ここでは,Cosminexus JMSプロバイダを使用してJ2EEサーバ上のMessage-driven Beanを呼び出す構成について説明します。
メッセージの送信側のアプリケーションサーバから,CJMSPブローカーを経由して受信側のアプリケーションサーバを呼び出す構成です。送信側のアプリケーションサーバでは,サーブレット,JSP,Entity Bean,Session BeanまたはMessage-driven Beanで構成されるアプリケーションが動作します。受信側のアクセスポイントになるコンポーネントは,Message-driven Beanです。
最も基本的なメッセージ駆動型のシステムの一つです。
Cosminexus JMSプロバイダを使用する場合のメッセージ駆動型のシステム構成の例を次の図に示します。
図3-42 メッセージ駆動型のシステム構成の例(Cosminexus JMSプロバイダを使用する場合)
これ以外の凡例については,「3.2 システム構成の説明について」を参照してください。
それぞれのマシンに必要なソフトウェアと起動するプロセスについて説明します。
アプリケーションサーバマシン(サーバ側のアプリケーションサーバマシン)には,Application Server StandardまたはApplication Server Enterpriseをインストールする必要があります。
起動するプロセスは次のとおりです。
CJMSPブローカーを配置するマシンには,Application Server StandardまたはApplication Server Enterpriseをインストールする必要があります。
起動する必要があるプロセスは,CJMSPブローカーです。なお,CJMSPブローカーは,Management Serverによる運用管理の対象になりません。
クライアントマシン(クライアント側のアプリケーションサーバマシン)には,Application Server StandardまたはApplication Server Enterpriseをインストールする必要があります。
起動するプロセスは次のとおりです。
運用管理サーバマシンには,Application Server StandardまたはApplication Server Enterpriseをインストールする必要があります。
起動するプロセスは次のとおりです。