviderクラスのgetElementTypeInfo()メソッドを実行する場合です。 [Cosminexus XML Processorの動作] IllegalStateException例外がスローされます。TypeInfoオブジェクトは返されません。 |
2 | [条件] 次のすべての条件に該当する場合です。
[Cosminexus XML Processorの動作] 上記の条件で作成したStAXResultを次に示すメソッドのどちらかの引数に指定して,名前空間宣言を含むXML文書を処理すると,XMLStreamException例外が発生します。
[回避策] XMLOutputFactoryのjavax.xml.stream.isRepairingNamespacesプロパティにはBoolean.TRUEを設定してください。 |
3 | [条件] 次のすべての条件に該当する場合です。
[Cosminexus XML Processorの動作] TransformerFactoryクラスのnewTemplatesメソッドまたはnewTransformerメソッドを呼び出すときにfatalErrorイベントが発生します。メソッドの戻り値はnullとなります。 [回避策] 次の回避策の中から選択してください。
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4 | [条件] 次の条件に該当する場合です。
[Cosminexus XML Processorの動作]
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5 | [条件] 次のすべての条件に該当する場合です。
[Cosminexus XML Processorの動作] 入力XML文書のプロローグ部分およびエピローグ部分の処理命令は無視します。 |
6 | [条件] 次のすべての条件に該当する場合です。
[Cosminexus XML Processorの動作] トランスフォーマの出力結果にXML宣言を出力しません。 |
7 | [条件] 次のすべての条件に該当する場合です。
[Cosminexus XML Processorの動作] トランスフォーマの出力結果の内容に関係なく,出力メソッドとして「xml」を仮定します。 |
8 | [条件] 次のすべての条件に該当する場合です。
doctype-system doctype-public cdata-section-elements [Cosminexus XML Processorの動作] プロパティは無効になります。 |
9 | [条件] 次のすべての条件に該当する場合です。
encoding [Cosminexus XML Processorの動作] 指定は無効になります。エラーは通知されません。 |
10 | [条件] 次のすべての条件に該当する場合です。
[Cosminexus XML Processorの動作] disable-output-escaping属性に「yes」を指定したxsl:text要素の内容はエスケープされません。そのままトランスフォーマの出力結果に出力されます。また,出力する文字列の前後には,次のような処理命令が追加されます。
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11 | [条件] 次のすべての条件に該当する場合です。
[Cosminexus XML Processorの動作] トランスフォーマの出力結果のXML宣言より前に文字を出力します。 |
12 | StAXはShift_JIS 切り替え機能をサポートしていません。 Shift_JIS 切り替え機能を指定したDOM パーサ,またはSAX パーサによって作成されたNode,Source,Result などをStAXのAPIの引数として渡した場合の動作は保証しません。 |
13 | StAXはShift_JIS 切り替え機能をサポートしていません。 XSLTまたはXSLTCトランスフォーマの入出力に,StAXSourceまたはStAXResultを使用した場合の動作は保証しません。 |
14 | Validatorクラスのvalidate(Source, Result)メソッドの引数に,StAXSourceとStAXResultを指定する場合,StAXSourceとStAXResultには同じエンコーディングを指定してください。 |
15 | XSLTに次のフィーチャーが追加されましたが,Cosminexus XML Processorは常にfalseを返します。
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