Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス 定義編(サーバ定義)
次のようにキーを指定します。
<キー名称> = <値>
デフォルトの格納先を次に示します。なお,varディレクトリの格納先は,cjmsbrokerコマンドの-varhomeオプションで変更できます。
以降,<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\cjmsp(Windowsの場合)または/opt/Cosminexus/CC/cjmsp(UNIXの場合)のことを,<CJMSP_HOME>と表記します。
個別のCJMSPブローカーを実行するシステムプロパティを指定します。
config.propertiesとcommonconfig.propertiesとで異なる値が指定されている場合,config.propertiesの値が優先されます。
CJMSPブローカーの起動中にこのファイルの内容を変更した場合,変更した内容はCJMSPブローカーを再起動したときに反映され,有効になります。
設定できるキーについて次に示します。なお「値未指定時」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
コネクションサービスに関するプロパティについて次に示します。
キー名称 | 内容 | 指定可能値 | 範囲外の値指定時 | 値未指定時 | VR |
---|---|---|---|---|---|
imq.admin.tcp.port | adminサービス用のポート番号を指定します。 ファイアウォールを使用してCJMSPブローカーに接続する場合は,このプロパティを使用して静的にポート番号を指定する必要があります。 次の場合,ポートマッパーによってポート番号が動的に割り当てられます。
|
0,1025〜 65535 |
0 | 0 | 08-50 |
imq.hostname | すべてのコネクションサービス用デフォルトホスト名またはIPアドレスを指定します。 複数のサーバにCosminexus JMS プロバイダをインストールする場合,このプロパティを指定することをお勧めします。 ホスト名に無効な文字列を指定した場合,CJMSPブローカーを開始できません。また,localhostまたはループバックアドレス(127.*.*.*)を指定した場合,CJMSPブローカーへリモート接続はできません。 なお,このプロパティに値を指定しない場合(「imq.hostname=」までを指定した場合),CJMSPブローカー起動時には,ローカルホストのCJMSPブローカーに接続します。このとき,ホスト名は出力されません。例えば,このプロパティに値を指定しないでimq.portmapper.portに7676を指定した場合,CJSMPブローカーを起動時には「:7676」と出力されます。 |
− | − | <ホスト名> | 08-50 |
imq.jms.tcp.port | jmsサービス用のポート番号を指定します。 ファイアウォールを使用してCJMSPブローカーに接続する場合は,このプロパティを使用して静的にポート番号を指定する必要があります。 次の場合,ポートマッパーによってポート番号が動的に割り当てられます。
|
0,1025〜 65535 |
0 | 0 | 08-50 |
imq.portmapper.port | CJMSPクライアントがCJMSPブローカーに接続するためのポートマッパーのポート番号を指定します。 複数のCJMSPブローカーインスタンスが同じホスト上で起動している場合,それぞれ異なるポートマッパーのポート番号を指定する必要があります。 |
1025〜65535 | 7676 | 7676 | 08-50 |
(凡例)
−:該当なし。
永続化サービスに関するプロパティについて次に示します。
キー名称 | 内容 | 指定可能値 | 範囲外の値指定時 | 値未指定時 | VR |
---|---|---|---|---|---|
imq.persist.file.sync.enabled | メモリ上のデータのファイルへの書き込み処理を同期と非同期のどちらで実行するかを指定します。 trueを指定した場合,書き込み処理は同期で実行されます。この場合,システム障害が発生したときにデータが紛失することを防げますが,処理性能に影響があります。falseを指定した場合,書き込み処理は非同期で実行されます。 どちらを指定するかは,性能テストを実行した上で決定することをお勧めします。 また,アプリケーションで配信モードとして「javax.jms.DeliveryMode.PERSISTENT」と指定している場合,このプロパティはtrueにすることをお勧めします。 |
指定できる値を次に示します。
|
false | false | 08-50 |
送信先自動生成の設定に関するプロパティについて次に示します。
キー名称 | 内容 | 指定可能値 | 範囲外の値指定時 | 値未指定時 | VR |
---|---|---|---|---|---|
imq.autocreate.destination.maxNumMsgs | 未受信のメッセージ数の最大値を指定します。 -1または0を指定した場合,メッセージ数は無制限になります。 |
-1〜2147483647 | 100000 | 100000 | 08-50 |
imq.autocreate.destination.maxTotalMsgBytes | 未受信メッセージ用の総合メモリサイズの最大値をバイトで指定します。単位を指定する場合は,値の末尾に次の文字列を追加してください。単位を指定しない場合は,バイトとして扱われます。
|
-1〜2147483647(単位:バイト) | 10m | 10m | 08-50 |
imq.autocreate.queue.consumerFlowLimit | 同一バッチでキューコンシューマーに配信されるメッセージ数の最大値を指定します。 -1を指定した場合,メッセージ数は無制限になります。 |
指定できる値を次に示します。
|
100 | 100 | 08-50 |
imq.autocreate.topic.consumerFlowLimit | 同一バッチでトピックコンシューマーに配信されるメッセージ数の最大値を指定します。 -1を指定した場合,メッセージ数は無制限になります。 |
指定できる値を次に示します。
|
1000 | 1000 | 08-50 |
モニタリングの設定に関するプロパティについて次に示します。
キー名称 | 内容 | 指定可能値 | 範囲外の値指定時 | 値未指定時 | VR |
---|---|---|---|---|---|
imq.metrics.interval | メトリクス情報をロガーおよびコンソールに書き込む時間を秒単位で指定します。 0を指定した場合,メトリクスを出力しません。 |
0〜2147483647 | 0 | 0 | 08-50 |
CJMSPブローカーログに関するプロパティについて次に示します。
キー名称 | 内容 | 指定可能値 | 範囲外の値指定時 | 値未指定時 | VR |
---|---|---|---|---|---|
broker.logger.ExceptionLogFile.filenum | 作成するログファイル数の最大値を指定します。 | 1〜16 | 2 | 2 | 08-50 |
broker.logger.ExceptionLogFile.filesize | ログファイルサイズの最大値を指定します。 最大値を超える場合,新しいファイルが作成され,ログファイルの内容が新しいファイルに出力されます。 |
8192〜4194304 | 1048576 | 1048576 | 08-50 |
broker.logger.MessageLogFile.filenum | 作成するログファイル数の最大値を指定します。 | 1〜16 | 2 | 2 | 08-50 |
broker.logger.MessageLogFile.filesize | ログファイルサイズの最大値を指定します。 最大値を超える場合,ログファイルの内容が新しいファイルに出力されます。 |
8192〜4194304 | 1048576 | 1048576 | 08-50 |
broker.logger.MessageLogFile.trace.level | ログのレベルを指定します。 指定したレベルに基づいて情報がログファイルに出力されます。 |
指定できる文字列を次に示します。
|
ERROR | ERROR | 08-50 |
そのほかに関するプロパティについて次に示します。
キー名称 | 内容 | 指定可能値 | 範囲外の値指定時 | 値未指定時 | VR |
---|---|---|---|---|---|
imq.instanceconfig.version | 内部処理で使用するプロパティです。設定されている内容を変更しないでください。 | − | − | − | 08-50 |
(凡例)
−:該当なし。
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