ここでは,データベースセッションフェイルオーバ機能について説明します。
この機能を使用すると,アプリケーションで実行中のセッション情報がデータベースに格納されます。格納されたセッション情報は,WebサーバやJ2EEサーバで障害が発生したときに,ほかのJ2EEサーバに引き渡されます。これによって,障害発生時にリクエストがほかのJ2EEサーバに転送された場合でも,障害発生前の状態で業務を続行できるようになります。
この章の構成を次の表に示します。
表6-1 この章の構成(データベースセッションフェイルオーバ機能)
分類 | タイトル | 参照先 |
---|---|---|
解説 | データベースセッションフェイルオーバ機能の概要 | 6.2 |
前提条件 | 6.3 | |
グローバルセッションを利用したセッション管理(データベースセッションフェイルオーバ機能) | 6.4 | |
メモリの見積もり | 6.5 | |
データベースセッションフェイルオーバ機能の抑止 | 6.6 | |
性能を重視したモードの選択(完全性保障モードの無効化) | 6.7 | |
データベースセッションフェイルオーバ機能で実施される処理 | 6.8 | |
実装 | 実装時の注意事項 | 6.9 |
cosminexus.xmlでの定義 | 6.10 | |
設定 | データベースの設定 | 6.11 |
J2EEサーバの設定 | 6.12 | |
DB Connectorの設定 | 6.13 | |
Webアプリケーションの設定 | 6.14 | |
データベースセッションフェイルオーバ機能に関する設定の変更 | 6.15 | |
データベースのテーブルの削除 | 6.16 | |
注意事項 | データベースセッションフェイルオーバ機能を使用時の注意事項 | 6.17 |
注 「運用」について,この機能固有の説明はありません。