4.1.1 Connector属性ファイルの指定内容

Connector属性ファイルの表中で用いる項目と,その項目の説明を記します。

項目名説明
タグ名設定するタグを表します。
出現パターンタグが出現する回数を示します。
内容タグに定義する内容を示します。
指定可能値タグに指定できる値を示します。指定できない場合にはハイフン「-」を記述します。
デフォルトタグに指定する内容が省略されている場合に有効になる指定値を示します。デフォルト値がない場合は"なし"を記述します。
バージョン定義できるアプリケーションサーバのバージョンを記述します。

キーの省略,値の省略および内容の詳細については,Connector属性ファイルの各定義の詳細に記載しています。

Connector属性ファイルは,次に示すDOCTYPE宣言を持ちます。

<!DOCTYPE hitachi-connector-property PUBLIC '-//Hitachi, Ltd.//DTD Connector Property 7.6//EN' 'file:///<Cosminexusのインストールディレクトリ>/CC/admin/dtds/hitachi-connector-property_7_6.dtd'>

Connector属性ファイルは,次に示すタグを持つxmlファイルです。なお,属性ファイルのバージョンは,以前のバージョンのものでも使用できます。

タグ名出現パターン内容指定可能値デフォルトバージョン
<hitachi-connector-property>0または1回ルートタグ。なし05-05



<description>0回以上リソースアダプタについての説明。入力は制限されません。なし05-05









<display-name>1回以上Deployツール上に表示されるリソースアダプタの名称。英数字,アンダースコア「_」だけ使用できます。
1≦文字列長≦240の範囲で指定できます。
なし05-05



<icon>0回以上Deployツール上に表示されるリソースアダプタのアイコンの定義。なし05-05










<small-icon>0または1回スモールアイコン(16×16)のファイル名。入力は制限されません。なし05-05





<large-icon>0または1回ラージアイコン(32×32)のファイル名。入力は制限されません。なし05-05




<vendor-name>1回リソースアダプタプロバイダベンダ名。
変更不可。
入力は制限されません。なし05-05






<spec-version>1回リソースアダプタがサポートしているコネクタアーキテクチャ仕様のバージョン。
変更不可。
入力は制限されません。なし05-05






<eis-type>1回EISのタイプについての情報。
変更不可。
入力は制限されません。なし05-05




<version>1回リソースアダプタのバージョン。
変更不可。
入力は制限されません。なし05-05





<license>0または1回リソースアダプタモジュールのライセンス要求についての定義。なし05-05








<description>0回以上licenseについての説明。入力は制限されません。なし07-60







<license-required>1回リソースアダプタのデプロイ,使用時のライセンス要求用フラグ。
変更不可。
指定できる文字列を次に示します。
  • true:要求する
  • false:要求しない
なし05-05


<resourceadapter>1回リソースアダプタの設定についての定義。なし05-05










<resourceadapter-class>0または1回javax.resource.spi.ResourceAdapterを実装したJavaクラス名。
変更不可。
入力は制限されません。なし07-50


















<config-property>0回以上ResourceAdapterインスタンスのためのコンフィグレーションプロパティの定義。
Connector 1.5の仕様に準拠するリソースアダプタに対してだけ指定できます。
なし05-05









<description>0回以上コンフィグレーションプロパティについての説明。入力は制限されません。なし05-05



























┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃



























┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃



























┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃
<config-property-name>1回コンフィグレーションプロパティの名称。入力は制限されません。
DB Connectorの設定については,「4.1.10 DB Connectorに設定する<config-property>タグに指定できるプロパティ」を参照してください。
TP1インバウンドアダプタの設定については,「4.1.11 TP1インバウンドアダプタに設定する<config-property>に指定できるプロパティ」を参照してください。
Cosminexus JMSプロバイダのリソースアダプタの設定については,「4.1.12 Cosminexus JMSプロバイダのリソースアダプタに設定する<config-property>タグに指定できるプロパティ」を参照してください。
なし05-05
















































<config-property-type>1回ResourceAdapterによって要求されるコンフィグレーションプロパティのJavaの型。次のどれかを指定します。
  • java.lang.Boolean
  • java.lang.String
  • java.lang.Integer
  • java.lang.Double
  • java.lang.Byte
  • java.lang.Short
  • java.lang.Long
  • java.lang.Float
  • java.lang.Character
なし05-05























































































