アプリケーションサーバでは,実行するアプリケーションの種類によって使用できるファイルが異なります。このマニュアルでは,ファイルを次の四つに分類しています。
それぞれのファイルについて次の表に示します。
表1-1 J2EEアプリケーションを実行するシステムで使用するファイル
ファイルの種類 | ファイルの説明 | 参照先 |
---|---|---|
J2EEサーバで使用するファイル | J2EEサーバが使用するJavaVMのプロパティやJ2EEサーバの起動オプションなどを設定するファイルです。 例:usrconf.properties,usrconf.cfg※ | 2章 |
Smart Composer機能で使用するファイル(サーバ設定プロパティファイル) | Smart Composer機能のコマンドで構築するシステムについて設定するファイルです。 例:cmxserver.properties,.cmxrc | 4章 |
サーバ管理コマンドで使用するファイル | サーバ管理コマンド実行時のJavaVMのプロパティやサーバ管理コマンドの動作を設定するファイルです。 例:usrconf,usrconf.bat | 5章 |
JPAで使用するファイル | Cosminexus JPAプロバイダ機能を使用する場合に,永続化ユニットの設定,エンティティオブジェクトのキャッシュ機能および悲観的ロック機能などの設定をするファイルです。 例:persistence.xml,O/Rマッピングファイル | 6章 |
Cosminexus JMSプロバイダで使用するファイル | Cosminexus JMSプロバイダ機能を使用する場合に,コネクションサービス,メッセージルーティングサービスなどについて設定するファイルです。 例:commonconfig.properties,config.properties | 7章 |
CTMで使用するファイル | CTMを使用してリクエストのスケジューリングや負荷分散をする場合に,CTMで使用する環境変数やコマンドのオプションなどを設定するファイルです。 例:CTMユーザ環境変数定義ファイル なお,CTMは,構成ソフトウェアにCosminexus Component Transaction Monitorを含む製品だけで利用できます。利用できる製品については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 概説」の「2.3.1 製品と構成ソフトウェアの対応」を参照してください。 | 8章 |
Webサーバ連携で使用するファイル | Hitachi Web Server,またはMicrosoft IISを利用してWebサーバと連携する場合に,リダイレクタやワーカの動作などを設定するファイルです。 例:mod_jk.conf,workers.properties | 9章 |
Cosminexus Managerで使用するファイル | 運用管理ドメインを管理するためのプロパティや,環境変数やログの収集先などを設定するためファイルです。 例:adminagent.properties,mserver.properties | 10章 |
仮想化システムで使用するファイル | 仮想サーバ上にアプリケーションサーバを構築する場合に,負荷分散機への接続情報や,仮想サーバマネージャのクライアント共通設定プロパティなどを設定するファイルです。 例:unitlb.properties,vmiclient.properties | 11章 |
ログの運用で使用するファイル | アプリケーションサーバのログを収集する場合に,snapshotログの収集先などを設定するファイルです。 例:snapshotlog.conf | 12章 |
監査ログの設定で使用するファイル | 監査ログのセットアップ時に,監査ログ出力時のログファイルなどを設定するファイルです。 例:auditlog.properties | 13章 |
統合ユーザ管理で使用するファイル | 統合ユーザ管理機能を使用する場合に,JAAS対応ユーザ管理やシングルサインオンの情報などを設定するファイルです。 例:jaas.conf,ua.conf | 14章 |
Cosminexus DABroker Libraryで使用するファイル | UNIXでCosminexus DABroker Libraryを使用する場合に,Cosminexus DABroker Libraryの動作環境を設定するファイルです。 例:dasysconf | 17章 |
表1-2 バッチアプリケーションを実行するシステムで使用するファイル
ファイルの種類 | ファイルの説明 | 参照先 |
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バッチサーバで使用するファイル | バッチサーバが使用するJavaVMのプロパティやバッチサーバの起動オプションなどを設定するファイルです。 例:usrconf.properties,usrconf.cfg※ | 3章 |
Smart Composer機能で使用するファイル(サーバ設定プロパティファイル) | Smart Composer機能のコマンドの実行環境を設定したり,共通引数のデフォルト値を設定したりするファイルです。 例:cmxserver.properties,.cmxrc | 4章 |
サーバ管理コマンドで使用するファイル | サーバ管理コマンド実行時のJavaVMのプロパティやサーバ管理コマンドの動作を設定するファイルです。 例:usrconf,usrconf.bat | 5章 |
Cosminexus Managerで使用するファイル | 運用管理ドメインを管理するためのプロパティや,環境変数やログの収集先などを設定するためファイルです。 例:adminagent.properties,mserver.properties | 10章 |
ログの運用で使用するファイル | アプリケーションサーバのログを収集する場合に,snapshotログの収集先などを設定するファイルです。 例:snapshotlog.conf | 12章 |
監査ログの設定で使用するファイル | 監査ログのセットアップ時に,監査ログ出力時のログファイルなどを設定するファイルです。 例:auditlog.properties | 13章 |
Cosminexus DABroker Libraryで使用するファイル | UNIXでCosminexus DABroker Libraryを使用する場合に,Cosminexus DABroker Libraryの動作環境を設定するファイルです。 例:dasysconf | 17章 |
表1-3 Javaアプリケーションを実行するシステムで使用するファイル
ファイルの種類 | ファイルの説明 | 参照先 |
---|---|---|
Javaアプリケーションで使用するファイル | Javaアプリケーションを使用する場合に,JavaVMのプロパティや起動オプションなどを設定するファイルです。 例:usrconf.properties,usrconf.cfg※ | 15章 |
表1-4 Webアプリケーションを実行するシステムで使用するファイル
ファイルの種類 | ファイルの説明 | 参照先 |
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Webアプリケーションで使用するファイル | アプリケーション起動時に,アプリケーションに含まれるJSPファイルをコンパイルする場合に,コンパイル対象外にするファイルや実行結果を出力するファイルを設定するファイルです。 | 16章 |