9.4.5 性能データを削除する

性能データの削除方法には,一括で削除する方法と部分的に削除する方法があります。

一括削除
  • 一括ですべての性能データを削除する
部分削除
  • 最新のログシーケンスの性能データを削除する
  • 選択したログシーケンスの性能データを削除する

それぞれの削除方法について説明します。なお,画面の項目については,「(4) 性能データの削除で使用する画面」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 一括ですべての性能データを削除する
(2) 最新のログシーケンスの性能データを削除する
(3) 選択したログシーケンスの性能データを削除する
(4) 性能データの削除で使用する画面

(1) 一括ですべての性能データを削除する

一括ですべての性能データを削除する手順を次に示します。

  1. [ログシーケンス一覧]画面の[一括削除]をクリックします。
    一括削除を確認するダイアログが表示されます。一括削除をキャンセルする場合は,[キャンセル]ボタンをクリックすると元の画面に戻ります。
  2. [OK]ボタンをクリックします。
    すべての性能データが削除されます。一括削除が完了すると,完了を示すダイアログが表示されます。
  3. [OK]ボタンをクリックして,ダイアログを閉じます。
    元の画面の中フレーム全体が更新されて表示されます。
    左フレームには最新のログシーケンス一覧が表示され,右フレームには最新性能情報が表示されます。

(2) 最新のログシーケンスの性能データを削除する

最新のログシーケンスの性能データを削除する手順を次に示します。このとき,ログシーケンス内の情報のうち,選択した性能データおよびそれよりも古い情報はすべて削除されます。

  1. 最新の[性能情報]画面または[統計情報]画面を表示します。
    [性能情報]画面の表示については「9.4.3(1) 最新性能情報を表示する」を,[統計情報]画面の表示については「9.4.4(1) 最新統計情報を表示する」を参照してください。
  2. [データ削除]をクリックします。
    [データ削除]画面が表示されます。[データ削除]画面には,最後に更新されたログシーケンスの性能データの情報が表示されます。
  3. 削除したい性能データの行を選択します。
    マウスポインタを移動させると行が黄色に変化します。

    [図データ]

  4. 黄色に変化した行をクリックします。
    削除を確認するダイアログが表示されます。
  5. [OK]ボタンをクリックします。
    選択した性能データおよびそれより古い性能データがすべて削除されます。
    削除をキャンセルする場合は,[キャンセル]ボタンをクリックすると元の画面に戻ります。
    子フレームの性能データを削除した場合,子フレーム内の選択したデータにつながる一連の性能データだけが削除されます。

なお,Webブラウザで開いている最中の性能データを削除しようとした場合,性能データの削除に失敗します。その場合は,性能データの削除の失敗を示すダイアログが表示されます。

図9-21 性能データの削除の失敗を示すダイアログ

[図データ]

ダイアログには,削除に失敗した性能データの問い合わせIDが表示されます。

(3) 選択したログシーケンスの性能データを削除する

選択したログシーケンスの性能データを削除する手順を次に示します。このとき,ログシーケンス内の情報のうち,選択した性能データおよびそれよりも古い情報はすべて削除されます。

  1. 最新性能情報を表示します。
    最新性能情報の表示については,「9.4.3(1) 最新性能情報を表示する」を参照してください。
  2. [ログシーケンス一覧]画面で,性能データを削除したいログシーケンスを一つクリックします。
    選択したログシーケンスの性能情報がモニタページの表示部分に表示されます。
  3. [性能情報]画面の[データ削除]をクリックします。
    [データ削除]画面が表示されます。[データ削除]画面には,選択したログシーケンスの性能データの情報が表示されます。
  4. 削除したい性能データの行を選択します。
    マウスポインタを移動させると行が黄色に変化します。

    [図データ]

  5. 黄色に変化した行をクリックします。
    削除を確認するダイアログが表示されます。
  6. [OK]ボタンをクリックします。
    選択した性能データおよびそれより古い性能データがすべて削除されます。
    削除をキャンセルする場合は,[キャンセル]ボタンをクリックすると元の画面に戻ります。
    子フレームの性能データを削除した場合,子フレーム内の選択したデータにつながる一連の性能データだけが削除されます。

なお,Webブラウザで開いている最中の性能データを削除しようとした場合,性能データの削除に失敗します。その場合は,性能データの削除の失敗を示すダイアログが表示されます。

図9-22 性能データの削除の失敗を示すダイアログ

[図データ]

ダイアログには,削除に失敗した性能データの問い合わせIDが表示されます。

(4) 性能データの削除で使用する画面

性能データの削除で使用する画面について説明します。

(a) [ログシーケンス一覧]画面

[ログシーケンス一覧]画面については,「9.4.3(3)(a) [ログシーケンス一覧]画面」を参照してください。

(b) [データ削除]画面

[データ削除]画面を次に示します。

図9-23 [データ削除]画面

[図データ]

[データ削除]画面の項目およびメニューについて説明します。

画面に表示されるメニューおよび項目について説明します。

コンテキストルート
Webアプリケーションのコンテキストルートが表示されます。ここで表示されるコンテキストルートは,Webブラウザから見た場合のパスです。
先頭問い合わせID
ログシーケンスの先頭データの問い合わせIDが表示されます。性能データがない場合,先頭問い合わせIDにはno dataと表示されます。
[性能情報]
次の[性能情報]画面が表示されます。
  • 最新のログシーケンスの性能データの情報を表示している場合
    最新のログシーケンスの[性能情報]画面
  • 選択したログシーケンスの性能データの情報を表示している場合
    選択したログシーケンスの[性能情報]画面
[性能情報]画面については,「9.4.3(3)(b) [性能情報]画面」を参照してください。
[統計情報]
次の[統計情報]画面が表示されます。
  • 最新のログシーケンスの性能データの情報を表示している場合
    最新のログシーケンスの[統計情報]画面
  • 選択したログシーケンスの性能データの情報を表示している場合
    選択したログシーケンスの[統計情報]画面
[統計情報]画面については,「9.4.4(3)(b) [統計情報]画面」を参照してください。
[データ削除]
この画面では選択できません。
性能データの情報
最後に更新されたログシーケンス,または選択したログシーケンスの性能データの一覧が表示されます。一覧は時刻の新しい順でソートされます。
#
行番号が表示されます。
時刻
ロードされた時刻がhh:mm:ss.nnn(hh:時,mm:分,ss:秒,nnn:ミリ秒)形式で表示されます。
URL
該当するURLが表示されます。表示対象のWebアプリケーションのコンテキストルートを「/」として,ディレクトリとファイル名が表示されます。ファイル名の文字数は,クライアント性能フィルタの初期化パラメタurlMaxLengthに指定した値以下で表示されます。指定値を超える文字列は表示されません。また,クエリーは表示されません。
問い合わせID
問い合わせIDが表示されます。