Management Serverのプロパティファイル(mserver.properties)で,Management Serverが使用するポート番号や,Management Serverへのアクセスを許可するホストなどを指定できます。
mserver.propertiesに指定するキーを次に示します。キーの詳細,およびここで説明していないキーについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「10.7 mserver.properties(Management Server環境設定ファイル)」を参照してください。
- adminagent.connector.comm.state.cache_max_time
運用管理エージェントとの通信状態をキャッシュする最大時間を指定します。
- webserver.connector.ajp13.port
Management Server内部通信用ポート番号を指定します。
- webserver.connector.http.port
Management Server接続HTTPポート番号を指定します。
- webserver.shutdown.port
Management Server終了要求受信ポート番号を指定します。
- webserver.connector.http.permitted.hosts
Management Serverへのアクセスを許可するホストおよび運用管理エージェント稼働ホストの,IPアドレスまたはホスト名を指定します。
- mngsvr.myhost.name
Management Serverが稼働するホストに,論理サーバを配置するホストからアクセス可能なIPアドレス,またはそのIPアドレスを示すホスト名を指定します。Management Serverが稼働するホストが複数個のIPアドレスを持っていて,ホスト名が意図するIPアドレスに変換されないおそれがある場合に,このキーを指定します。
これらのキーのほかに,mserver.propertiesでは次の設定ができます。
- snapshotログ収集や障害検知時コマンドによる資料取得のためのキーを設定できます。snapshotログ収集の設定,および障害検知時コマンドによる資料取得のための設定については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行/互換編」の次の個所を参照してください。
- 3.3.1 障害検知時コマンドによる資料取得の設定(J2EEアプリケーションを実行するシステム)
- 3.3.2 障害検知時コマンドによる資料取得の設定(バッチアプリケーションを実行するシステム)
- 3.3.3 snapshotログ収集の設定(J2EEアプリケーションを実行するシステム)
- 3.3.4 snapshotログ収集の設定(バッチアプリケーションを実行するシステム)
- 管理ユーザアカウントを設定しないでManagement Serverにログインすることもできます。この場合,管理ユーザアカウントの省略機能を有効にします。機能の設定については,「7.6.5 管理ユーザアカウントを設定しない場合の設定」を参照してください。
また,必要に応じて,cmxserver.properties(サーバ設定プロパティファイル)で,Smart Composer機能で使用するコマンドの実行環境を設定します。
cmxserver.propertiesに指定するキーを次に示します。キーの詳細,およびここで説明していないキーについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.2 cmxserver.properties(サーバ設定プロパティファイル)」を参照してください。
- cmx.max_wait_time
共通オプション-waitを指定して実行したコマンドに有効で,すでに実行しているコマンドの完了を待つときの最大待ち時間を指定します。デフォルトで,180秒が設定されています。
運用管理エージェントのプロパティファイル(adminagent.properties)で,運用管理エージェントが使用するポート番号などを指定できます。
- adminagent.adapter.port
運用管理エージェントがManagement Serverとの通信に使用するポート番号を指定します。
これらのキーのほかに,adminagent.propertiesでは,論理サーバの動作確認やsnapshotログの収集先などを設定できます。論理サーバの動作確認の設定については,「7.6.4 運用管理エージェントによる論理サーバの監視に関する設定」を参照してください。snapshotログの収集先の設定については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行/互換編」の次の個所を参照してください。
- 3.3.3 snapshotログ収集の設定(J2EEアプリケーションを実行するシステム)
- 3.3.4 snapshotログ収集の設定(バッチアプリケーションを実行するシステム)