クライアント性能モニタ機能は,サーバ側で動作する機能とクライアント側で動作する機能に分かれます。ここでは,クライアント側で動作する機能の前提条件について説明します。
クライアント性能モニタ機能がサポートするサーバ種別を次の表に示します。
表9-2 クライアント性能モニタ機能がサポートするサーバ種別
項番 | サーバ種別 | サポート状況 | |
---|---|---|---|
1 | J2EEサーバ | 1.4モード | ○ |
2 | ベーシックモード | × | |
3 | Webコンテナサーバ(サーブレットエンジンモード) | × | |
4 | バッチサーバ | × | |
5 | SFOサーバ | × |
(凡例) ○:サポートする ×:サポートしない
クライアント性能モニタのメモリ所要量は,次に示す計算式で算出してください。
300+A×10×(同時リクエストの処理数) |
Aはクライアント性能フィルタの初期化パラメタfilterSizeに指定した値です。ただし,サーブレットからsetBufferSize()メソッドを発行してバッファサイズを変更した場合は,filterSizeまたはsetBufferSize()メソッドで指定した値のどちらか大きい方とします。
クライアント性能モニタ機能を使用する場合は,必ずPRFデーモンを起動してください。PRFデーモンは,Webサーバ,J2EEサーバなど,ルートアプリケーション情報を生成するプロセスが起動する前に起動してください。
PRFデーモンはcprfstartコマンドで起動します。cprfstartコマンドについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cprfstart(PRFデーモンの開始)」を参照してください。
また,Management ServerでPRFデーモンを管理している場合,運用管理ポータルでも起動できます。運用管理ポータルでの起動についてはマニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「11.4.2 パフォーマンストレーサの起動」を参照してください。