バッチサーバの作業ディレクトリは,バッチサーバが動作する上で必要な作業領域です。この領域には,ユーザのパスワード情報,インポートされたリソースアダプタなどの情報が格納されます。
バッチサーバには,次の作業ディレクトリがあります。
なお,2.および3.はJ2EEサーバの場合と同じです。詳細は,「7.10.1(4) J2EEリソースアダプタ(コンフィグレーション関連)」および「7.10.1(5) J2EEリソースアダプタ(デプロイ関連)」を参照してください。
ここでは,J2EEリソースの作業ディレクトリの構成について説明します。また,移行コマンド実行後のディレクトリ構成についても説明します。
J2EEリソースのディレクトリ構成を図で示したあと,各ディレクトリを説明します。なお,図中の番号と説明の番号は対応しています。また,図中では,同一ディレクトリに複数の種類のファイルが入る場合は,いちばん長いファイル名だけを記載しています。
図7-15 J2EEリソースのディレクトリ構成
バッチサーバの移行コマンド実行時,作業ディレクトリの下に作業ディレクトリ_oldの名前でディレクトリを作成し,そこに旧バージョンの作業ディレクトリ下のファイルを退避します。バッチサーバの移行コマンド実行後のディレクトリ構成は,J2EEサーバの場合と同じです。詳細は,「7.10.1(8) J2EEサーバ,またはWebコンテナサーバの移行コマンド実行後のディレクトリ構成」を参照してください。この際,「J2EEサーバ」を「バッチサーバ」に置き換えてお読みください。
リソースアダプタの移行コマンド実行時,rarupdate_bkの名前でディレクトリを作成し,各バッチサーバのリソースアダプタのファイルを退避します。リソースアダプタの移行コマンド実行後のディレクトリ構成については,「7.10.1(9) リソースアダプタの移行コマンド実行後のディレクトリ構成」を参照してください。