一括起動をするにはcmx_start_targetコマンドを,一括停止をするには,cmx_stop_targetコマンドを使用します。システム内のすべてのサービスユニットを一括起動したり,一括停止したりするには,これらのコマンドを使用するときに,-unitオプションの指定を省略します。
ここでは,システム内のすべてのサービスユニットを,一括起動および一括停止する手順について説明します。なお,説明では,バッチサーバを配置するパターン(j2ee-tier)の簡易構築定義ファイルを使用して,「10.4 システムの一括構築」で構築したシステムを使用します。
システム内のすべてのサービスユニットを一括で起動するときの手順を次に示します。システム内のすべてのサービスユニットを稼働状態にするには,-modeオプションに「ALL」を指定します。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥bin¥mngsvrctl -m 192.168.100.11 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd check mngsvr |
# /opt/Cosminexus/manager/bin/mngsvrctl -m 192.168.100.11 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd check mngsvr |
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥bin¥cmx_start_target -m 192.168.100.11 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode ALL -s MyWebSystem |
# /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_start_target -m 192.168.100.11 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode ALL -s MyWebSystem |
リソースアダプタが停止している場合は,サービスユニットを起動したあとで開始する必要があります。リソースアダプタを開始するには,cjstartrarコマンドを使用します。リソースアダプタの開始については,「10.6.2 リソースアダプタのインポートと開始」を参照してください。
システム内のすべてのサービスユニットを一括で停止するときの手順を次に示します。システム内のすべてのサービスユニットを停止状態にするには,-modeオプションに「ALL」を指定します。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥bin¥cmx_stop_target -m 192.168.100.11 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode ALL -s MyWebSystem |
# /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_stop_target -m 192.168.100.11 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode ALL -s MyWebSystem |