2.1.2 機能の比較
(1) リソースの設定
Server Plug-inでは,次の機能は提供していません。
- JavaBeansリソースの設定
- メールコンフィグレーションの設定
- J2EEリソースのコピー
リソース設定についてのサーバ管理コマンドとServer Plug-inの比較詳細は,「13.1 J2EEリソース設定機能」を参照してください。
(2) J2EEアプリケーションの設定
サーバ管理コマンドに比べて,Server Plug-inでは,次の機能に差異があります。
- J2EEアプリケーション(EAR)の作成
Server Plug-inでは,作成済みのJ2EEアプリケーションだけがインポートできます。J2EEアプリケーションの構成コンポーネント(EJB-JAR,WAR,RAR)をインポートして,新規にJ2EEアプリケーションを作成することはできません。
- 展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションのインポート
Server Plug-inでは,アプリケーションディレクトリパスを指定して,展開ディレクトリ形式のアプリケーションをインポートできます。
展開ディレクトリパスを指定して,アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションを展開ディレクトリに変換してインポートすることはできません。
展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「12.4 展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーション」を参照してください。
- プロパティの定義
Server Plug-inでは,次のプロパティは定義できません。
- セキュリティアイデンティティの設定
- Entity BeanのCMP定義
- J2EEアプリケーションの操作
Server Plug-inでは,J2EEアプリケーションに次の操作はできません。
- JSPをコンパイルしてJ2EEアプリケーションを開始
- J2EEアプリケーションの自動強制停止
- トランザクション一覧の参照
J2EEアプリケーションの設定についての,サーバ管理コマンドとServer Plug-inの比較詳細は,「16.1 J2EEアプリケーション設定の機能一覧」を参照してください。
(3) ほかの機能
Server Plug-inでは,Management Serverリモート管理機能と接続しているホストについて,次の単位で起動,停止ができます。
- 運用管理ドメイン
- 運用管理ドメイン内のホスト
- 各論理サーバ
また,各論理サーバの稼働状態も監視できます。
Server Plug-inを使用しない場合のこれらの起動,停止については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「7.7.2 Management Serverの起動/停止と設定」,およびマニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「2.2 日常運用での起動と停止」を参照してください。Server Plug-inを使用しない場合のこれらの稼働状態の監視の方法については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「3. 稼働情報の監視(稼働情報収集機能)」を参照してください。