アドレッシング機能を使用する場合，SEIを取得するときに使用するAddressingFeatureクラスの生成時に設定した引数によって，メッセージを送受信したときの動作が異なります。

AddressingFeatureクラスと，メッセージを送信したときの動作の関係を次の表に示します。

表27-5　AddressingFeatureクラスとメッセージ送信時の動作

項番	AddressingFeatureクラス		リクエストメッセージ送信時の動作
	enabled	required
1	true	true	○
2		false	○
3	false	true	×
4		false	×

（凡例）

○：メッセージにアドレッシング・ヘッダが付与されます。

×：メッセージにアドレッシング・ヘッダは付与されません。

AddressingFeatureクラスと，メッセージを受信したときの動作の関係を次の表に示します。

表27-6　AddressingFeatureクラスとメッセージ受信時の動作

項番	AddressingFeatureクラス		レスポンスメッセージ受信時の動作
	enabled	required	アドレッシング・ヘッダ	通信
1	true	true	○	成功
2			×	失敗
3		false	○	成功
4			×	成功
5	false	true	○	成功
6			×	成功
7		false	○	成功
8			×	成功

（凡例）

○：アドレッシング・ヘッダがあります。

×：アドレッシング・ヘッダはありません。