定義ディレクトリを管理ユニットへ取り込んだり,管理ユニットから取り出したりします。また,管理ユニットに登録済みの定義ディレクトリと内容を比較します。
アプリケーションサーバの定義ファイルとアプリケーションを定義ディレクトリにまとめて,管理ユニットに取り込む機能です。定義ディレクトリは,管理ユニットに属する仮想サーバ上にアプリケーションサーバを構築するための基となるファイル群です。この定義ディレクトリを管理ユニットに登録するときに使用します。
指定した定義ディレクトリは,ディレクトリの構成やファイルの内容をチェックされ,問題がない場合に管理ユニットへ登録されます。問題がある場合はエラーとなります。なお,登録済みの定義ディレクトリがある場合は,更新(上書き)されます。
管理ユニットに登録されている定義ディレクトリ(アプリケーションサーバの定義ファイルとアプリケーション)を取得する機能です。定義ディレクトリの内容を更新するときや,ほかの環境で管理ユニットを作成する際に定義ファイルやアプリケーションを流用するときに使用します。
指定した管理ユニットに登録されている定義ディレクトリが,出力先ディレクトリにコピーされます。
管理ユニットに登録済みの定義ディレクトリと内容を比較する機能です。管理ユニットに登録されている定義ディレクトリが最新のものかどうかを確認するときに使用します。
管理ユニットに登録済みの定義ディレクトリと,指定した定義ディレクトリが,次の条件で比較され,比較結果が取得されます。
また,比較結果から,指定した定義ディレクトリを管理ユニットに取り込んで仮想サーバへ反映した場合に,構築済みのアプリケーションサーバの定義がどの範囲まで変更されるかが取得されます。変更範囲の意味を次の表に示します。
表7-2 変更範囲の意味
変更範囲 | 意味 |
---|---|
all | 仮想サーバ上のアプリケーションサーバの定義全体が更新されます。アプリケーションサーバは再構築されます。 |
application | 仮想サーバ上のアプリケーションサーバのアプリケーションだけが更新されます。アプリケーションサーバは再構築されません。 |
meta | 仮想サーバマネージャ上の管理ユニットに関する設定が更新されます。仮想サーバ上のアプリケーションサーバは更新されません。 |
none | 定義ディレクトリは更新されません。仮想サーバマネージャ上の管理ユニットと仮想サーバ上のアプリケーションサーバは更新されません。 |