Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス 定義編(サーバ定義)

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4.6.9 論理サーバの定義

<この項の構成>
(1) <define-server>
(2) <logical-server-name>
(3) <display-name>
(4) <description>
(5) <logical-server-type>
(6) <cluster-ref>
(7) <server-no>
(8) <configuration>

(1) <define-server>

内容
<hosts-for>タグで指定した物理ティアに属する論理サーバごとに,コンフィグレーションを定義します。
例えば,<hosts-for>タグがhttp-tierの場合は,Webサーバ用と,パフォーマンストレーサ用にぞれぞれ一つずつ論理サーバを定義できます。複数の論理サーバを定義する場合は,<define-server>タグを複数指定します。

指定可能値

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できます。

(2) <logical-server-name>

内容
論理サーバまたはクラスタを識別するための名称を指定します。Smart Composer機能のコマンドの-sオプションには,ここで指定した名称を指定します。

指定可能値
英数字またはアンダースコア「_」およびハイフン「-」で指定した128文字以内の文字列を指定します。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できます。

(3) <display-name>

内容
論理サーバの表示名を指定します。指定する文字に制限はありません。

指定可能値
128文字以内の任意の文字列を指定します。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できます。

(4) <description>

内容
論理サーバのコメントを指定します。指定する文字に制限はありません。

指定可能値
1024文字以内の任意の文字列を指定します。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できます。

(5) <logical-server-type>

内容
必須定義。
コンフィグレーションを定義する論理サーバの種類を指定します。
論理サーバの種類を次に示します。
  • web-server:Webサーバ
  • j2ee-server:J2EEサーバ
  • sfo-server:セッションフェイルオーバサーバ(SFOサーバ)
  • performance-tracer:パフォーマンストレーサ
  • ctm-domain-manager:CTMドメインマネジャ
  • component-transaction-monitor:CTM
  • smart-agent:スマートエージェント
  • naming-service:ネーミングサービス
  • user-server:ユーザサーバ
ホストが属する物理ティアの種類によって,コンフィグレーションが定義できる論理サーバが異なります。物理ティアの種類を次に示します。
combined-tierの場合
Webサーバ,J2EEサーバ,パフォーマンストレーサとユーザサーバ
http-tierの場合
Webサーバ,パフォーマンストレーサとユーザサーバ
j2ee-tierの場合
J2EEサーバ,パフォーマンストレーサとユーザサーバ
sfo-tierの場合
セッションフェイルオーバサーバ(SFOサーバ),パフォーマンストレーサとユーザサーバ
ctm-tierの場合
Webシステムごとに定義できる論理サーバが異なります。
  • 統合ネーミングスケジューラサーバ用のWebシステムの場合
    CTMドメインマネジャ,CTM,スマートエージェント,パフォーマンストレーサとユーザサーバ
  • CTM用のWebシステムの場合
    CTMドメインマネジャ,CTM,スマートエージェント,J2EEサーバ,パフォーマンストレーサとユーザサーバ
free-tierの場合
Webサーバ,J2EEサーバ,セッションフェイルオーバサーバ(SFOサーバ),CTMドメインマネジャ,CTM,スマートエージェント,ネーミングサービス,パフォーマンストレーサ,Webサーバクラスタ,J2EEサーバクラスタとユーザサーバ

指定可能値
指定できる文字列を次に示します。
  • web-server
  • j2ee-server
  • sfo-server
  • performance-tracer
  • ctm-domain-manager
  • component-transaction-monitor
  • smart-agent
  • naming-service
  • user-server

タグの省略
省略できません。

値の省略
省略できません。

(6) <cluster-ref>

内容
論理サーバをクラスタのメンバにする場合に,クラスタ名を指定します。
クラスタのメンバにする論理サーバがJ2EEサーバの場合はJ2EEサーバクラスタ名を,Webサーバの場合はWebサーバクラスタ名を指定します。
J2EEサーバおよびWebサーバ以外の論理サーバは,クラスタのメンバとして設定できません。
free-tier構成の場合だけに定義されます。

指定可能値
英数字またはアンダースコア「_」およびハイフン「-」で指定した128文字以内の文字列を指定します。

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できます。

(7) <server-no>

内容
サービスユニット内の特定のJ2EEサーバのコンフィグレーションを指定する場合に,J2EEサーバを識別するための番号を指定します。
1ホスト内で番号が重複しないように指定してください。このタグは,物理ティアの定義で<j2ee-server-count>タグを指定した場合に,J2EEサーバのコンフィグレーションを指定するときは,必ず指定してください。

指定可能値
1〜<j2ee-server-count>の指定値

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できます。

(8) <configuration>

内容
論理サーバごとに適用するコンフィグレーションを定義します。
なお,物理ティアの定義で定義した環境設定値で運用する場合は,<configuration>タグの定義は不要です。
<logical-server-type>でJ2EEサーバクラスタまたはWebサーバクラスタを指定していた場合は指定できません。

指定可能値

タグの省略
省略できます。

値の省略
省略できます。