2.3.6 バッチアプリケーションで使用するコマンドの実行について

ここでは,バッチアプリケーションで使用するコマンドの実行について説明します。

バッチアプリケーションで使用するコマンドには次の3種類があります。

これらのコマンドは,バッチサーバの状態によって実行できないことがあります。バッチサーバの状態とコマンドの実行について説明します。なお,コマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「3.3 バッチアプリケーションで使用するコマンド」を参照してください。

<この項の構成>
(1) バッチサーバの状態とコマンドの実行
(2) コマンド処理中にバッチサーバが異常終了した場合
(3) コマンド実行時の注意事項

(1) バッチサーバの状態とコマンドの実行

cjexecjobコマンド,cjkilljobコマンドおよびcjlistjobコマンドは,バッチサーバの状態によって実行できないことがあります。バッチサーバの状態とコマンドの実行可否を次の図に示します。

図2-10 バッチサーバの状態とコマンドの実行可否

[図データ]

なお,バッチサーバの停止完了後は,cjexecjobコマンド,cjkilljobコマンドおよびcjlistjobコマンドは実行できません。メッセージKDJE55010-Eが出力されます。

また,バッチサーバでほかのコマンドを処理している場合,コマンドの種類によっては実行できない場合があります。バッチサーバでコマンドを処理しているときの,コマンドの実行可否を次の表に示します。

表2-7 バッチサーバでコマンドを処理しているときのコマンドの実行可否

実行するコマンド処理中のコマンド
cjexecjobcjkilljobcjlistjobサーバ管理コマンド
cjexecjob××
cjkilljob×
cjlistjob
サーバ管理コマンドcjstoprar××※1
cjstoprar以外のコマンド※1
cjstopsvまたはcmx_stop_target※2※2※2※1
cjdumpsv

(凡例)○:実行できる ×:実行できない △:コマンドの種類によって異なる

注※1 サーバ管理コマンドの種類によって動作が異なります。詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「3.2.2 サーバ管理コマンドの排他制御」を参照してください。

注※2 実行中のバッチアプリケーションがある場合は,メッセージKDJE55033-Iを出力し,バッチアプリケーションの終了を待機します。


(2) コマンド処理中にバッチサーバが異常終了した場合

バッチサーバでcjexecjobコマンド,cjkilljobコマンドおよびcjlistjobコマンドを処理している場合に,バッチサーバが異常終了したときは,メッセージKDJE55021-Eが出力されます。バッチサーバの状態を確認してから再度コマンドを実行してください。

(3) コマンド実行時の注意事項

コマンド実行時の注意事項を次に示します。