統合ユーザ管理でのセッションフェイルオーバ機能は,DD(web.xml)にフィルタ定義を追加することで有効になります。
ここでは,セッションフェイルオーバ機能を使用する場合に定義が必要な,GSInfoKey-RW(グローバルセッション情報として使用する情報(読み込み専用))とGSInfosLengthMax(グローバルセッション情報の最大サイズ)について示します。「7.12.1 DDの作成」の内容とあわせて参照してください。
次のパッケージを定義します。
com.cosminexus.admin.auth.user_data
次の計算式で求めた統合ユーザ管理で使用する値に,アプリケーションで使用する値を足した値を定義します。なお,式中の1,500と1,200という固定値は,統合ユーザ管理の管理情報を保存するために必要な値です。
統合ユーザ管理で使用するGSInfosLengthMaxの計算例
設定に誤りがある場合は,セッションフェイルオーバが正しく行われません。
セッションフェイルオーバ機能を使用する場合で,統合ユーザ管理のセッションフェイルオーバ機能を無効にする場合は,統合ユーザ管理のコンフィグレーションファイル(ua.conf)の設定で変更します。統合ユーザ管理のコンフィグレーションファイルについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「14.3 ua.conf(統合ユーザ管理のコンフィグレーションファイル)」を参照してください。
統合ユーザ管理でセッションフェイルオーバ機能を使用する場合のDDの定義例を示します。
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