12.2.3 XML Schemaのデータ型のサポート範囲

SOAPアプリケーション開発支援機能およびSOAP通信基盤を使用する場合の,XML Schemaのデータ型,およびデータ型の列挙のサポート範囲について次の表に示します。

表12-5 XML Schemaのデータ型,およびデータ型列挙のサポート範囲の一覧

XML Schemaのデータ型データ型データ型の列挙attribute要素list要素※1
xsd:duration
xsd:dateTime※2×
xsd:time×
xsd:date×
xsd:gYearMonth
xsd:gYear
xsd:gMonthDay
xsd:gDay
xsd:gMonth※3
xsd:boolean×
xsd:base64Binary※4××
xsd:hexBinary※4××
xsd:float
xsd:double
xsd:anyURI※5×
xsd:QName
xsd:string
xsd:normalizedString※5×
xsd:token※5
xsd:language※5
xsd:Name※5
xsd:NCName※5
xsd:ID※5
xsd:IDREF※5
xsd:ENTITY※5
xsd:IDREFS※5××
xsd:ENTITIES※5××
xsd:NMTOKEN※5
xsd:NMTOKENS※5××
xsd:decimal
xsd:integer
xsd:nonPositiveInteger
xsd:negativeInteger
xsd:long
xsd:int
xsd:short
xsd:byte
xsd:nonNegativeInteger
xsd:unsignedInt
xsd:unsignedShort
xsd:unsignedByte
xsd:unsignedLong※3
xsd:positiveInteger
xsd:anyType※4※6※7×××
xsd2000:timeInstant※8××××
(凡例)
○:サポートされます。
△:INパラメタおよび戻り値だけサポートされます。
×:サポートされません。
注※1
xsd:list要素のitemType属性に指定するデータ型を指します。
注※2
xsd:dateTime型で紀元前の日付を送信すると,SOAPメッセージ中の日付が正しい値にならないため,受信側で正しい値を受信できません。
注※3
gMonthおよびUnsignedLongには次に示す制限があります。サポート範囲外の値を使用した場合,他社製品と通信できないおそれがあります。

表12-6 gMonthおよびUnsignedLongの制限

WSDLでのデータ型注意事項
gMonthgMonthの送受信パターンは--MM--です。--MMのパターンは扱えません。
UnsignedLongUnsignedLongの範囲は0~9,007,199,254,740,992の整数です。最大値を超えたデータを送受信した場合,値が異なる可能性があるため,範囲内で使用してください。
注※4
WSDLのスタイルがRPC/ENCODEDの場合,wsdl:arrayType属性を使用してsoapenc:Array型を制限した複合型を使用できません。wsdl:arrayType属性に指定しないでください。
注※5
空文字列を送信すると受信時にnullになります。
注※6
複合型の中でmaxOccurs属性を指定した要素は,配列として使用できません。maxOccurs属性を指定した要素のtype属性には指定しないでください。
注※7
xsd:anyType型で,配列型の値を送信しないでください。xsd:anyType型で,配列型の値を送信すると,SOAP Faultまたは例外が発生する場合があります。
注※8
xsd2000:timeInstantは使用できません。代わりに,xsd:dateTimeを使用してください。