エディタエリアには,[エレメント]と[エレメントの詳細]が表示されています。[エレメントの詳細]に,編集するEntity Bean属性のプロパティページが表示されます。
エディタエリアの[エレメント]のツリーのノードを選択すると,エディタエリアの表示が切り替わります。
Entity Bean属性ファイルには,次のプロパティページがあります。
Entity Beanのプロパティページを次に示します。
図21-94 Entity Beanのプロパティページ
表21-76 Entity Beanのプロパティページの設定項目
項目 | 必須/任意 | 説明 | 対応するタグ |
---|---|---|---|
説明 | × | 説明を指定します。 | <description> 説明 </description> |
表示名 | - | 表示名が表示されます。 | <display-name> 表示名 </display-name> |
永続性管理種別 | - | 永続性管理種別が表示されます。 永続性管理種別が「Bean」の場合は,[Bean]が表示されます。 永続性管理種別が「Container」の場合は,[Container]が表示されます。 | <persistence-type> 永続性管理種別 </persistence-type> |
プライマリー・キー・クラス | ○ | 単一プライマリキーまたは複合プライマリキーとして指定できるクラスまたはインタフェースを指定します。 永続性管理種別が「Bean」の場合は,具象クラス,抽象クラスおよびインタフェースが指定できます。 永続性管理種別が「Container」の場合は,具象クラスだけが指定できます。
| <prim-key-class> プライマリキークラス </prim-key-class> |
再帰呼び出しが可能 | ○ | 再帰呼び出しが可能かどうかを指定します。 指定できる値を次に示します。
| <reentrant> 再帰呼び出しが可能 </reentrant> |
開始・停止順 | × | 開始・停止順を「0」から「2147483647」の整数で指定します。 指定がない場合,「10」が仮定されます。 | <start-order> 開始・停止順 </start-order> |
(凡例) ○:必須 ×:任意 -:変更不可
ランタイムのプロパティページを次に示します。
図21-95 ランタイムのプロパティページ
表21-77 ランタイムのプロパティページの設定項目
項目 | 必須/任意 | 説明 | 対応するタグ |
---|---|---|---|
ルックアップ名 | ○ | クライアントからEJBをルックアップする場合に使う名前を指定します。 最大255文字で指定してください。 指定できる文字は,英数字(0~9,A~Z,a~z),アンダースコア(_),およびピリオド(.)です。 名前の先頭や末尾にピリオドは指定できません。 | <lookup-name> ルックアップ名 </lookup-name> |
別名 | × | 別名を指定します。 最大255文字で指定してください。 指定できる文字は,英数字(0~9,A~Z,a~z),アンダースコア(_),ピリオド(.),ハイフン(-),および区切り文字としてスラッシュ(/)です。 サーバで,usrconf.propertiesファイルのejbserver.cui.optionalname.enabledキーにtrueに設定されていていない場合,指定した別名は無効となります。 また,次の文字列は使用できません。
| <optional-name> 別名 </optional-name> |
ローカル・インターフェースの別名 | × | ローカルインタフェースの別名を指定します。 指定できる文字は,英数字(0~9,A~Z,a~z),アンダースコア(_),ピリオド(.),ハイフン(-),および区切り文字としてスラッシュ(/)です。 また,次の文字列は使用できません。
| <local-optional-name> ローカルインタフェースの別名 </local-optional-name> |
インスタンスの最大数 | ○ | インスタンスの最大数を,「0(無制限)」または「1」から「2147483647」の整数で指定します。 | <maximum-instances> インスタンスの最大数 </maximum-instances> |
プール内のインスタンスの最小数 | ○ | プール内のインスタンスの最小数を,「0(無制限)」または「1」以上の整数で指定します。ただし,[プール内のインスタンスの最小数]は[プール内のインスタンスの最大数]に指定した値以下の値を設定してください。 | <minimum> プール内のインスタンスの最小数 </minimum> |
プール内のインスタンスの最大数 | ○ | プール内のインスタンスの最大数を,「0(無制限)」または「1」以上の整数で指定します。ただし,[プール内のインスタンスの最大数]は[プール内のインスタンスの最小数]に指定した値以上の値を設定してください。 また,[プール内のインスタンスの最大数]は[インスタンスの最大数]に指定した値以下の値を設定してください。 | <maximum> プール内のインスタンスの最大数 </maximum> |
データのキャッシュ方法 | ○ | データのキャッシュ方法を指定します。 指定できる値を次に示します。
| <caching-model> データのキャッシュ方法 </caching-model> |
EJBオブジェクトの存在時間 | × | EJBオブジェクトの存在時間を「0(秒)」から「2147483647(秒)」の整数で指定します。 「0」を指定した場合,タイムアウトが実行されません。 指定がない場合,「0」が仮定されます。 | <entity-timeout> EJBノードの存在時間 </entity-timeout> |
参照渡しの設定 | × | Bean単位でのデータの参照渡しを行うかどうかを指定します。 指定できる値を次に示します。
| <pass-by-reference> 参照渡しの設定 </pass-by-reference> |
(凡例) ○:必須 ×:任意
Entity Beanのプロパティページ,およびランタイムのプロパティページ以外のプロパティページは,Session Beanのプロパティの設定と同じです。プロパティページの詳細については,「21.6.2 Session Bean属性設定ページ」を参照してください。