仮想サーバを起動して業務を開始します。また,仮想サーバを停止して業務を停止します。
- ポイント
- 作業を実施するユーザ:システム構築者
ここでは,管理ユニット「gyoumu_a」の仮想サーバ識別子が「192.168.1.101」の仮想サーバを起動・停止する手順について説明します。
●仮想サーバの起動
仮想サーバを起動して業務を開始します。
負荷分散機を利用している場合は,仮想サーバを閉塞解除する必要があります。仮想サーバの閉塞解除は,次のどちらかのコマンドで実施します。
- -lbオプションを指定して仮想サーバの起動コマンド(vmiunitコマンドのサブコマンド「start」)で実行する
- 仮想サーバを起動したあとに,仮想サーバの閉塞解除コマンド(vmiunitコマンドのサブコマンド「unblock」)を実行する
仮想サーバを起動する手順について説明します。ここでは,負荷分散機を利用している場合の例として,起動してから,vmiunitコマンドのサブコマンド「unblock」で閉塞解除する手順を示します。
- 管理用端末マシンから仮想化システム管理用サーバマシンにリモート接続します。
- vmiunitコマンドのサブコマンド「start」を使用して,仮想サーバ上のアプリケーションサーバを起動し,業務を開始します。
コマンドの実行例を次に示します。
vmiunit start -unit gyoumu_a -vs 192.168.1.101 |
- vmiunitコマンドのサブコマンド「unblock」を使用して,仮想サーバを閉塞解除します。
コマンドの実行例を次に示します。
vmiunit unblock -unit gyoumu_a -vs 192.168.1.101 |
●仮想サーバの停止
仮想サーバを停止して,業務を停止します。
負荷分散機を利用している場合は,仮想サーバを閉塞する必要があります。仮想サーバの閉塞は,次のどちらかのコマンドで実施します。
- 仮想サーバを停止する前に,仮想サーバの閉塞コマンド(vmiunitコマンドのサブコマンド「block」)を実行する
- -lbオプションを指定して仮想サーバの停止コマンド(vmiunitコマンドのサブコマンド「stop」)で実行する
仮想サーバを停止する手順について説明します。ここでは,負荷分散機を利用している場合の例として,vmiunitコマンドのサブコマンド「block」で閉塞してから停止する手順を示します。
- 管理用端末マシンから仮想化システム管理用サーバマシンにリモート接続します。
- vmiunitコマンドのサブコマンド「block」を使用して,仮想サーバを閉塞します。
コマンドの実行例を次に示します。
vmiunit block -unit gyoumu_a -vs 192.168.1.101 |
- vmiunitコマンドのサブコマンド「stop」を使用して,仮想サーバ上のアプリケーションサーバを停止し,業務を停止します。
コマンドの実行例を次に示します。
vmiunit stop -unit gyoumu_a -vs 192.168.1.101 |
- ポイント
- vmiunitコマンドのサブコマンド「block」で仮想サーバを閉塞している場合は,閉塞対象の仮想サーバに対する業務の利用が終了するのを待ってから,仮想サーバを停止することをお勧めします。