Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス API編

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14.4 Statementクラス

説明
Statementクラスでは,主に次の機能を提供します。
  • SQLの実行
  • 検索結果として,ResultSet(ResultSetオブジェクト)の生成
  • 更新結果として,更新行数の返却
  • 最大検索行数の設定
  • 検索制限時間の設定
Statementクラスの提供する各メソッドの詳細,および使用方法については,JavaSoft提供のJDBC関連ドキュメントを参照してください。

注意事項

制限事項
Cosminexus DABroker Libraryで使用するStatementクラスの制限事項を,次に示します。

表14-5 Statementクラスの制限事項

メソッド名 制限事項 JDBC1.0での制限 JDBC2.0での制限
cancel 接続データベース種別がHiRDBまたはORACLEの場合だけ有効です。
close プーリング使用時(ConnectionPoolDataSource使用した接続),およびXA使用時(XADataSourceを使用した接続)でStatement.closeメソッド実行中にエラーが発生した場合,SQLExceptionをスローしません。また,プーリング使用時,およびXA使用時でStatement.closeメソッド実行中にデータベースとの物理的な切断でエラーが発生してコネクションプーリングが使用できなくなった場合,ConnectionEventListener.connectionErrorOccurredは発生しません。
getFetchSize 0,またはsetFetchSizeメソッドで指定された値がsetMaxRowsメソッドで指定された値より小さい場合はsetFetchSizeメソッドで指定された値を,setFetchSizeメソッドで指定された値がsetMaxRowsメソッドで指定された値より大きい場合はsetMaxRowsメソッドで指定された値を返却します。
getMaxFieldSize setMaxFieldSizeが指定されていない場合0を返却します。
getMaxRows setMaxRowsが指定されていない場合は0を返却します。
getMoreResults 無条件に結果なし=falseを返却します。
setCursorName 使用できません。
setFetchDirection FETCH_FORWARD以外を指定した場合,SQLExceptionをスローします。
setFetchSize 接続データベース種別がHiRDB,またはORACLEの場合で,CLOBやBLOBなどのLONG VARCHAR・LONG VARBINARY型データ列の検索を含まないときだけ有効となります。
setMaxFieldSize 0より小さい値を指定した場合,SQLExceptionをスローします。
setMaxRows 0より小さい値を指定した場合,SQLExceptionをスローします。

(凡例)
○:該当します。
−:該当しません。

Cosminexus DABroker Library提供メソッド
Statementクラスで提供している,Cosminexus DABroker Libraryだけの機能を次に示します。

メソッド一覧
メソッド名 機能
getExecuteDirectModeメソッド 接続データベースがHiRDBの場合,Statementクラスを使用したデータベースの更新で,HiRDBのExecute Direct機能を使用するかどうかの設定情報を取得します。
setExecuteDirectModeメソッド 接続データベースがHiRDBの場合,Statementクラスを使用したデータベースの更新で,HiRDBのExecute Direct機能を使用するかどうかを設定します。
<この節の構成>
getExecuteDirectModeメソッド
setExecuteDirectModeメソッド