setProperty

インタフェース名:Call

機能
設定するプロパティを指定します。指定できるプロパティを,次の表に示します。

表13-20 指定できるプロパティ

キー名称設定内容指定値
javax.xml.rpc.security.auth.usernameHTTPベーシック認証のユーザ名java.lang.String「:」(コロン)以外の任意の文字列を指定します。空文字列も指定できます。次の値を指定した場合は,JAXRPCExceptionがスローされます。
  • nullを指定した場合
  • 「:」(コロン)を含む文字列を指定した場合
サービスのURLにユーザ名を指定していた場合でも,このプロパティの設定が有効になります。このプロパティを設定することで既存の値が上書きされるので注意してください。
javax.xml.rpc.security.auth.passwordHTTPベーシック認証のパスワードjava.lang.String任意の文字列を指定します。空文字列も指定できます。nullは指定できません。nullを指定した場合は,JAXRPCExceptionがスローされます。
サービスのURLにパスワードを指定していた場合でも,このプロパティの設定が有効になります。このプロパティを設定することで既存の値が上書きされるので注意してください。
両プロパティの指定値の組み合わせによって,HTTP Authorizationヘッダの値は次のとおりとなります。

表13-21 username/passwordの指定値とHTTP Authorizationヘッダの値の対応

username指定値password指定値Authorizationヘッダの値
指定なし指定なしヘッダなし
空文字列指定なし":"のBase64エンコード
空文字列空文字列":"のBase64エンコード
空文字列任意文字列":任意文字列"のBase64エンコード
":"以外の任意文字列指定なし"任意文字列:"のBase64エンコード
":"以外の任意文字列空文字列":任意文字列:"のBase64エンコード
":"以外の任意文字列任意文字列"任意文字列:任意文字列"のBase64エンコード
構文

setProperty(String name, Object value)

引数

表13-22 setPropertyメソッドの引数

仮引数名名称in/out説明
nameプロパティ名inプロパティ名を指定します。
valueプロパティ値inプロパティ値を指定します。
戻り値
ありません。
例外
次の場合にJAXRPCException例外がスローされます。
  • nameにnullを設定した場合
  • valueに不正な値を指定した場合
  • valueが指定の型と異なる場合
  • 指定できるプロパティ以外のプロパティ名を指定した場合