mngsvrctlコマンドやManagement Serverのプロパティで,Management Serverを利用するユーザのアカウント情報,Management Serverが出力するログ情報など,Management Serverの動作環境を設定してください。
Management Serverの動作環境の設定内容を次の表に示します。
表7-9 Management Serverの動作環境の設定内容
設定項目 | 設定内容 | 設定の要否 |
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管理ユーザアカウントの設定 | Management Serverのセットアップ時に管理ユーザアカウントを設定していない場合は,mngsvrctlコマンドで引数setupを指定して,Management Serverを利用するユーザのアカウント情報を設定します。mngsvrctlコマンドについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「mngsvrctl(Management Serverの起動/停止/セットアップ)」を参照してください。 | ○※ |
ログの設定 | mserver.propertiesで,Management Serverが出力するログのログレベル,ファイル数,サイズなどを設定します。 次のキーを指定します。
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開始時の設定 | mserver.propertiesで,Management Serverを起動するときに,論理サーバを一括起動するかどうかを設定します。一括起動する場合には,この設定が必要です。 一括起動する設定については,「7.7 システムの起動と停止の設定」を参照してください。 | △ |
性能解析トレース収集の設定 | mserver.propertiesで,com.cosminexus.mngsvr.traceキーに,Management Serverで保持する性能解析トレースファイルの面数を設定します。 | △ |
JP1連携の設定 | mserver.propertiesで,com.cosminexus.mngsvr.jp1event.enabledキーに,Management Serverの障害情報(検知した障害や論理サーバの起動の通知など)をJP1イベントとして発行するかどうかを指定します。このほかに,com.cosminexus.mngsvr.jp1eventから始まるキーで,Management Serverの障害情報をJP1へ通知するための設定をします。JP1と連携する機能を利用する場合には,この設定が必要です。JP1との連携については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「12. JP1と連携したシステムの運用」を参照してください。 | △ |