┃┃┃






























<config-property-value>0または1回コンフィグレーションプロパティの値。
<config-property-value>タグが指定されていない場合は,そのプロパティの情報は変更しません。すでに設定されている情報がそのまま残ります。
<config-property-value>タグを指定して,値を指定しない場合は,そのプロパティの情報に空が設定されます。
<config-property-value>タグを指定して,値を指定している場合は,指定した値がプロパティに設定されます。
<config-property-name>タグに「XAOpenString」が設定されていて,<config-property-value>タグに値が設定されている場合,セキュリティ上の理由で,<config-property-value>タグは表示されません。変更する場合は,<config-property-value>タグを追加して,変更後の値を設定してください。
cjgetresprop,cjgetrarprop実行時に,<config-property-name>タグに「XAOpenString」が設定されている場合,タグは次のように表示されます。
値が設定されている場合:
コメントタグ<!-- The config-property-value has already been set. -->
値が設定されていない場合:
空タグ<>
入力は制限されません。なし05-05






<outbound-resourceadapter>0または1回Outbound方向へのリソースアダプタの定義を指定します。なし07-50






<connection-definition>1回以上コネクションインタフェースクラスについての定義。なし07-50








































<managedconnectionfactory-class>1回javax.resource.spi.ManagedConnectionFactoryインタフェースを実装したJavaクラス名。
パッケージが定義されている場合は,パッケージから指定します。
変更不可。
入力は制限されません。なし05-05












<config-property>0回以上コンフィグレーションプロパティについての定義。なし05-05















<description>0回以上コンフィグレーションプロパティについての説明。入力は制限されません。なし05-05







































































































































<config-property-name>1回コンフィグレーションプロパティの名称。入力は制限されません。
DB Connectorの設定については,「4.1.10 DB Connectorに設定する<config-property>タグに指定できるプロパティ」を参照してください。
Cosminexus JMSプロバイダのリソースアダプタの設定については,「4.1.12 Cosminexus JMSプロバイダのリソースアダプタに設定する<config-property>タグに指定できるプロパティ」を参照してください。
なし05-05











































































<config-property-type>1回ResourceAdapterによって要求されるコンフィグレーションプロパティのJavaの型。次のどれかを指定します。
  • java.lang.Boolean
  • java.lang.String
  • java.lang.Integer
  • java.lang.Double
  • java.lang.Byte
  • java.lang.Short
  • java.lang.Long
  • java.lang.Float
  • java.lang.Character
なし05-05


















































┃┃




























































┃┃




























































┃┃




























































┃┃










<config-property-value>0または1回コンフィグレーションプロパティの値。
<config-property-value>タグが指定されていない場合は,そのプロパティの情報は変更しません。すでに設定されている情報がそのまま残ります。
<config-property-value>タグを指定して,値を指定しない場合は,そのプロパティの情報に空が設定されます。
<config-property-value>タグを指定して,値を指定している場合は,指定した値がプロパティに設定されます。<config-property-name>タグに「XAOpenString」が設定されていて,<config-property-value>タグに値が設定されている場合,セキュリティ上の理由で,<config-property-value>タグは表示されません。変更する場合は,<config-property-value>タグを追加して,変更後の値を設定してください。
cjgetresprop,cjgetrarprop実行時に,<config-property-name>タグに「XAOpenString」が設定されている場合,タグは次のように表示されます。
値が設定されている場合:
コメントタグ<!-- The config-property-value has already been set. -->
値が設定されていない場合:
空タグ<>
入力は制限されません。なし05-05







┃┃













┃┃













┃┃













┃┃






<connectionfactory-interface>1回リソースでサポートされるConnectionFactoryインタフェースのクラス名。パッケージが定義されている場合は,パッケージから指定します。
Connector1.5のリソースアダプタの場合,このタグの値がコネクション定義識別子となります。
変更不可。
入力は制限されません。なし05-05
































<connectionfactory-impl-class>1回ConnectionFactoryインタフェースを実装したJavaクラス名。パッケージが定義されている場合は,パッケージから指定します。
変更不可。
入力は制限されません。なし05-05












































