7.11.2 見積もりの考え方

アプリケーションが利用するExplicitヒープのメモリサイズは,運用開始前に見積もります。実際にアプリケーションを動作させた上で,明示管理ヒープ機能のイベントログを確認して見積もります。見積もり方法については,「7.11.3 アプリケーションが使用するメモリサイズ」を参照してください。

アプリケーション開発中および運用開始後にExplicitヒープの使用状況などを調査する場合は,日立JavaVMログファイルやJava APIを使用します。開発中や運用開始後の調査の手順については,「7.11.4 アプリケーション開発・運用時の確認・調査」を参照してください。

参考
メモリサイズの見積もりに利用できる情報は,稼働情報にも出力されます。稼働情報を利用したメモリサイズのチューニングについては「7.10.5 稼働情報による見積もり」を参照してください。
なお,ここでは稼働情報に出力される項目と,スレッドダンプに出力される項目の対応についても説明します。