14.6.1 アプリケーションログに出力される内容

異常が発生した場合にアプリケーションログに出力される内容を次に示します。

表14-10 異常発生時のアプリケーションログの出力内容

項目内容
日付出力時の日付(yyyy/mm/dd形式)が出力されます。
時刻出力時の時刻(hh:mm:ss形式)が出力されます。
メッセージの種類メッセージの種類によって,次のどちらかが出力されます。
Request SOAP Message(error record)
異常が発生した場合のリクエストメッセージを示します。
Response SOAP Message(error record)
異常が発生した場合のレスポンスメッセージを示します。
シーケンス番号シーケンス番号を出力します。「Seq:<シーケンス番号>」の形式で出力されます。
メッセージメッセージはXML形式で出力されます。ただし,メッセージが破壊されている場合,または文字コードが不正の場合は16進文字列形式で出力されます。

アプリケーションログが出力されるタイミングと同時に,トレースファイルにメッセージの種類およびシーケンス番号の文字列が出力されます。これによって,アプリケーションログの情報がどのタイミングで出力されたのかをトレースファイルから解析できます。

異常発生時のアプリケーションログの出力に関する注意事項を示します。

<この項の構成>
(1) 送受信メッセージの文字コードに関する注意
(2) 受信メッセージの文字参照の有無に関する注意

(1) 送受信メッセージの文字コードに関する注意

アプリケーションログに出力される送受信メッセージの文字コードは,OSのデフォルト文字コードになります。送受信されたメッセージの文字コードと,OSのデフォルト文字コードが異なる場合は,送受信されたメッセージの文字コードと,アプリケーションログに出力されるメッセージの文字コードが異なります。

(2) 受信メッセージの文字参照の有無に関する注意

アプリケーションログに出力される受信メッセージの文字参照の有無は,動作定義ファイルの設定に従います。受信されたメッセージの文字参照の有無と,定義ファイルでの文字参照の有無の設定が異なる場合は,アプリケーションログに出力されるメッセージの内容と,受信したメッセージの内容が異なります。