Smart Composer機能を使用すると,業務全体を停止することなく,システムの構成を変更できます。システムの規模を拡張する場合は,システムをスケールアウトします。
構成定義パターンと,システムのスケールアウト手順の参照先を次の表に示します。なお,構成定義パターンについては,「5.1 J2EEアプリケーションを実行するシステムでの構成定義パターンの選定」を参照してください。
表9-12 構成定義パターンとシステムのスケールアウト手順の参照先
構成定義パターン | システムのスケールアウト手順の参照先 |
---|---|
WebサーバとJ2EEサーバを同じサーバマシンに配置するパターン(combined-tier) | 「9.6.1 WebサーバとJ2EEサーバを同じサーバマシンに配置するパターン(combined-tier)のシステムのスケールアウト」 |
WebサーバとJ2EEサーバを別のサーバマシンに配置するパターン(http-tierとj2ee-tierとの組み合わせ) | 「9.6.1 WebサーバとJ2EEサーバを同じサーバマシンに配置するパターン(combined-tier)のシステムのスケールアウト」 |
インプロセスHTTPサーバを使用するパターン(j2ee-tier) | 「9.6.1 WebサーバとJ2EEサーバを同じサーバマシンに配置するパターン(combined-tier)のシステムのスケールアウト」 |
SFOサーバを使用するパターン(sfo-tier) | 「9.6.2 SFOサーバを使用するパターン(sfo-tier)のシステムのスケールアウト」 |
CTMを使用するパターン(ctm-tier) | 「9.6.3 CTMを使用するパターン(ctm-tier)のシステムのスケールアウト」 |
注 論理ユーザサーバを配置するシステムをスケールアウトする場合は,構成変更定義ファイルのサービスユニットの定義で,追加する論理ユーザサーバを定義してください。構成変更定義ファイルのサービスユニットの定義例は,「9.6.1 WebサーバとJ2EEサーバを同じサーバマシンに配置するパターン(combined-tier)のシステムのスケールアウト」を参照してください。
なお,追加するアプリケーションサーバのセットアップに,JP1/SC/DPMのディスク複製OSインストール機能を利用することもできます。この機能を利用すると,すでに稼働しているホストの環境を複製して,新規に作成するホストに対してOSや必要なアプリケーションのインストール,および環境設定が一括で操作できます。JP1/SC/DPMを利用する場合の,システムのスケールアウトの手順については,「9.8 JP1/SC/DPMを利用したシステムのスケールアウトとスケールイン」を参照してください。