4.1.10 DB Connectorに設定する<config-property>タグに指定できるプロパティ

DB Connectorに設定する<config-property>タグに指定できる値について説明します。

<この項の構成>
(1) Cosminexus DABroker Libraryを使用して,OracleまたはHiRDBに接続する場合
(2) HiRDB Type4 JDBC Driverを使用してHiRDBに接続する場合
(3) Oracle JDBC Thin Driverを使用してOracleに接続する場合
(4) SQL Server 2000 Driver for JDBCを使用して,SQL Server 2000に接続する場合
(5) SQL Server 2005 JDBC DriverまたはSQL Server JDBC Driverを使用して,SQL Server 2005またはSQL Server 2008に接続する場合
(6) クラスタコネクションプールを使用してOracleに接続する場合(ルートリソースアダプタ)
(7) クラスタコネクションプールを使用してOracleに接続する場合(メンバリソースアダプタ)

(1) Cosminexus DABroker Libraryを使用して,OracleまたはHiRDBに接続する場合

なお,Cosminexus DABroker Libraryで使用するAPIについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス API編」の「14. Cosminexus DABroker Libraryで使用するAPI」を参照してください。

表4-1 DBConnector_DABJ_CP.rarまたはDBConnector_DABJ_CP_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できるプロパティ

