6.3.2 前提となる構成

データベースセッションフェイルオーバ機能を使用する場合,負荷分散機を使用した,複数のJ2EEサーバにリクエストを振り分けるシステム構成が前提となります。また,各J2EEサーバで作成されたHTTPセッションの情報を格納するためのデータベースの配置が必要です。

負荷分散機の使用については,「5.2.3 セッションフェイルオーバ機能の前提条件」を参照してください。

HTTPセッション情報の格納先として使用できるデータベース,JDBCドライバ,およびリソースアダプタの対応について次の表に示します。

表6-6 使用できるデータベース,JDBCドライバおよびリソースアダプタの対応

データベースJDBCドライバリソースアダプタ
HiRDBHiRDB Type4 JDBC DriverDBConnector_HiRDB_Type4_CP.rar
OracleOracle JDBC Thin DriverDBConnector_Oracle_CP.rar
DBConnector_CP_ClusterPool_Root.rar
DBConnector_Oracle_CP_ClusterPool_Member.rar

注※ データベースセッションフェイルオーバ機能で使用するリソースアダプタはDB Connectorです。データベースセッションフェイルオーバ機能で使用するDB Connectorに必要な設定については,「6.13 DB Connectorの設定」を参照してください。


なお,データベースセッションフェイルオーバ機能を使用するための詳細なシステム構成については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「3.10.1 データベースを使用する構成(データベースセッションフェイルオーバ機能)」を参照してください。

参考
データベースセッションフェイルオーバ機能を使用する構成は,ここで示した条件を満たしている場合,構成から設計し直す必要がありません。機能の設定とパラメタチューニングを実施すればデータベースセッションフェイルオーバ機能を使用できます。