ここでは,明示管理ヒープ機能を利用する場合の前提条件について説明します。明示管理ヒープ機能は,サーバまたはコマンドごとに,使用可否が異なります。
明示管理ヒープ機能のサポート有無を次の表に示します。デフォルトの設定については,「8.11.1 明示管理ヒープ機能を利用するための共通の設定(JavaVMオプションの設定)」を参照してください。
表8-2 明示管理ヒープ機能のサポート有無
サーバまたはコマンドの種類 | サポート有無 |
---|---|
J2EEサーバ | ○ |
バッチサーバ | ○ |
SFOサーバ | × |
cjclstartapコマンド | ○ |
また,HTTPセッションに関するオブジェクトおよびWebコンテナとリダイレクタ間の通信に使用するオブジェクトに対して明示管理ヒープ機能を使用できるかどうかは,使用するWebサーバの種類によって異なります。
Webサーバの種類と明示管理ヒープ機能の使用可否を次の表に示します。
表8-3 Webサーバの種類と明示管理ヒープ機能の使用可否
Webサーバの種類 | HTTPセッションに関するオブジェクト | Webコンテナとリダイレクタ間の通信に使用するオブジェクト |
---|---|---|
Hitachi Web Server | ○ | ○ |
Microsoft IIS | ○ | ○ |
インプロセスHTTPサーバ | ○ | - |
簡易Webサーバ | - | - |