Cosminexus アプリケーションサーバ V8 Webサービス開発の手引

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24.1 WS-RM 1.2機能とは

WS-RM 1.2機能とは,WebサービスとWebサービスクライアントのSOAPメッセージのやり取りに,RMD(Reliable Messaging Destination)およびRMS(Reliable Messaging Source)を介することで,SOAPメッセージを確実に送受信するための機能です。RMSとRMDの間では,バックグラウンドでメッセージを受信したことを通知するAckメッセージを送信して,メッセージが相手先に届いたかどうかを管理しています。必要に応じてWS-RM 1.2機能が自動的にメッセージの再送や重複したメッセージの排除をして,通信の信頼性を高めています。

WS-RM 1.2機能を使用した場合のSOAPメッセージの送受信の流れを次に示します。

図24-1 WS-RM 1.2機能を使用した場合のSOAPメッセージの送受信の流れ

[図データ]

WS-RM 1.2機能は,SOAP 1.2メッセージにだけ対応しています。SOAP 1.1メッセージには対応していません。また,DispatchインタフェースおよびProviderインタフェースは利用できません。

08-70より前のバージョンで提供していたWS-RM機能(WS-RM 1.1機能)とはソースコードとバイナリの互換性がありません。WS-RM 1.2機能を使用するには,アプリケーションを作成し直してください。