2.2 業務の種類を明確にする

システムでどのような業務を実現するのか,業務の種類を明確にします。

アプリケーションサーバのシステムでは,次の2種類の業務を実行できます。

業務の種類によって,実行するアプリケーションの形式や,アプリケーションを実行するサーバプロセスなどが異なります。業務の種類,アプリケーションの形式,およびアプリケーションを実行するサーバプロセスの対応を次の表に示します。

表2-1 業務の種類,アプリケーションの形式,およびアプリケーションを実行するサーバプロセスの対応

業務の種類アプリケーションの形式アプリケーションを実行するサーバプロセス
オンライン業務J2EEアプリケーションJ2EEサーバ
バッチ業務バッチアプリケーションバッチサーバ
ポイント
以降で実施するシステム設計の内容は,業務の種類によって異なります。業務の種類に応じて,必要なシステム設計を実施してください。業務の種類ごとに実行するシステム設計の内容と,このマニュアルでの参照先を次の表に示します。

表2-2 業務の種類ごとに実行するシステム設計の内容とこのマニュアルでの参照先

システム設計の内容業務の種類
オンライン業務バッチ業務
システム設計の準備アプリケーションの構成の決定2.52.6
運用方法の検討2.7
システム構成の検討3章4章
セキュアなシステムの検討10章
パフォーマンスチューニング8章9章
JavaVMのチューニング7章7.37.10

(凡例) -:該当しません。