2.3.4 J2EEコンテナ

J2EEコンテナとは,J2EEアプリケーションを実行するためのサーバ基盤です。J2EEコンテナは,EJBコンテナとWebコンテナで構成されています。

J2EEコンポーネントはWebコンテナおよびEJBコンテナで提供するAPIを利用して,J2EEコンテナ上で動作します。アプリケーションサーバで提供しているWebコンテナおよびEJBコンテナは,Java EE 5に対応しています。これによって,Java EEに準拠する,本格的な基幹業務アプリケーションを迅速かつ容易に構築できます。各APIのバージョンについては,「2.3.9 サーバの動作モード」を参照してください。

<この項の構成>
(1) Webコンテナ
(2) EJBコンテナ

(1) Webコンテナ

Webコンテナは,サーブレットとJSPを実行するためのサーバ基盤です。Webクライアントからアクセスを受け取り,要求に応じたサービスを提供します。

Webコンテナでは,サーブレット,JSPのAPIを提供しています。

(2) EJBコンテナ

EJBコンテナは,Enterprise Beanの実行を制御し,Enterprise Beanに各種のサービスを提供するサーバ基盤です。EJBコンテナでは,EJBのAPIを提供しています。