高速パース機能を使用するためには,Cosminexus XML Processorが独自に規定する次のプロパティを設定する必要があります。
プロパティの値には,nullまたはPreparsedObjectオブジェクトを設定します。設定するプロパティの値とその意味を次の表に示します。
表4-7 設定するプロパティの値とその意味(高速パース機能)
プロパティに設定する値※ | 意味 |
---|---|
null | 解析時に解析結果オブジェクトを使用しない。 |
PreparsedObjectオブジェクト | 解析時に,指定した解析結果オブジェクトを使用する。 |
高速パース機能のプロパティは,次に示すXMLパーサのオブジェクトごとに設定する必要があります。解析結果オブジェクトの設定用メソッドを次の表に示します。次の表では,プロパティの設定に使用するメソッドを,クラス,インタフェースごとに示しています。
表4-8 解析結果オブジェクトの設定用メソッド
クラス,インタフェース | メソッド |
---|---|
javax.xml.parsers.DocumentBuilderFactory | setAttribute |
javax.xml.parsers.SAXParser | setProperty |
org.xml.sax.XMLReader | setProperty |
DocumentBuilder,SAXParser,およびXMLReaderで高速パース機能を使用する場合について,例を用いて説明します。