仮想化システムの構築・運用時の前提条件を次に示します。
- ハイパーバイザを使用した仮想化ソフトウェア上でアプリケーションサーバを運用する環境を前提とします。
- 仮想サーバに構築するアプリケーションサーバでは,運用管理プロセス(Management Server)をマシン単位に配置します(ホスト単位管理モデル)。
- 仮想化システム以外で構築したアプリケーションサーバは,仮想化システムに適用できません。
- 仮想サーバのホスト名には,「localhost」を設定しないでください。
- 同じ管理ユニット内でハイパーバイザの種類は混在できません。同一の管理ユニットに登録する仮想サーバは,同一のハイパーバイザ上に配置されているものを使用してください。
- 仮想化システムのアプリケーション実行環境で使用できるアプリケーションは,J2EEアプリケーション(EARファイル)です。J2EEアプリケーションは,複数指定できます。アプリケーションの属性を設定するファイルは,Cosminexusアプリケーション属性ファイル(cosminexus.xml)です。これらのファイルを作成する場合の注意事項を次に示します。
- J2EEアプリケーションは,EARファイルで作成してください。EARファイル以外のファイルは,管理ユニットの作成および更新時にエラーとなります。
- J2EEアプリケーションが,ローカルホストのファイルまたはディレクトリにアクセスする場合は,管理ユニットに登録した仮想サーバにそのファイルまたはディレクトリを作成または格納し,必要なアクセス権を設定しておいてください。