3.1 運用環境の準備

ここでは,仮想化システムの運用環境の構築時に実施する作業について説明します。

運用環境の構築時に実施する作業と作業の要否を次の表に示します。

表3-1 運用環境の構築時に実施する作業と作業の要否

運用環境の構築時に実施する作業作業の要否作業の実施条件参照先
運用環境の設計必ず実施3.1.1
運用環境の構築仮想化システム管理用サーバマシンへのOSのインストール必ず実施3.1.2(1)
NTPクライアントの設定OSの時刻を正確な時刻に調整したい場合3.1.2(2)
負荷分散機の接続環境の設定負荷分散機の接続方式がsshプロトコルまたはAPIを使用した直接接続の場合3.1.2(3)
仮想化システム管理用サーバマシンへの製品のインストール必ず実施3.1.2(4)
仮想サーバマネージャとして動作するための設定必ず実施3.1.2(5)
JP1/Base(認証サーバ)によるアカウント管理を利用するための設定JP1/Baseのユーザー管理を利用して,JP1/Base(認証サーバ)でアカウントを管理する場合(JP1ユーザ認証連携機能使用時)3.1.2(6)
仮想サーバマネージャのセットアップ必ず実施3.1.2(7)
仮想サーバマネージャ管理者アカウントの設定仮想サーバマネージャでアカウントを管理する場合3.1.2(8)
仮想サーバマネージャの環境設定仮想サーバマネージャの動作環境にデフォルト値以外を設定したい場合3.1.2(9)
負荷分散機の接続情報を仮想サーバマネージャで定義するための設定負荷分散機を利用する場合に,仮想サーバマネージャで接続情報を定義したいとき3.1.2(10)
仮想サーバマネージャの自動起動の設定OS起動時に仮想サーバマネージャを自動起動したい場合3.1.2(11)
コマンドの共通引数のデフォルト値の設定コマンド実行時に共通引数を省略したい場合3.1.2(12)
仮想サーバマネージャとJP1を連携するための設定JP1製品(JP1/IM,JP1/AJS3,JP1/Base)と連携する場合3.1.2(13)
JP1と連携するための環境の構築JP1製品(JP1/IM,JP1/AJS3,JP1/PFM,JP1/Base)と連携する場合3.2
運用環境の削除運用環境が不要になった場合3.3
(凡例)
○:必ず実施する作業です。
△:作業の実施条件を満たす場合に実施する作業です。

<この節の構成>
3.1.1 運用環境の設計
3.1.2 運用環境の構築