4.1.11 TP1インバウンドアダプタに設定する<config-property>に指定できるプロパティ

TP1インバウンドアダプタに設定する<config-property>タグに指定できるプロパティについて説明します。

表4-13 TP1インバウンドアダプタに設定する<config-property>タグに指定できるプロパティ

config-property-nameconfig-property-typeconfig-property-value
backlog_countjava.lang.IntegerRPC要求を待ち受けるポートのListenキューの長さを,1~4096の整数で指定します。デフォルト値は50です。
指定できるキューの長さの最大値はOSごとに異なります。詳細は各OSのlisten()について説明しているマニュアル,および各OSのTCP/IPについて説明しているドキュメントを参照してください。
connection_timeoutjava.lang.IntegerRPC要求の応答を送信するときのコネクション確立処理のタイムアウト時間(秒単位)を,0~65535の整数で指定します。デフォルト値は8です。
0を指定した場合はタイムアウトしません。
ipc_sockctl_watchtimejava.lang.Integer一時クローズ応答の待ち時間(秒単位)を,0~65535の整数で指定します。デフォルト値は180です。
0を指定した場合は動作しません。
max_connectionsjava.lang.IntegerRPC要求を待ち受けるポートへの最大同時接続数を,1~2032の整数で指定します。デフォルト値は64です。
node_idjava.lang.Stringノード識別子を4文字で指定します。
1文字目は英字(A~Z a~z),2文字目以降は,英数字(A~Z a~z 0~9),またはアンダースコア「_」で指定してください。TP1インバウンドアダプタごとに一意な文字列を指定してください。デフォルトはCos_です。
receive_buffer_sizejava.lang.Integer受信時の受信バッファサイズを,8192~10485761の整数で指定します。デフォルト値は8192です。
rpc_close_after_sendjava.lang.BooleanOpenTP1へ電文を送信したあとにコネクションを切断するかどうかを指定します。
  • trueを指定した場合
    OpenTP1へ電文を送信したあと,コネクションを切断します。
  • falseを指定した場合
    OpenTP1へ電文を送信したあと,コネクションを切断しません。
デフォルト値はfalseです。08-50と同様にする場合はtrueを指定してください。
rpc_max_thread_countjava.lang.Integer最大同時RPC要求受け付けスレッド数を,1~1024の整数で指定します。デフォルト値は10です。
rpc_receive_timeoutjava.lang.IntegerRPC要求の受信のタイムアウト時間(秒単位)を,0~65535の整数で指定します。デフォルトは180です。
0を指定した場合はタイムアウトしません。
rpc_receive_timeout_intervaljava.lang.IntegerRPC要求の受信のタイムアウト監視の監視間隔を,1~65535の整数で指定します。デフォルト値は5です。
rpc_sockctl_highwaterjava.lang.IntegerRPC受信コネクションの一時クローズ処理開始のしきい値(パーセント(%)単位)を,0~100の整数で指定します。デフォルト値は100です。
rpc_sockctl_lowwaterjava.lang.IntegerRPC受信コネクションの一時クローズ処理を非対象とするコネクション数の割合(パーセント(%)単位)を,0~100の整数で指定します。デフォルト値は0です。
scd_portjava.lang.IntegerRPC要求を待ち受けるポートのポート番号を,5001~65535の整数で指定します。デフォルト値は23700です。
send_buffer_sizejava.lang.Integer応答時の送信バッファサイズを,8192~10485761の整数で指定します。デフォルト値は8192です。
send_retry_countjava.lang.Integerサーバの応答送信時にTCP/IPコネクションの接続でエラーが発生した場合のリトライ回数を,0~65535の整数で指定します。デフォルト値は1です。
0を指定した場合は,リトライしません。
send_retry_intervaljava.lang.Integerサーバの応答送信時にTCP/IPコネクションの接続でエラーが発生した場合のリトライ間隔(ミリ秒単位)を,0~300000の整数で指定します。デフォルト値は0です。
0を指定した場合,間隔を空けないでリトライします。
このプロパティは,send_retry_countに1~65535を指定した場合に有効になります。
service_groupjava.lang.StringTP1インバウンドアダプタのサービスグループ名を1~31文字で指定します。
1文字目が英字(A~Z a~z),2文字目以降は英数字(A~Z a~z 0~9)もしくはアンダースコア「_」で指定してください。
J2EEサーバ内で一意のサービスグループ名を指定してください。
tcp_receive_timeoutjava.lang.Integerコネクションを接続してから,またはデータを受信してから,次のデータを受信するまでのタイムアウト時間(秒単位)を,0~65535の整数で指定します。デフォルト値は10です。
0を指定した場合はタイムアウトしません。
tcp_send_timeoutjava.lang.IntegerRPC要求の応答送信時のタイムアウト時間(秒単位)を,0~65535の整数で指定します。デフォルト値は10です。
0を指定した場合はタイムアウトしません。
tcp_send_timeout_intervaljava.lang.IntegerRPC要求の応答送信時のタイムアウト監視の監視間隔を,1~65535の整数で指定します。デフォルト値は5です。
なお,08-53以降ではこのプロパティの設定は無視されます。
trn_max_connectionsjava.lang.IntegerRPC送信コネクションの最大同時接続数を,1~2032の整数で指定します。デフォルト値は64です。
trn_max_thread_countjava.lang.Integer最大同時同期点電文送受信スレッド数を,1~1024の整数で指定します。デフォルト値は1です。
trn_portjava.lang.Integer同期点待ち受けポートのポート番号を,5001~65535の整数で指定します。デフォルト値は23900です。
trn_sockctl_highwaterjava.lang.IntegerRPC送信コネクションの一時クローズ処理開始のしきい値(パーセント(%)単位)を,0~100の整数で指定します。デフォルト値は100です。
trn_sockctl_lowwaterjava.lang.IntegerRPC送信コネクションの一時クローズ処理を非対象とするコネクション数の割合(パーセント(%)単位)を,0~100の整数で指定します。デフォルト値は0です。