config-property-nameconfig-property-typeconfig-property-value
blockUpdatejava.lang.Boolean接続データベースがHiRDBの場合,?パラメタを使用したデータベースの更新で,複数のパラメタセットを一度に処理するかどうかを設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetBlockUpdateメソッドに渡されます。
  • trueを指定した場合
    複数のパラメタセットを一度に処理します。
  • falseを指定した場合
    複数のパラメタセットを一つずつ分割して処理します。
デフォルト値はfalseです。
bufferPoolSizejava.lang.Integer受信データのバッファをプールする最大数を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetBufferPoolSizeメソッドに渡されます。
デフォルト値は0です。
bufSizejava.lang.IntegerCosminexus DABroker Libraryからの受信データのバッファ長を,1~16000の範囲(単位:キロバイト)で設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetBufSizeメソッドに渡されます。デフォルト値は64です。
CallableStatementPoolSizejava.lang.Integerコネクションプールに割り当てられるコネクションごとのCallableStatementのプール数を設定します。0~1024の整数で指定します。デフォルト値は10です。また,PreparedStatementPoolSizeとCallableStatementPoolSizeの合計値は,1024以下に設定してください。有効範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が設定されます。
CancelStatementjava.lang.Booleanトランザクションタイムアウトやアプリケーション強制停止時に,Statementクラス,CallableStatementクラスおよびPreparedStatementクラスで実行中のSQLをキャンセルするかどうかを指定します。
  • trueを指定した場合
    実行中のSQLをキャンセルします。
  • falseを指定した場合
    実行中のSQLをキャンセルしません。
デフォルト値はtrueです。
Oracleに接続する場合で,データベースのサーバまたはクライアントのどちらかがWindowsプラットフォームで,専用サーバ接続をする場合,falseを設定してください。
ConnectionIDUpdatejava.lang.BooleanコネクションIDをDataSource#getConnectionメソッドごとに更新するかどうかを指定します。
  • trueを指定した場合
    DataSource#getConnectionメソッドのたびにコネクションIDを生成します。
  • falseを指定した場合
    最初のDataSource#getConnectionメソッドでコネクションIDを生成し,そのあとは更新しません。
デフォルト値はfalseです。
このプロパティは,接続するデータベースがOracleの場合に指定できます。
databaseNamejava.lang.String接続するデータベースの種別を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetDatabaseNameメソッドに渡されます。
  • HIRDB
    HiRDBおよびXDM/RD E2に接続する場合に指定します。
  • ORACLE,ORACLE8I
    Oracleに接続する場合に指定します。
DBConnector_DABJ_CP_Cosminexus_RM.rarの場合,デフォルト値はHIRDBです。
DBEnvjava.lang.StringCosminexus DABroker Libraryの接続先データベース定義情報を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetDBEnvメソッドに渡されます。
DBHostNamejava.lang.String接続するHiRDBのホスト名を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetDBHostNameメソッドに渡されます。
descriptionjava.lang.String接続するデータベースに必要な接続付加情報を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetDescriptionメソッドに渡されます。
  • HIRDBの場合
    HiRDBシステムのポート番号,またはHiRDBクライアントの環境変数グループ名を指定します。
  • ORACLEの場合
    SQL*Netの接続文字列を指定します。
encodLangjava.lang.Stringエンコード文字形態を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetEncodLangメソッドに渡されます。
executeDirectModejava.lang.Boolean接続データベースがHiRDBの場合,Statementクラスを使用したINSERT, UPDATE, DELETEなどのデータベースの更新で,HiRDBのEXECUTE DIRECT機能を使用するかどうかを設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetExecuteDirectModeメソッドに渡されます。
  • trueを指定した場合
    Execute Direct機能を使用します。
  • falseを指定した場合
    Execute Direct機能を使用しません。
デフォルト値はfalseです。
HiRDBCursorModejava.lang.BooleanHiRDBで検索時にカーソルがCommit,またはRollbackにわたって有効かどうかを設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetHiRDBCursorModeメソッドに渡されます。
  • trueを指定した場合
    カーソルは保持されます。アプリケーションは続けてFetchすることができます。
  • falseを指定した場合
    カーソルはクローズされますが,ステートメントは有効です。アプリケーションは,Prepareしないで,再度Executeできます。
