6.11.5 セッション情報格納テーブルおよび空きレコード情報テーブルの作成

セッション情報格納テーブルは,グローバルセッション情報を格納するテーブルです。空きレコード情報テーブルは,セッション情報格納テーブルの未使用レコードを管理するテーブルです。セッション情報格納テーブルおよび空きレコード情報テーブルは,一つのテーブル作成用のSQLファイルを実行することで同時に作成されます。

セッション情報格納テーブルおよび空きレコード情報テーブルの作成手順を次に示します。

  1. テンプレートファイルを任意の場所にコピーします。
    テーブル作成用のSQLファイルとして,テンプレートファイルが用意されています。テンプレートファイルの格納場所を,使用するデータベースごとに次に示します。
    • HiRDBを使用する場合のテンプレートファイルの格納場所
      Windowsの場合:<Cosminexusインストールディレクトリ>¥CC¥sfo¥sql¥hirdb_create_sessiontbl.sql
      UNIXの場合:/opt/Cosminexus/CC/sfo/sql/hirdb_create_sessiontbl.sql
    • Oracleを使用する場合のテンプレートファイルの格納場所
      Windowsの場合:<Cosminexusインストールディレクトリ>¥CC¥sfo¥sql¥oracle_create_sessiontbl.sql
      UNIXの場合:/opt/Cosminexus/CC/sfo/sql/oracle_create_sessiontbl.sql
  2. テンプレートファイルを編集します。
    Webアプリケーションの設定情報に合わせて,テンプレートファイルを編集して,テーブル作成用SQLファイルを作成します。
    テンプレートファイル内の,使用するデータベースごとの変更個所と変更内容について次の表に示します。

    表6-48 テンプレートファイル内の変更個所と変更内容

    変更個所変更対象変更内容
    HiRDBOracle
    • 1行目
    • 13行目
    • 18行目
    • 19行目
    • 23行目
    • 48行目
    • 50行目
    • 57行目
    • 60行目
    • 74行目
    • 1行目
    • 13行目
    • 18行目
    • 19行目
    • 23行目
    • 49行目
    • 51行目
    • 58行目
    • 61行目
    • 74行目
    <APPLICATION_ID>使用するアプリケーションのアプリケーション識別子に変更してください。
    なし
    • 1行目
    • 13行目
    • 18行目
    • 19行目
    • 23行目
    • 49行目
    • 51行目
    • 58行目
    • 60行目
    • 74行目
    <SCHEMA_NAME>データベース接続ユーザのスキーマ名に変更してください。
    7行目なし<ATTRIBUTE_DATA_SIZE_MAX>HTTPセッションの属性情報の最大サイズ(単位:バイト)に変更してください。
    74行目74行目<HTTP_SESSION_NO>
    • ネゴシエーション処理に失敗した場合に,Webアプリケーションの開始処理を中止する設定にしているときは,HttpSessionオブジェクト数の最大値に変更してください。
    • ネゴシエーション処理に失敗した場合に,Webアプリケーションの開始処理を続行する設定にしているときは,データベースに格納するグローバルセッション情報の数に変更してください。
  3. 作成したテーブル作成用SQLファイルを実行します。
    SQLファイルの実行には,HiRDBを使用する場合はSQL Executer,Oracleを使用する場合はSQL*Plusなどを使用してください。