デッドメッセージキューは,有効期限に達したメッセージなどが移動される特別なローカルキューです。システム内に一つだけ指定できます。自システムのアプリケーションは,ローカルキューと同様にデッドメッセージキューから該当するメッセージを受信できますが,デッドメッセージキューにメッセージを送信することはできません。また,デッドメッセージキューに移動したメッセージは,移動前のキューに新しいメッセージとして再登録できます。さらに,hrmstopqueを使用して,アプリケーションのメッセージの受信を抑止することもできます。
デッドメッセージキューは,永続版リソースアダプタの場合だけ利用できます。永続版リソースアダプタでデッドメッセージキューに移動されるメッセージは,非永続版リソースアダプタでは,即削除されます。
デッドメッセージキューの概要について,次の図に示します。
図2-7 デッドメッセージキューの概要
サーバ間転送以外の通信では,次に示す場合に,メッセージはデッドメッセージキューに登録されます。サーバ間転送の場合のデッドメッセージキューへの登録については,「(2) サーバ間転送でのデッドメッセージキューへの登録」を参照してください。
サーバ間転送では,次に示す場合に,メッセージはデッドメッセージキューに登録されます。
図2-8 メッセージの転送中に通信の有効期限に達した場合の処理
図2-9 電文不正などの障害でメッセージの受信に失敗した場合の処理