デフォルト値はfalseです。
JDBC_IF_TRCjava.lang.BooleanJDBCインタフェースメソッドトレースの取得の有無を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetJDBC_IF_TRCメソッドに渡されます。
  • trueを指定した場合
    トレースを取得します。
  • falseを指定した場合
    トレースを取得しません。
なお,trueを指定した場合,Cosminexus Driverが出力するトレースは,Cosminexus Component ContainerからセットされるPrintWriterと,ユーザがコネクションファクトリ(javax.sql.DataSourceクラス)のsetLogWriter()メソッドで指定したPrintWriterに出力します。デフォルト値はfalseです。
linkedResourceAdapterNamejava.lang.String連携するCosminexus RMリソースアダプタの表示名を指定します。
DBConnector_DABJ_CP_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できます。
loginTimeoutjava.lang.Integerデータベースへの接続試行中に,データソースが待機する最長時間(単位:秒)を設定します。デフォルト値は0です。
logLeveljava.lang.StringDB Connectorが出力するログ・トレースのレベルを指定します。
次の値が指定できます。
  • 0またはERROR
  • 10またはWARNING
  • 20またはINFORMATION
デフォルトは,0またはERRORです。
LONGVARBINARY_Accessjava.lang.StringLONGVARBINARY(列属性BLOB,列属性BINARY)のデータベースアクセス方法を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetLONGVARBINARY_Accessメソッドに渡されます。
  • REAL
  • LOCATOR
デフォルト値はREALです。
networkProtocoljava.lang.StringCosminexus DABroker Libraryとの接続種別を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetNetworkProtocolメソッドに渡されます。
  • "lib"
OSAuthorizejava.lang.BooleanOS認証機能を使用してデータベースに接続するかどうかを設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetOSAuthorizeメソッドに渡されます。
  • trueを指定した場合
    OS認証機能を使用します。
  • falseを指定した場合
    OS認証機能を使用しません。
デフォルト値はfalseです。
portNumberjava.lang.Integer接続するCosminexus DABroker Libraryのポート番号を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetPortNumberメソッドに渡されます。デフォルト値は40179です。
PreparedStatementPoolSizejava.lang.Integerコネクションプールに割り当てられるコネクションごとのPreparedStatementのプール数を設定します。0~1024の整数で指定します。デフォルト値は10です。また,PreparedStatementPoolSizeとCallableStatementPoolSizeの合計値は,1024以下に設定してください。有効範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が設定されます。
rowSizejava.lang.IntegerCosminexus DABroker LibraryがJDBCで取り扱うバッファ長を,16~512の範囲(単位:メガバイト)で設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetRowSizeメソッドに渡されます。デフォルト値は16です。
serverNamejava.lang.String接続するCosminexus DABroker Libraryのホスト名またはIPアドレスを設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetServerNameメソッドに渡されます。
SQLWarningIgnorejava.lang.Booleanデータベースから返される警告をConnectionクラスで保持するかどうかを設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetSQLWarningIgnoreメソッドに渡されます。
  • trueを指定した場合
    警告を保持しません。
  • falseを指定した場合
    警告を保持します。
デフォルト値はfalseです。
SV_EVENT_TRCjava.lang.BooleanCosminexus DABroker Libraryとのイベントトレースの取得の有無を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetSV_EVENT_TRCメソッドに渡されます。
  • trueを指定した場合
    トレースを取得します。
  • falseを指定した場合
    トレースを取得しません。
なお,trueを指定した場合,Cosminexus Driverが出力するトレースは,Cosminexus Component ContainerからセットされるPrintWriterと,ユーザがコネクションファクトリ(javax.sql.DataSourceクラス)のsetLogWriter()メソッドで指定したPrintWriterに出力します。デフォルト値はfalseです。
TRC_NOjava.lang.Integerトレースのエントリ数を,10~1000の範囲で設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetTRC_NOメソッドに渡されます。デフォルト値は500です。
uapNamejava.lang.Stringアプリケーション名称を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetUapNameメソッドに渡されます。

