このマニュアルは,Cosminexusが提供する機能を利用して,SOAPアプリケーションを開発,実行する方法について説明しています。このマニュアルでは,SOAPおよびWSDLの技術を利用して開発し,ネットワーク上でサービスを提供するアプリケーションのことをSOAPアプリケーションと表記します。また,Cosminexusが提供するSOAPアプリケーション開発用の機能をSOAPアプリケーション開発支援機能,SOAPアプリケーション実行用の環境をSOAP通信基盤と表記します。
このマニュアルの対象となるSOAPアプリケーション開発支援機能,およびSOAP通信基盤は,Cosminexusを構成する次のプログラムプロダクトで提供されています。
なお,Cosminexus 08-00からコネクションプーリングのデフォルト設定が無効になりました。コネクションプーリングを使用する場合,「7.4 コネクションプーリング」を参照し,その内容を十分に理解した上で使用してください。
対象読者
このマニュアルは,Cosminexusが提供するSOAPアプリケーション開発支援機能を利用してSOAPアプリケーションを開発する方,およびSOAP通信基盤を利用してSOAPアプリケーションを実行する方を対象としています。このマニュアルをご利用になる方は,次の内容を理解されていることを前提とします。
SOAP通信基盤で出力されるメッセージの説明について
SOAP通信基盤で出力されるメッセージの説明については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ メッセージ1」に記載しています。
読書手順
このマニュアルは,利用目的ごとに章を選択して読むことができます。次の案内に従ってお読みいただくことをお勧めします。
図中で使用する記号
このマニュアルの図中で使用する記号について次に示します。
コーディング例で使用する記号
このマニュアルでは,次に示す記号を使用して,コーディング例を記述しています。
記号 | 意味 |
---|---|
… リーダ | 記述が省略されていることを示します。この記号の直前に示された項目を繰り返し複数個指定できます。
|
/* */ // | コメント文として扱うことを示します。
|
コマンドの形式で使用する記号
このマニュアルでは,次に示す記号を使用して,コマンドの形式を記述しています。
記号 | 意味 |
---|---|
[ ] | この記号で囲まれている項目は,省略してもよいことを示します。 |
< > | この記号で囲まれている項目は,サービスロケーションやファイルなどの可変値を指定することを示します。 |
Windowsの場合のフォルダとパスの表記
このマニュアルでは,Windows,HP-UX,AIX,Linux,およびSolarisで共通の内容の場合,Windowsの「フォルダ」を「ディレクトリ」と表記しています。また,「¥」を「/」と表記しています。
Windowsの場合,「ディレクトリ」を「フォルダ」に,「/」を「¥」に置き換えてお読みください。
プレフィクスと名前空間URIの対応
このマニュアルで使用するプレフィクスと名前空間URIの対応を次に示します。特に断りがないかぎり,次のプレフィクスを使用します。
プレフィクス | 名前空間URI |
---|---|
soap | http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/soap/ |
soapenc | http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/ |
soapenv | http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/ |
wsdl | http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/ |
wsi | http://ws-i.org/profiles/basic/1.1/xsd |
xsd | http://www.w3.org/2001/XMLSchema |
xsd2000 | http://www.w3.org/2000/10/XMLSchema |
xsi | http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance |