21.1.1 サーバー・エクスプローラーの基本操作

ここでは,[サーバー・エクスプローラー]ビューを使用した,操作の実行方法について説明します。[サーバー・エクスプローラー]ビューの操作は,次の手順で実行します。

  1. [サーバー・エクスプローラー]ビューのツリービューで,操作を実行したいノードを選択します。
  2. ツリービューで,選択したノードに,起動,停止,実行時属性の設定などの操作を実行します。
    次のどれかの方法で,選択したノードに対する操作を実行します。
    • ビューツールバーのアイコンをクリックする
    • ビュープルダウンメニューでメニュー項目を選択する
    • ツリービューのノードを右クリックして,表示されるコンテキストメニューのメニュー項目を選択する
    ビューツールバー,ビュープルダウンメニュー,および右クリックで表示されるコンテキストメニューで実行できる操作については,「(1) 実行できる操作の表示」を参照してください。

選択した処理が実行されている間は,処理状況を示すプログレスダイアログが表示されます。その間,[サーバー・エクスプローラー]ビューを使用したほかの操作は実行できません。

また,処理の実行経過は,パースペクティブウィンドウのコンソールビューにも表示されます。

<この項の構成>
(1) 実行できる操作の表示
(2) ツリービューに表示されるノードと実行できる操作

(1) 実行できる操作の表示

ビューツールバー,ビュープルダウンメニュー,および右クリックで表示されるコンテキストメニューでは,実行できる操作が異なります。また,操作を実行する対象(ツリービューで,選択したノード)によっても実行できる操作が異なります。

ビューツールバー,ビュープルダウンメニュー,および右クリックで表示されるコンテキストメニューで実行できる操作の一覧を次に示します。

表21-2 ビューツールバーでできる操作

アイコン説明
[図データ] Management Serverリモート管理機能と接続したり,接続を切断したりします。
次のサブメニューを選択します。
  • [ログイン]
    Management Serverリモート管理機能に接続します。
  • [ログアウト]
    Management Serverリモート管理機能との接続を切断します。
[図データ] 論理サーバ,J2EEアプリケーション,J2EEリソースアダプタを開始します。
[図データ] 論理サーバ,J2EEアプリケーション,J2EEリソースアダプタを停止します。
[図データ] サブメニューで選択した対象をインポートします。
サブメニューでは次の対象を選択できます。
  • [アプリケーション統合属性]
    アプリケーション統合属性をインポートします。
  • [Connector属性]
    Connector属性をインポートします。
  • [J2EEアプリケーション(展開ディレクトリ形式)]
    展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションをインポートします。
  • [J2EEアプリケーション(アーカイブ形式)]
    アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションをインポートします。
  • [リソース・アダプター(Connector)]
    接続先ホストにあるリソースアダプタをインポートします。
  • [リソース・アダプター]
    Server Plug-in環境にあるリソースアダプタをインポートします。
[図データ] サブメニューで選択した対象をエクスポートします。
サブメニューでは次の対象を選択できます。
  • [アプリケーション統合属性]
    アプリケーション統合属性をエクスポートします。
  • [Connector属性]
    Connector属性をエクスポートします。
  • [Cosminexusアプリケーション]
    実行時情報を含めてJ2EEアプリケーションをエクスポートします。
  • [Cosminexusリソース・アダプター]
    実行時情報を含めてリソースアダプタをエクスポートします。
  • [J2EEアプリケーション]
    実行時情報を含めないでJ2EEアプリケーションをエクスポートします。
  • [J2EEリソース・アダプター]
    実行時情報を含めないでリソースアダプタをエクスポートします。
  • [Cosminexus RMI-IIOPインターフェース]
    J2EEアプリケーションからRMI-IIOPインタフェースをエクスポートします。

表21-3 ビュープルダウンメニューでできる操作

メニュー説明
[図データ]開始論理サーバ,J2EEアプリケーション,リソースアダプタを開始します。
アプリケーションを起動しないで開始J2EEアプリケーションを起動しないで,論理J2EEサーバを開始します。
[図データ]停止論理サーバ,J2EEアプリケーション,J2EEリソースアダプタを停止します。
強制停止論理サーバ,J2EEアプリケーションを強制停止します。
開始オプションの設定論理J2EEサーバの起動パラメタを設定します。
[図データ]リロード展開ディレクトリ形式でインポートされたJ2EEアプリケーションを手動でリロードします。
入れ替えアーカイブ形式でインポートされたJ2EEアプリケーションを入れ替えます。
アプリケーション名の変更J2EEアプリケーション名を変更します。
[図データ]接続テストJ2EEリソースアダプタの接続をテストします。
[図データ]デプロイリソースアダプタをデプロイします。
[図データ]削除J2EEアプリケーション,リソースアダプタを削除します。
[図データ]表示の更新[サーバー・エクスプローラー]ビューの表示を更新します。
[図データ]プロパティーJ2EEアプリケーションやリソースアダプタの属性を編集します。

表21-4 右クリックで表示されるコンテキストメニューでできる操作

種類コンテキストメニュー説明
Cosminexus Management Serverリモート管理機能と接続しているホスト[図データ]ログインManagement Serverリモート管理機能に接続します。
[図データ]ログアウトManagement Serverリモート管理機能との接続を切断します。
運用管理ドメイン[図データ]開始運用管理ドメイン下の論理サーバを一括起動します。
[図データ]停止運用管理ドメイン下の論理サーバを一括停止します。
ホスト(運用管理ドメイン内)[図データ]開始ホスト下の論理サーバを一括起動します。
[図データ]停止ホスト下の論理サーバを一括停止します。
論理J2EEサーバ[図データ]開始論理J2EEサーバを起動します。
アプリケーションを起動しないで開始アプリケーションを起動しないで,論理J2EEサーバを起動します。
[図データ]停止論理J2EEサーバを停止します。
強制停止論理J2EEサーバを強制停止します。
開始オプションの設定論理J2EEサーバの起動パラメタを設定します。
 [J2EEアプリケーション]フォルダ[図データ]J2EEアプリケーション(展開ディレクトリー形式)のインポート展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションをインポートします。
[図データ]J2EEアプリケーション(アーカイブ形式)のインポートアーカイブ形式のJ2EEアプリケーションをインポートします。
J2EEアプリケーション[図データ]開始J2EEアプリケーションを開始します。
[図データ]停止J2EEアプリケーションを停止します。
強制停止J2EEアプリケーションを強制停止します。
[図データ]リロード展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションをリロードします。
入れ替えアーカイブ形式のJ2EEアプリケーションを入れ替えます。
アプリケーション名の変更J2EEアプリケーション名を変更します。
[図データ]削除J2EEアプリケーションを削除します。
[図データ]アプリケーション統合属性のインポートアプリケーション統合属性をインポートします。
[図データ]アプリケーション統合属性のエクスポートアプリケーション統合属性をエクスポートします。
[図データ]Cosminexusアプリケーションのエクスポート実行時情報を含めて,J2EEアプリケーションをエクスポートします。
[図データ]J2EEアプリケーションのエクスポート実行時情報を含めないで,J2EEアプリケーションをエクスポートします。
[図データ]Cosminexus RMI-IIOPインターフェースのエクスポートJ2EEアプリケーションからRMI-IIOPインタフェースをエクスポートします。
[図データ]プロパティーアプリケーション統合属性を設定します。
J2EEリソースアダプタ(J2EEアプリケーション内)[図データ]接続テストJ2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタの接続をテストします。
[図データ]Connector属性のインポートJ2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタのConnector属性をインポートします。
[図データ]Connector属性のエクスポートJ2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタのConnector属性をエクスポートします。
[図データ]プロパティーJ2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタのConnector属性を設定します。
[J2EEリソース・アダプター]フォルダなしコンテキストメニューは提供されていません。
J2EEリソースアダプタ[図データ]開始J2EEリソースアダプタとしてデプロイされたリソースアダプタを開始します。
[図データ]停止J2EEリソースアダプタとしてデプロイされたリソースアダプタを停止します。
[図データ]接続テストJ2EEリソースアダプタとしてデプロイされたリソースアダプタの接続をテストします。
なお,Connector 1.5の仕様に準拠するリソースアダプタの場合は,Outboundリソースアダプタを含むときだけ,このコンテキストメニューが活性になります。
[図データ]削除J2EEリソースアダプタとしてデプロイされたリソースアダプタを削除します。
[図データ]Connector属性のインポートJ2EEリソースアダプタとしてデプロイされたリソースアダプタのConnector属性をインポートします。
[図データ]Connector属性のエクスポートJ2EEリソースアダプタとしてデプロイされたリソースアダプタのConnector属性をエクスポートします。
[図データ]Cosminexusリソース・アダプターのエクスポート実行時情報を含めて,デプロイされたリソースアダプタをエクスポートします。
[図データ]J2EEリソース・アダプターのエクスポート実行時情報を含めないで,J2EEリソースアダプタとしてデプロイされたリソースアダプタをエクスポートします。
[図データ]プロパティーJ2EEリソースアダプタとしてデプロイされたリソースアダプタのConnector属性を設定します。
[J2EEリソース]フォルダなしコンテキストメニューは提供されていません。
[リソース・アダプター]フォルダ([J2EEリソース]フォルダ内)[図データ]リソース・アダプター(Connector)のインポートJ2EEサーバ環境にあるリソースアダプタをインポートします。
[図データ]リソース・アダプターのインポートServer Plug-in環境にあるリソースアダプタをインポートします。
リソースアダプタ[図データ]デプロイリソースアダプタをJ2EEリソースアダプタとしてデプロイします。
[図データ]削除リソースアダプタを削除します。
[図データ]Connector属性のインポートConnector属性をインポートします。
[図データ]Connector属性のエクスポートConnector属性エクスポートします。
[図データ]プロパティーConnector属性を設定します。
論理J2EEサーバ以外の論理サーバ[図データ]開始論理サーバを起動します。
[図データ]停止論理サーバを停止します。
強制停止論理サーバを強制停止します。

