J2EEアプリケーション,バッチアプリケーション,およびEJBクライアントアプリケーションが出力するログを,ユーザログといいます。この章では,アプリケーションのユーザログ出力について説明します。
トラブル発生時には,出力されたユーザログを収集・分析して,トラブルの発生要因を調査します。ユーザログの取得には,snapshotログとして一括して取得する方法と,個別に取得する方法があります。ユーザログを含むsnapshotログの収集については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行/互換編」の「2.3.3 snapshotログの収集」を参照してください。
この章の構成を次の表に示します。
表12-1 この章の構成(アプリケーションのユーザログ出力)
分類 | タイトル | 参照先 |
---|---|---|
解説 | ユーザログ出力の概要 | 12.2 |
ログのフォーマット | 12.3 | |
実装 | ユーザログ出力で使用するメソッド | 12.4 |
ユーザログを出力するための実装 | 12.5 | |
設定 | ロガーとハンドラの作成と設定 | 12.6 |
ユーザ独自のフィルタ/フォーマッタ/ハンドラの使用方法 | 12.7 | |
J2EEアプリケーションのユーザログ出力の設定 | 12.8 | |
バッチアプリケーションのユーザログ出力の設定 | 12.9 | |
EJBクライアントアプリケーションのユーザログ出力の設定(cjclstartapコマンドを使用する場合) | 12.10 | |
EJBクライアントアプリケーションのユーザログ出力の実装と設定(vbjコマンドを使用する場合) | 12.11 | |
注意事項 | ユーザログ機能を使用する場合の注意事項 | 12.12 |
注 「運用」について,この機能固有の説明はありません。
ユーザログ出力の参照先はアプリケーションの種類によって異なります。参照先について次の表に示します。
表12-2 ユーザログ出力に関する参照先
参照先 | アプリケーションの種類 | ||
---|---|---|---|
J2EEアプリケーション | バッチアプリケーション | EJBクライアントアプリケーション | |
12.2 ユーザログ出力の概要 | ○ | ○ | ○ |
12.3 ログのフォーマット | ○ | ○ | ○ |
12.4 ユーザログ出力で使用するメソッド | ○ | ○ | ○ |
12.5 ユーザログを出力するための実装 | ○ | ○ | × |
12.6 ロガーとハンドラの作成と設定 | ○ | ○ | × |
12.7 ユーザ独自のフィルタ/フォーマッタ/ハンドラの使用方法 | ○ | ○ | × |
12.8 J2EEアプリケーションのユーザログ出力の設定 | ○ | × | × |
12.9 バッチアプリケーションのユーザログ出力の設定 | × | ○ | × |
12.10 EJBクライアントアプリケーションのユーザログ出力の設定(cjclstartapコマンドを使用する場合) | × | × | ○ |
12.11 EJBクライアントアプリケーションのユーザログ出力の実装と設定(vbjコマンドを使用する場合) | × | × | ○ |
12.12 ユーザログ機能を使用する場合の注意事項 | ○ | ○ | ○ |
(凡例)○:参照する ×:参照しない