4.5.1 統合ユーザ管理のリソースの監視

統合ユーザ管理を設定している場合は,統合ユーザ管理で使用しているリソースの状況や定義情報を確認できます。また,ログイン中のユーザのセッションを停止したり,接続プールの空き待ち監視数をリセットしたりする運用操作ができます。

<この項の構成>
(1) 統合ユーザ管理のリソース監視で確認できる項目
(2) 操作する画面

(1) 統合ユーザ管理のリソース監視で確認できる項目

J2EEサーバで稼働している統合ユーザ管理のリソースについて,接続状況,稼働状況,および接続定義情報が確認できます。統合ユーザ管理のリソース監視で確認できる項目を次の表に示します。

表4-10 統合ユーザ管理のリソース監視で確認できる項目

確認項目説明
ログインセッションの監視統合ユーザ管理のセッションの状態が参照できます。
  • セッションID
  • レルム名
  • ユーザID
  • ログイン時刻
また,指定した統合ユーザ管理のセッションを停止することもできます。
LDAP接続プールの監視統合ユーザ管理が使用する,LDAP接続プール状態が参照できます。ユーザ情報リポジトリとしてLDAPディレクトリサーバを使用している場合に参照できます。
  • LDAP設定番号
  • 接続先URL
  • 接続プールの定義数(最大値/最小値)
  • 接続プールの状態(接続数/利用数)
  • 接続プールの空き待ち監視(測定開始時刻/空き待ち最大数)
JDBC接続プールの監視統合ユーザ管理が使用する,JDBC接続プール状態が参照できます。ユーザ情報リポジトリとしてデータベース(RDB)を使用している場合に参照できます。
  • JDBC設定番号
  • 接続先URL
  • 接続プールの定義数(最大値/最小値)
  • 接続プールの状態(接続数/利用数)
  • 接続プールの空き待ち監視(測定開始時刻/空き待ち最大数)
障害情報の表示リソース監視で発生した障害について,その詳細情報が参照できます。

統合ユーザ管理のリソースを監視する手順を次に示します。

  1. 運用管理ポータルにログインし,[運用管理ポータル]画面で「リソース監視」をクリックします。
  2. 監視したい項目のモニタをクリックします。
    ログインセッションモニタ,LDAP接続モニタ,またはJDBC接続モニタが選択できます。

(2) 操作する画面

統合ユーザ管理のリソース監視で操作できる内容と操作する画面を次の表に示します。

表4-11 統合ユーザ管理のリソース監視で操作できる内容と操作する画面

操作内容操作画面の参照先
ログインセッションモニタの表示15.2.1
統合ユーザ管理のセッションの停止15.2.2
LDAP接続プールモニタの表示とリセット15.3.1
15.3.2
LDAP接続の定義情報の表示15.3.3
JDBC接続プールモニタの表示とリセット15.4.1
15.4.2
JDBC接続の定義情報の表示15.4.3
障害情報の表示15.5
(凡例)
○:任意。運用で必要と判断される場合に操作します。