ほかのアプリケーションサーバ上のJ2EEサーバからSession BeanまたはEntity Beanを呼び出す場合の構成について説明します。
クライアント側のアプリケーションサーバから,サーバ側のアプリケーションサーバを呼び出す構成です。クライアント側のアプリケーションサーバでは,サーブレット,JSP,Entity Bean,Session BeanまたはMessage-driven Beanで構成されるアプリケーションが動作します。サーバ側のアクセスポイントになるコンポーネントは,Session BeanまたはEntity Beanです。クライアント側のアプリケーションからの呼び出しは,RMI-IIOPで実行されます。
Session BeanとEntity Beanを呼び出すサーバ間連携の構成の例を,次の図に示します。
図3-32 Session BeanとEntity Beanを呼び出すサーバ間連携の構成の例
これ以外の凡例については,「3.2 システム構成の説明について」を参照してください。
Session BeanまたはEntity Beanを呼び出すサーバ間連携の場合に,それぞれのマシンに必要なソフトウェアと起動するプロセスについて説明します。なお,リソースと接続するために必要なプロセスについては,「3.6 トランザクションの種類を検討する」を参照してください。
サーブレットおよびJSPを動作させるクライアント側のアプリケーションサーバマシンには,Application Server StandardまたはApplication Server Enterpriseをインストールする必要があります。
起動するプロセスは次のとおりです。
Message-driven Beanを動作させるクライアント側のアプリケーションサーバマシンには,Application Server StandardまたはApplication Server Enterpriseをインストールする必要があります。また,リソースアダプタとしてTP1/Message Queue - Accessを使用する場合は,TP1/Message Queue - Accessをインストールする必要があります。なお,Cosminexus RMを使用する場合は,アプリケーションサーバに含まれているため,個別にインストールする必要はありません。
起動するプロセスは次のとおりです。
サーバ側のアプリケーションサーバマシンには,Application Server StandardまたはApplication Server Enterpriseをインストールする必要があります。
起動するプロセスは次のとおりです。
運用管理サーバマシンには,Application Server StandardまたはApplication Server Enterpriseをインストールする必要があります。
起動するプロセスは次のとおりです。