SFOサーバがシステムに複数存在する構成について説明します。
J2EEサーバ上で動作するJ2EEアプリケーションごとに,SFOサーバを用意します。J2EEアプリケーションとSFOサーバを1:1にすることをお勧めします。これによって,SFOサーバにトラブルが発生した場合の影響を最小限に抑えられます。これに対して,複数のJ2EEアプリケーションに対して一つのSFOサーバを配置した場合,SFOサーバにトラブルが発生したときには,そのSFOサーバに対応するすべてのJ2EEアプリケーションのセッション情報が引き継げなくなります。
SFOサーバ上では,SFOサーバアプリケーションが動作しています。
システムに複数のSFOサーバが存在する場合の構成の例を次の図に示します。この例では,SFOサーバはJ2EEサーバと異なるマシン上に配置されています。この構成の場合,SFOサーバを配置したマシンを,セッションフェイルオーバサーバといいます。
図3-49 SFOサーバがシステムに複数存在する構成の例
これ以外の凡例については,「3.2 システム構成の説明について」を参照してください。
それぞれのマシンに必要なソフトウェアとプロセスについて説明します。
メモリセッションフェイルオーバ機能を使用する場合に必要なソフトウェアと起動するプロセスは,使用する機能に応じたシステム構成ごとに異なります。使用する機能に応じて必要なソフトウェアとプロセスを配置してください。
セッションフェイルオーバサーバマシンには,Application Server StandardまたはApplication Server Enterpriseをインストールする必要があります。
起動するプロセスは次のとおりです。
運用管理サーバマシンには,Application Server StandardまたはApplication Server Enterpriseをインストールする必要があります。
起動するプロセスは次のとおりです。
Webクライアントマシンには,Webブラウザが必要です。