バッチサーバで使用できるネーミング管理機能を次の表に示します。ネーミング管理機能の詳細は,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「2. ネーミング管理」を参照してください。
表2-16 ネーミング管理機能
機能 | 説明 |
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JNDI名前空間へのオブジェクトのバインドとルックアップ | オブジェクトをJNDI名前空間の名前とバインドして管理します。バッチアプリケーションからは,バインドされた名前を使用してルックアップできます。バッチアプリケーションの場合,java:comp/envでのルックアップは使用できません。 |
Enterprise BeanまたはJ2EEリソースへの別名付与(ユーザ指定名前空間機能) | J2EEリソースに別名を付与できます。バッチアプリケーションからは,別名として設定した任意の名称でルックアップできます。なお,バッチアプリケーションからデータベースに接続する場合,J2EEリソースには必ず別名を設定してください。 J2EEリソースについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「2.4 Enterprise BeanまたはJ2EEリソースへの別名付与(ユーザ指定名前空間機能)」を参照してください。バッチアプリケーションの場合,Enterprise Beanの説明は該当しません。 |
ラウンドロビンポリシーによるCORBAネーミングサービスの検索 | 複数のCORBAネーミングサービスに登録されている同一名称(別名)のEJBホームオブジェクトリファレンスを,ラウンドロビンポリシーに従ってルックアップできます。 |
ネーミング管理機能でのキャッシング | ルックアップしたEJBホームオブジェクトリファレンスをキャッシングしておき,2回目以降に同じオブジェクトをルックアップする場合の処理に掛かる時間を短くできます。 |
CORBAネーミングサービスの切り替え | ルックアップの対象にするJNDI名前空間を,InitialContextクラスのインスタンスのプリフィックス判定によって切り替えられます。 |
ネーミング管理機能のJNDIでは,CORBAオブジェクトリファレンス以外のオブジェクト(RMI-IIOPのリモートオブジェクトやJDBCデータソースなどのオブジェクト)を次のように扱います。