リソースアダプタの設定には,サーバ管理コマンドを使用します。バッチサーバの場合,リソースアダプタは,J2EEリソースアダプタとしてデプロイして使用します。
バッチサーバで使用するリソースアダプタの新規設定の流れを次の図に示します。
図2-12 バッチサーバで使用するリソースアダプタの新規設定の流れ
![[図データ]](figure/zu020900.gif)
- 注※ Server Plug-inでも操作できます。Server Plug-inを使用した操作方法については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「14. リソースアダプタの設定」を参照してください。
図中の1.~4.について説明します。
- サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタをインポートします。
cjimportresコマンドを使用して,リソースアダプタをインポートします。
インポートするリソースアダプタについては,「2.7.3 DB Connector(RARファイル)の種類」を参照してください。
- サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタをデプロイします。
cjdeployrarコマンドを使用して,リソースアダプタをデプロイします。
リソースアダプタは,デプロイするとJ2EEリソースアダプタとして使用できます。J2EEリソースアダプタとは,バッチサーバに共有スタンドアロンモジュールとして配備したリソースアダプタのことです。サーバ管理コマンドでインポートしたリソースアダプタをデプロイすると,バッチサーバ上で使用できるようになります。
- サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタのプロパティを定義します。
cjgetrarpropコマンドでConnector属性ファイルを取得し,ファイル編集後に,cjsetrarpropコマンドで編集内容を反映させます。
バッチサーバの場合,ユーザ指定名前空間機能を使用してリソースアダプタに別名を設定してください。ユーザ指定名前空間機能を使用した別名の設定は,リソースアダプタのプロパティで定義します。ユーザ指定名前空間機能の設定については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「2.4 Enterprise BeanまたはJ2EEリソースへの別名付与(ユーザ指定名前空間機能)」を参照してください。
リソースアダプタのプロパティ定義で設定できる内容については,「2.7.7(2) リソースアダプタの設定」を参照してください。
- サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタの接続テストを実施します。
cjtestresコマンドを使用して,リソースアダプタの接続テストを実施します。リソースごとの接続テストでの検証内容については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「3.18 リソースへの接続テスト」を参照してください。
サーバ管理コマンドでの操作については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「3. サーバ管理コマンドの基本操作」を参照してください。また,cjimportresコマンドについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjimportres(リソースのインポート)」を参照してください。cjdeployrarコマンドについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjdeployrar(リソースアダプタのデプロイ)」を参照してください。cjgetrarpropコマンドについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjgetrarprop(RARファイルの属性の取得)」を参照してください。cjtestresコマンドについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjtestres(リソースの接続テスト)」を参照してください。属性については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「4. リソースの設定で使用する属性ファイル」を参照してください。
なお,次の手順については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「3.3.8 リソースアダプタの設定の流れ(J2EEリソースアダプタとしてデプロイして使用する場合)」を参照してください。その際,「J2EEサーバ」を「バッチサーバ」に,「J2EEアプリケーション」を「バッチアプリケーション」に置き換えてお読みください。
- コネクションプールのクラスタ化機能を使用する場合のリソースアダプタの設定の流れ
- リソースアダプタの設定を変更する場合の流れ
- リソースアダプタを入れ替える場合の流れ
- 参考
- 次のような場合,リソースアダプタをエクスポート・インポートすることで,効率良くリソースアダプタを設定できます。
- 開発環境で設定したリソースアダプタをエクスポートして,運用環境にインポートして使用する場合
- 運用環境ですでに動いているリソースアダプタをエクスポートして,増設したバッチサーバにインポートして使用する場合
- エクスポートとインポートはcjexportrarとcjimportresで実行します。
- なお,アプリケーションサーバのバージョンやプラットフォームが異なるホスト間では,リソースアダプタをエクスポート・インポートして使用することはできません。リソースアダプタをエクスポートするホストと,アプリケーションサーバのバージョンやプラットフォームが異なるホストでリソースアダプタを設定する場合は,リソースアダプタを新規に設定してください。