(2) ツリービューに表示されるノードと実行できる操作

ビューツールバー,ビュープルダウンメニュー,および右クリックで表示されるコンテキストメニューで実行できる操作は,ツリービューで選択したノード(操作の対象)によって異なります。次に示すServer Plug-inの機能別に,ツリービューに表示されるノード,および選択したノードで実行できる操作を説明します。

また,どのノードも選択していない場合に実行できる操作についても説明します。

なお,処理の実行中は,[サーバー・エクスプローラ]ビューで,ほかの操作は実行できません。

(a) 論理サーバの運用管理

論理サーバのノード,および選択したノードごとに実行できる操作を次の表に示します。

表21-5 ツリービューで選択するノードの種類(論理サーバの運用管理の場合)

項番種類説明
1Management Serverリモート管理機能と接続しているホストManagement Serverリモート管理機能に接続しているホスト
2運用管理ドメイン運用管理ドメイン(デフォルトドメイン)
3ホスト(運用管理ドメイン内)運用管理ドメインに定義されたホスト
4論理J2EEサーバ論理J2EEサーバ
5論理J2EEサーバ以外の論理サーバ論理J2EEサーバ以外の論理サーバ

表21-6 ノードごとの操作の可否(論理サーバの運用管理の場合)

操作操作手段の有無ノード
ビューツールバービュープルダウンメニューコンテキストメニュー12345
[Cosminexus Management Server リモート管理機能]
 [ログイン]○1○1○1○1○1
[ログアウト]○2○2○2○2○2
[開始]×○6○6
[停止]×○4○4
[インポート]
 [アプリケーション統合属性]×××××
[Connector属性]×××××
[J2EEアプリケーション(展開ディレクトリー形式)]×××××
[J2EEアプリケーション (アーカイブ形式)]×××××
[リソース・アダプター(Connector)]×××××
[リソース・アダプター]×××××
[エクスポート]
 [アプリケーション統合属性]×××××
[Connector属性]×××××
[Cosminexusアプリケーション]×××××
[Cosminexusリソース・アダプター]×××××
[J2EEアプリケーション]×××××
[J2EEリソース・アダプター]×××××
[Cosminexus RMI-IIOP インターフェース]
[強制停止]×××○5○5
[削除]×××××
[表示の更新]○2○2○2○2○2
[プロパティー]×××××
[アプリケーションを起動しないで開始]×××○3×
[開始オプションの設定]××××
[リロード]×××××
[入れ替え]×××××
[アプリケーション名の変更]×××××
[接続テスト]×××××
[デプロイ]×××××
(凡例)
数字:表21-5の項番に対応するノードの種類を示す。
○:操作手段を提供する。
◎:常に実行できる。
○1:Management Serverリモート管理機能への接続が切断されているときだけ実行できる。
○2:Management Serverリモート管理機能に接続されているときだけ実行できる。
○3:停止状態のときだけ実行できる。
○4:開始状態のときだけ実行できる。
○5:停止状態および異常停止状態のどちらでもないときに実行できる。
○6:停止状態または異常停止状態のときだけ実行できる。
×:常に実行できない。
-:該当なし。

