2.1 この章の構成

アプリケーションサーバでは,Webアプリケーションの実行機能を提供するコンテナとしての機能(Webコンテナ)を提供しています。

アプリケーションサーバで提供するWebコンテナの機能と参照先を次の表に示します。

表2-1 Webコンテナの機能と参照先

機能参照先
Webアプリケーションの実行機能2.2
JSPの実行機能2.3
JSPデバッグ機能2.4
JSP事前コンパイル機能とコンパイル結果の保持2.5
デフォルトの文字エンコーディング設定機能2.6
セッション管理機能2.7
アプリケーションのイベントリスナ2.8
リクエストおよびレスポンスのフィルタリング機能2.9
HTTPレスポンス圧縮機能2.10
EJBコンテナとの連携2.11
データベースとの接続2.12
Webコンテナによるスレッドの作成2.13
ユーザスレッドの使用2.14
同時実行スレッド数の制御2.15
Webコンテナ単位での同時実行スレッド数の制御2.16
Webアプリケーション単位での同時実行スレッド数の制御2.17
URLグループ単位での同時実行スレッド数の制御2.18
同時実行スレッド数の動的変更2.19
エラーページのカスタマイズ2.20
静的コンテンツのキャッシュ2.21
簡易Webサーバ機能2.22
URIのデコード機能2.23
Webアプリケーションのバージョン設定機能2.24
POSTデータ最大サイズについての注意事項2.25
参考
アプリケーション開発時に,アプリケーションサーバが提供するcjjsp2javaコマンドを使用することで,JSPファイルからJavaソースファイルを生成し,JSPに記述ミスがないかを確認できます。

アプリケーションサーバで提供するWebコンテナの機能には,Java EEで規定された機能にアプリケーションサーバ独自の機能を拡張したものと,アプリケーションサーバ独自の機能として提供しているものがあります。アプリケーションサーバ独自の機能かどうかについては,「1.2 システムの目的と機能の対応」を参照してください。