3.1 セットアップウィザードで使用するコマンド

セットアップウィザードで使用するコマンドは,setupwizardコマンドです。

ここでは,setupwizardコマンドでできる操作について説明します。

<この節の構成>
(1) setupwizardコマンドでできる操作
(2) セットアップ情報ファイルの内容表示
(3) setupwizardコマンドの使用方法の表示

(1) setupwizardコマンドでできる操作

setupwizardコマンドでできる操作の一覧を次の表に示します。

表3-1 setupwizardコマンドでできる操作の一覧

操作内容
セットアップウィザードの起動セットアップウィザードを起動します。セットアップウィザードを使用してシステムを構築する場合に使用します。詳細については,「2.2.2 セットアップウィザードの起動」を参照してください。
セットアップ情報ファイルを使用した一括セットアップセットアップ情報ファイルから一括セットアップします。
セットアップ済みのシステムと同じシステムを構築する場合に使用します。詳細については,「2.2.15 セットアップ情報ファイルを使用した一括セットアップ」を参照してください。なお,チューニング済みのシステムをセットアップする場合は,一括セットアップではなく,システムの複製で実施します。
簡易構築定義ファイルのエクスポート簡易構築定義ファイルをエクスポートします。簡易構築定義ファイルには,パラメタのチューニング情報が出力されます。エクスポートした簡易構築定義ファイルは,システムの複製時に使用します。詳細については,「2.3.3(1) 簡易構築定義ファイルのエクスポート」を参照してください。
システムの複製セットアップ情報ファイルと,エクスポートした簡易構築定義ファイルから,システムを複製します。チューニング済みのシステムと同じシステムを構築する場合に使用します。詳細については,「2.3.3(2) システムの複製」を参照してください。
アンセットアップセットアップ済みのシステムをアンセットアップします。セットアップウィザードで構築したシステムを削除する場合に使用します。詳細については,「2.3.4 システムのアンセットアップ」を参照してください。
セットアップ情報ファイルの内容表示セットアップ情報ファイルの内容を表示します。セットアップ情報ファイルの内容を確認する場合に使用します。詳細については,「(2) セットアップ情報ファイルの内容表示」を参照してください。
コマンドの使用方法の表示setupwizardコマンドの使用方法を表示します。setupwizardコマンドのオプションの指定方法を知りたい場合に使用します。詳細については,「(3) setupwizardコマンドの使用方法の表示」を参照してください。

(2) セットアップ情報ファイルの内容表示

setupwizardコマンドに,-viewオプションおよび-fオプションを指定して実行すると,セットアップ情報ファイルの内容を表示できます。

セットアップ情報ファイルの内容表示の実行方法はOSによって異なります。OSごとに,セットアップ情報ファイルの内容表示の実行方法について説明します。

Windowsの場合
次のコマンドをコマンドプロンプトで実行します。

<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥setup¥bin¥setupwizard -view -f <セットアップ情報ファイル>

UNIXの場合
次のコマンドをコマンドプロンプトで実行します。

# /opt/Cosminexus/manager/setup/bin/setupwizard -view -f <セットアップ情報ファイル>

セットアップ情報ファイルの内容表示を実行すると,[セットアップ情報ファイルの内容表示]画面が表示されます。[セットアップ情報ファイルの内容表示]画面を次に示します。

図3-1 [セットアップ情報ファイルの内容表示]画面

[図データ]

セットアップ情報ファイルの内容表示に失敗すると,エラーメッセージが出力され,コマンドは終了します。出力されるエラーメッセージを次の表に示します。

表3-2 内容表示の実行時に出力されるエラーメッセージ

出力されるメッセージ内容
KEOS28029-E-fオプションに指定したセットアップ情報ファイルが存在しない。
KEOS28030-E-fオプションに指定したセットアップ情報ファイルが不正である。

(3) setupwizardコマンドの使用方法の表示

setupwizardコマンドに-hオプションまたは-helpオプションを指定して実行すると,setupwizardコマンドの使用方法を表示できます。

実行方法はOSによって異なります。OSごとに,実行方法について説明します。ここでは,-hオプションを使用する例で説明します。

Windowsの場合
次のコマンドをコマンドプロンプトで実行します。

<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥setup¥bin¥setupwizard -h

UNIXの場合
次のコマンドをコマンドプロンプトで実行します。

# /opt/Cosminexus/manager/setup/bin/setupwizard -h

setupwizardコマンドの使用方法の表示を実行すると,[setupwizardコマンドの形式の表示]画面が表示されます。[setupwizardコマンドの形式の表示]画面を次に示します。

図3-2 [setupwizardコマンドの形式の表示]画面

[図データ]