4.6 スケジューリング機能を使用する環境への移行

この節では,スケジューリング機能を使用していない環境からの移行について説明します。バッチアプリケーションの実行環境を,スケジューリング機能を使用していない環境から,スケジューリング機能を使用する環境に移行する場合,使用中の環境はそのまま使用できません。

使用中の環境で,定義ファイルを編集する必要があります。環境移行時に設定を編集するファイルを次の表に示します。

表4-5 環境移行時に設定を編集するファイル

ファイル編集する主なキー設定内容必須または任意
usrconf.properties(バッチサーバ用ユーザプロパティファイル)ejbserver.ctm.enabledtrue必須
vbroker.agent.enableLocatortrue任意
ejbserver.batch.schedule.group.nameスケジュールグループ名任意
ejbserver.batch.queue.length作成されるスケジュールキューの長さ任意
usrconf.cfg(バッチアプリケーション用オプション定義ファイル)batch.ctm.enabledtrue必須
batch.schedule.group.nameスケジュールグループ名任意
batch.request.timeoutバッチ実行コマンドとバッチサーバの間,バッチ強制停止コマンドまたはバッチ一覧表示コマンドとCTMの間のタイムアウト任意
batch.vbroker.agent.portスマートエージェントが使用しているポート番号任意

(凡例)必須:必ず指定する 任意:必要に応じて設定する

注 ここでは,スケジューリング機能を使用する環境への移行時に編集する主なキーについて説明しています。usrconf.properties(バッチサーバ用ユーザプロパティファイル)のファイルおよびキーについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「3.3 usrconf.properties(バッチサーバ用ユーザプロパティファイル)」を参照してください。

usrconf.cfg(バッチアプリケーション用オプション定義ファイル)のファイルおよびキーについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「3.6 usrconf.cfg(バッチアプリケーション用オプション定義ファイル)」を参照してください。

注※ デフォルトではfalseが設定されていますが,CTMとの連携時には自動的にtrueが設定されます。


各ファイルで編集するパラメタの詳細は,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。