Cosminexus アプリケーションサーバ V8 運用管理ポータル操作ガイド
ここでは,システムの停止の流れの中での,構成ソフトウェアの各種プロセスと,リソースアダプタやJ2EEアプリケーションの停止方法について説明します。
運用管理コマンド(mngsvrutil)および構成ソフトウェアのプロセスの停止で使用するコマンドについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」を参照してください。
運用管理ポータルまたは運用管理コマンド(mngsvrutil)を使用して,J2EEアプリケーションの停止方法について説明します。
mngsvrutil -m <Management Serverのホスト名>[:<ポート番号>] -u <管理ユーザ名> -p <パスワード> -t <サーバ名> stop app <J2EEアプリケーション名> |
mngsvrutil -m mnghost -u user01 -p pw01 -t server01 stop app App01
リソースの停止方法について説明します。運用管理ポータルを使用するとリソースアダプタを停止できます。運用管理コマンド(mngsvrutil)を使用すると,リソースアダプタおよびJavaBeansリソースを停止できます。
mngsvrutil -m <Management Serverのホスト名>[:<ポート番号>] -u <管理ユーザ名> -p <パスワード> -t <サーバ名> stop resAdapter <リソースアダプタ名> |
mngsvrutil -m mnghost -u user01 -p pw01 -t server01 stop resAdapter resadapter01
mngsvrutil -m <Management Serverのホスト名>[:<ポート番号>] -u <管理ユーザ名> -p <パスワード> -t <サーバ名> stop resJavaBeans <JavaBeansリソース名> |
mngsvrutil -m mnghost -u user01 -p pw01 -t server01 stop resJavaBeans javabeans01
論理サーバの停止方法について説明します。
論理サーバは,運用管理ポータルまたは運用管理コマンド(mngsvrutil)を使用して停止します。論理サーバは運用管理ドメイン単位に一括停止したり,ホスト単位に一括停止したり,個別の論理サーバ単位に停止したりすることができます。
運用管理ポータルを使用する場合,運用管理ポータルの「論理サーバの起動/停止」の画面から起動してください。運用管理コマンドを使用する場合,サブコマンド「stop」を指定して実行してください。
なお,論理サーバを停止しても,論理サーバの停止処理が完了しない場合があります。この場合,論理サーバを強制的に停止する必要があります。論理サーバを強制停止する場合,個別の論理サーバの停止画面で[強制停止]ボタンを使用して停止します。
運用管理ポータルまたは運用管理コマンドでの論理サーバの停止方法について(a)〜(c)で説明します。
運用管理ポータルまたは運用管理コマンド(mngsvrutil)を使用して,運用管理ドメイン内のすべての論理サーバを一括停止する方法について説明します。
mngsvrutil -m <Management Serverのホスト名>[:<ポート番号>] -u <管理ユーザ名> -p <パスワード> stop allServers |
mngsvrutil -m mnghost -u user01 -p pw01 stop allServers
運用管理ポータルまたは運用管理コマンド(mngsvrutil)を使用して,ホスト内のすべての論理サーバを一括停止する方法について説明します。
mngsvrutil -m <Management Serverのホスト名>[:<ポート番号>] -u <管理ユーザ名> -p <パスワード> -t <ホスト名> -k host stop server |
mngsvrutil -m mnghost -u user01 -p pw01 -t host01 -k host stop server
J2EEアプリケーションを停止する前にWebサーバを停止する場合などに,論理サーバを個別に停止します。運用管理ポータルまたは運用管理コマンド(mngsvrutil)を使用して,論理サーバを個別に停止する方法について説明します。
mngsvrutil -m <Management Serverのホスト名>[:<ポート番号>] -u <管理ユーザ名> -p <パスワード> -t <論理サーバ名> stop server |
mngsvrutil -m mnghost -u user01 -p pw01 -t server01 stop server
Management Serverの運用管理ポータルからログアウトします。ログアウト方法については,「7.1.3 ログアウト」を参照してください。
Management Serverは次のどれかの方法で停止します。
それぞれの停止方法について説明します。
Windowsでは,Management Serverはサービスとして登録されます。サービス名称は「Cosminexus Management Server」です。通常のサービスの停止と同様の操作で停止してください。
UNIXでは,ホストの停止と同時にManagement Serverを自動停止できます。Management Serverを自動停止する手順をOS別に次に示します。
ホスト停止時にManagement Serverを自動停止させるためには,次に示す作業が必要です。
ここでは,Management Serverを停止させるスクリプトファイルの作成方法と,/etc/rc.shutdownスクリプトへのManagement Serverの停止処理の追加方法について説明します。
