Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス 定義編(サーバ定義)

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7.2 admin.properties(管理コマンドプロパティファイル)

<この節の構成>
(1) 形式
(2) ファイルの格納先
(3) 機能
(4) 設定できるキー

(1) 形式

次のようにキーを指定します。

<キー名称> = <値>

指定方法
  • 改行までが値になります。
  • #で始まる行はコメントとみなされます。
  • 値が存在しない行を定義した場合,その行は無視されます。
  • 指定範囲外の値を指定した場合は範囲外の値指定時の値が適用されます。値を指定しなかった場合は値未指定時の値が適用されます。これらの場合,コンソール上に警告メッセージが表示されます。

(2) ファイルの格納先

なお,以降,<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\cjmsp(Windowsの場合)または/opt/Cosminexus/CC/cjmsp(UNIXの場合)のことを,<CJMSP_HOME>と表記します。

(3) 機能

管理コマンドのログ出力について設定します。

なお,プロパティの値はログの初期化よりも前に検証されます。このファイルにプロパティとして不正な値を指定した場合,ログの内容はコンソールだけに出力され,ログファイルには出力されません。

また,次に示すプロパティを変更する場合,変更した内容は<CJMSP_HOME>\var\admin\logディレクトリ下(Windowsの場合)または<CJMSP_HOME>/var/admin/logディレクトリ下(UNIXの場合)のすべてのログファイルを削除したときに有効になります。

(4) 設定できるキー

設定できるキーについて次に示します。なお「値未指定時」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。

キー名称 内容 指定可能値 範囲外の値指定時 値未指定時 VR
admin.logger.ExceptionLogFile.filenum 作成するログファイル数の最大値を指定します。 1〜16 2 2 08-50
admin.logger.ExceptionLogFile.filepath ログファイルの格納先を絶対パスで指定します。
ファイルは自動的にcjmsadmin_errN.log
という名前で作成されます。Nはログファイルの面数です。
指定するディレクトリが存在しない場合は,Cosminexus JMSプロバイダが警告メッセージを表示し,デフォルトの内容が適用されます。また,デフォルトのディレクトリが存在しない場合,Cosminexus JMSプロバイダがデフォルトディレクトリを作成し,使用できるようになります。
読み取り権限と書き込み権限があるパスを指定してください。読み取り権限だけしかないパスを指定した場合,デフォルトの内容が適用されます。また,デフォルトのパスに読み取り権限しかない場合は,操作が失敗します。
ディレクトリ名として指定できる文字およびパスの長さについては,ご使用のOSの制限に従ってください。
なお,パスに「\」を指定する場合は,「\\」と指定して,エスケープしてください。
<パス名>
  • Windowsの場合
    <CJMSP_HOME>\var\admin\log
  • UNIXの場合
    <CJMSP_HOME>/var/admin/log

  • Windowsの場合
    <CJMSP_HOME>\var\admin\log
  • UNIXの場合
    <CJMSP_HOME>/var/admin/log
08-50
admin.logger.ExceptionLogFile.filesize ログファイルサイズの最大値をバイトで指定します。 8192〜4194304 1048576 1048576 08-50
admin.logger.MessageLogFile.filenum 作成するログファイル数の最大値を指定します。 1〜16 2 2 08-50
admin.logger.MessageLogFile.filepath ログファイルの格納先を絶対パスで指定します。
ファイルは自動的にcjmsadmin_msgN.logという名前で作成されます。Nはログファイルの面数です。
指定するディレクトリが存在しない場合は,Cosminexus JMSプロバイダが警告メッセージを表示し,デフォルトの内容が適用されます。また,デフォルトのディレクトリが存在しない場合,Cosminexus JMSプロバイダがデフォルトディレクトリを作成し,使用できるようになります。
読み取り権限と書き込み権限があるパスを指定してください。読み取り権限だけしかないパスを指定した場合,デフォルトの内容が適用されます。また,デフォルトのパスに読み取り権限しかない場合は,操作が失敗します。
ディレクトリ名として指定できる文字およびパスの長さについては,ご使用のOSの制限に従ってください。
なお,パスに「\」を指定する場合は,「\\」と指定して,エスケープしてください。
<パス名>
  • Windowsの場合
    <CJMSP_HOME>\var\admin\log
  • UNIXの場合
    <CJMSP_HOME>/var/admin/log

  • Windowsの場合
    <CJMSP_HOME>\var\admin\log
  • UNIXの場合
    <CJMSP_HOME>/var/admin/log
08-50
admin.logger.MessageLogFile.filesize ログファイルサイズの最大値を指定します。 8192〜4194304 1048576 1048576 08-50
admin.logger.MessageLogFile.trace.level ログのレベルを指定します。
指定したレベルに基づいて情報がログファイルに記録されます。
指定できる文字列を次に示します。
  • ERROR
  • WARNING
  • INFO
ERROR ERROR 08-50