newWSSElementProxy(メッセージクラスから生成)
クラス名:WSSElementProxyFactory
機能
メッセージ送信クラスから空のセキュリティ項目操作クラスのインスタンスを生成します。このメソッドの引数で指定したSOAPMessageSenderクラスのsendMessageメソッドを呼び出すと,セキュリティ項目操作クラスに設定した内容でセキュリティ要素を生成します。このメソッドは,呼び出すサービスメソッドの形態がメッセージングの場合に使用します。
構文
public static WSSElementProxy newWSSElementProxy (
com.cosminexus.c4web.service.message.SOAPMessageSender a_Sender
) throws WSSException;
引数
表5-5 newWSSElementProxy(メッセージクラスから生成)メソッドの引数
仮引数名 | 名称 | in/out | 説明 |
---|
a_Sender | メッセージ 送信クラス | in | SOAP通信基盤が提供するSOAPMessageSenderクラスを指定します。 |
戻り値
例外
- WSSException
- 処理中に予測しない例外が発生した場合にスローされます。
注意事項
- SOAP通信基盤の標準モードではこのメソッドは使用できません。呼び出すサービスメソッドの形態がメッセージングのときにユーザープログラムからセキュリティヘッダにアクセスしたい場合は,SOAP通信基盤の互換モードでこのメソッドを使用します。SOAP通信基盤のモードについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引」を参照してください。
- メソッドの引数の指定とは異なるインスタンスのSOAPMessageSenderクラスのsendMessageメソッドを呼び出した場合,セキュリティ項目操作クラスに設定した内容は反映しません。Webサービスセキュリティ機能定義ファイルに設定した内容に従って,セキュリティ項目を設定します。
- メソッドで取得したセキュリティ項目操作クラスが提供するメソッドを利用しないでsendMessageメソッドを呼び出した場合,Webサービスセキュリティ機能定義ファイルに設定した内容に従って,セキュリティ項目を設定します。
- 送信時にWebサービスセキュリティ機能を利用しない場合は,このメソッドで取得したセキュリティ項目操作クラスが提供するメソッドを利用しても,セキュリティ項目はSOAPメッセージに設定しません。Webサービスセキュリティ機能を利用しない場合を次に示します。
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルが送信時にデプロイされていない場合
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイル中のリクエストメッセージ送信時の設定が省略されている場合