10.9 Smart Composer機能で使用できるアプリケーションサーバの機能の一覧と参照先

アプリケーションサーバの機能をSmart Composer機能で構築するシステムで使用する場合,機能を有効にするための設定が必要なときがあります。ここでは,Smart Composer機能で使用できるアプリケーションサーバの機能について説明します。なお,アプリケーションサーバで使用している機能の詳細や,機能を有効にするための設定については,参照先マニュアルを参照してください。

Smart Composer機能で使用できるアプリケーションサーバの機能の一覧と参照先(参照先マニュアルおよび参照個所)を次の表に示します。なお,参照先マニュアルでは,マニュアル名称の「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説」を省略しています。

表10-12 Smart Composer機能で使用できるアプリケーションサーバの機能の一覧と参照先(バッチアプリケーションを実行するシステム)

項番Smart Composer機能で使用できるアプリケーションサーバの機能参照先マニュアル参照個所
1EJBコンテナの機能Enterprise Beanの実行基本・開発編(EJBコンテナ)2.2
2EJB仕様準拠のチェック2.3
3CMPフィールドとデータ型のマッピング2.4
4EJBコンテナのJNDI名前空間へのリファレンス登録2.5
5外部リソースとの接続2.6
6Enterprise Beanでのトランザクション管理2.7
7Entity Beanのキャッシュモデル(コミットオプション指定)2.8
8Stateless Session Bean,Entity Beanのプールの管理2.9
9Enterprise Beanへのアクセス制御2.10
10EJBコンテナでのタイムアウトの設定※12.11
11EJBのリモートインタフェースの呼び出し2.13
12Enterprise Beanの呼び出し3.4
13EJBクライアントアプリケーションでのトランザクションの実装3.5
14RMI-IIOPスタブ,インタフェースの取得3.7
15ネーミング管理の機能JNDI名前空間へのオブジェクトのバインドとルックアップ基本・開発編(コンテナ共通機能)2.3
16Enterprise BeanまたはJ2EEリソースへの別名付与(ユーザ指定名前空間機能)※22.4
17ラウンドロビンポリシーによるCORBAネーミングサービスの検索2.5
18ネーミング管理機能でのキャッシング2.6
19CORBAネーミングサービスの切り替え2.8
20リソース接続とトランザクション管理の機能コネクションプーリング3.14.1
21コネクションプールのウォーミングアップ3.14.2
22コネクションプール数調節機能3.14.2
23コネクションシェアリング・アソシエーション※33.14.3
24ステートメントプーリング3.14.4
25ライトトランザクション3.14.5
26DataSourceオブジェクトのキャッシング3.14.7
27DB Connectorのコンテナ管理でのサインオンの最適化3.14.8
28コネクションの障害検知3.15.1
29コネクション枯渇時のコネクション取得待ち3.15.2
30コネクションの取得リトライ3.15.3
31コネクションプールの情報表示3.15.4
32コネクションプールのクリア3.15.5
33トランザクションタイムアウトとステートメントキャンセル3.15.8
34障害調査用SQLの出力3.15.10
35オブジェクトの自動クローズ3.15.11
36コネクションプールのクラスタ化(コネクションプールの一時停止・再開・状態表示)3.17
37リソースへの接続テスト3.18
38コンテナ拡張ライブラリの機能コンテナ拡張ライブラリ13.3
39サーバ起動・停止フック機能13.4
40スマートエージェント経由でのCORBAオブジェクトの呼び出し13.5
41バッチアプリケーション実行時に使用する機能バッチアプリケーション実行機能拡張編2.3
42ガーベージコレクション制御機能2.9
43CTMによるEnterprise Beanのスケジューリング機能リクエストの流量制御3.4
44リクエストの閉塞制御3.7
45リクエストの負荷分散3.8
46リクエストのキューの滞留監視3.9
47そのほかの拡張機能バッチアプリケーションのスケジューリング4章
48明示管理ヒープ機能を使用したフルガーベージコレクションの抑止8章
49複数の構築済み実行環境の切り替え11章
50ユーザログ出力12章
51システムの日常運用を支援する機能システムの起動・停止運用/監視/連携編2章
52稼働情報の監視(稼働情報収集機能)3章
53リソースの枯渇監視4章
54運用管理コマンドによる稼働情報の出力8章
55Managementイベントの通知とManagementアクションによる処理の自動実行9章
56CTMの稼働統計情報の収集10章
57システムの保守を支援する機能コンソールログの出力11章
58システムの監査を支援する機能監査ログの出力機能6章
59データベース監査証跡連携機能7章
60JP1連携による運用管理機能JP1と連携したシステムの運用12章
61システムの構成定義および管理(JP1/IM - CMとの連携)13章
62システムの集中監視(JP1/IMとの連携)14章
63ジョブによるシステムの自動運転(JP1/AJSとの連携)15章
64シナリオによるシステムの自動運転(JP1/AJS2 - SOとの連携)16章
65監査ログの収集および一元管理(JP1/NETM/Auditとの連携)17章
66クラスタソフトウェアとの連携による系切り替え機能相互系切り替えシステム20章
67ホスト単位管理モデルを対象にした系切り替えシステム22章
68システムの保守のための機能トラブルシューティング保守/移行/互換編2章,3章,4章,5章
69性能解析トレースを使用したシステムの性能解析6章,7章
70日立固有のJavaVMの機能クラス別統計機能8.3
71インスタンス統計機能8.4
72STATICメンバ統計機能8.5
73参照関係情報出力機能8.6
74統計前のガーベージコレクション選択機能8.7
75Tenured領域内不要オブジェクト統計機能8.8
76Tenured増加要因の基点オブジェクトリスト出力機能8.9
77クラス別統計情報解析機能8.10
78Survivor領域の年齢分布情報出力機能8.11
79ファイナライズ滞留解消機能8.12
80hndlwrap機能8.13
81JITコンパイル時のCヒープ確保量の上限値設定機能8.14
82スレッド数の上限値設定機能8.15
83旧バージョンの製品から移行するための機能旧バージョンのアプリケーションサーバからの移行12章
84旧バージョンの製品との互換のための機能Cosminexus DABroker Libraryを使用したデータベース接続11章

注※1 RMI-IIOP通信のタイムアウトだけ使用できます。

注※2 J2EEリソースへの別名付与が使用できます。Enterprise Beanへの別名付与は使用できません。

注※3 コネクションシェアリングが使用できます。コネクションアソシエーションは使用できません。