アプリケーション属性ファイルは,次に示すDOCTYPE宣言を持ちます。
<!DOCTYPE hitachi-application-property PUBLIC '-//Hitachi, Ltd.//DTD Application Property 8.0//EN' 'file:///<Cosminexusのインストールディレクトリ>/CC/admin/dtds/hitachi-application-property_8_0.dtd'> |
アプリケーション属性ファイルは,次に示すタグを持つxmlファイルです。
なお,属性ファイルのバージョンは,以前のバージョンのものでも使用できます。
タグ名 | 出現パターン | 説明 | ||
---|---|---|---|---|
<hitachi-application-property> | 1回 | ルートタグ。 | ||
┣ ┃ ┃ ┃ | <description> | 0または1回 | アプリケーションの説明。 | |
┣ ┃ ┃ | <icon> | 0または1回 | Deployツール上に表示されるJ2EEアプリケーションのアイコンの定義を行います。 | |
┃ ┃ ┃ | ┣ ┃ ┃ | <small-icon> | 0または1回 | スモールアイコン(16×16)のファイル名。 |
┃ ┃ ┃ | ┗ | <large-icon> | 0または1回 | ラージアイコン(32×32)のファイル名。 |
┣ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | <lookup-name> | 1回 | クライアントからEJBをルックアップするときに使う名前を255文字以下で指定します。 HITACHI_EJB/SERVERS/<サーバ名称>/EJB/<アプリケーションのルックアップ名>/<EJBのルックアップ名>の<アプリケーションのルックアップ名>に相当します。このタグは参照専用です。ルックアップ名はアプリケーション名を基に自動的に作られます。※ | |
┣ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | <library-directory> | 0または1回 | ライブラリJARを格納するディレクトリ名を表示します。DD(application.xml)にタグが指定されていないまたは,J2EEアプリケーションにDD(application.xml)が含まれていない場合は,"lib"が表示されます。空タグの場合,J2EEアプリケーションのルート直下を示します。※ | |
┣ ┃ | <security-prop> | 1回 | Enterprise Beanのセキュリティの管理方法。 | |
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | ┣ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | <security-method> | 1回 | セキュリティの管理方法。 次のどれかを指定します。
|
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | ┗ | <default-security-role> | 0または1回 | security-methodにmap_methods_without_rolesを指定した場合のデフォルトセキュリティロール。 map_methods_without_roles以外を指定している場合は省略できます(設定されていてもcjsetapppropで無視されます)。 |
┣ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | <start-order> | 0または1回 | J2EEアプリケーション開始時および停止時の順番。 開始時は昇順で開始処理が行われ,終了時は降順に停止処理が行われます。 0≦start-order≦2147483647 | |
┣ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | <scheduling-unit> | 0または1回 | キューの配置モデルの指定。 次のどちらかを指定します。
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┣ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | <scheduling> | 0または1回 | CTMとの連携についての定義。 なお,このタグは構成ソフトウェアにCosminexus Component Transaction Monitorを含む製品だけに有効です。それ以外の場合に指定するとエラーになります。利用できる製品については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 概説」の「2.3.1 製品と構成ソフトウェアの対応」を参照してください。 | |
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | ┣ ┃ ┃ ┃ ┃ | <queue-name> | 1回 | スケジューリングをするキューの名称を,63文字までの英数字(0~9,A~Z,a~z)およびアンダースコア(_)で指定します。デフォルト値は,アプリケーション名です。 |
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | ┣ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | <parallel-count> | 1回 | CTMがアプリケーションを呼び出すために用意するスレッド数を,1~127の範囲で指定します。デフォルトは,1です。 CTM経由で呼び出されるBeanで,Maximumの値がparallel-countの値より小さい場合エラーとなります。 |
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | ┗ | <queue-length> | 0または1回 | スケジューリングをするキューの長さを,1~32767の整数値で指定します。 キューを共有する場合,キューを共有するアプリケーション間やBean間で設定値が異なるとき,すでに生成されているキューの長さが有効になります。 |
┣ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | <managed-by-ctm> | 1回 | CTM連携をするかどうかの指定。 次のどちらかを指定します。
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┣ ┃ ┃ | <ref-libraries> | 0または1回 | 参照するライブラリの指定。 | |
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | ┗ | <classpath> | 1回以上 | クラスパスの指定。 ref-librariesが指定されていて,このタグが存在しない場合,エラーとなります。 このタグを複数指定した場合,指定した順序でランタイム属性に設定されます。クラスローダに設定されるクラスパスについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「付録B.4 クラスローダに設定されるクラスパス」を参照してください。 |
┗ | <method-observation-recovery-mode> | 0または1回 | J2EEアプリケーションの時間監視機能の障害回復モードの指定。 ここでは,threadだけが指定できます。
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