5.1.5 運用管理サーバの使用リソース

運用管理サーバの使用リソースの見積もりについて,OSごとに説明します。

なお,使用リソースの見積もりの各表にある,「オプション設定ファイル例」については,使用しているOSのバージョン,およびカーネルのバージョンごとに異なります。使用しているOSのマニュアルを参照して,表中の見積もり式を基に見積もった値を設定してください。使用しているOSで該当するカーネルパラメタが設定できない場合には,設定は不要です。

<この項の構成>
(1) AIXの場合
(2) HP-UXの場合
(3) Linuxの場合
(4) Solarisの場合

(1) AIXの場合

運用管理サーバの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。

表5-15 運用管理サーバの使用リソースの見積もり(AIXの場合)

システムリソースパラメタ所要量オプション設定ファイル例
プロセス数5
スレッド数56
ファイルディスクリプタ数nofiles43+J2EEサーバ数/etc/security/limits

(凡例)-:該当しません。


(2) HP-UXの場合

運用管理サーバの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。

表5-16 運用管理サーバの使用リソースの見積もり(HP-UXの場合)

システムリソースパラメタ所要量オプション設定ファイル例
プロセス数nproc5kctune nproc=4200
スレッド数nkthread56kctune nkthread= 8416
ファイルディスクリプタ数nfile43+J2EEサーバ数kctune nfile= 65536

(3) Linuxの場合

運用管理サーバの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。

表5-17 運用管理サーバの使用リソースの見積もり(Linuxの場合)

システムリソースパラメタ所要量オプション設定ファイル例
プロセス数threads-max5/proc/sys/kernel/threads-max
スレッド数threads-max56
ファイルディスクリプタ数fs.files-max43+J2EEサーバ数/proc/sys/fs/file-max

(凡例)-:該当しません。

注※
threads-maxパラメタには,プロセス数とスレッド数の合計を指定してください。

(4) Solarisの場合

運用管理サーバの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。

表5-18 運用管理サーバの使用リソースの見積もり(Solarisの場合)

システムリソースパラメタ所要量オプション設定ファイル例
プロセス数maxuprc5/etc/system
スレッド数56
ファイルディスクリプタ数rlim_fd_max43+J2EEサーバ数/etc/system

(凡例)-:該当しません。