Cosminexus アプリケーションサーバ V8 Webサービス開発の手引
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Cosminexusで使用できるWS-Addressing 1.0仕様のWSDL拡張要素を次に示します。
- wsaw:UsingAddressing要素
Webサービスでアドレッシング機能が有効かどうかを示します。
この要素は,wsdl:definitions/wsdl:binding要素,またはwsdl:definitions/wsdl:service/wsdl:port要素の子要素として記述できます。この要素を記述したWebサービスでは,アドレッシング機能が有効になります。
- wsdl:required属性
リクエストメッセージにアドレッシング・ヘッダが必須かどうかを示します。
この属性に"true"を指定した場合,アドレッシング・ヘッダは必須です。"false"を指定した場合,アドレッシング・ヘッダは任意です。
なお,wsaw:UsingAddressing要素には,子要素または名前空間"http://www.w3.org/2006/05/addressing/wsdl"に属する属性は記述できません。記述した場合,cjwsimportコマンド実行時に標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力され,cjwsimportコマンドの処理が終了されます(KDJW51029-E)。
- wsaw:Anonymous要素
アドレッシング・ヘッダの応答エンドポイント(wsa:From/wsa:Address要素,wsa:ReplyTo/wsa:Address要素,およびwsa:FaultTo/wsa:Address要素)に匿名URIを使用できるかどうかを示します。
この要素は,wsdl:definitions/wsdl:binding/wsdl:operation要素の子要素として記述できます。指定できる値は次のとおりです。
- optional
リクエストメッセージの応答エンドポイントに匿名URIを使用するかどうかは任意です。
- required
リクエストメッセージの応答エンドポイントとして,常に匿名URIを使用する必要があります。
- prohibited
リクエストメッセージの応答エンドポイントとして,匿名URIを使用してはいけません。
wsaw:Anonymous要素に上記以外の値は設定できません。上記以外の値を設定した場合,cjwsimportコマンド実行時に標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力され,cjwsimportコマンドの処理が終了されます(KDJW51029-E)。また,wsaw:Anonymous要素には子要素または名前空間"http://www.w3.org/2006/05/addressing/wsdl"に属する属性は記述できません。記述した場合,cjwsimportコマンド実行時に標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力され,cjwsimportコマンドの処理が終了されます(KDJW51029-E)。
なお,Webサービス側のJAX-WSエンジンが発行したWSDLファイルや,cjwsgenコマンドで生成したWSDLファイルには,この要素は記述されていません。匿名URIが指定された場合の動作を制御する場合,この要素を記述したWSDLファイルを用意してください。
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