1.4.2 J2EEアプリケーションの状態による操作の制約

J2EEアプリケーションの操作には,J2EEアプリケーションの状態によって実行できるものと実行できないものがあります。

J2EEアプリケーションの状態を次の表に示します。

表1-8 J2EEアプリケーションの状態

項番状態説明
1開始J2EEアプリケーションが開始されています。
2閉塞中閉塞処理が実施されています。
3閉塞閉塞処理が正常終了しました。
4通常停止中通常停止処理が実施されています。
5強制停止中強制停止操作で強制停止処理が実施されています。
6停止J2EEアプリケーションが停止されています。
7閉塞失敗閉塞処理が異常終了しました。
8通常停止失敗通常停止処理が異常終了しました。
9強制停止失敗強制停止処理が異常終了しました。

注※ J2EEアプリケーションの状態を参照する方法については「10.3 J2EEアプリケーションの一覧の参照」を参照してください。


J2EEアプリケーションがそれぞれの状態の場合に実行できる操作,および実行できない操作を次の表に示します。

表1-9 J2EEアプリケーションの状態と実行できる操作

操作(コマンド)J2EEアプリケーションの状態
123456789
ファイルのインポートWARファイル,EJB-JARファイルおよびRARファイルのインポート(cjimportres)
ライブラリJARファイルのインポート(cjimportlibjar)
J2EEアプリケーションの作成(cjaddapp)
J2EEアプリケーションの設定とカスタマイズ属性ファイルの取得(cjgetappprop)※1
属性の設定(cjsetappprop)※1
J2EEアプリケーションの開始と停止J2EEアプリケーションの開始(cjstartapp)
J2EEアプリケーションの通常停止(cjstopapp)
J2EEアプリケーションの手動強制停止(cjstopapp)
J2EEアプリケーションの自動強制停止(cjstopapp)
J2EEアプリケーションのエクスポート(cjexportapp)
J2EEアプリケーションの一覧表示J2EEアプリケーションの状態表示(cjlistapp)
ライブラリJARの一覧表示(cjlistlibjar)
稼働中のトランザクション情報一覧表示(cjlisttrn)
停止中のトランザクション情報一覧表示(cjlisttrnfile)
J2EEアプリケーションの削除J2EEアプリケーションおよび構成コンポーネントの削除(cjdeleteapp)
ライブラリJARの削除(cjdeletelibjar)
そのほかの操作J2EEアプリケーションの動作モード変更(cjchmodapp)
展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションの入れ替え(cjreloadapp)
アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションの入れ替え(cjreplaceapp)
J2EEアプリケーション名称の変更(cjrenameapp)
リソースアダプタのコネクションプールの状態表示(cjlistpool)
SQL文の生成(cjgencmpsql)
ロールにユーザを登録(cjmapsec)
ユーザまたはロールの追加(cjaddsec)
ユーザまたはロールの削除(cjdeletesec)
ユーザまたはロールの一覧表示(cjlistsec)
RMI-IIOPスタブおよびインタフェースの取得(cjgetstubsjar)※2
(凡例)
数字:表1-8の項番に対応した,J2EEアプリケーションの状態
○:実行できる
-:実行できない

注※1 J2EEアプリケーションのカスタマイズおよび各コンポーネントのプロパティを変更する場合,J2EEアプリケーションが開始されていても属性ファイルは取得できます。変更内容に編集した属性ファイルの値を反映するためには,J2EEアプリケーションを停止させてください。

注※2 J2EEアプリケーションが一度も開始されていない場合は,実行できません。