アプリケーションサーバの実行系と待機系を1:1にする構成の場合に,トランザクションサービスを使用しないときの構成について説明します。
ローカルトランザクションを使用する場合など,トランザクションサービスを使用しない場合のシステム構成です。
なお,ここでは,アプリケーションサーバを系切り替えする場合の構成を示します。運用管理サーバを系切り替えする場合の構成については,「3.11.3 運用管理サーバの実行系と待機系を1:1にする構成」を参照してください。
トランザクションサービスを使用しない場合の構成の例を次の図に示します。
図3-52 クラスタソフトウェアを使用して実行系と待機系を1:1にする場合のシステム構成の例(トランザクションサービスを使用しない場合)
これ以外の凡例については,「3.2 システム構成の説明について」を参照してください。
それぞれのマシンに必要なソフトウェアとプロセスについて説明します。
クラスタソフトウェアを使用する場合に必ず起動するプロセスは次のとおりです。
これ以外にアプリケーションサーバに必要なソフトウェアと起動するプロセスは,使用する機能に応じたシステム構成ごとに異なります。使用する機能に応じて必要なソフトウェアとプロセスを配置してください。
待機系のアプリケーションサーバマシンにインストールするソフトウェアの構成は,実行系と一致させてください。ただし,系切り替えが発生するまで,プロセスは起動しません。
運用管理サーバマシンには,Application Server StandardまたはApplication Server Enterpriseをインストールする必要があります。
起動するプロセスは次のとおりです。
クライアントマシンには,次のソフトウェアをインストールしてください。