「9.6.1 WebサーバとJ2EEサーバを同じサーバマシンに配置するパターン(combined-tier)のシステムのスケールアウト」で追加したサービスユニットを削除する場合を例にして,説明しています。このため,削除するサービスユニット名は「unit3」となります。
- 注意
- Webシステムの構成を変更するとWebシステムが動作するために必要なリソースも変更する必要があります。Webシステムが動作するために必要なリソースの見積もりについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「5. 使用するリソースの見積もり(J2EEアプリケーション実行基盤)」を参照してください。
- サービスユニットを削除します。
削除するサービスユニットを停止して,システムの情報モデルから削除します。なお,削除するサービスユニットは実行中のリクエストの処理を完了してから停止します。
ここでは次の内容を実施しています。
- cmx_stop_targetコマンドを使用して,削除するサービスユニット「unit3」を一括停止します。このとき,コマンドの-modeオプションで「ALL」を指定して,停止状態にします。
- cmx_delete_systemコマンドを使用して,サービスユニット「unit3」を削除します。なお,このコマンドを実行すると,Management Serverに登録されたシステムの情報モデルと負荷分散機に設定した情報は削除されます。
- Windowsの場合
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥bin¥cmx_stop_target -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode ALL -s MyWebSystem -unit unit3
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥manager¥bin¥cmx_delete_system -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -s MyWebSystem -unit unit3 |
- UNIXの場合
# /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_stop_target -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode ALL -s MyWebSystem -unit unit3
# /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_delete_system -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -s MyWebSystem -unit unit3 |
- cmx_delete_systemコマンドについて
- J2EEサーバやWebサーバの環境削除などのアンセットアップを実行しません。cmx_delete_systemコマンドについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cmx_delete_system(Webシステムの削除)」を参照してください。
- 参考
- Webシステムを削除して,Webシステム単位でもスケールインできます。この場合は,cmx_stop_targetコマンドおよびcmx_delete_systemコマンドで,削除対象のWebシステムを指定します。各コマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の次の個所を参照してください。
- cmx_delete_system(Webシステムの削除)
- cmx_stop_target(Webシステムまたはサービスユニットの停止)