7.5.5 障害マークの設定と設定解除

<この項の構成>
(1) 仮想サーバへの障害マークの設定
(2) 仮想サーバからの障害マークの設定解除

(1) 仮想サーバへの障害マークの設定

仮想サーバに障害マークを設定する機能です。どの仮想サーバで障害が発生しているかを明示的に示したいときに使用します。

障害マークは,自動的に設定されたり,設定を自動的に解除されたりしません。仮想サーバの操作に失敗した場合や,実ステータスと論理ステータスが異なる場合など,仮想サーバに障害が発生していると判断したときに,必要に応じて設定してください。障害マークを設定した仮想サーバでも処理を実行できますが,次の処理を実行すると,警告メッセージが出力されます。

なお,障害マークの有無は,「7.5.4 仮想サーバごとの状態取得」機能で確認できます。

●実行方法
実行できるユーザ
  • 仮想サーバマネージャ管理者アカウントを持つユーザ
  • システム構築者アカウントを持つユーザ
実行するコマンドまたは呼び出し元の機能
vmiunitコマンドのサブコマンド「mark」を実行します。
●実行結果

仮想サーバに障害マークが設定されます。また,障害マークの設定情報として,指定されたコメントと,機能が実行された時刻(障害マークの設定時刻)が記憶されます。

(2) 仮想サーバからの障害マークの設定解除

仮想サーバから障害マークの設定を解除する機能です。障害マークを設定した仮想サーバが障害から回復したときに使用します。

●実行方法
実行できるユーザ
  • 仮想サーバマネージャ管理者アカウントを持つユーザ
  • システム構築者アカウントを持つユーザ
実行するコマンドまたは呼び出し元の機能
vmiunitコマンドのサブコマンド「unmark」を実行します。
●実行結果

仮想サーバから障害マークの設定が解除されます。