4.12.1 論理サーバ共通で指定できるパラメタ

各論理サーバ共通で指定できるパラメタについて次の表に示します。「省略値」とは,パラメタの指定がない場合に仮定される値です。

「省略値」とは,パラメタの指定がない場合に仮定される値です。「VR」とは,パラメタが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。

表4-6 各論理サーバ共通で指定できるパラメタ

param-name指定値param-valueの指定内容指定可能値省略値VR
additional.startcmd※1起動コマンドに追加するオプションを指定します。英数字,および記号($%'=^{}+_@:,./)を使って指定します。
もしくはハイフン「-」,または(¥¥)が1~256回連続する文字列を指定します。
なし06-50
07-00
mstartup.force.watchtime論理サーバの強制停止監視時間を秒単位で指定します。0を指定した場合監視しません。0,60,300,600,1800のどれかを指定します。
J2EEサーバ,SFOサーバの強制停止時にスレッドダンプを出力する場合,強制停止監視時間を,スレッドダンプの出力が終わる時間よりも短く設定すると,スレッドダンプの出力が完全に終わる前にJ2EEサーバ,またはSFOサーバのプロセスが終了してしまうので注意してください。
0,60,300,600,1800のどれかを指定します。6007-60
mstartup.no一括起動時のサーバの起動順序を整数で指定します。一括起動をしない場合は-1を指定してください。-1~999の整数で指定します。8007-50
mstartup.premised.serverName※2論理サーバの前提となる論理サーバを指定します。英数字,アンダースコア「_」,およびハイフン「-」を使って128文字以内で指定します。なし07-50
mstartup.restartcnt論理サーバの自動再起動回数を指定します。
0,1,5,10,1000のどれかを指定します。
0,1,5,10,1000のどれかを指定します。106-50
mstartup.retrywait論理サーバの自動再起動リトライ間隔を秒単位で指定します。0,60,300,600,1800のどれかを指定します。0,60,300,600,1800のどれかを指定します。6006-50
mstartup.start.watchtime論理サーバの起動監視時間を秒単位で指定します。
0,60,300,600,3600のどれかを指定します。
0を指定した場合は監視しません。
0,60,300,600,3600のどれかを指定します。60006-50
07-00
mstartup.watchtime論理サーバの停止監視時間を秒単位で指定します。
0,60,300,600,1800のどれかを指定します。
0を指定した場合監視しません。
0,60,300,600,1800のどれかを指定します。6006-50
realservername※3実サーバ名を指定します。cmx_build_systemコマンド実行後は,変更できません。英数字で始まり,英数字およびアンダースコア「_」,ハイフン「-」で構成された128文字以内の文字列を指定します。論理サーバ名06-50
07-00
user.env.variableサーバ起動時の環境変数を指定します。※4値を複数指定する際は,複数の<param-value>で指定します。
【Windowsの場合のデフォルト値】
J2EEサーバ
CSCCFJ_SERVER_HOME=${cosminexus.home}¥CC
Path=${cosminexus.home}¥CTM¥bin;%{Path}
PRF
Path=${cosminexus.home}¥PRF¥bin;%{Path}
【Unixの場合のデフォルト値】
J2EEサーバ
CSCCFJ_SERVER_HOME=${cosminexus.home}/CC
  • (AIXの場合)
    AIXTHREAD_COND_DEBUG=OFF
    AIXTHREAD_MUTEX_DEBUG=OFF
    AIXTHREAD_RWLOCK_DEBUG=OFF
    AIXTHREAD_SCOPE=S
    EXTSHM=ON
    NODISCLAIM=true
    PSALLOC=early
    LIBPATH=/opt/DABroker/lib:${cosminexus.home}/manager/bin:%{LIBPATH}
  • (HP-UX(IPF),Linuxの場合)
    LD_LIBRARY_PATH=/opt/DABroker/lib:${cosminexus.home}/manager/bin:%{LD_LIBRARY_PATH}

HWS
PATH=${cosminexus.home}/PRF/bin
  • (AIXの場合)
    LDR_CNTRL=MAXDATA=0x40000000
    EXTSHM=ON
    LIBPATH=${cosminexus.home}/PRF/lib:%{LIBPATH}
  • (HP-UX(IPF),Linuxの場合)
    LD_LIBRARY_PATH=${cosminexus.home}/PRF/lib:%{LD_LIBRARY_PATH}
PRF
PATH=${cosminexus.home}/PRF/bin:%{PATH}
  • (AIXの場合)
    EXTSHM=ON
    LDR_CNTRL=MAXDATA=0x40000000
    NODISCLAIM=true
    PSALLOC=early
    LIBPATH=${cosminexus.home}/PRF/lib:%{LIBPATH}
  • (HP-UX(IPF),Linuxの場合)
  • LD_LIBRARY_PATH=${cosminexus.home}/PRF/lib:%{LD_LIBRARY_PATH}
任意の文字列を指定します。なし※507-50
注※1
論理ユーザサーバでは指定できません。
複数の起動オプションを追加する場合には,一つのparam-valueタグ内に複数のオプションを空白で区切って指定します。
(例)
<param-name>additional.startcmd</param-name>
<param-value>-CTMClientConnectCount 128 -CTMEntryCount 256</param-value>
注※2
論理パフォーマンストレーサでは指定できません。
注※3
論理Webサーバ,論理J2EEサーバおよび論理SFOサーバだけで指定できます。
注※4
値を複数指定する際は,複数の<param-value>で指定します。
(例)
  <param-name>user.env.variable</param-name>
  <param-value>AAA=1024</param-value>
  <param-value>BBB=2048</param-value>
注※5
user.env.variableを指定しない場合,論理サーバにはデフォルトの環境変数が設定されます。論理サーバにデフォルトで設定されている環境変数については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「4.8.8 Management Serverが自動で設定する論理サーバの環境変数」を参照してください。