4.1.2 設定する項目と操作の概要

次のリソースアダプタの設定でのアプリケーション設定操作の概要を示します。

データベース上のキューと接続するための設定については,マニュアル「Cosminexus Reliable Messaging」を参照してください。

<この項の構成>
(1) データベースと接続するための設定
(2) データベースと接続するための設定(コネクションプールのクラスタ化の場合)
(3) そのほかのリソースと接続するための設定(リソースアダプタを使用する場合)
(4) リソースアダプタ共通の設定

(1) データベースと接続するための設定

DB Connectorを使用してデータベースに接続する場合に必要な作業です。

表4-1 データベースと接続するための設定の概要

設定項目内容参照先
DB ConnectorのインポートDB ConnectorのRARファイルをインポートして,J2EEサーバから使用できるリソースに追加します。4.2.1
DB Connectorのプロパティ定義データベースとの接続についての次の情報を設定します。
  • DB Connectorの一般情報
  • コンフィグレーションプロパティ
  • 実行時プロパティ
  • 別名情報
4.2.2
DB ConnectorのデプロイインポートしたRARファイルを基にDB Connectorをデプロイします。DB Connectorは,デプロイするとJ2EEリソースアダプタとして利用できます。4.2.3
DB Connectorの接続テストDB Connectorに設定した内容が正しいことを検証します。4.2.4
DB Connectorの開始DB Connectorを開始します。4.2.5
DB Connectorの停止DB Connectorを停止します。4.2.6
DB ConnectorのアンデプロイデプロイされているDB Connectorを削除します。リソースアダプタを入れ替えする場合に,必要に応じて実行してください。4.2.7
DB ConnectorのエクスポートJ2EEリソースアダプタをRARファイルとしてエクスポートします。
必要に応じて実行してください。
4.2.8

(2) データベースと接続するための設定(コネクションプールのクラスタ化の場合)

DB Connectorのコネクションプールをクラスタ化で使用する場合に必要な作業です。

表4-2 データベースと接続するための設定(コネクションプールのクラスタ化の場合)の概要

設定項目内容参照先
メンバリソースアダプタ用DB Connectorの設定メンバリソースアダプタ用DB Connectorをインポート,設定,接続テストまで実行します。4.3.2
ルートリソースアダプタ用DB Connectorの設定ルートリソースアダプタ用DB Connectorをインポート,設定,接続テストまで実行します。4.3.3
メンバリソースアダプタ用DB Connectorの開始と停止メンバリソースアダプタ用DB Connectorを開始します。また,開始状態にあるメンバリソースアダプタ用DB Connectorを停止します。4.3.4
ルートリソースアダプタ用DB Connectorの開始と停止ルートリソースアダプタ用DB Connectorを開始します。また,開始状態にあるルートリソースアダプタ用DB Connectorを停止します。4.3.5
コネクションプールの状態の確認メンバコネクションプールの状態を参照します。4.3.6
コネクションプールの一時停止メンバコネクションプールを一時停止の状態にします。4.3.7
コネクションプールの再開一時停止の状態のメンバコネクションプールを再開します。4.3.8

(3) そのほかのリソースと接続するための設定(リソースアダプタを使用する場合)

リソースアダプタを使用してOpenTP1などの各種リソースに接続する場合に必要な作業です。

表4-3 そのほかのリソースと接続するための設定(リソースアダプタを使用する場合)の概要

設定項目内容参照先
リソースアダプタのインポートリソースアダプタ(RARファイル)をインポートして,J2EEサーバから使用できるリソースに追加します。4.4.1
リソースアダプタのプロパティ定義リソースとの接続についての次の情報を設定します。
  • リソースアダプタの一般情報
  • コンフィグレーションプロパティ
  • 実行時プロパティ
  • 別名情報
4.4.2または4.4.3
リソースアダプタのデプロイインポートしたリソースアダプタを基にリソースアダプタをデプロイします。
リソースアダプタは,デプロイするとJ2EEリソースアダプタとして利用できます。
4.4.4
J2EEリソースアダプタの接続テストリソースアダプタに設定した内容が正しいかどうかを検証します。4.4.5
J2EEリソースアダプタの開始J2EEリソースアダプタを開始します。4.4.6
J2EEリソースアダプタの停止J2EEリソースアダプタを停止します。4.4.7
J2EEリソースアダプタのアンデプロイJ2EEリソースアダプタを削除します。
リソースアダプタを入れ替えする場合に,必要に応じて実行してください。
4.4.8
J2EEリソースアダプタのエクスポートJ2EEリソースアダプタをRARファイルとしてエクスポートします。
必要に応じて実行してください。
4.4.9

(4) リソースアダプタ共通の設定

リソースアダプタに共通の設定です。

表4-4 リソースアダプタに共通な設定の概要

設定項目内容参照先
J2EEリソースアダプタの状態と一覧の表示デプロイされているJ2EEリソースアダプタの状態,コネクション定義識別子の一覧などを参照します。4.5
リソースアダプタの一覧の参照インポートされているリソースアダプタの一覧,コネクション定義識別子の一覧などを参照します。4.6
コネクションプールの状態の確認リソースアダプタのコネクションプールの状態を参照します。また,必要に応じてコネクションプール内のコネクションを削除します。4.7
JNDI名前空間に登録されるリソースアダプタ名の参照と変更リソースアダプタのJNDI名前空間への登録名を参照して,必要に応じて別名を付与します。4.8
リソースアダプタの削除リソースアダプタを削除します。4.9
リソースアダプタのコピーリソースアダプタをほかのフォルダなどにコピーできます。4.10