DB Connectorを使用してデータベースに接続するバッチアプリケーションを開発している場合,バッチサーバでDB Connectorの設定が必要です。DB Connectorを使用するには,システムを起動する前にConnector属性ファイルを編集します。
ここでは,DBConnector_HiRDB_Type4_CP.rarを使用した場合の,DB ConnectorのConnector属性ファイルの取得,および編集手順を例に使用して説明します。DBConnector_HiRDB_Type4_CP.rar以外のRARファイルを使用する場合は,利用するDB ConnectorのRARファイルに読み替えてください。ただし,バッチサーバの場合,グローバルトランザクションは使用できないため,グローバルトランザクション用のRARファイルは使用できません。
Connector属性ファイルの編集手順について次に示します。
- Connector属性ファイルを取得します。
DB Connectorについては,アプリケーションサーバがConnector属性ファイルのテンプレートファイルを提供しています。次の場所からテンプレートファイルを取得してください。
- Windowsの場合
- <Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CC¥admin¥templates
- UNIXの場合
- /opt/Cosminexus/CC/admin/templates
DBConnector_HiRDB_Type4_CP.rarを使用する場合,DBConnector_HiRDB_Type4_CP_cfg.xmlを取得します。
アプリケーションサーバが提供しているConnector属性ファイルのテンプレート,およびテンプレートファイルに関する注意事項については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「4.1 Connector属性ファイル」を参照してください。
- Connector属性ファイルを編集します。
取得したConnector属性ファイルを任意の場所に保存します。ここでは,Connector属性ファイルの名称をMyDBConnectorAttr.xmlとして保存します。
保存したConnector属性ファイルで,データベースへの接続の設定など必要な項目を編集してください。
なお,バッチサーバの場合,リソースへのルックアップには,ユーザ指定名前空間機能を使用してリソースアダプタをルックアップしてください。ユーザ指定名前空間機能での任意のルックアップ名称は,Connector属性ファイルで設定します。
Connector属性ファイルを編集したあとのDB Connectorのデプロイ手順については,「10.6.2 リソースアダプタのインポートと開始」を参照してください。