2.3.9 サーバの動作モード

サーバの動作モードには,J2EEサーバモードとサーブレットエンジンモードがあります。さらに,J2EEサーバモードには,1.4モード,およびベーシックモードの2種類があります。このうち,ベーシックモードとサーブレットエンジンモードは,互換用の動作モードとなります。

このマニュアルのサーバの動作モードに関する記述は,すべて1.4モードの説明となります。なお,ベーシックモードおよびサーブレットエンジンモードについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行/互換編」の「9. 旧バージョンとの互換用機能(ベーシックモード)」を参照してください。

1.4モードで動作するWebコンテナは,Java EEのほかの要素と連携し,J2EEサーバの一部として動作します。この場合,Webコンテナ上で動作するWebアプリケーションからは,Java EEが定める幾つかのJava EE関連のAPIを利用できます。

1.4モードで使用できるJava EEおよびJ2EEの機能を次に示します。

注※1
JSP 1.1は使用できません。
注※2
CMP機能のうちEJB2.1での拡張部分,<service-ref>タグを使用したWebサービス連携機能は使用できません。
注※3
接続に使用するJDBCドライバが,JDBC 3.0仕様で規定された機能をサポートしている必要があります。
注※4
Cosminexus RMまたはTP1/Message Queue - Accessを使用する場合は,JMS1.0.2であることが前提です。また,Topicを含む一部の機能に制限があります。
注※5
JMS1.1を使用する場合,次の条件があります。
  • JMSプロバイダがJMS1.1に対応していること
  • Message-driven BeanがEJB2.1に対応していること(Message-driven Beanを使用する場合)
  • 使用するリソースアダプタがConnector 1.5に対応していること
注※6
リソースアダプタのDD(ra.xml)のtransaction-supportでLocalTransactionを指定し,ビジネスロジック中にリモートでJavaVMの呼び出しをしない場合に,ローカルトランザクションが利用できます。
注※7
ライトトランザクションが有効になっているときは,グローバルトランザクションを使用できません。なお,ライトトランザクションについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「3.14.5 ライトトランザクション」を参照してください。
注※8
JavaMailでは,送信時のサービスプロバイダとしてSMTPを,受信時のサービスプロバイダとしてPOP3を使用できます。