Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス 定義編(サーバ定義)

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11.5 vmi.properties仮想サーバマネージャプロパティファイル

<この節の構成>
(1) 形式
(2) ファイルの格納先
(3) 機能
(4) 指定できるキー
(5) 注意事項

(1) 形式

J2SEのプロパティファイル形式です。

(2) ファイルの格納先

次のテンプレートファイルをコピーして利用してください。

(3) 機能

仮想サーバマネージャの処理データ格納ディレクトリや,サーバ通信エージェントのタイムアウトなどを設定します。

(4) 指定できるキー

指定できるキーを次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。

キー名称 内容 指定可能値 省略値 VR
vmi.spool.dir 仮想サーバマネージャの処理データ格納ディレクトリを絶対パスで指定します。
ファイルセパレータにはスラッシュ(/)を使用します。
環境を構築済みの状態でこのキーを変更した場合は,仮想サーバマネージャ再起動時に,管理ユニットの情報(定義ディレクトリ,仮想サーバの情報も含まれます),およびアカウントの情報などの仮想サーバに登録した情報がすべて削除されます。
このキーを変更する際に既存の情報を継続して使用する場合は,変更前のディレクトリパス以下に存在するすべてのディレクトリおよびファイルを変更先のディレクトリパスの下にコピーしてください。
ディレクトリ名(絶対パス) <Cosminexusのインストールディレクトリ>/manager/vmi/spool 08-53
vmi.serverconnectionagent.connect.timeout 仮想サーバマネージャと仮想サーバ上のサーバ通信エージェントとの接続で,タイムアウトが発生するまでの時間(単位:秒)を指定します。0を指定するとタイムアウトしません。 0〜3600 2 08-53
vmi.serverconnectionagent.socket.timeout 仮想サーバマネージャと仮想サーバ上のサーバ通信エージェントとの間の情報の送受信で,タイムアウトが発生するまでの時間(単位:秒)を指定します。0を指定するとタイムアウトしません。 0〜3600 2 08-53
vmi.serverconnectionagent.exec.timeout 仮想サーバ上のサーバ通信エージェントでコマンドを実行する場合に,コマンドの実行で,タイムアウトが発生するまでの時間(単位:秒)を指定します。0を指定するとタイムアウトしません。 0〜3600 1800 08-53
vmi.jp1.base.auth.enabled JP1/Baseと連携してユーザのアカウントを管理するための機能(JP1ユーザ認証連携機能) を有効にするかどうかを指定します。

true:
JP1ユーザ認証連携機能を有効にします。仮想サーバマネージャ管理者アカウント,およびシステム構築者アカウントは,JP1/Base(認証サーバ)によって管理されます。

false:
JP1ユーザ認証連携機能を無効にします。仮想サーバマネージャ管理者アカウント,およびシステム構築者アカウントは,仮想サーバマネージャによって管理されます。
指定できる値を次に示します。
  • true
  • false
false 08-70

(5) 注意事項

仮想サーバマネージャを起動した状態でパラメタを変更した場合は,仮想サーバマネージャを再起動する必要があります。