9.3.2 ブラウザ側の設定

クライアント性能モニタ機能を動作させるためにWebブラウザに必要な設定について説明します。

<この項の構成>
(1) Internet Explorerの設定
(2) Cookieの設定

(1) Internet Explorerの設定

クライアント性能モニタ機能を動作させるためには,Internet ExplorerのWebコンテンツゾーンに対するセキュリティレベルを「高」以外に設定する必要があります。クライアント性能モニタ機能を適用したWebアプリケーションがWebブラウザからどのゾーンに認識されるかは,Internet Explorerのドキュメントで確認してください。

注意事項
  • 次に示すOSのデフォルト設定の場合,セキュリティゾーンが制限付きサイトのときは,クライアント性能モニタ機能は正しく動作しません。
    ・Windows XP
    ・Windows Vista
    ・Windows 7
  • 次に示すOSの場合,デフォルト設定ではInternet ExplorerにWidnows Serverの機能である「セキュリティ強化の構成」が適用されています。
    ・Windows Server 2003
    ・Windows Server 2003 R2
    ・Windows Server 2003(x64)
    ・Windows Server 2003 R2(x64)
    ・Windows Server 2008 x86
    ・Windows Server 2008 x64
    ・Windows Server 2008 R2
    この場合,インターネットゾーンのセキュリティレベルが「高」になるため,クライアント性能モニタ機能は正しく動作しません。正常に動作させるには,セキュリティ強化の構成に関する設定(セキュリティ強化の構成の無効化,信頼済みサイトゾーンへのサイトの追加など)を変更する必要があります。変更手順については,各製品のドキュメントを参照してください。

Internet Explorerのセキュリティレベルをカスタマイズしている場合は,セキュリティの設定に次の表に示す設定をしてください。

表9-8 Internet Explorerの設定

項番設定項目設定値
1アクティブスクリプト「有効にする」
2バイナリ ビヘイビアとスクリプト ビヘイビア「有効にする」
3User Dataの常設「有効にする」
注※
Windowsのサービスパックの適用状況などによって,設定項目がない場合があります。その場合は設定する必要はありません。

(2) Cookieの設定

対象のWebアプリケーションに対して,Cookieを受け入れるようにInternet Explorerで設定してください。Cookieの設定方法については,Internet Explorerのドキュメントを参照してください。