ここでは,CTMの動作の最適化で使用するチューニングパラメタの設定方法についてまとめて示します。
CTMドメインマネジャの稼働状態の監視間隔をチューニングするパラメタについて説明します。
次の表に示す項目は,Smart Composer機能で設定します。パラメタは,簡易構築定義ファイルに定義します。
なお,監視間隔は,送信間隔×係数の値になります。
表8-44 CTMドメインマネジャの稼働状態の監視間隔をチューニングするパラメタ
対象 | 設定項目 | 設定対象 | 設定個所(パラメタ名) |
---|---|---|---|
同じネットワークセグメント内にあるCTMドメインマネジャ | 送信間隔 | 論理CTMドメインマネジャ(ctm-domain-manager) | cdm.SendInterval |
係数 | 論理CTMドメインマネジャ(ctm-domain-manager) | cdm.AliveCheckCount | |
異なるネットワークセグメントにあるCTMドメインマネジャ | 送信間隔 | 論理CTMドメインマネジャ(ctm-domain-manager) | cdm.SendHostInterval |
係数 | 論理CTMドメインマネジャ(ctm-domain-manager) | cdm.AliveCheckCount |
CTMデーモンの稼働状態の監視間隔をチューニングするパラメタについて説明します。
次の表に示す項目は,Smart Composer機能で設定します。パラメタは,簡易構築定義ファイルに定義します。
表8-45 CTMデーモンの稼働状態の監視間隔をチューニングするパラメタ
設定項目 | 設定対象 | 設定個所(パラメタ名) |
---|---|---|
CTMデーモン間転送時のタイムアウト | 論理CTM | ctm.DCSendTimeOut |
負荷状況監視間隔をチューニングするパラメタについて説明します。
次の表に示す項目は,Smart Composer機能で設定します。パラメタは,簡易構築定義ファイルに定義します。
表8-46 負荷情報監視間隔をチューニングするパラメタ
設定項目 | 設定対象 | 設定個所(パラメタ名) |
---|---|---|
CTMデーモン間転送時のタイムアウト | 論理CTM | ctm.LoadCheckInterval |
タイムアウト閉塞は,タイムアウト発生回数と監視間隔を設定しておくことによって,実行されます。
CTMデーモンのタイムアウト閉塞をチューニングするパラメタについて説明します。
次の表に示す項目は,Smart Composer機能で設定します。パラメタは,簡易構築定義ファイルに定義します。
表8-47 CTMデーモンのタイムアウト閉塞をチューニングするパラメタ
設定項目 | 設定対象 | 設定個所(パラメタ名) |
---|---|---|
タイムアウト発生回数 | 論理CTM | ctm.RequestCount |
監視時間間隔 | 論理CTM | ctm.RequestInterval |
CTMで振り分けるリクエストの優先順位の設定は,EJBクライアントアプリケーションの場合と,J2EEサーバの場合で異なります。また,J2EEサーバの場合,システムの構築方法によって設定個所が異なります。CTMで振り分けるリクエストの優先順位を設定するチューニングパラメタを次の表に示します。
表8-48 CTMで振り分けるリクエストの優先順位を設定するチューニングパラメタ
設定単位 | 設定方法 | 設定個所 |
---|---|---|
EJBクライアントアプリケーション | ファイル編集またはEJBクライアントアプリケーション開始時に指定するシステムプロパティの指定 |
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J2EEサーバ | Smart Composer機能 |
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