#!/bin/sh BIN_PATH=/opt/Cosminexus/manager/bin # Management Server停止 if [ -x $BIN_PATH/mngsvrctl ] ; then $BIN_PATH/mngsvrctl stop fi exit 0 |
#!/bin/sh BIN_PATH=/opt/Cosminexus/manager/bin #論理サーバ停止 if [ -x $BIN_PATH/mngsvrutil ] ; then $BIN_PATH/mngsvrutil -m mnghost:28080 -u user1 -p user1 -t mnghost -k host -s stop server fi # Management Server停止 if [ -x $BIN_PATH/mngsvrctl ] ; then $BIN_PATH/mngsvrctl stop fi exit 0 |
if [ -x /etc/MngSvrStop ]; then /etc/MngSvrStop fi |
ホスト停止時にManagement Serverを自動停止させるための設定手順について説明します。また,ホスト停止時に論理サーバを自動停止させるための設定手順についても説明します。
# ln -s /sbin/init.d/MngSvr /sbin/rc2.d/K800MngSvr # chmod 755 /sbin/rc2.d/K800MngSvr |
#!/bin/sh /opt/Cosminexus/manager/bin/mngsvrutil -m mnghost:28080 -u user1 -p user1 -t mnghost -k host -s stop server ERROR=$? exit $ERROR |
# chmod 755 /opt/Cosminexus/manager/bin/LS_stop # ln -s /opt/Cosminexus/manager/bin/LS_stop /opt/Cosminexus/manager/bin/MngSvr_LS_stop |
ホスト停止時にManagement Serverを自動停止させるための設定手順について説明します。また,ホスト停止時に論理サーバを自動停止させるための設定手順についても説明します。
# ln -s /etc/rc.d/init.d/MngSvr /etc/rc.d/rc3.d/K90MngSvr # chmod 755 /etc/rc.d/rc3.d/K90MngSvr |
#!/bin/sh /opt/Cosminexus/manager/bin/mngsvrutil -m mnghost:28080 -u user1 -p user1 -t mnghost -k host -s stop server ERROR=$? exit $ERROR |
# chmod 755 /opt/Cosminexus/manager/bin/LS_stop # ln -s /opt/Cosminexus/manager/bin/LS_stop /opt/Cosminexus/manager/bin/MngSvr_LS_stop |
ホスト停止時にManagement Serverを自動停止させるための設定手順について説明します。また,ホスト停止時に論理サーバを自動停止させるための設定手順についても説明します。
# ln -s /etc/init.d/MngSvr /etc/rc2.d/K90MngSvr # chmod 755 /etc/rc2.d/K90MngSvr |
#!/bin/sh /opt/Cosminexus/manager/bin/mngsvrutil -m mnghost:28080 -u user1 -p user1 -t mnghost -k host -s stop server ERROR=$? exit $ERROR |
# chmod 755 /opt/Cosminexus/manager/bin/LS_stop # ln -s /opt/Cosminexus/manager/bin/LS_stop /opt/Cosminexus/manager/bin/MngSvr_LS_stop |
Management Serverをコマンドラインから停止する手順をOS別に次に示します。
Management Serverは,mngsvrctlコマンドで引数「stop」を指定して停止します。mngsvrctlコマンドはAdministrator権限のあるユーザが実行してください。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\bin\mngsvrctl stop |
Management Serverは,mngsvrctlコマンドで引数「stop」を指定して停止します。mngsvrctlコマンドはroot権限のあるユーザが実行してください。
/opt/Cosminexus/manager/bin/mngsvrctl stop |
運用管理エージェントは,次のどれかの方法で停止します。
それぞれの停止方法について説明します。
Windowsでは,運用管理エージェントはサービスとして登録されます。サービス名称は「Cosminexus Management Server - Administration Agent」です。通常のサービスの停止と同様の操作で停止してください。
UNIXでは,ホストの停止と同時に運用管理エージェントを自動停止できます。運用管理エージェントを自動停止する手順をOS別に次に示します。
ホスト停止時に運用管理エージェントを自動停止させるためには,次に示す作業が必要です。
ここでは,運用管理エージェントを停止させるスクリプトファイルの作成方法と,/etc/rc.shutdownスクリプトへの運用管理エージェントの停止処理の追加方法について説明します。
