10.12 Managementイベント発行用プロパティファイル

<この節の構成>
(1) 形式
(2) ファイルの格納先
(3) 機能
(4) 指定できるキー
(5) 注意事項

(1) 形式

J2SEのプロパティファイル形式です。

Management Serverのプロパティファイルです。

(2) ファイルの格納先

(3) 機能

Managementイベント送信元の論理サーバ,送信先のManagement Server,通知するメッセージIDリストファイルなどを定義します。

(4) 指定できるキー

指定できるキーとその内容および指定を省略した場合のデフォルト値を次に示します。

キー名称内容デフォルト値
manager.mevent.send.host送信先ホストを指定します。
Managementイベントの送信先であるManagement Serverのホスト名またはIPアドレスを指定します。英数字および記号が使用できます。
指定がない場合,Managementイベントを発行しません。
なし
manager.mevent.send.port送信先ポート指定します。
Managementイベントの送信先であるManagement ServerのHTTPポート番号を,1~65535の整数で指定します。
指定がない,または不正である場合はManagementイベントを発行しません。
なし
manager.mevent.logical_server_nameManagementイベントの発行元となる論理サーバ名を指定します。英数字および記号が使用できます。
指定がない場合,Managementイベントを発行しません。
存在しない論理サーバ名を指定した場合,Managementイベントは無視されます。
なし
manager.mevent.send.timeout送信タイムアウトを指定します。
Managementイベントの発行時に,Management Serverからの応答を待つ時間を,10~600の整数(単位:秒)で指定します。
指定時間内に応答がない場合,Managementイベント発行失敗と見なします。
90
manager.mevent.retry.limit送信期限を指定します。
Managementイベントの発行に失敗した場合の再送を繰り返す期限を,0~86400の整数(単位:秒)で指定します。
Managementイベントの発行は,発行に成功するか,このキーに指定された時間が過ぎるまで,manager.mevent.retry.intervalキーで指定された再送間隔で繰り返します。
0が指定された場合は,Managementイベントを再送しません。
0
manager.mevent.retry.intervalManagementイベントを再送する場合の再送間隔を,1~86400の整数(単位:秒)で指定します。10
manager.mevent.message_id.listManagementイベント発行用メッセージIDリストファイルを絶対パスで指定します。
指定されたファイルが不正である場合はManagementイベントを発行しません。
省略された場合は,デフォルトのManagementイベント発行用メッセージIDリストファイルに登録されているメッセージIDをManagementイベントとして通知します。
Managementイベント発行用メッセージIDリストファイルについては,「10.13 Managementイベント発行用メッセージIDリストファイル」を参照してください。
なし
manager.mevent.send.maxManagementイベントの同時発行最大数を,1~1000の整数で指定します。10
manager.mevent.sender.bind.hostManagementイベント送信時に使用するローカルアドレスのホスト名またはIPアドレスを指定します。英数字および記号が使用できます。
省略した場合,任意のローカルIPアドレスが割り当てられます。
なし

なお,ファイルを作成する場合は,次のManagementイベント発行用プロパティファイルの雛型を参照してください。

(5) 注意事項