Cosminexus アプリケーションサーバ V8 Webサービス開発の手引

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5.1 開発例の構成(SEI起点)

この章で説明する開発例では,SEIを起点としたWebサービスを開発します。

開発するWebサービスの構成を次の表に示します。

表5-1 Webサービスの構成(SEI起点)

項番 項目
1 デプロイするJ2EEサーバの名称 jaxwsserver
2 Webサーバのホスト名とポート番号 webhost:8085
3 ネーミングサーバのURL corbaname::testserver:900
4 コンテキストルート fromjava
5 スタイル document/literal/wrapped
6 名前空間URI http://sample.com
7 ポートタイプ 個数 1
8 ローカル名 AddNumbersImpl
9 オペレーション 個数 1
10 ローカル名 add
11 サービス 個数 1
12 ローカル名 AddNumbersImplService
13 ポート 個数 1
14 ローカル名 AddNumbersImplPort
15 Webサービス実装クラス com.sample.AddNumbersImpl
16 Webサービス実装クラスで公開するメソッド 個数 1
17 メソッド名 add
18 Webサービス実装内のメソッドでスローする例外 個数 1
19 クラス名 com.sample.AddNumbersFault

Webサービス開発時のカレントディレクトリの構成を次の表に示します。

表5-2 カレントディレクトリの構成(SEI起点)

ディレクトリ 説明
c:\temp\jaxws\works\fromjava カレントディレクトリです。




















server\ Webサービスの開発で使用します。


META-INF\ EARファイルのMETA-INFディレクトリに対応します。
application.xml 5.3.4 application.xmlを作成する」で作成します。



src\ Webサービスのソースファイル(*.java)を格納します。「5.3.1 Webサービス実装クラスを作成する」および「5.3.2 Javaソースを生成する」で使用します。






WEB-INF\ WARファイルのWEB-INFディレクトリに対応します。
web.xml 5.3.3 web.xmlを作成する」で作成します。

classes\ コンパイルしたクラスファイル(*.class)を格納します。「5.3.2 Javaソースを生成する」で使用します。
wsdl\ 5.3.5 WSDLファイルを作成する(任意)」で作成します。
fromjava.ear 5.3.6 EARファイルを作成する」で作成します。
fromjava.war
client\ Webサービスクライアントの開発で使用します。




src\ Webサービスクライアントのソースファイル(*.java)を格納します。「5.5.1 サービスクラスを生成する」および「5.5.2 Webサービスクライアントの実装クラスを作成する」で使用します。



classes\ コンパイルしたクラスファイル(*.class)を格納します。「5.5.3 Webサービスクライアントの実装クラスをコンパイルする」で使用します。


usrconf.cfg 5.6.1 Javaアプリケーション用オプション定義ファイルを作成する」で作成します。
usrconf.properties 5.6.2 Javaアプリケーション用ユーザプロパティファイルを作成する」で作成します。

カレントディレクトリのパスは,開発する環境に合わせて変更してください。

なお,以降の説明では,この表に示すディレクトリおよびファイル名を使用します。コマンド実行例やJavaソースなどで太字になっている部分は,この例で使用する指定値や生成される値を示します。構築する環境に合わせて読み替えてください。

また,この章で説明する開発例では,WebサービスとWebサービスクライアントを同じ環境で開発しますが,別の環境で開発することもできます。別の環境で開発する場合は,それぞれの環境に合わせて,カレントディレクトリのパスを読み替えてください。