ここでは,負荷分散機の設定について説明します。Smart Composer機能では,負荷分散機としてBIG-IPまたはACOSが使用できます。BIG-IPの場合はBIG-IP v9,BIG-IP v10.1またはBIG-IP v10.2,ACOSの場合はAX2000,AX2500またはBS320が使用できます。
アプリケーションサーバは,使用する負荷分散機によって接続方法が異なります。
- BIG-IP(BIG-IP v9,BIG-IP v10.1またはBIG-IP v10.2)の場合
接続方法は,sshプロトコルを使用した直接接続です。運用管理サーバ(Management Serverが稼働するサーバマシン)で,sshのクライアント環境を設定する必要があります。
- ACOS(AX2000またはBS320)の場合
接続方法は,telnetプロトコルを使用した直接接続です。
- ACOS(AX2500)の場合
接続方法は,API(RESTアーキテクチャ)を使用した直接接続です。運用管理サーバ(Management Serverが稼働するサーバマシン)でアクセスリスト(ACL)を作成する必要があります。また,cookieを利用してセッションを維持する場合には,仮想化システム管理用サーバマシンでcookieパーシステンステンプレートを作成する必要があります。
- <この節の構成>
- 8.2.1 BIG-IPでの負荷分散機の設定
- 8.2.2 ACOS(AX2500)での負荷分散機の設定