トランザクションに参加するリソースが一つの場合の構成について説明します。
サーブレット,JSPおよびSession Beanで構成される一つのJ2EEアプリケーションから,リソースアダプタ経由で一つのリソースマネジャにアクセスする場合の構成です。アプリケーションからリソースマネジャへのアクセスで使用するトランザクションは,リソースマネジャ側で管理されます。トランザクションの種類はXAインタフェースを使用しない,ローカルトランザクションになります。
ローカルトランザクションを使用する場合の構成の例を,次の図に示します。
図3-34 ローカルトランザクションを使用する場合の構成の例
これ以外の凡例については,「3.2 システム構成の説明について」を参照してください。
ローカルトランザクションを使用する場合に,それぞれのマシンに必要なソフトウェアと起動するプロセスについて説明します。
アプリケーションサーバマシンには,Application Server StandardまたはApplication Server Enterpriseをインストールする必要があります。
また,リソースマネジャと接続するために,次のソフトウェアが必要です。
接続するリソースマネジャ | 必要なソフトウェア |
---|---|
HiRDB | HiRDB Run TimeまたはHiRDB Type4 JDBC Driver |
Oracle | Oracle ClientまたはOracle JDBC Thin Driver |
SQL Server | SQL ServerのJDBCドライバ |
XDM/RD E2 | HiRDB Run TimeまたはHiRDB Type4 JDBC Driver |
TP1/Message Queue | TP1/Message Queue - Access |
OpenTP1のSPP | uCosminexus TP1 Connector TP1/Client/J |
起動するプロセスは次のとおりです。
リソースマネジャが動作するマシンには,次に示すソフトウェアのどれかをインストールしてください。
また,それぞれのリソースマネジャで必要なプロセスを起動してください。
運用管理サーバマシンには,Application Server StandardまたはApplication Server Enterpriseをインストールする必要があります。
起動するプロセスは次のとおりです。
Webクライアントマシンには,Webブラウザが必要です。