7.6.3 Management Serverの動作環境の設定

mngsvrctlコマンドやManagement Serverのプロパティで,Management Serverを利用するユーザのアカウント情報,Management Serverが出力するログ情報など,Management Serverの動作環境を設定してください。

Management Serverの動作環境の設定内容を次の表に示します。

表7-9 Management Serverの動作環境の設定内容

設定項目設定内容設定の要否
管理ユーザアカウントの設定Management Serverのセットアップ時に管理ユーザアカウントを設定していない場合は,mngsvrctlコマンドで引数setupを指定して,Management Serverを利用するユーザのアカウント情報を設定します。mngsvrctlコマンドについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「mngsvrctl(Management Serverの起動/停止/セットアップ)」を参照してください。
ログの設定mserver.propertiesで,Management Serverが出力するログのログレベル,ファイル数,サイズなどを設定します。
次のキーを指定します。
  • com.cosminexus.mngsvr.log.levelキーに,Management Serverのログの出力レベルを指定します。
  • com.cosminexus.mngsvr.log.rotateキーに,Management Serverのログのファイル面数を指定します。
  • com.cosminexus.mngsvr.log.sizeキーに,Management Serverのログのファイルサイズを指定します。
開始時の設定mserver.propertiesで,Management Serverを起動するときに,論理サーバを一括起動するかどうかを設定します。一括起動する場合には,この設定が必要です。
一括起動する設定については,「7.7 システムの起動と停止の設定」を参照してください。
性能解析トレース収集の設定mserver.propertiesで,com.cosminexus.mngsvr.traceキーに,Management Serverで保持する性能解析トレースファイルの面数を設定します。
JP1連携の設定mserver.propertiesで,com.cosminexus.mngsvr.jp1event.enabledキーに,Management Serverの障害情報(検知した障害や論理サーバの起動の通知など)をJP1イベントとして発行するかどうかを指定します。このほかに,com.cosminexus.mngsvr.jp1eventから始まるキーで,Management Serverの障害情報をJP1へ通知するための設定をします。JP1と連携する機能を利用する場合には,この設定が必要です。JP1との連携については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「12. JP1と連携したシステムの運用」を参照してください。
(凡例)
○:設定します。
△:デフォルトの設定を変更する場合,特定の機能を使用する場合に設定します。
注※
Management Serverのセットアップ時に,管理ユーザアカウントを設定している場合は,設定不要です。ただし,セットアップ時に設定した管理ユーザアカウントを変更したい場合は,mngsvrctlコマンドを使用して再設定してください。