9.1.5 クライアント性能モニタ機能を構成する要素

クライアント性能モニタ機能は,次の三つの要素から構成されます。

各要素について説明します。

<この項の構成>
(1) クライアント性能フィルタ
(2) クライアント性能測定スクリプト
(3) モニタページ

(1) クライアント性能フィルタ

クライアント性能測定スクリプトのコードを測定したい対象に埋め込む機能を持ったサーブレットフィルタです。また,Webブラウザから,クライアント性能測定スクリプト,またはモニタページへアクセスするためのURLがリクエストされた場合,クライアント性能測定スクリプト,またはモニタページをフィルタで生成し,出力します。

(2) クライアント性能測定スクリプト

クライアントがWebアプリケーションを操作するときに,クライアント性能測定スクリプトがWebブラウザ上で動作し,各種イベントの時刻を性能データとして記録します。性能データはクライアントマシンのuser Data領域に記録されます。

(3) モニタページ

クライアント性能測定スクリプトが記録した性能データをクライアントマシンのブラウザ上に表示するためのWebアプリケーションです。クライアント性能フィルタで自動的に生成されます。モニタページの操作方法については,「9.4 クライアント性能モニタ機能の運用」を参照してください。