#!/bin/sh BIN_PATH=/opt/Cosminexus/manager/bin # 運用管理エージェント停止 if [ -x $BIN_PATH/adminagentctl ] ; then $BIN_PATH/adminagentctl stop fi exit 0 |
if [ -x /etc/AdminAgentStop]; then /etc/AdminAgentStop fi |
ホスト停止時に運用管理エージェントを自動停止させるためには,/sbin/rc<N>.dディレクトリに/sbin/init.d/AdminAgentへのシンボリックリンクを作成します(<N>は停止時の実行レベルを表します)。なお,シンボリックリンクの作成は,root権限のあるユーザが実行してください。
シンボリックリンク作成時に指定する,運用管理エージェントの停止時の実行レベル,および運用管理エージェントを停止する順番は,運用環境に合わせて決めてください。ただし,同一ホスト上で運用管理エージェントとManagement Serverを停止する場合,Management Serverが運用管理エージェントよりも先に停止するように順番を設定してください。
運用管理エージェントを自動停止させる場合の実行例を次に示します。この例では,実行レベルが1から2になるときに運用管理エージェントを自動停止させることを前提としています。
# ln -s /sbin/init.d/AdminAgent /sbin/rc2.d/K900AdminAgent # chmod 755 /sbin/rc2.d/K900AdminAgent |
シンボリックリンクの名称は,「K<NNN><停止スクリプト名>」の形式で指定してください。「<NNN>」には,同一実行レベル内での停止順序を示す3けたの数字を指定してください。「<停止スクリプト名>」には,リンク先の停止スクリプトの名称と同じ名称を指定してください。なお,実行レベルとシンボリックリンクの指定規則の詳細については,OSのマニュアルを参照してください。
ホスト停止時に運用管理エージェントを自動停止させるためには,/etc/rc.d/rc<N>.dディレクトリに/etc/rc.d/init.dへのシンボリックリンクを作成します(<N>は停止時の実行レベルを表します)。なお,シンボリックリンクの作成は,root権限のあるユーザが実行してください。
シンボリックリンク作成時に指定する,運用管理エージェントの停止時の実行レベル,および運用管理エージェントを停止する順番は,運用環境に合わせて決めてください。ただし,同一ホスト上で運用管理エージェントとManagement Serverを停止する場合,Management Serverが運用管理エージェントよりも先に停止するように順番を設定してください。
運用管理エージェントを自動停止させる場合の実行例を次に示します。この例では,実行レベルが3の場合に運用管理エージェントを自動停止させることを前提としています。
# ln -s /etc/rc.d/init.d/AdminAgent /etc/rc.d/rc3.d/K91AdminAgent # chmod 755 /etc/rc.d/rc3.d/K91AdminAgent |
シンボリックリンクの名称は,「K<NN><停止スクリプト名>」の形式で指定してください。「<NN>」には,同一実行レベル内での停止順序を示す2けたの数字を指定してください。「<停止スクリプト名>」には,リンク先の停止スクリプトの名称と同じ名称を指定してください。なお,実行レベルとシンボリックリンクの指定規則の詳細については,OSのマニュアルを参照してください。
ホスト停止時に運用管理エージェントを自動停止させるためには,/etc/rc<N>.dディレクトリに/etc/init.dへのシンボリックリンクを作成します(<N>は停止時の実行レベルを表します)。なお,シンボリックリンクの作成は,root権限のあるユーザが実行してください。
シンボリックリンク作成時に指定する,運用管理エージェントの停止時の実行レベル,および運用管理エージェントを停止する順番は,運用環境に合わせて決めてください。ただし,同一ホスト上で運用管理エージェントとManagement Serverを停止する場合,Management Serverが運用管理エージェントよりも先に停止するように順番を設定してください。
運用管理エージェントを自動停止させる場合の実行例を次に示します。この例では,実行レベルが1から2になるときに運用管理エージェントを自動停止させることを前提としています。
# ln -s /etc/init.d/AdminAgent /etc/rc2.d/K91AdminAgent # chmod 755 /etc/rc2.d/K91AdminAgent |
シンボリックリンクの名称は,「K<NN><停止スクリプト名>」の形式で指定してください。「<NN>」には,同一実行レベル内での停止順序を示す2けたの数字を指定してください。「<停止スクリプト名>」には,リンク先の停止スクリプトの名称と同じ名称を指定してください。なお,実行レベルとシンボリックリンクの指定規則の詳細については,OSのマニュアルを参照してください。
運用管理エージェントをコマンドラインから停止する手順をOS別に次に示します。
運用管理エージェントは,adminagentctlコマンドで引数「stop」を指定して停止します。adminagentctlコマンドはAdministrator権限のあるユーザが実行してください。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\bin\adminagentctl stop |
運用管理エージェントは,adminagentctlコマンドで引数「stop」を指定して停止します。adminagentctlコマンドはroot権限のあるユーザが実行してください。
/opt/Cosminexus/manager/bin/adminagentctl stop |
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