<connection-interface>1回リソースアダプタでサポートされるConnectionインタフェースのクラス名。
パッケージが定義されている場合は,パッケージから指定します。
変更不可。
入力は制限されません。なし05-05
































<connection-impl-class>1回Connectionインタフェースを実装したJavaクラス名。パッケージが定義されている場合は,パッケージから指定します。入力は制限されません。なし05-05















<connector-runtime>0または1回実行時プロパティについての定義。なし07-50









 


<property>0回以上コネクションインタフェース・クラスに関する独自情報を設定します。なし05-05



































































































 

































































<property-name>1回プロパティ名。次のどれかを指定します。
  • MaxPoolSize
  • MinPoolSize
  • LogEnabled
  • User
  • Password
  • ValidationType
  • ValidationInterval
  • RetryCount
  • RetryInterval
  • ConnectionTimeout
  • SweeperInterval
  • RequestQueueEnable
  • RequestQueueTimeout
  • WatchEnabled
  • WatchInterval
  • WatchThresholdd
  • WatchWriteFileEnabled
  • ConnectionPoolAdjustmentInterval
  • Warmup
  • NetworkFailureTimeout
なし05-05












 







<property-type>1回プロパティ値のJavaの型。入力は制限されません。なし05-05







































































































































 

























































































<property-value>0または1回プロパティの値。
<property-value>タグが指定されていない場合は,そのプロパティの情報は変更しません。すでに設定されている情報がそのまま残ります。
<property-value>タグを指定して,値を指定しない場合は,そのプロパティの情報に空が設定されます。
<property-value>タグを指定して,値が指定されている場合は,指定した値がプロパティに設定されます。
<property-name>タグに「User」または「Password」が指定されており,<property-value>タグに値が指定されている場合は,セキュリティ上の理由で表示しません。変更する場合は,<property-value>タグを追加して,変更後の値を設定します。
値が設定されている場合:
コメントタグ<!-- The property-value has already been set. -->
値が設定されていない場合:
空タグ<>
入力は制限されません。
4.1.13 <property>タグに指定できるプロパティ」を参照してください。
05-05















 




<property-default-value>0または1回プロパティのデフォルト値。入力は制限されません。05-05































































 <resource-external-property>0回以上リソースのエクスターナルプロパティの定義。
<resource-external-property>の指定が複数あり,<optional-name>の設定値が同じ場合,一つにマージされます。その場合,ワーニングメッセージ(KDJW37600-W)が出力され,後ろに定義された<resource-external-property>の<res-auth>や<res-sharing-scope>の値が有効になります。
なし07-00















  




<description>0または1回リソースのオプショナル名の説明。入力は制限されません。なし07-00
┃┃















































┃┃















































┃┃















































  
















































<optional-name>1回リソースの別名。
次の名前は指定できません。
  • 予約語である”HITACHI_EJB”(大文字・小文字を区別します)で始まる名前
  • 名前の先頭または末尾に,スラント「/」またはピリオド「.」を指定した名前
  • スラント「/」だけ,またはピリオド「.」だけの名前
  • スラント「/」が連続している名前
文字列の前後に空白,改行がある場合はエラーとなりませんが,取り除かれます。文字列の途中に空白,改行がある場合はエラーとなります。
同一リソース内に<resource-external-property>の指定が複数あり,<optional-name>の指定値がほかの<optional-name>の指定値の下位階層となるような関係の場合は,ワーニングメッセージ(KDJE37602-W)が出力されます。
(例)

別名1:AAA
別名2:AAA/BBB
1≦文字列長≦255

英数字,アンダースコア「_」,ピリオド「.」,ハイフン「-」,および階層区切り文字としてスラント「/」が使用できます。
文字数は1~255文字。
なし07-00



























  








<res-auth>0または1回リソースを使用するための認証元を,アプリケーション上で行うか,コンテナに任せるかの指定。指定できる文字列を次に示します。
  • Application
  • Container
Container07-00





















  <res-sharing-scope>0または1回リソース接続を共有するかどうかの指定。指定できる文字列を次に示します。
  • Shareable
  • Unshareable
Shareable07-00






























<transaction-support>1回リソースアダプタで提供されるトランザクションサポートのレベル。指定できる文字列を次に示します。
  • NoTransaction
  • LocalTransaction
  • XATransaction
なし05-05


















