Web Redirectorには,次の機能があります。
- Webサーバの構築
Hitachi Web ServerまたはMicrosoft IISを使用してWebサーバを構築できます。Hitachi Web Serverについては,マニュアル「Hitachi Web Server」を参照してください。
- リダイレクタによるリクエスト振り分けの実行
Webサーバに登録したリダイレクタによってWebコンテナへのリクエスト振り分けができます。リクエスト振り分けについては,「3.2 Webサーバ(リダイレクタ)によるリクエストの振り分け」を参照してください。
- WebコンテナおよびWebサーバの通信タイムアウト
クライアント-Webサーバ間,Webサーバ-Webコンテナ間で,リクエスト受信時およびレスポンス送信時の通信タイムアウトを設定しておき,トラブル発生時の応答待ちなどの場合に通信タイムアウトを検知できます。通信タイムアウトについては,「3.6 通信タイムアウト(Webサーバ連携)」を参照してください。
- エラーページのカスタマイズ
クライアントから存在しないリソースに対してアクセスした場合などに,クライアントからのリクエストに対してユーザがカスタマイズしたエラーページを表示できます。エラーページの表示は,リダイレクタが実行します。エラーページのカスタマイズについては,「3.8 エラーページのカスタマイズ(Webサーバ連携)」を参照してください。
- Webコンテナへのゲートウェイ情報の通知
クライアントとWebサーバとの間にSSLアクセラレータや負荷分散機などのゲートウェイを配置している場合に,Webコンテナにゲートウェイ情報を通知して,welcomeファイルやFORM認証画面に自動的に正しくリダイレクトできます。Webコンテナへのゲートウェイ情報の通知については,「3.10 Webコンテナへのゲートウェイ情報の通知」を参照してください。
- 性能解析トレース出力
Webサーバに登録したリダイレクタからリクエストを送信するときの性能解析情報を出力できます。出力した性能解析情報は,CSV形式などに変換して,ほかのJ2EEサーバの各機能が出力する性能解析情報とあわせて分析できます。
性能解析トレース出力については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行/互換編」の「6. 性能解析トレースを使用したシステムの性能解析」を参照してください。
- 参考
- 各機能のWebリダイレクタ環境での設定については,「3. Webサーバ連携」に記載されている機能の設定のうち,Smart Composer機能を使用しない場合の設定を参照してください。