表4-2 DBConnector_DABJ_XA.rarまたはDBConnector_DABJ_XA_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できるプロパティ

config-property-nameconfig-property-typeconfig-property-value
blockUpdatejava.lang.Boolean接続データベースがHiRDBの場合,?パラメタを使用したデータベースの更新で,複数のパラメタセットを一度に処理するかどうかを設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetBlockUpdateメソッドに渡されます。
  • trueを指定した場合
    複数のパラメタセットを一度に処理します。
  • falseを指定した場合
    複数のパラメタセットを一つずつ分割して処理します。
デフォルト値はfalseです。
bufferPoolSizejava.lang.Integer受信データのバッファをプールする最大数を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetBufferPoolSizeメソッドに渡されます。
デフォルト値は0です。
bufSizejava.lang.IntegerCosminexus DABroker Libraryからの受信データのバッファ長を,1~16000の範囲(単位:キロバイト)で設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetBufSizeメソッドに渡されます。デフォルト値は64です。
CallableStatementPoolSizejava.lang.Integerコネクションプールに割り当てられるコネクションごとのCallableStatementのプール数を設定します。0~1024の整数で指定します。デフォルト値は10です。また,PreparedStatementPoolSizeとCallableStatementPoolSizeの合計値は,1024以下に設定してください。有効範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が設定されます。
CancelStatementjava.lang.Booleanトランザクションタイムアウトやアプリケーション強制停止時に,Statementクラス,CallableStatementクラスおよびPreparedStatementクラスで実行中のSQLをキャンセルするかどうかを指定します。
  • trueを指定した場合
    実行中のSQLをキャンセルします。
  • falseを指定した場合
    実行中のSQLをキャンセルしません。
HiRDBに接続する場合は,falseを指定してください。
Oracleに接続する場合で,データベースのサーバまたはクライアントのどちらかがWindowsプラットフォームで,専用サーバ接続をする場合,falseを設定してください。
ConnectionIDUpdatejava.lang.BooleanコネクションIDをDataSource#getConnectionメソッドごとに更新するかどうかを指定します。
  • trueを指定した場合
    DataSource#getConnectionメソッドのたびにコネクションIDを生成します。
  • falseを指定した場合
    最初のDataSource#getConnectionメソッドでコネクションIDを生成し,そのあとは更新しません。
デフォルト値はfalseです。
このプロパティは,接続するデータベースがOracleの場合に指定できます。
databaseNamejava.lang.String接続するデータベースの種別を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetDatabaseNameメソッドに渡されます。
次の値が指定できます。
  • HIRDB
    HiRDBに接続する場合に指定します。
  • ORACLE,ORACLE8I
    Oracleに接続する場合に指定します。
DBConnector_DABJ_XA_Cosminexus_RM.rarの場合,デフォルト値はHIRDBです。
DBEnvjava.lang.StringCosminexus DABroker Libraryの接続先データベース定義情報を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetDBEnvメソッドに渡されます。
DBHostNamejava.lang.String接続するHiRDBのホスト名を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetDBHostNameメソッドに渡されます。
descriptionjava.lang.String接続するデータベースに必要な接続付加情報を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetDescriptionメソッドに渡されます。
  • HIRDBの場合
    HiRDBクライアントの環境変数グループ名を指定します。
  • ORACLEの場合
    SQL*Netの接続文字列を指定します。
encodLangjava.lang.Stringエンコード文字形態を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetEncodLangメソッドに渡されます。
executeDirectModejava.lang.Boolean接続データベースがHiRDBの場合,Statementクラスを使用したINSERT, UPDATE, DELETEなどのデータベースの更新で,HiRDBのEXECUTE DIRECT機能を使用するかどうかを設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetExecuteDirectModeメソッドに渡されます。
  • trueを指定した場合
    Execute Direct機能を使用します。
  • falseを指定した場合
    Execute Direct機能を使用しません。
デフォルト値はfalseです。
HiRDBCursorModejava.lang.BooleanHiRDBで検索時にカーソルがCommit,またはRollbackにわたって有効かどうかを設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetHiRDBCursorModeメソッドに渡されます。
  • trueを指定した場合
    カーソルは保持されます。アプリケーションは続けてFetchすることができます。
  • falseを指定した場合
    カーソルはクローズされますが,ステートメントは有効です。アプリケーションは,Prepareしないで,再度Executeできます。
デフォルト値はfalseです。
JDBC_IF_TRCjava.lang.BooleanJDBCインタフェースメソッドトレースの取得の有無を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetJDBC_IF_TRCメソッドに渡されます。
  • trueを指定した場合
    トレースを取得します。
  • falseを指定した場合
    トレースを取得しません。
なお,trueを指定した場合,Cosminexus Driverが出力するトレースは,Cosminexus Component ContainerからセットされるPrintWriterと,ユーザがコネクションファクトリ(javax.sql.DataSourceクラス)のsetLogWriter()メソッドで指定したPrintWriterに出力します。デフォルト値はfalseです。
