Webアプリケーションのサンプルプログラムは,次のディレクトリに格納されます。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CC¥examples¥webapps
サンプルプログラムの概要と実行手順を示します。
Webアプリケーションのサンプルとして,Servlet 2.4仕様に準じたサーブレットおよびJSPのサンプルプログラムを利用できます。ここでは,前提事項,サンプルプログラムの種類,およびサンプルプログラムの構成について説明します。
Webアプリケーションのサンプルプログラムの前提事項を次に示します。
また,Webアプリケーションのサンプルプログラムでは,JSTL 1.1を使用します。JSTL 1.1はサンプルに含まれないため,別途用意する必要があります。
提供するサンプルプログラムの種類を次に示します。
Webアプリケーションのサンプルプログラムは,展開ディレクトリ形式のアプリケーションとしてそのまま使用できます。<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CC¥examples¥webapps以下の構成を次に示します。
図F-45 webappsディレクトリ以下の構成
以降に説明するWebアプリケーションのサンプルプログラムの実行手順では,<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CC¥examplesの下にあるwebappディレクトリを,<webappsディレクトリ>と表記します。
サンプルプログラムの実行手順を示します。この手順では,次の機能を使用します。
JSTL 1.1で提供されるjstl.jar,standard.jar,およびJSTL 1.1が前提とするライブラリを次のディレクトリ以下に配置します。
<webappsディレクトリ>¥app¥webapp-examples¥WEB-INF¥lib
サンプルで提供するバッチファイル(compile.bat)を使用して,Webアプリケーションのサーブレット,フィルタ,リスナ,JavaBeansのJavaソースファイル,およびJSPファイルをコンパイルします。
なお,サーブレットやフィルタなどJavaソースファイルはjavacコマンドが使用され,JSPファイルのコンパイルには,cjjspcコマンドが使用されます。
「付録F.1(1) J2EEサーバのセットアップ」を参照してください。
「付録F.1(2) J2EEサーバのカスタマイズ」を参照してください。
「付録F.1(3) J2EEサーバの起動」を参照してください。
サンプルで提供するバッチファイル(setupUsers.bat)を使用して,ユーザおよびロールを登録します。このバッチファイルでは,J2EEサーバ名「MyServer」のJ2EEサーバに対し,ユーザの登録とロールの登録の処理が実行されます。
このバッチファイルで実行される処理の内容を示します。
ここで登録したユーザ名とパスワードは,JSPのサンプルページの「Security」で使用します。
「付録F.1(5) アプリケーションのインポート,設定,および開始」を参照してください。
ブラウザを起動し,URLに次の文字列を指定してWebアプリケーションのトップページにアクセスします。
http://<マシン名>/examples
ポート番号をカスタマイズしている場合は,<マシン名>のあとに,「:<ポート番号>」を指定してください。
J2EEサーバを起動したホストからアクセスする場合は,次のように指定します。
http://localhost/examples
アクセスに成功すると,次のようなトップ画面が表示されます。
図F-46 Webアプリケーションのサンプルプログラムの実行例
「付録F.1(6) アプリケーションの停止,削除」を参照してください。
「付録F.1(7) J2EEサーバの終了」を参照してください。