J2EEアプリケーションとリソースの管理で実行できる運用作業とその手段について,次の表に示します。
表E-5 J2EEアプリケーションとリソースの管理で実行できる運用作業とその手段
運用作業 | 手段 | 推奨 | 参照先マニュアル | 参照個所 | |
---|---|---|---|---|---|
Webアプリケーションの稼働状況を確認する | 運用管理コマンド(mngsvrutil) | ◎ | 基本・開発編(Webコンテナ) | 2.19.2 | |
運用管理ポータル | ○ | 運用管理ポータル | 13.14 | ||
アクセス状況に応じて,Webアプリケーションの同時実行スレッド数を動的に変更する | 運用管理コマンド(mngsvrutil) | ◎ | 基本・開発編(Webコンテナ) | 2.19.2 | |
CTMのスケジュールキューの稼働状況を確認する※1 | 運用管理コマンド(mngsvrutil) | ◎ | 拡張編 | 3.6.3 | |
CTMのコマンド(ctmlsque) | ○ | 拡張編 | 3.6.4 | ||
CTMのスケジュールキューの同時実行数を動的に変更する※1 | CTMのコマンド(ctmchpara) | ◎ | 拡張編 | 3.6.4 | |
J2EEアプリケーションの実行状態を確認する | サーバ管理コマンド(cjlistthread) | ◎ | 運用/監視/連携編 | 5.3.11 | |
J2EEアプリケーションでタイムアウトが発生したリクエストをキャンセルする | サーバ管理コマンド(cjstopthread) | ◎ | 運用/監視/連携編 | 5.3.12 | |
J2EEアプリケーションを通常開始する | サーバ管理コマンド(cjstartapp) | ◎ | コマンド編 | cjstartapp(J2EEアプリケーションの開始) | |
運用管理コマンド(mngsvrutil) | ○ | コマンド編 | mngsvrutil(Management Serverの運用管理コマンド) | ||
運用管理ポータル | ○ | 運用管理ポータル | 12.3.1 | ||
J2EEアプリケーションを通常停止する | サーバ管理コマンド(cjstopapp) | ◎ | コマンド編 | cjstopapp(J2EEアプリケーションの停止) | |
運用管理コマンド(mngsvrutil) | ○ | コマンド編 | mngsvrutil(Management Serverの運用管理コマンド) | ||
運用管理ポータル | ○ | 運用管理ポータル | 12.3.2 | ||
J2EEアプリケーションを強制停止する | サーバ管理コマンド(cjstopapp) | ◎ | コマンド編 | cjstopapp(J2EEアプリケーションの停止) | |
運用管理コマンド(mngsvrutil) | ○ | コマンド編 | mngsvrutil(Management Serverの運用管理コマンド) | ||
負荷分散機を使用してサービスを閉塞する※2 | 負荷分散機の機能 | ○ | 運用/監視/連携編 | 5.4.3 | |
Webサーバのサービスを閉塞する | 運用管理コマンド(mngsvrutil) | ○ | コマンド編 | mngsvrutil(Management Serverの運用管理コマンド) | |
Hitachi Web Serverの機能 | ○ | Hitachi Web Server | - | ||
CTMを利用してサービスを閉塞する※1 | 運用管理コマンド(mngsvrutil) | ○ | 拡張編 | 3.7.3 | |
CTMのコマンド(ctmholdque) | ○ | コマンド編 | ctmholdque(スケジュールキューの閉塞) | ||
J2EEサーバを停止してサービスを閉塞する | 運用管理コマンド(mngsvrutil) | ○ | コマンド編 | mngsvrutil(Management Serverの運用管理コマンド) | |
運用管理ポータル | ○ | 運用管理ポータル | 11.10.3 | ||
cjstopsvコマンド | ○ | コマンド編 | cjstopsv(J2EEサーバの停止) | ||
J2EEアプリケーションの閉塞を解除する | サーバ管理コマンド(cjstartapp) | ○ | コマンド編 | cjstartapp(J2EEアプリケーションの開始) | |
運用管理コマンド(mngsvrutil) | ○ | コマンド編 | mngsvrutil(Management Serverの運用管理コマンド) | ||
