8.10 チューニング

チューニングでは,システムのパフォーマンスを生かす最適の設定を見つける作業(パフォーマンスチューニング)を実施します。構築した環境で,実際にJ2EEアプリケーションに負荷を掛けながら,スループット,レスポンス時間,CPU時間などの性能メトリックの相関が適切かどうか多角的に検証し,パラメタの調整やボトルネックの調査,解消によってパフォーマンスを向上させていきます。パフォーマンスチューニングの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「8. パフォーマンスチューニング(J2EEアプリケーション実行基盤)」を参照してください。

ここでは,簡易構築定義ファイルのパラメタだけを編集する場合のチューニングの手順,およびリソースアダプタまたはJ2EEアプリケーションの設定変更を伴う場合のチューニングの手順について説明します。

なお,パラメタを変更するとシステムが動作するために必要なリソースも変更する必要があります。システムが動作するために必要なリソースの見積もりについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「5. 使用するリソースの見積もり(J2EEアプリケーション実行基盤)」を参照してください。

<この節の構成>
8.10.1 簡易構築定義ファイルのパラメタだけを編集する場合のチューニング
8.10.2 リソースアダプタまたはJ2EEアプリケーションの設定変更を伴う場合のチューニング