スレッドの非同期並行処理を実行するには,EJBおよびサーブレットからTimerManagerまたはWorkManagerをルックアップします。ここでは,TimerManagerを使用した非同期タイマ処理,およびWorkManagerを使用した非同期スレッド処理の流れについて説明します。
- TimerManagerを使用した非同期タイマ処理の流れ
- TimerManagerを使用した非同期タイマ処理の流れを次の図に示します。
図13-1 TimerManagerを使用した非同期タイマ処理の流れ
![[図データ]](figure/zu130100.gif)
- EJBおよびサーブレットは,実行する非同期並行処理を呼び出す,スケジュール元となります。
- TimerManagerは,JNDIによるルックアップ時に作成されます。実行する処理の実体は,TimerManagerが提供するリスナであるTimerListenerに実装します。TimerListenerは,必要に応じてJNDIやJCAにアクセスして処理を実行します。
- WorkManagerを使用した非同期スレッド処理の流れ
- WorkManagerを使用した非同期スレッド処理の流れを次の図に示します。
図13-2 WorkManagerを使用した非同期スレッド処理の流れ
![[図データ]](figure/zu130200.gif)
- EJBおよびサーブレットは,実行する非同期並行処理を呼び出す,スケジュール元となります。
- WorkManagerは,アプリケーション開始時に作成されます。JNDIによってルックアップされた場合は,アプリケーション開始時に作成されたWorkManagerを返します。実行する処理の実体は,WorkManagerが提供するWorkまたはWorkListenerに実装します。WorkまたはWorkListenerは,必要に応じてJNDIやJCAにアクセスして処理を実行します。