Cosminexus アプリケーションサーバ V8 運用管理ポータル操作ガイド
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(1) 全体の注意事項
- Management Serverの「論理サーバの起動/停止」を使用する場合は,対象となる論理サーバを必ずManagement Serverを経由して起動/停止してください。各構成ソフトウェアで提供されているコマンドなど,論理サーバ固有の機能を使用して起動または停止しないでください。論理サーバ固有の機能で起動/停止した場合,Management Serverの動作が不正になる場合があります。
- Hitachi Web Serverを使用する場合,インストール時のデフォルト設定でHitachi Web Serverサービスが自動起動するようになっているときがあります。そのときは,手動起動に設定変更しておいてください。
- Hitachi Web Serverが異常停止した場合,httpsd※プロセスが残ってしまうおそれがあります。「論理サーバの起動/停止」の画面で起動する前に,httpsd※プロセスがないかを確認してください。もしあった場合にはhttpsd※プロセスを削除してください。
- Cosminexus Component Containerの機能である,ネーミングサービスの自動起動(ejbserver.naming.startupMode=automatic)の機能は使用しないでください。
- J2EEサーバでデータベースを利用する場合など,J2EEサーバ起動時に環境変数の設定が必要になることがあります。その際は,J2EEサーバを起動するホストの運用管理エージェント設定ファイルに環境変数を追加し,追加した環境変数の内容でJ2EEサーバを起動してください。
環境変数の設定については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「10.5 adminagent.xml(運用管理エージェント設定ファイル)」を参照してください。
- 動作テストなどを行う際,論理サーバの環境設定を変更しないで一時的にエラーを回避したい場合には,[起動順序の設定]タブで,エラーの発生する論理サーバの起動順序を「指定なし」にすることで,一括起動や一括停止などの動作の対象外にできます。
注※ httpsd.exe(Windowsの場合)またはhttpsd(UNIXの場合)
(2) 一括起動/一括停止の注意事項
- 一括起動の途中で起動に失敗した場合には,その時点で起動処理は中止されます。そのため,起動できなかった論理サーバは,ユーザが別途個々に起動する必要があります。なお,エラーの詳細はログに出力されます。
- 一括停止の途中で停止に失敗した場合は,一とおり停止処理は続行されます。「起動/停止の設定」で設定した「停止監視時間」を経過しても停止しない論理サーバがある場合には,Management Serverが自動的に強制終了します。「停止監視時間」を設定していない場合は,停止できなかった論理サーバをユーザが別途個々に停止する必要があります。
- ホストビューで,特定のホストに対して「一括起動/一括停止」を実行した時,「前提となる論理サーバ」については次のように扱われます。
- 一括起動時
選択したホスト内の論理サーバだけが起動されます。「前提となる論理サーバ」がほかのホスト内にある場合には起動されません。
- 一括停止時
選択したホスト内の論理サーバだけでなく,ほかのホストにある「前提となる論理サーバ」についても一緒に停止されます。画面には,選択したホスト内の論理サーバの「前提となる論理サーバ」が一覧で表示されるので,停止を実行する前によく確認してください。
- 一括再起動時
次の順序で再起動が行われます。
- 選択したホスト内の論理サーバだけでなく,ほかのホストにある「前提となる論理サーバ」についても一緒に停止されます。停止処理は「起動順序」の設定と逆の順序で行われます。
- 選択したホスト内の論理サーバだけでなく,ほかのホストにある「前提となる論理サーバ」についても一緒に起動されます。起動処理は「起動順序」の設定に従って行われます。
画面には,選択したホスト内の論理サーバの「前提となる論理サーバ」が一覧で表示されるので,再起動を実行する前によく確認してください。
(3) 起動/停止の注意事項
- 起動/停止の機能は,障害発生時やメンテナンス時などに使用することを想定しており,ほかの論理サーバは考慮しないで,選択した論理サーバだけを起動/停止するための機能です。ほかの論理サーバの起動順序などの依存関係を考慮する必要がある場合は,一括起動/一括停止の機能を使用してください。
- 選択した論理サーバが,別の論理サーバの「前提となる論理サーバ」に指定されている場合,起動/停止は次のように扱われます。
- 起動時
選択した論理サーバだけが起動されます。
- 停止時
選択した論理サーバだけでなく,その論理サーバを「前提となる論理サーバ」に指定している論理サーバも一緒に停止されます。
- 強制停止時
選択した論理サーバだけでなく,その論理サーバを「前提となる論理サーバ」に指定している論理サーバも一緒に強制停止するかどうか,問い合わせる画面が表示されます。画面に応答してください。
- 停止と強制停止の違い
「停止」は,停止処理に失敗した場合には処理が中止されます。一方,「強制停止」は,処理に失敗してもシステムが強制的に停止処理を続行します。
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