スレッド数の計算式を次に示します。(a)と(b)の合計が,バッチサーバが使用するスレッド数です。
(a) 基本のスレッド数
最大スレッド数 = (63+A+5×B+2×C+D) / 0.8
- (凡例)
- A:CORBAネーミングサービスのスレッド数(ただし,CORBAネーミングサービスをインプロセスで起動(usrconf.propertiesのejbserver.naming.startupModeキーにinprocessを指定)した場合だけ加算する)
CORBAネーミングサービスのスレッド数の見積もりについては,「5.2.1(3) CORBAネーミングサービス(インプロセス起動時)のスレッド数の見積もり」を参照してください。
- B:データベースコネクションの数
- C:リソースアダプタ数
- D:簡易Webサーバへの同時接続クライアント数(ただし,簡易Webサーバへの同時接続クライアント数が5以下の場合は5,100以上の場合は100を指定する)
(b) JavaVMのオプション指定に応じて使用するスレッド数
JavaVMのオプション指定に応じて,次の計算式で算出してください。Aは,-XX:+UseParNewGCオプションを指定している場合だけ加算します。Bは,-XX:+HitachiUseExplicitMemoryオプションを指定した場合だけ加算します。
最大スレッド数 = A + B
- (凡例)
- A:パラレルコピーガーベージコレクションで使用するスレッド数(-XX:ParallelGCThreadsオプションに指定した値。このオプションの指定を省略した場合は,論理CPU数を基にした-XX:ParallelGCThreadsオプションのデフォルト値。なお,J2EEサーバ起動時の論理CPU数によって決定されるため,起動後に論理CPUの数を変更してもスレッド数は変化しない)
- B:明示管理ヒープ機能で使用するスレッド数(論理CPU数。ただし,論理プロセッサ数が8以上の場合は8。なお,J2EEサーバ起動時の論理CPU数によって決定されるため,起動後に論理CPUの数を変更してもスレッド数は変化しない)
JavaVMのオプションについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の次の個所を参照してください。
- 19.5 Cosminexusで指定できるJava HotSpot VMのオプション
- -XX:[+|-]HitachiUseExplicitMemory(明示管理ヒープ機能オプション)