3.4 ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分け

この節では,ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分けについて説明します。

この節の構成を次の表に示します。

表3-6 この節の構成(ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分け)

分類タイトル参照先
解説ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分けの概要3.4.1
ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分けの例3.4.2
ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分けの定義3.4.3
設定実行環境での設定(Smart Composer機能を使用する場合)3.4.4
実行環境での設定(Smart Composer機能を使用しない場合)3.4.5
注意事項ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分けに関する注意事項3.4.6

注 「実装」および「運用」について,この機能固有の説明はありません。


Webコンテナがクラスタ構成で配置されている場合,リダイレクタを使用して,ラウンドロビン方式でそれぞれのWebコンテナにリクエストを振り分けられます。リダイレクタは,各リクエストに付けられたセッションIDを参照することで,同一のWebクライアントから来たリクエストが常に同一のWebコンテナへ転送されるように,リクエストを振り分けます。

また,振り分け先のWebコンテナの処理性能が異なる場合などには,負荷パラメタを定義することで,ホストごとの負荷の割合を調整することもできます。この方式でリクエストを振り分ける場合は,振り分け処理をする各Webコンテナに,それぞれ同じWebアプリケーションがデプロイされていることが前提になります。

<この節の構成>
3.4.1 ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分けの概要
3.4.2 ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分けの例
3.4.3 ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分けの定義
3.4.4 実行環境での設定(Smart Composer機能を使用する場合)
3.4.5 実行環境での設定(Smart Composer機能を使用しない場合)
3.4.6 ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分けに関する注意事項