運用管理ポータル | ○ | 運用管理ポータル | 12.3.1 | ||
J2EEアプリケーションを入れ替える | 通常の入れ替え※3 | サーバ管理コマンド(cjstopapp,cjimportappなど) | ◎ | 運用/監視/連携編 | 5.6.3 |
運用管理ポータル | ○ | 運用管理ポータル | 4.3 | ||
リデプロイによる入れ替え | サーバ管理コマンド(cjreplaceapp) | ◎ | 運用/監視/連携編 | 5.6.3 | |
リロードによる入れ替え | サーバ管理コマンド(cjreloadapp) | ◎ | 運用/監視/連携編 | 5.6.3 | |
JSPを事前にコンパイルしてから,J2EEアプリケーションを入れ替える | cjjspcコマンド | ◎ | 運用/監視/連携編 | 5.6.3 | |
J2EEアプリケーションの名称を変更する | サーバ管理コマンド(cjrenameapp) | ◎ | 運用/監視/連携編 | 5.6.3 | |
Webアプリケーションのサービス部分閉塞を利用してJ2EEアプリケーションを入れ替える | 運用管理ポータル | ○ | 運用/監視/連携編 | 5.4 | |
CTMを利用して,オンライン状態でJ2EEアプリケーションを入れ替える※1 | 運用管理コマンド(mngsvrutil) | ◎ | 拡張編 | 3.7.2 | |
J2EEアプリケーションを本番環境でテストしてから本番運用を開始する | サーバ管理コマンド(cjimportapp,cjstartapp) | ◎ | 運用/監視/連携編 | 5.7.5,5.7.6 | |
コネクションプールの情報を表示する | サーバ管理コマンド(cjlistpool) | ◎ | 基本・開発編(コンテナ共通機能) | 3.15.4 | |
コマンド編 | cjlistpool(コネクションプールの一覧表示) | ||||
コネクションプールをクリアする | サーバ管理コマンド(cjclearpool) | ◎ | 基本・開発編(コンテナ共通機能) | 3.15.5 | |
コマンド編 | cjclearpool(コネクションプール内のコネクション削除) | ||||
JavaBeansリソースを入れ替える | サーバ管理コマンド(cjdeletejb,cjimportjb) | ◎ | 基本・開発編(コンテナ共通機能) | 3.12.5 | |
クラスタ構成のデータベースの場合に,コネクションプールの状態を表示する | サーバ管理コマンド(cjlistrar) | ◎ | 基本・開発編(コンテナ共通機能) | 3.17.4 | |
クラスタ構成のデータベースの場合に,コネクションプールを一時停止する | サーバ管理コマンド(cjsuspendpool) | ◎ | 基本・開発編(コンテナ共通機能) | 3.17.4 | |
クラスタ構成のデータベースの場合に,コネクションプールを再開する | サーバ管理コマンド(cjresumepool) | ◎ | 基本・開発編(コンテナ共通機能) | 3.17.4 | |
リソースの接続テストをする | サーバ管理コマンド(cjtestres) | ◎ | 基本・開発編(コンテナ共通機能) | 3.18 | |
コマンド編 | cjtestres(リソースの接続テスト) | ||||
運用管理ポータル | ○ | 運用管理ポータル | 12.4.3 |
注※1 CTMは,構成ソフトウェアにCosminexus Component Transaction Monitorを含む製品だけで利用できます。利用できる製品については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 概説」の「2.3.1 製品と構成ソフトウェアの対応」を参照してください。
注※2 負荷分散機をSmart Composer機能で管理していない場合に実行します。負荷分散機をSmart Composer機能で管理している場合は,cmx_stop_targetコマンドを使用してサービスを閉塞してください。cmx_stop_targetコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cmx_stop_target(Webシステムまたはサービスユニットの停止)」を参照してください。
注※3 J2EEアプリケーションの通常の入れ替えは,J2EEアプリケーションの停止,J2EEアプリケーションの削除,J2EEアプリケーションのインポートの順に実行してください。