12.6 ロガーとハンドラの作成と設定

JavaロギングAPIを使用してユーザログ出力をするためには,ロガーとハンドラを作成して,必要な設定をします。ログ出力に必要なアプリケーション識別名(AppName)やメッセージID(MsgID)などのパラメタは,Cosminexusが提供するCJLogRecordクラスのcreateメソッドの引数に指定します。また,独自のクラスを作成することで,ログのフィルタリングや出力内容のフォーマットをカスタマイズすることもできます。

なお,ユーザログ出力をするには,ログの出力先や構成面数などのプロパティを,実行環境に設定する必要があります。実行環境でのユーザログの設定については,「12.8 J2EEアプリケーションのユーザログ出力の設定」または「12.9 バッチアプリケーションのユーザログ出力の設定」を参照してください。

J2EEアプリケーションまたはバッチアプリケーションのユーザログを出力する場合のロガーとハンドラの作成および設定の概要について説明します。

なお,EJBクライアントアプリケーションのユーザログ出力については,「12.10 EJBクライアントアプリケーションのユーザログ出力の設定(cjclstartapコマンドを使用する場合)」または「12.11 EJBクライアントアプリケーションのユーザログ出力の実装と設定(vbjコマンドを使用する場合)」を参照してください。

<この節の構成>
12.6.1 ロガーの作成と設定
12.6.2 ハンドラの作成と設定
12.6.3 ロガーおよびハンドラを作成・設定する場合の指針