8.1.2 システム構築で使用するファイル

ここでは,システムの構築で使用するファイルのうち,主なファイルについて説明します。ここで説明していないファイルについては,システム構築の手順の中で適宜説明します。

注意
ファイルを変更する場合は,J2EEサーバを停止してください。J2EEサーバの稼働中にファイルの内容を変更した場合の動作は保証されません。
<この項の構成>
(1) Management Serverのファイル
(2) Smart Composer機能のファイル
(3) J2EEサーバのファイル
(4) Webサーバ連携で使用するファイル

(1) Management Serverのファイル

(2) Smart Composer機能のファイル

(3) J2EEサーバのファイル

 

参考
J2EEサーバのファイルには,このほかに次のファイルがあります。Smart Composer機能を使用してシステムを構築する場合,これらのファイルで設定する内容(キー)は,簡易構築定義ファイルのパラメタで設定します。
usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル
J2EEサーバのユーザプロパティを指定するファイルです。J2EEサーバが使用するネーミングサービス,トランザクション,コネクション,コンテナ,ログ,セキュリティなどを指定します。
ファイルの格納場所を次に示します。usrconf.propertiesについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「2.4 usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)」を参照してください。
  • Windowsの場合
    <Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CC¥server¥usrconf¥ejb¥<サーバ名称>¥usrconf.properties
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/CC/server/usrconf/ejb/<サーバ名称>/usrconf.properties
usrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル
J2EEサーバのJavaVMの起動オプションを指定するファイルです。
ファイルの格納場所を次に示します。usrconf.cfgについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「2.3 usrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル)」を参照してください。
  • Windowsの場合
    <Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CC¥server¥usrconf¥ejb¥<サーバ名称>¥usrconf.cfg
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/CC/server/usrconf/ejb/<サーバ名称>/usrconf.cfg
usrconf.propertiesおよびusrconf.cfgは,Smart Composer機能を使用しないで,ファイル編集やコマンド実行でシステムを構築する場合などに使用します。

(4) Webサーバ連携で使用するファイル

 

参考
Webサーバ連携で使用するファイルには,このほかに次のファイルがあります。
uriworkermap.properties(Microsoft IIS用マッピング定義ファイル)
Microsoft IISでのURLパターンとワーカのマッピングを設定します。
ファイルの格納場所を次に示します。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CC¥web¥redirector¥uriworkermap.properties
isapi_redirect.conf(Microsoft IIS用リダイレクタ動作定義ファイル)
Microsoft IISでのリダイレクタの動作を設定します。
ファイルの格納場所を次に示します。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CC¥web¥redirector¥isapi_redirect.conf
uriworkermap.propertiesおよびisapi_redirect.confは,Webサーバ連携でMicrosoft IISを利用する場合に使用します。Microsoft IISによるWebサーバ連携は,Webリダイレクタ環境構築時や,Smart Composer機能を使用しないでアプリケーションの実行環境を構築する場合に使用します。uriworkermap.propertiesについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「9.4 uriworkermap.properties(Microsoft IIS用マッピング定義ファイル)」を参照してください。isapi_redirect.confについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「9.2 isapi_redirect.conf(Microsoft IIS用リダイレクタ動作定義ファイル)」を参照してください。
注意
ユーザ定義ファイルに関する注意事項を次に示します。
  • 上書きインストールの場合,ユーザ定義ファイルは上書きされません。
  • アップグレードインストールの場合のワーカ定義ファイル,およびWebサーバ定義ファイルの処理については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行/互換編」の「12. 旧バージョンのアプリケーションサーバからの移行」を参照してください。
  • リダイレクタ動作定義ファイルの1行の最大文字数は,1,023文字です。この文字数内で定義してください。
  • ワーカ定義ファイル,およびリダイレクタ動作定義ファイルの場合,キーの一部を簡易構築定義ファイルのパラメタで定義できます。簡易構築定義ファイルで設定した内容は,テキストエディタなどで直接編集しなくても,ワーカ定義ファイルと,リダイレクタ動作定義ファイルに反映されます。なお,Smart Composer機能でシステムを構築する場合は,システムの一貫性を保つため,細かい設定を変更する場合でも,簡易構築定義ファイルを編集するようにしてください。テキストエディタなどで個別にファイルを直接編集する場合には,スペルミスなどに十分注意してください。
  • 次のユーザ定義ファイルで,同じ名称のパラメタが複数指定されている場合は,最初に指定されたパラメタの値を使用して動作します。
    ・isapi_redirect.conf
    ・workers.properties
    ・uriworkermap.properties