3.4 setup.cfg(セットアップウィザード用設定ファイル)

ここでは,setup.cfg(セットアップウィザード用設定ファイル)の形式,格納先,機能,指定できるキー,および注意事項について説明します。

<この節の構成>
(1) 形式
(2) ファイルの格納先
(3) 機能
(4) 指定できるキー
(5) 注意事項

(1) 形式

次のようにキーを指定します。

<キー名称>=<値>

指定方法
  • #で始まる行はコメントとみなされ,その行は無視されます。
  • 値が存在しない行を定義した場合,その行は無視されます。
  • 行頭および行末の空白文字や空行は無視されます。
  • キーと値の間のセパレータには「=」を使用します。「=」前後の空白は無視されます。
  • 改行までが値になります。
  • 同じキーを複数指定した場合は,最後のキーの値を有効とします。
  • 1行は64KB未満とします。
  • ASCII文字だけ使用できます。

(2) ファイルの格納先

ファイルの格納先をOSごとに説明します。

(3) 機能

セットアップウィザードのログファイルの出力先,最大ファイルサイズ,最大ファイル面数などを指定します。

(4) 指定できるキー

指定できるキーとデフォルト値を次に示します。

キー名称内容デフォルト値
setup.log.dirログファイルの出力先ディレクトリを指定します。ファイルセパレータには「/」を使用してください。範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が仮定されます。
UNIXの場合,指定した出力先ディレクトリの上位のディレクトリが存在している必要があります。
  • Windowsの場合
    <Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥setup¥log
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/manager/setup/log
setup.log.filenumログファイル面数を1~16の整数で指定します。範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が仮定されます。4
setup.log.filesizeログファイル一つ当たりの上限サイズ(単位:バイト)を,4096~2147483647の数値で指定します。範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が仮定されます。262144
setup.maintenance.log.filenum保守ログのファイル面数を1~16の整数で指定します。範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が仮定されます。4
setup.maintenance.log.filesize保守ログのファイル一つ当たりの上限サイズ(単位:バイト)を,4096~2147483647の整数で指定します。範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が仮定されます。16777216

(5) 注意事項

セットアップウィザード実行時に,setup.cfgファイルの読み込みに失敗した場合は,メッセージKEOS28056-Eが出力され,セットアップウィザードは終了します。