7.3.2 環境変数の詳細

ここでは,各システムで設定する環境変数の詳細を説明します。

<この項の構成>
(1) LIBPATH,またはLD_LIBRARY_PATH
(2) CSCCFJ_SERVER_HOME
(3) PATH
(4) TPDIR
(5) VBROKER_ADM
(6) PRFSPOOL
(7) OSAGENT_PORT
(8) CTMDIR
(9) CTMSPOOL
(10) TZ

(1) LIBPATH,またはLD_LIBRARY_PATH

指定する環境変数はOSごとに異なります。

使用しているOSの環境変数に次のパスを指定してください。

なお,「/opt/Cosminexus/CTM/lib」は,「7.3.1(1)(b) UNIXの場合」および「7.3.1(2)(b) UNIXの場合」のCTMを使用する場合に必要です。

(2) CSCCFJ_SERVER_HOME

Cosminexus Component Containerのインストールディレクトリとして,次の値を指定してください。

/opt/Cosminexus/CC

(3) PATH

次のパスを指定してください。

Windowsの場合
  • <Cosminexusのインストールディレクトリ>¥jdk¥bin※1
  • <Cosminexusのインストールディレクトリ>¥TPB¥bin
  • <Cosminexusのインストールディレクトリ>¥PRF¥bin
  • <ProgramFiles>¥Common Files¥Hitachi※2
UNIXの場合
  • /opt/Cosminexus/jdk/bin※1
  • /opt/Cosminexus/TPB/bin
  • /opt/Cosminexus/PRF/bin
  • /bin
注※1
CORBAネーミングサービスを手動起動する場合は,環境変数「PATH」の先頭に指定してください。
注※2
デフォルトではインストーラによってシステム環境変数に設定されます。なお,<ProgramFiles>は,通常,システム環境変数%ProgramFiles%に設定されているディレクトリのことです。

 

なお,CTMドメインマネジャやCTMを起動するときには,パフォーマンストレーサのパス(<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥PRF¥bin)を同時に設定しないでください。パフォーマンストレーサのパスを同時に設定すると,CTMがパフォーマンストレーサのライブラリをロードした場合にエラーとなり,起動できません。

(4) TPDIR

Cosminexus TPBrokerのインストールディレクトリとして,次の値を指定してください。

Windowsの場合
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥TPB
UNIXの場合
/opt/Cosminexus/TPB

(5) VBROKER_ADM

ログ出力先などの管理ディレクトリを指定してください。通常,次の値を指定します。

Windowsの場合
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥TPB¥adm
UNIXの場合
/opt/Cosminexus/TPB/adm

(6) PRFSPOOL

パフォーマンストレーサ(PRFデーモン)の実行環境ディレクトリを指定してください。デフォルトのディレクトリがインストーラによって作成されます。

デフォルトのディレクトリを次に示します。

Windowsの場合
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥PRF¥spool
UNIXの場合
/opt/Cosminexus/PRF/spool

デフォルトのディレクトリを変更する場合は,パフォーマンストレーサの実行環境ディレクトリを作成して,この環境変数に指定してください。なお,環境変数が指定されていない場合,パフォーマンストレーサは動作しません。

(7) OSAGENT_PORT

スマートエージェント(osagent)が使用するポート番号を指定してください。5,001~65,535の整数で指定します。デフォルトは,「14000」です。

(8) CTMDIR

CTMのインストールディレクトリとして,次の値を指定してください。

Windowsの場合
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CTM
UNIXの場合
/opt/Cosminexus/CTM

(9) CTMSPOOL

CTMの実行環境ディレクトリを指定してください。デフォルトのディレクトリがインストーラによって作成されます。

デフォルトのディレクトリを次に示します。

Windowsの場合
%CTMDIR%¥spool
UNIXの場合
/opt/Cosminexus/CTM/spool

デフォルトのディレクトリを変更する場合は,CTMの実行環境ディレクトリを作成して,この環境変数に指定してください。

(10) TZ

タイムゾーンを設定してください。通常,「JST-9」を指定します。