Smart Composer機能のコマンド（cmx_build_systemコマンド）で構築したシステムを，負荷分散機からのリクエストの振り分けを抑止した状態（準備状態）で一括起動します。なお，説明では「8.6　システムの一括構築」で構築したシステムを使用します。

システムを準備状態で一括起動する手順を次に示します。

1. システムを準備状態で開始します。
   cmx_start_targetコマンドを使用して，システム内のすべてのサービスユニットを準備状態で起動します。準備状態にするには，-modeオプションに「READY」を指定します。
   

   Windowsの場合

   <Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\bin\cmx_start_target -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode READY -s MyWebSystem

   UNIXの場合

   # /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_start_target -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode READY -s MyWebSystem

2. cmx_list_statusコマンドを使用して，システム内のすべてのサービスユニットが準備状態（READY）であることを確認してください。
   

   Windowsの場合

   <Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\bin\cmx_list_status -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -s MyWebSystem unit1,MyWebSystem,done,ready unit2,MyWebSystem,done,ready

   UNIXの場合

   # /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_list_status -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -s MyWebSystem unit1,MyWebSystem,done,ready unit2,MyWebSystem,done,ready

cmx_start_targetコマンドおよびcmx_list_statusコマンドの-sオプションには，簡易構築定義ファイルMyWebSystemDef.xmlの<web-system>タグの<name>タグで指定したWebシステム名を指定します。