コンパイル済みのWebサービス実装クラスから，cjwsgenコマンドでJavaソースを生成する場合の，SEIを起点としたWebサービスの開発の流れを次の図に示します。

図2-4　SEIを起点としたWebサービスの開発の流れ（cjwsgenコマンドを使用する場合）

1. cjwsgenコマンドを実行する（追加のJavaソースの生成）
   Webサービス実装クラスは，POJOとして作成する場合とEJBを基に作成する場合があります。どちらの場合も，cjwsgenコマンドを実行して，コンパイルが完了しているWebサービス実装クラスから，JavaBeansクラス（スタブ）など，Webサービスの実装に必要な追加のJavaソースを生成します。このとき，-wsdlオプションを指定すると，WSDLも生成できます。この場合，生成したWSDLは変更しないでください。
   cjwsgenコマンドについては，「11.3　cjwsgenコマンド」を参照してください。
   
2. DDを作成する
   web.xmlおよびapplication.xmlを作成します。web.xmlには，Webサービス固有の情報を記述します。web.xmlの作成については，「3.4　web.xmlの作成」を参照してください。
   
3. EARファイルを作成する
   作成したファイルを含むEARファイルを作成します。EARファイルの作成については，「3.5.3　EARファイルの作成」を参照してください。
   
4. EARファイルをデプロイし，開始する
   作成したEARファイルをデプロイし，J2EEアプリケーション（Webサービス）として開始します。cjimportappコマンドおよびcjstartappコマンドについては，マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjimportapp（J2EEアプリケーションのインポート）」および「cjstartapp（J2EEアプリケーションの開始）」を参照してください。
   運用管理ポータルを使用して，J2EEアプリケーションをデプロイ（インポート）する方法については，マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「12.3.3　J2EEアプリケーションのインポート」を参照してください。
   運用管理ポータルを使用して，J2EEアプリケーションを開始する方法については，マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「12.3.1　J2EEアプリケーションの開始」を参照してください。
   

SEIを起点としたWebサービスの開発例については，次に示す個所を参照してください。

• 「5.3　Webサービスの開発例（SEI起点）」
• 「6.3　Webサービスの開発例（SEI起点・cjwsgenコマンド）」
• 「7.3　Webサービスの開発例（SEI起点・カスタマイズ）」
• 「8.3　Webサービスの開発例（SEI起点・EJBのWebサービス）」
• 「19.3　Webサービスの開発例（SEI起点・wsi:swaRef形式の添付ファイル）」
• 「23.3　Webサービスの開発例（SEI起点・ストリーミング）」
• 「28.3　Webサービスの開発例（SEI起点・アドレッシング）」