(b) J2EEサーバでのアプリケーション設定操作

論理J2EEサーバ内のノード,および選択したノードごとに,実行できる操作を次の表に示します。

表21-7 ツリービューで選択するノードの種類(アプリケーション設定操作の場合)

項番種類説明
1[J2EEアプリケーション]フォルダ(固定値)
2J2EEアプリケーションJ2EEアプリケーション
3J2EEリソースアダプタ(J2EEアプリケーション内)J2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタ
4[J2EEリソース・アダプター]フォルダ(固定値)
5J2EEリソースアダプタデプロイされたリソースアダプタ
6[J2EEリソース]フォルダ(固定値)
7[リソース・アダプター]フォルダ(固定値)
8リソースアダプタJ2EEリソース内のリソースアダプタ

表21-8 ノードごとの操作の可否(アプリケーション設定操作の場合)

操作操作手段の有無ノード
ビューツールバービュープルダウンメニューコンテキストメニュー12345678
[Cosminexus Management Server リモート管理機能]
 [ログイン]○1○1○1○1○1○1○1○1
[ログアウト]○2○2○2○2○2○2○2○2
[開始]×○3××○3×××
[停止]×○4××○4×××
[インポート]
 [アプリケーション統合属性]×○3××××××
[Connector属性]××○3※5×○3××
[J2EEアプリケーション(展開ディレクトリー形式)]※3×××××××
[J2EEアプリケーション (アーカイブ形式)]×××××××
[リソース・アダプター(Connector)]×××××××
[リソース・アダプター]×××××××
[エクスポート]
 [アプリケーション統合属性]×○5××××××
[Connector属性]×××○5××
[Cosminexusアプリケーション]×○5××××××
[Cosminexusリソース・アダプター]××××○5×××
[J2EEアプリケーション]×○5××××××
[J2EEリソース・アダプター]××××○5×××
[Cosminexus RMI-IIOP インターフェース]
[強制停止]×○6××××××
[削除]×○3××○3××
[表示の更新]○2○2○2○2○2○2○2○2
[プロパティー]×○3※6○3※4×○3××○3
[アプリケーションを起動しないで開始]××××××××
[開始オプションの設定]××××××××
[リロード]×○4※1××××××
[入れ替え]×○5※2××××××
[アプリケーション名の変更]×○3※4,※6××××××
[接続テスト]×××○5×××
[デプロイ]×××××××
(凡例)
数字:表21-7の項番に対応するノードの種類を示す。
○:操作手段を提供する。
◎:常に実行できる。
○1:Management Serverリモート管理機能への接続が切断されているときだけ実行できる。
○2:Management Serverリモート管理機能に接続されているときだけ実行できる。
○3:停止状態のときだけ実行できる。
○4:開始状態のときだけ実行できる。
○5:開始状態および停止状態のときだけ実行できる。
○6:通常停止中および閉塞状態のときだけ実行できる。
×:常に実行できない。
-:該当なし。

注※1 展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションだけを対象とします。

注※2 アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションだけを対象とします。

注※3 ローカルホストの論理J2EEサーバだけを対象とします。

注※4 J2EEアプリケーションの属性エディタが開いている場合は実行できません。

注※5 リソースアダプタが含まれるJ2EEアプリケーションが停止状態の場合に実行できます。

注※6 J2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタの属性エディタが開いている場合は実行できません。


(c) ノードも選択されていない場合

ツリービューで,どのノードも選択されていない場合,実行できる操作を次の表に示します。

表21-9 ノードが選択されていない場合の操作

操作操作手段の有無ノードが選択されていない場合
ビューツールバービュープルダウンメニューコンテキストメニュー
[Cosminexus Management Server リモート管理機能]
 [ログイン]○1
[ログアウト]○2
[エクスポート]
 [Cosminexus RMI-IIOP インターフェース]
[表示の更新]○2
(凡例)
○:操作手段を提供する。
◎:常に実行できる。
○1:Management Serverリモート管理機能への接続が切断されているときだけ実行できる。
○2:Management Serverリモート管理機能に接続されているときだけ実行できる
-:該当なし。