8.6.4 トランザクションタイムアウトを設定する

ここでは,トランザクションタイムアウトの設定について説明します。トランザクションタイムアウトは,データベースシステムなどEISとのトランザクションに設定します。DB Connectorを使用してデータベースにアクセスするときのトランザクションタイムアウトについて説明します。

トランザクションタイムアウトを設定する場合は,システム全体のタイムアウトのうち,EJBコンテナとデータベースのトランザクション(図の10のポイント)について意識する必要があります。なお,この番号は,図8-9または図8-10と対応しています。

図8-13 EISとのトランザクションで意識するタイムアウトのポイント

[図データ]

トランザクションタイムアウトが発生すると,アプリケーションサーバによって,次の処理が実行されます。

トランザクションタイムアウトが発生した場合,ユーザアプリケーションに例外は通知されません。ただし,メッセージKDJE31002-WがログファイルとJ2EEサーバのコンソールに出力されます。また,トランザクションタイムアウトが発生したあとで,ユーザアプリケーションから該当するトランザクションを使用してJTAインタフェースまたはJDBCインタフェースを使用しようとすると,例外が通知されます。