負荷分散機(レイヤ5スイッチ)によって負荷を分散する構成について説明します。この方法は,サーブレットまたはJSPがアクセスポイントの場合に使用できます。
ここでは,インプロセスHTTPサーバ機能を使用する場合について説明します。
J2EEサーバ上で動作するアプリケーションのアクセスポイントが,サーブレットまたはJSPの場合に使用できる構成です。
負荷分散は,負荷分散機に対象になるアプリケーションサーバを登録することで実現できます。アプリケーションサーバを複数登録することで,クライアントからのアクセスによる負荷を分散できます。
負荷分散機を利用した負荷分散の構成の例を次の図に示します。
図3-38 負荷分散機を利用した負荷分散の構成の例(インプロセスHTTPサーバを使用する場合)
これ以外の凡例については,「3.2 システム構成の説明について」を参照してください。
負荷分散機を使用する場合にそれぞれのマシンに必要なソフトウェアと起動するプロセスは,サーブレットとJSPをアクセスポイントにする構成と同じです。「3.4.2 サーブレットとJSPをアクセスポイントに使用する構成(インプロセスHTTPサーバを使用する場合)」を参照してください。