Cosminexus アプリケーションサーバ V8 Webサービス開発の手引

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

12.2.4 jaxws:bindings要素に指定できる値

jaxws:bindings要素に指定できる要素および属性の一覧を次の表に示します。

表12-23 jaxws:bindings要素の属性の指定可否

要素名 属性名 指定可否
wsdl:definitions/jaxws:bindings要素の子要素

jaxws:package name
jaxws:javadoc
jaxws:enableWrapperStyle
jaxws:enableAsyncMapping
jaxws:enableMIMEContent ×
wsdl:portType/jaxws:bindings要素の子要素


jaxws:class name
jaxws:javadoc
jaxws:enableWrapperStyle
jaxws:enableAsyncMapping
wsdl:portType/wsdl:operation/jaxws:bindings要素の子要素



jaxws:method name
jaxws:javadoc
jaxws:enableWrapperStyle
jaxws:enableAsyncMapping
jaxws:parameter part
childElementName
name
wsdl:portType/wsdl:operation/wsdl:fault/jaxws:bindings要素の子要素
jaxws:class name
jaxws:javadoc
wsdl:binding/jaxws:bindings要素の子要素
jaxws:enableMIMEContent ×
wsdl:binding/wsdl:operation/jaxws:bindings要素の子要素
jaxws:enableMIMEContent ×
jaxws:parameter part
childElementName
name
wsdl:service/jaxws:bindings要素の子要素
jaxws:class name
jaxws:javadoc
wsdl:service/wsdl:port/jaxws:bindings要素の子要素

jaxws:method name
jaxws:javadoc
jaxws:provider

(凡例)
−:バインディング宣言に使用できる属性がないことを示します。
○:要素および属性が指定できることを示します。
×:要素および属性が指定できないことを示します(非サポート)。

注※
フォルト名をカスタマイズする場合,カスタマイズ後のフォルト名がほかのフォルト名と重複しないようにしてください。重複した場合,動作は保証されません。

指定できないバインディング要素を指定した場合,標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力され,処理が終了されます(KDJW51188-E)。

要素および属性に指定できる値について説明します。

<この項の構成>
(1) name属性に指定できる値
(2) jaxws:javadoc要素に指定できる値
(3) jaxws:enableWrapperStyle要素に指定できる値
(4) jaxws:enableAsyncMapping要素に指定できる値
(5) part属性に指定できる値
(6) childElementName属性に指定できる値
(7) jaxws:provider要素に指定できる値
(8) 非サポートの要素

(1) name属性に指定できる値

name属性には,次に示す値だけ指定できます。これ以外の値を指定した場合の動作は保証されません。

クラス名やメソッド名をname属性でカスタマイズする場合,カスタマイズした名称がほかの名称と重複するとエラーとなるため,重複しないように注意してください。

(2) jaxws:javadoc要素に指定できる値

jaxws:javadoc要素には,次に示す値だけ指定できます。これ以外の値を指定した場合の動作は保証されません。

注※1
半角記号("*/")は,Javadocの終端として扱われるため使用できません。

注※2
空白および空文字の行は,ソースコード生成時に削除されます。

(3) jaxws:enableWrapperStyle要素に指定できる値

jaxws:enableWrapperStyle要素には,boolean値("true"または"false")を指定できます。これ以外の値を指定した場合の動作は保証されません。

なお,WSDLをwrapperスタイルで記述し,かつこの要素の値を"true"に指定した場合にだけ,wrapperスタイルが有効になります。

(4) jaxws:enableAsyncMapping要素に指定できる値

jaxws:enableAsyncMapping要素には,boolean値("false")だけ指定できます。これ以外の値を指定した場合の動作は保証されません。

(5) part属性に指定できる値

part属性には,次に示す値だけ指定できます。これ以外の値を指定した場合の動作は保証されません。

(6) childElementName属性に指定できる値

存在する型定義の修飾名のQNameだけ指定できます。存在しない型定義の修飾名のQNameを指定した場合,エラーにならないで正常終了します。このとき,カスタマイズ対象は無視されます。

(7) jaxws:provider要素に指定できる値

boolean値("true"または"false")を指定できます。これ以外の値を指定した場合の動作は保証されません。

(8) 非サポートの要素

CosminexusのJAX-WS機能で非サポートのバインディング要素は指定できません。指定した場合の動作は保証されません。