6.1.2 データベースの使用リソース

DBMSの使用リソースの見積もりについて説明します。

仮想メモリ所要量については,「6.3 仮想メモリの使用量の見積もり」を参照してください。また,ディスク占有量については,Application ServerまたはDeveloperのリリースノートを参照してください。

DBMSの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。

表6-6 DBMSの使用リソースの見積もり

DBMS使用リソース所要量
HiRDB最大同時接続数(pd_max_users)[図データ] 
Oracle最大同時接続数(PROCESSES)[図データ] 
注※1
nは,システム内のバッチサーバにデプロイするリソースアダプタの総和です。
注※2
Connector属性ファイルのMaxPoolSizeパラメタの値を指定します。
注※3
次に示す条件に当てはまる場合に,×2を行ってください。
(a) HiRDBのバージョンが07-01以前の場合に次の操作をするとき
  1. トランザクションサポートレベルにXATransactionを使用する。
  2. トランザクション外でコネクションを使用してデータベースにアクセスする。
(b) HiRDBのバージョンが07-02以降の場合に次の操作をするとき
  1. トランザクションサポートレベルにXATransactionを使用する。
  2. アプリケーションサーバが管理するトランザクション内でコネクションを使ってデータベースにアクセスする。
  3. 2.のトランザクションが決着する前に,トランザクション外でコネクションを使ってデータベースにアクセスする。
注※ このコネクションは1.のDB Connectorから取得したコネクションで,かつ同一コネクションです。
注※4
トランザクションサポートレベルにXATransactionを指定しているリソースアダプタの場合に,+1を行ってください。
注※5
+αは,一時的にコネクションプールの最大値をオーバーするおそれのあるコネクションを指します。詳細を次に示します。
  • コネクションの障害検知機能を使用する場合
    コネクションの障害検知機能を使用する場合,コネクションプールから取り除いた未使用のコネクションは,コネクションプール内のコネクション数としてカウントされません。そのため,コネクションプール内のコネクションとコネクションプールから取り除いた未使用のコネクションの総和が,コネクションプールのコネクション数の最大値を一時的に超えることがあります。
  • cjclearpoolコマンドを使用する場合
    通常モードの場合,コネクションプールから取り除いた使用中のコネクションは,コネクション数としてカウントされません。そのため,コネクションプール内のコネクションとコネクションプールから取り除いた使用中のコネクションの総和がコネクションプールの最大値を超えることがあります。