8.2.1 BIG-IPでの負荷分散機の設定

BIG-IP(BIG-IP v9,BIG-IP v10.1またはBIG-IP v10.2)の場合,負荷分散機の設定は,使用するOSによって異なります。Windowsの場合とUNIXの場合について説明します。

<この項の構成>
(1) Windowsの場合
(2) UNIXの場合

(1) Windowsの場合

運用管理サーバ(Management Serverが稼働するサーバマシン)にsshクライアントプログラムが必要です。使用できるsshクライアントプログラムは,PuTTYのCLIコマンドです。事前にPuTTYを入手し,インストールします。また,PuTTYのインストールフォルダ以下にあるplinkコマンドが格納されたフォルダを,システム環境変数Pathに追加します。環境変数については,「7.3.1 環境変数の設定の要否」を参照してください。なお,Windowsの場合,以降に記述しているsshコマンドは,PuTTYのCLIコマンドを指します。

(2) UNIXの場合

sshコマンドは,初めて使用する際に接続確認の問い合わせ要求を実行します。負荷分散機を使用する場合は,この問い合わせを抑止する必要があります。Management Serverを起動する前に,運用管理サーバ(Management Serverが稼働するサーバマシン)で次に示す設定をして,問い合わせを抑止してください。

root権限のあるユーザでsshコマンドを実行して負荷分散機と接続し,接続確認の問い合わせ要求(Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?)に対して「yes」を応答してください。「yes」を応答したあと,sshコマンドは接続確認の問い合わせ要求を実行しなくなります。