ここでは,Server Plug-inを使用するための設定について説明します。Server Plug-inを使用してリソースアダプタやJ2EEアプリケーションの設定をする場合,あらかじめ,Server Plug-inを使用するための設定をしておく必要があります。次にServer Plug-inの設定の手順を示します。
- Eclipseをインストールします。
インストールの手順については,Eclipseのドキュメントを参照してください。
- Java実行環境を指定します。
Eclipseを使用するにはJava実行環境が必要です。Java実行環境の指定については,「7.8.1 Java実行環境の指定」を参照してください。
- Server Plug-inをEclipseに組み込みます。
Server Plug-inの組み込み手順については,「7.8.2 Server Plug-inの組み込み手順」を参照してください。
- Management Serverで,Server Plug-inを使用するための設定をします。
Server Plug-inが接続するManagement Serverで,Server Plug-inを使用するための設定をします。Server Plug-inを使用するための設定については,「7.8.3 Server Plug-inを使用するためのManagement Serverの設定」を参照してください。
- Server Plug-inの環境設定をします。
Server Plug-inの環境設定では,ホストへの接続情報を設定します。
Server Plug-inはManagement Serverに接続して,Management Serverが管理している運用管理ドメイン内の論理サーバの操作をします。このため,操作したい運用管理ドメインが定義されているホストへの接続について設定します。
uCosminexus Operatorの場合は,接続先のアプリケーションサーバマシンで定義されているホストについて,接続情報を設定します。
Server Plug-inの環境設定については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「11.1.1 Server Plug-inの環境設定」を参照してください。
また,必要に応じて,次の設定をしてください。
- Server Plug-inの表示言語の変更
Server Plug-inの表示言語を変更できます。Server Plug-inの表示言語はOSのロケールに合わせて選択されますが,OSのロケールと異なる言語を表示させたい場合は,次のどちらかの方法で言語を指定してください。
- Eclipseで提供されているeclipse.iniファイル内に次の行を追加する。
-vmargs
-Duser.language=en※
- Eclipseの起動引数に次の内容を指定する。
eclipse.exe -vmargs -Duser.language=en※
- 注※
- 英語表示の場合は「en」,日本語表示の場合は「ja」を指定します。
- コンテナ拡張ライブラリを使用するための設定
コンテナ拡張ライブラリを使用する場合は,運用管理エージェントのシステムクラスパスの設定が必要になります。さらに,コンテナ拡張ライブラリからJNI機能を使用する場合には,運用管理エージェントのライブラリパスの設定が必要になります。
- システムクラスパスの設定
adminagentuser.cfgのadd.class.pathキーに,コンテナ拡張ライブラリ用のJARファイルのパスを指定します。
- ライブラリパスの設定
adminagentuser.cfgのadd.library.pathキーに,JNI用ライブラリの検索パスを指定します。
ファイルおよびキーの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「10.4 adminagentuser.cfg(運用管理エージェント用オプション定義ファイル)」を参照してください。コンテナ拡張ライブラリの機能の詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「13.3 コンテナ拡張ライブラリの機能」を参照してください。
- <この節の構成>
- 7.8.1 Java実行環境の指定
- 7.8.2 Server Plug-inの組み込み手順
- 7.8.3 Server Plug-inを使用するためのManagement Serverの設定