5.2.2 コマンドユーティリティのコマンドの一覧

コマンドユーティリティが持つコマンドの一覧を管理対象ごとに説明します。なお,CJMSPブローカーの状態がSHUTDOWN_COMPLETE(停止処理が完了した状態)の場合,これらのコマンドは正常に動作しません。

<この項の構成>
(1) CJMSPブローカー管理
(2) コネクションサービス管理
(3) 物理的送信先管理
(4) 永続化サブスクライバー管理
(5) コマンドユーティリティの共通オプション

(1) CJMSPブローカー管理

表5-2 CJMSPブローカー管理で使用するコマンドの一覧

コマンド名称概要
cjmsicmd list bkrCJMSPブローカーの状態を一覧表示します。
cjmsicmd pause bkr稼働中のCJMSPブローカーを一時停止します。
cjmsicmd query bkrCJMSPブローカーのプロパティ値を一覧表示します。
cjmsicmd resume bkrCJMSPブローカーを再開します。
cjmsicmd shutdown bkrCJMSPブローカーを停止します。

(2) コネクションサービス管理

表5-3 コネクションサービス管理で使用するコマンドの一覧

コマンド名称概要
cjmsicmd list svc利用可能なコネクションサービスを一覧表示します。

(3) 物理的送信先管理

表5-4 物理的送信先管理で使用するコマンドの一覧

コマンド名称概要
cjmsicmd compact dst物理的送信先を圧縮します。
cjmsicmd create dst物理的送信先を作成します。
cjmsicmd destroy dst物理的送信先を破棄します。
cjmsicmd list dst物理的送信先を一覧表示します。
cjmsicmd pause dst物理的送信先へのメッセージ配信を一時停止します。
cjmsicmd purge dst物理的送信先からすべてのメッセージを削除します。
cjmsicmd query dst物理的送信先のプロパティ値を一覧表示します。
cjmsicmd resume dst物理的送信先へのメッセージ配信を再開します。

(4) 永続化サブスクライバー管理

表5-5 永続化サブスクライバー管理で使用するコマンドの一覧

コマンド名称概要
cjmsicmd destroy dur永続化サブスクライバーを破棄します。
cjmsicmd list dur永続化サブスクライバーを一覧表示します。
cjmsicmd purge dur永続化サブスクライバーのすべてのメッセージを削除します。

(5) コマンドユーティリティの共通オプション

コマンドユーティリティが持っているすべてのコマンドに指定できる共通オプションがあります。コマンドユーティリティの共通オプションの一覧を次の表に示します。

表5-6 コマンドユーティリティの共通オプションの一覧

オプション名称概要
-rtm timeoutIntervalタイムアウト間隔(単位:秒)の初期値を0~2147483647の整数で指定します。コマンドを実行してから再度要求を出すまでに,CJMSPブローカーからの応答を待つ時間の初期値です。リトライ間隔はタイムアウト間隔の初期値の倍数が設定されます。デフォルト値は10秒です。また,0を指定した場合は,タイムアウトは発生しません。
-b <ホスト名称>:<ポート番号>CJMSPブローカーに接続されているホスト名(またはIPアドレス),ポート番号を指定します。デフォルト値は次のとおりです。
  • ホスト名称:localhost
  • ポート番号:7676
リモートホストでCJMSPブローカーインスタンスを起動しているときに正しい値を設定しないと,エラーメッセージが表示されます。
ホスト名称を省略してポート番号だけを指定した場合,ローカルホストのCJMSPブローカーに接続します。例えば,「:7676」と指定した場合,「localhost:7676」と指定した場合と同じ意味になります。
-fユーザの確認をしないで,コマンドを実行します。
-h | -helpヘルプを表示します。