Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス 定義編(サーバ定義)

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10.10 manager.cfgManager設定ファイル

<この節の構成>
(1) 形式
(2) ファイルの格納先
(3) 機能
(4) 指定できるキー

(1) 形式

次のようにキーを指定します。

 
<キー名称>=<値>
 

指定方法
  • キーと値の間のセパレータには「=」を使用します。「=」前後の空白は無視されます。
  • 改行までが値になります。改行文字はOSに従います。
  • 1行は1KB(1024バイト)未満とします。
  • #で始まる行はコメントとみなされます。
  • 値が存在しない行を定義した場合,その行は無視されます。
  • 行頭行末の空白文字や空行は無視されます。
  • 同じキーを複数指定した場合は,最後のキーの値を有効とします。
  • ASCII文字だけ使用できます。
  • ファイルセパレータには「/」を使用します。
  • キーや値の一部に「\」は使用できません。
  • パスセパレータはOSに従います。

(2) ファイルの格納先

(3) 機能

Management Server,運用管理エージェント,それぞれの上で動作するコンポーネントやコマンドに共通の設定を行います。

統合ログとしてManagerの統合メッセージログ,統合トレースログ,コマンド保守ログがあります。

(4) 指定できるキー

指定できるキーとデフォルト値を次に示します。

キー名称 内容 指定可能値 デフォルト VR
com.cosminexus.manager.log.dir Managerのログ出力ディレクトリを指定します。
ファイルセパレータには「/」を使用してください。
なお,指定したログ出力ディレクトリが不正な場合は,Managerは起動されません。
ディレクトリ名(絶対パス) <Cosminexusのインストールディレクトリ>/manager/log 07-00
com.cosminexus.manager.messagelog.size 統合メッセージログファイル一つ当たりの上限サイズ(バイト)を,4096〜16777216で指定します。範囲外の値を指定した場合は,262144を仮定します。
なお,次の操作をした後に,設定値を変更しても変更は有効になりません。
  • Management Serverの起動
  • 運用管理エージェントの起動
  • Managerが提供するコマンドの実行
値を変更する場合は,バックアップ後に次のディレクトリを削除してください。
  • <Managerのログ出力ディレクトリ>/message
4096〜16777216の整数で指定します。 262144 07-00
com.cosminexus.manager.messagelog.fnum 統合メッセージログファイルの面数を,1〜64で指定します。
なお,次の操作をした後に,設定値を変更しても変更は有効になりません。
  • Management Serverの起動
  • 運用管理エージェントの起動
  • Managerが提供するコマンドの実行
値を変更する場合は,バックアップ後に次のディレクトリを削除してください。
  • <Managerのログ出力ディレクトリ>/message
1〜64の整数で指定します。 4 07-00
com.cosminexus.manager.tracelog.size 統合トレースログファイル一つ当たりの上限サイズ(バイト)を,4096〜16777216で指定します。範囲外の値を指定した場合は,1048576を仮定します。
なお,次の操作をした後に,設定値を変更しても変更は有効になりません。
  • Management Serverの起動
  • 運用管理エージェントの起動
  • Managerが提供するコマンドの実行
値を変更する場合は,バックアップ後に次のディレクトリを削除してください。
  • <Managerのログ出力ディレクトリ>/trace
4096〜16777216の整数で指定します。 1048576 07-00
com.cosminexus.manager.tracelog.fnum 統合トレースログファイルの面数を,1〜64で指定します。
なお,次の操作をした後に,設定値を変更しても変更は有効になりません。
  • Management Serverの起動
  • 運用管理エージェントの起動
  • Managerが提供するコマンドの実行
値を変更する場合は,バックアップ後に次のディレクトリを削除してください。
  • <Managerのログ出力ディレクトリ>/trace
1〜64の整数で指定します。 4 07-00
com.cosminexus.manager.cmdtracelog.size コマンド保守ログファイル一つ当たりの上限サイズ(バイト)を,4096〜16777216で指定します。範囲外の値を指定した場合は,16777216を仮定します。
なお,次の操作をした後に,設定値を変更しても変更は有効になりません。
  • Managerが提供するコマンドを実行
値を変更する場合は,バックアップ後に次のディレクトリとログファイルを削除してください。
  • <Managerのログ出力ディレクトリ>/maintenance/mmap
  • <Managerのログ出力ディレクトリ>/maintenance/mngcmd[n].log
4096〜16777216の整数で指定します。 16777216 07-00
com.cosminexus.manager.cmdtracelog.fnum コマンド保守ログファイルの面数を,1〜64で指定します。
なお,次の操作をした後に,設定値を変更しても変更は有効になりません。
  • Managerが提供するコマンドを実行
値を変更する場合は,バックアップ後に次のディレクトリとログファイルを削除してください。
  • <Managerのログ出力ディレクトリ>/maintenance/mmap
  • <Managerのログ出力ディレクトリ>/maintenance/mngcmd[n].log
1〜64の整数で指定します。 4 07-00
com.cosminexus.manager.log.compatible Managerのログの上位互換性を指定します。

trueを指定した場合:
Managerの統合ログによって不要になったファイルを出力します。

falseを指定した場合:
Managerの統合ログによって不要になったファイルを出力しません。
次のどちらかを指定します。
  • true
  • false
true 07-00