linkedResourceAdapterNamejava.lang.String連携するCosminexus RMリソースアダプタの表示名を指定します。
DBConnector_DABJ_XA_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できます。
loginTimeoutjava.lang.Integerデータベースへの接続試行中に,データソースが待機する最長時間(単位:秒)を設定します。デフォルト値は0です。
logLeveljava.lang.StringDB Connectorが出力するログ・トレースのレベルを指定します。
次の値が指定できます。
  • 0またはERROR
  • 10またはWARNING
  • 20またはINFORMATION
デフォルト値は,0またはERRORです。
LONGVARBINARY_Accessjava.lang.StringLONGVARBINARY(列属性BLOB,列属性BINARY)のデータベースアクセス方法を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetLONGVARBINARY_Accessメソッドに渡されます。
  • REAL
  • LOCATOR
デフォルト値はREALです。
networkProtocoljava.lang.StringCosminexus DABroker Libraryとの接続種別を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetNetworkProtocolメソッドに渡されます。
  • "lib"
OSAuthorizejava.lang.BooleanOS認証機能を使用してデータベースに接続するかどうかを設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetOSAuthorizeメソッドに渡されます。
  • trueを指定した場合
    OS認証機能を使用します。
  • falseを指定した場合
    OS認証機能を使用しません。
デフォルト値はfalseです。
portNumberjava.lang.Integer接続するCosminexus DABroker Libraryのポート番号を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetPortNumberメソッドに渡されます。デフォルト値は40179です。
PreparedStatementPoolSizejava.lang.Integerコネクションプールに割り当てられるコネクションごとのPreparedStatementのプール数を設定します。0~1024の整数で指定します。デフォルト値は10です。また,PreparedStatementPoolSizeとCallableStatementPoolSizeの合計値は,1024以下に設定してください。有効範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が設定されます。
RMIDjava.lang.Integerリソースマネジャの識別子を,1以上の正の整数で設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetRMIDメソッドに渡されます。デフォルト値は1です。
rowSizejava.lang.IntegerCosminexus DABroker LibraryがJDBCで取り扱うバッファ長を,16~512の範囲(単位:メガバイト)で設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetRowSizeメソッドに渡されます。デフォルト値は16です。
serverNamejava.lang.String接続するCosminexus DABroker Libraryのホスト名を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetServerNameメソッドに渡されます。
SQLWarningIgnorejava.lang.Booleanデータベースから返される警告をConnectionクラスで保持するかどうかを設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetSQLWarningIgnoreメソッドに渡されます。
  • trueを指定した場合
    警告を保持しません。
  • falseを指定した場合
    警告を保持します。
デフォルト値はfalseです。
SV_EVENT_TRCjava.lang.BooleanCosminexus DABroker Libraryとのイベントトレースの取得の有無を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetSV_EVENT_TRCメソッドに渡されます。
  • trueを指定した場合
    トレースを取得します。
  • falseを指定した場合
    トレースを取得しません。
なお,trueを指定した場合,Cosminexus Driverが出力するトレースは,Cosminexus Component ContainerからセットされるPrintWriterと,ユーザがコネクションファクトリ(javax.sql.DataSourceクラス)のsetLogWriter()メソッドで指定したPrintWriterに出力します。デフォルト値はfalseです。
TRC_NOjava.lang.Integerトレースのエントリ数を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetTRC_NOメソッドに渡されます。デフォルト値は500です。
uapNamejava.lang.Stringアプリケーション名称を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetUapNameメソッドに渡されます。
XACloseStringjava.lang.StringXA_CLOSE文字列を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetXACloseStringメソッドに渡されます。
XALocalCommitModejava.lang.BooleanXA使用時,トランザクションが分散トランザクションでないとき,データベースのオートコミットモードを有効にするかどうかを設定します。設定された値はCosminexus DABroker LibraryのsetXALocalCommitModeメソッドに渡されます。
  • trueを指定した場合
    データベースのオートコミットを有効にします。
  • falseを指定した場合
    データベースのオートコミットを無効にします。
デフォルト値はtrueです。
なお,falseを指定した場合,コネクション障害検知機能が正常に動作しません。コネクション障害検知機能を使用する場合,falseは指定しないでください。
XAOpenStringjava.lang.StringXA_OPEN文字列を設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetXAOpenStringメソッドに渡されます。
XAThreadModejava.lang.BooleanXA使用時のスレッドモードを設定します。設定された値は,Cosminexus DABroker LibraryのsetXAThreadModeメソッドに渡されます。
  • trueを指定した場合
    マルチスレッドモード
  • falseを指定した場合
    シングルスレッドモード
デフォルト値はtrueです。

