7.4.4 コネクションの再利用条件

コネクションの再利用の可否は,SOAPクライアントとSOAPサーバが通信したときの状態によって異なります。

コネクションを再利用できる条件(コネクションを解放しない)
クライアントからのリクエストに含まれるHTTPバージョン,およびサーバからのレスポンスに含まれるHTTPバージョンが1.1の場合に,次のどちらかの状態のとき
  • ConnectionヘッダがKeep-Aliveである
  • Connectionヘッダが存在しない
コネクションを再利用できない条件(コネクションを解放する)
次のどれかの状態のとき
  • サーバからのレスポンスに含まれるHTTPバージョンが1.1で,Connectionヘッダがcloseとなっている場合
  • サーバからのレスポンスに含まれるHTTPバージョンが1.0の場合
  • SSL通信(リクエストURLに"https"を使用)の場合
  • サーバからコネクションを切断された場合※1
  • ソケット通信で例外が発生した場合※2
  • HTTP 1.1仕様に従っていないChunkフォーマットがレスポンスデータに含まれている場合※2
  • レスポンスデータが"HTTP"で開始されていない場合※2
注※1
切断されたコネクションは破棄されたあと再作成されます。再作成されたコネクションを利用して,サーバに再接続します。
注※2
ユーザプログラムにはC4Faultが返されます。