6.1.2 仮想サーバの起動と停止

仮想サーバを起動して業務を開始します。また,仮想サーバを停止して業務を停止します。

ポイント
作業を実施するユーザ:システム構築者

ここでは,管理ユニット「gyoumu_a」の仮想サーバ識別子が「192.168.1.101」の仮想サーバを起動・停止する手順について説明します。

仮想サーバの起動

仮想サーバを起動して業務を開始します。

負荷分散機を利用している場合は,仮想サーバを閉塞解除する必要があります。仮想サーバの閉塞解除は,次のどちらかのコマンドで実施します。

仮想サーバを起動する手順について説明します。ここでは,負荷分散機を利用している場合の例として,起動してから,vmiunitコマンドのサブコマンド「unblock」で閉塞解除する手順を示します。

  1. 管理用端末マシンから仮想化システム管理用サーバマシンにリモート接続します。
  2. vmiunitコマンドのサブコマンド「start」を使用して,仮想サーバ上のアプリケーションサーバを起動し,業務を開始します。
    コマンドの実行例を次に示します。

    vmiunit start -unit gyoumu_a -vs 192.168.1.101

  3. vmiunitコマンドのサブコマンド「unblock」を使用して,仮想サーバを閉塞解除します。
    コマンドの実行例を次に示します。

    vmiunit unblock -unit gyoumu_a -vs 192.168.1.101

仮想サーバの停止

仮想サーバを停止して,業務を停止します。

負荷分散機を利用している場合は,仮想サーバを閉塞する必要があります。仮想サーバの閉塞は,次のどちらかのコマンドで実施します。

仮想サーバを停止する手順について説明します。ここでは,負荷分散機を利用している場合の例として,vmiunitコマンドのサブコマンド「block」で閉塞してから停止する手順を示します。

  1. 管理用端末マシンから仮想化システム管理用サーバマシンにリモート接続します。
  2. vmiunitコマンドのサブコマンド「block」を使用して,仮想サーバを閉塞します。
    コマンドの実行例を次に示します。

    vmiunit block -unit gyoumu_a -vs 192.168.1.101

  3. vmiunitコマンドのサブコマンド「stop」を使用して,仮想サーバ上のアプリケーションサーバを停止し,業務を停止します。
    コマンドの実行例を次に示します。

    vmiunit stop -unit gyoumu_a -vs 192.168.1.101

    ポイント
    vmiunitコマンドのサブコマンド「block」で仮想サーバを閉塞している場合は,閉塞対象の仮想サーバに対する業務の利用が終了するのを待ってから,仮想サーバを停止することをお勧めします。