システムの運用監視で実行できる運用作業とその手段について,次の表に示します。
表E-2 システムの運用監視で実行できる運用作業とその手段
運用作業 | 手段 | 推奨 | 参照先マニュアル | 参照個所 |
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サービスユニットのステータスを確認する | cmx_list_statusコマンド | ○ | コマンド編 | cmx_list_status(サービスユニット状況の表示) |
論理サーバのステータスを確認する | 運用管理コマンド(mngsvrutil) | ◎ | 運用/監視/連携編 | 2.5.2 |
運用管理ポータル | ○ | 運用管理ポータル | 13.4 | |
Webシステム内のサービスユニットの構成を確認する | cmx_list_modelコマンド | ◎ | コマンド編 | cmx_list_model(Webシステムの情報モデルの取得) |
稼働情報ファイルを参照して,J2EEサーバおよびSFOサーバの稼働情報を監視する | - | ◎ | 運用/監視/連携編 | 3章 |
J2EEサーバおよびSFOサーバの稼働情報を監視する※1 | 運用管理コマンド(mngsvrutil) | ○ | 運用/監視/連携編 | 8章 |
運用管理ポータル | ○ | 運用管理ポータル | 13.5 | |
リソースの使用率や使用数を監視して,しきい値を超えた場合に原因を調査する | - | ◎ | 運用/監視/連携編 | 4章 |
稼働情報ファイルに出力される稼働情報,またはリソースの枯渇状況に応じてメッセージが出力された場合の処理を自動化する(Managementアクション) | - | ◎ | 運用/監視/連携編 | 9章 |
運用管理ドメイン内のCTMの稼働統計情報を確認する※2 | 運用管理コマンド(mngsvrutil) | ◎ | 運用/監視/連携編 | 10.2 |
CTMデーモン単位の稼働統計情報を確認する※2 | CTMのコマンド(ctmstsed) | ○ | コマンド編 | ctmstsed(稼働統計情報の編集と出力) |
CTMのスケジュールキューの滞留状況を監視する※2,※3 | CTMのコマンド(ctmstart) | ○ | コマンド編 | ctmstart(CTMデーモンの開始) |
トランザクションの状態を確認する | サーバ管理コマンド(cjlisttrn) | ◎ | 基本・開発編(コンテナ共通機能) | 3.15.9 |
注※1 稼働情報ファイルを参照した稼働情報の監視で取得できる情報よりも詳細な情報を参照したい場合に,運用管理コマンドを使用した稼働情報の監視を行ってください。
注※2 CTMは,構成ソフトウェアにCosminexus Component Transaction Monitorを含む製品だけで利用できます。利用できる製品については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 概説」の「2.3.1 製品と構成ソフトウェアの対応」を参照してください。
注※3 Smart Composer機能を使用してCTMのスケジュールキューの滞留監視をする場合は,簡易構築定義ファイルで定義します。そのため,運用時の作業は必要ありません。