Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス 定義編(サーバ定義)
-XX:HitachiJITCompileMaxMemorySize(JITコンパイル時の確保メモリ上限値指定オプション)
形式
説明
JITコンパイル時に確保するCヒープのメモリサイズの上限値を指定します。JITコンパイルによって確保するCヒープのメモリが指定値を超えた場合,日立JavaVMログファイルにログを出力するとともに,以降のJITコンパイルを抑制します。JITコンパイル処理の対象となっていたJavaメソッドは,以降,インタプリタでだけ実行されるようになります。なお,JITコンパイルが抑制された場合でも,JavaVMは強制終了しないで,処理を続行します。
0を指定した場合,JITコンパイル時に確保するメモリは上限値で制限されません。
なお,JITコンパイルはJavaVMの内部スレッド(JITコンパイラスレッド)で実行されます。JITコンパイラスレッドは二つあるため,このオプションで指定した上限値を2で割った値が,一つのJITコンパイラスレッドに対する上限値となります。
また,このオプションで上限値を設定した場合も,実際に使用できるCヒープがそれよりも少ないときには,上限値に達する前にCヒープ不足が発生することがあります。この場合,JavaVMは強制終了します。
引数
出力形式
[id][Thread: thread_id]<date>["thread_name" exceeded max memory size.] [current_sizeK->new_sizeK/limit_size_per_threadK/limit_sizeK] [compile_target][byte_code_size] |
出力内容を次に説明します。
出力例
オプションとして「-XX:HitachiJITCompileMaxMemorySize=536870912」を指定して,一つのJITコンパイラスレッドに対して262145キロバイトのCヒープを確保した場合に,上限値に達したときの出力例を示します。
[JMS][Thread: 0x03bf1150]<Wed Feb 24 14:33:58 2010>["CompilerThread0" exceeded max memory size.][262143K->262145K/262144K/524288K][test1.func][213] |
注意事項
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