この節では,Webサーバ連携での通信タイムアウトについて説明します。
Webサーバ連携機能を使用する場合,クライアント-Webサーバ間,およびWebサーバ-Webコンテナ間での,リクエスト受信およびレスポンス送信に,通信のタイムアウトを設定できます。ネットワークの障害やアプリケーションの障害発生などで応答待ち状態になった場合,通信タイムアウトを設定していると,タイムアウトの発生によって障害の発生を検知できます。
この節の構成を次の表に示します。
表3-12 この節の構成(通信タイムアウト(Webサーバ連携))
分類 | タイトル | 参照先 |
---|---|---|
解説 | リクエスト送受信時の通信タイムアウト | 3.6.1 |
レスポンス送受信時の通信タイムアウト | 3.6.2 | |
設定 | 通信タイムアウトの設定 | 3.6.3 |
リクエスト送受信時の通信タイムアウトの設定(Smart Composer機能を使用する場合) | 3.6.4 | |
リクエスト送受信時の通信タイムアウトの設定(Smart Composer機能を使用しない場合) | 3.6.5 | |
レスポンス送受信時の通信タイムアウトの設定(Smart Composer機能を使用する場合) | 3.6.6 | |
レスポンス送受信時の通信タイムアウトの設定(Smart Composer機能を使用しない場合) | 3.6.7 |
注 「実装」,「運用」および「注意事項」について,この機能固有の説明はありません。
Webサーバ連携機能を使用する場合,通信タイムアウトは,次に示す図中の四つの矢印が示す通信に対して設定します。さらに,リダイレクタ-Webコンテナ間の通信では,リダイレクタ側,Webコンテナ側の両方で通信タイムアウトを設定できます。リクエスト送信の場合は,リダイレクタ側でのリクエスト送信時およびWebコンテナ側でのリクエスト受信時に設定できます。また,レスポンス送信の場合は,Webコンテナ側でのレスポンス送信時およびリダイレクタ側でのレスポンス受信時に設定できます。タイムアウトを設定できる通信について次の図に示します。
図3-15 タイムアウトを設定できる通信
通信タイムアウトの設定について,リクエストの受信とレスポンスの送信に分けて説明します。