The default value is applied to the server ID appended to the session ID. (default value = aa....aa)

aa....aa：サーバIDのデフォルト値

説明

HttpSessionのセッションIDへのサーバID付加機能が有効ですが，セッションIDに付加するサーバIDが指定されていない，または不正な値が指定されているためデフォルト値を使用します。

サーバIDのデフォルト値にはWebコンテナを実行するホストのIPアドレスと使用するポート番号の情報が含まれます。セッションIDはクライアントに送信されるため，IPアドレスなどの情報を含まない値をサーバIDとして明示的に指定することを推奨します。

対処

J2EEサーバモードでWebアプリケーションを使用しない場合，またはSFOサーバの場合，対処は必要ありません。

Webアプリケーションを使用する場合だけ次の対処を行ってください。

ユーザプロパティファイルにサーバIDを指定していない場合は，webserver.session.server_id.valueキーでサーバIDを指定してください。

サーバIDを指定している場合は，不正な値が指定されています。webserver.session.server_id.valueキーに正しい値を指定してください。

ユーザプロパティファイルを修正後，Webコンテナを再起動してください。

なお，06-51以前から06-70以降への移行時，この機能がデフォルトで有効になることから，無効の場合に比べセッションIDの文字列長がサーバIDの長さ分増加します。移行時にセッションIDの文字列長が増加することで問題が発生する場合，次の対処を行ってください。

• システムが負荷分散機によって複数のWebコンテナで冗長構成となっていない場合
  次の設定をユーザプロパティファイルに追加して，この機能を無効にしてください。
  webserver.session.server_id.enabled=false
  
• システムが負荷分散機によって複数のWebコンテナで冗長構成となっている場合
  この機能を無効にしないで，セッションIDの文字列長が増加することで発生する問題を対策してください。この機能を無効にした場合の動作は保証できません。