(2) HiRDB Type4 JDBC Driverを使用してHiRDBに接続する場合

(3) Oracle JDBC Thin Driverを使用してOracleに接続する場合

なお,プロパティで設定可能な値については,Oracleのマニュアルを参照してください。

表4-6 DBConnector_Oracle_CP.rar,DBConnector_Oracle_CP_Cosminexus_RM.rar,DBConnector_Oracle_XA.rarまたはDBConnector_Oracle_XA_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できるプロパティ

config-property-nameconfig-property-typeconfig-property-value指定可能値デフォルトバージョン
CallableStatementPoolSizejava.lang.Integerコネクションプールに割り当てられるコネクションごとのCallableStatementのプール数を設定します。0~2147483647の整数で指定します。1007-00
CancelStatementjava.lang.Booleanトランザクションタイムアウトや業務アプリケーション強制停止時に,Statementクラス,CallableStatementクラスおよびPreparedStatementクラスで実行中のSQLをキャンセルするかどうかを指定します。
trueを指定した場合
実行中のSQLをキャンセルします。
falseを指定した場合
実行中のSQLをキャンセルしません。
専用サーバ接続をする場合は,falseを指定してください。
指定できる文字列を次に示します。
  • true
  • false
true07-00
ConnectionIDUpdatejava.lang.BooleanコネクションIDをDataSource#getConnectionメソッドごとに更新するかどうかを指定します。
trueを指定した場合
DataSource#getConnectionメソッドのたびにコネクションIDを生成します。
falseを指定した場合
最初のDataSource#getConnectionメソッドでコネクションIDを生成し,そのあとは更新しません。
指定できる文字列を次に示します。
  • true
  • false
false07-00
databaseNamejava.lang.StringOracleサーバ上の特定のデータベース名(SID)を指定します。設定された値は,Oracle JDBC Thin DriverのsetDatabaseNameメソッドに渡されます。入力は制限されません。(空文字列)07-00
loginTimeoutjava.lang.Integerデータベースへの接続試行のタイムアウト(単位:ミリ秒)を指定します。0を指定するとタイムアウトは無限となり,接続が確立されるかエラーが発生するまでブロックされます。デフォルト値は8000です。設定された値はOracle JDBC Thin DriverのsetLoginTimeoutメソッドに渡されます。Oracle JDBC Thin Driver 9.2.0.8以降,10.1.0.5以降および10.2以降の場合は秒単位に切り上げてsetLoginTimeoutメソッドに渡されます。入力は制限されません。800007-00
logLeveljava.lang.StringDB Connectorが出力するログ・トレースのレベルを指定します。
次の値が指定できます。
  • 0またはERROR
  • 10またはWARNING
  • 20またはINFORMATION
次のどれかを指定します。
  • 0またはERROR
  • 10またはWARNING
  • 20またはINFORMATION
ERROR07-00
portNumberjava.lang.IntegerOracleのサーバが要求をリスニングするポート番号を指定します。設定された値は,Oracle JDBC Thin DriverのsetPortNumberメソッドに渡されます。入力は制限されません。152107-00
PreparedStatementPoolSizejava.lang.Integerコネクションプールに割り当てられるコネクションごとのPreparedStatementのプール数を設定します。0~2147483647の整数で指定します。1007-00
serverNamejava.lang.StringOracleサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。設定された値は,Oracle JDBC Thin DriverのsetServerNameメソッドに渡されます。入力は制限されません。(空文字列)07-00
urljava.lang.StringOracle JDBC Thin Driverがデータベースに接続するために必要なJDBC URLを指定します。
このプロパティに値が設定された場合,databaseName,portNumber,serverNameで指定された値は無視されます。また,ユーザがurlで指定を行う場合はJDBC URLにthinドライバを指定します。
(例)

jdbc:oracle:thin:@ServerA:1521:service1

入力は制限されません。(空文字列)07-00

表4-7 DBConnector_Oracle_CP.rarまたはDBConnector_Oracle_CP_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できるプロパティ

config-property-nameconfig-property-typeconfig-property-value
linkedResourceAdapterNamejava.lang.String連携するCosminexus RMリソースアダプタの表示名を指定します。
DBConnector_Oracle_CP_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できます。

表4-8 DBConnector_Oracle_XA.rarまたはDBConnector_Oracle_XA_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できるプロパティ

config-property-nameconfig-property-typeconfig-property-value
linkedResourceAdapterNamejava.lang.String連携するCosminexus RMリソースアダプタの表示名を指定します。
DBConnector_Oracle_XA_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できます。
sessionTimeoutjava.lang.IntegerOracleサーバでのセッションタイムアウト(トランザクションブランチがアクティブでない状態でいられる最大時間)を秒単位で指定します。J2EEサーバのトランザクションタイムアウトよりも長い時間を指定する必要があります。デフォルト値は300秒です。設定された値はOracle JDBC Thin DriverのXAResource.setTransactionTimeoutメソッドに渡されます。

(4) SQL Server 2000 Driver for JDBCを使用して,SQL Server 2000に接続する場合

(5) SQL Server 2005 JDBC DriverまたはSQL Server JDBC Driverを使用して,SQL Server 2005またはSQL Server 2008に接続する場合

(6) クラスタコネクションプールを使用してOracleに接続する場合(ルートリソースアダプタ)

(7) クラスタコネクションプールを使用してOracleに接続する場合(メンバリソースアダプタ)