<reauthentication-support>1回ManagedConnectionインスタンスの再認証をサポートするかどうかの指定。指定できる文字列を次に示します。
  • true
  • false
なし05-05










<inbound-resourceadapter>0または1回Inbound方向へのリソースアダプタの定義。なし07-60










<messageadapter>0または1回リソースアダプタのメッセージング関連の機能の定義。なし07-60






 <messagelistener>1回以上メッセージリスナの定義。なし07-60








  



<messagelistener-type>1回メッセージリスナのタイプ。入力は制限されません。なし07-60








  <activationspec>1回メッセージエンドポイント活性化のための情報。なし07-60








   



<activationspec-class>1回ActivationSpecインタフェースを実装するクラス。入力は制限されません。なし07-60










   <required-config-property>0回以上メッセージエンドポイント活性化のために設定が必要なプロパティ。なし07-60








    



<description>0回以上メッセージエンドポイント活性化のために設定が必要なプロパティについての説明。入力は制限されません。なし07-60








    <config-property-name>1回メッセージエンドポイント活性化のために設定が必要なプロパティの名称。入力は制限されません。なし07-60






<adminobject>0回以上リソースアダプタが提供する管理対象オブジェクトについての定義。なし07-60





















<adminobject-name>0または1回管理対象オブジェクト名。
リソースアダプタ内でユニークである必要があります。連続したアンダースコア「_」は使用できません。
英数字,アンダースコア「_」だけ使用できます。なし07-60












<adminobject-interface>1回管理対象オブジェクトのクラスが実装するインタフェース。入力は制限されません。なし07-60









<adminobject-class>1回管理対象オブジェクトのクラス。入力は制限されません。なし07-60






<config-property>0回以上管理対象オブジェクトのためのコンフィグレーションプロパティの定義。なし07-60






 


<description>0回以上コンフィグレーションプロパティについての説明。入力は制限されません。なし07-60






 


<config-property-name>1回コンフィグレーションプロパティの名称。入力は制限されません。なし07-60











┃┃













┃┃


 










┃┃


<config-property-type>1回adminobjectインスタンスによって要求されるコンフィグレーションプロパティのJavaの型。次のどれかを指定します。
  • java.lang.Boolean
  • java.lang.String
  • java.lang.Integer
  • java.lang.Double
  • java.lang.Byte
  • java.lang.Short
  • java.lang.Long
  • java.lang.Float
  • java.lang.Character
なし07-60






















































 <config-property-value>0または1回コンフィグレーションプロパティの値。cjsetrespropコマンド,およびcjsetrarpropコマンド実行時の動作を次に示します。
<config-property-value>タグ指定なしの場合
プロパティの情報を空に設定します。
<config-property-value>タグが指定されていて,値が空の場合
プロパティの情報を空に設定します。
<config-property-value>タグが指定されていて,値が指定されている場合
プロパティに指定された値を設定します。
入力は制限されません。なし07-60



<security-permission>0回以上セキュリティパーミッションについての定義。なし05-05






 





<description>0回以上リソースアダプタのコードから要求されるセキュリティパーミッションについての説明。
変更不可。
入力は制限されません。なし05-05





 <security-permission-spec>1回セキュリティポリシーファイル上のセキュリティパーミッション。
変更不可。
入力は制限されません。なし05-05
<resourceadapter-runtime>0または1回Connector 1.5の仕様に準拠するリソースアダプタに対してだけ指定できます。なし07-50
 <property>0回以上リソースアダプタに関する独自情報を設定します。なし05-05
  







<property-name>1回プロパティ名を指定します。次のどれかを指定します。
  • 「MaxTPoolSize」
  • 「MinTPoolSize」
  • 「TPoolKeepalive」
なし05-05
  


<property-type>1回プロパティのタイプ。入力は制限されません。なし05-05
  







<property-value>0または1回プロパティ値のJavaの型。入力は制限されません。
4.1.13 <property>タグに指定できるプロパティ」を参照してください。
05-05
  <property-default-value>0または1回プロパティのデフォルト値。入力は制限されません。
4.1.13 <property>タグに指定できるプロパティ」を参照してください。
05-05
(凡例)
-:指定できる値はありません。