5.2 JSP移行時の注意事項

この節では,JSP移行時の注意事項について説明します。

07-00より前のバージョンと07-00以降のバージョンでは,JSPのコンパイルの動作が異なります。アプリケーションサーバでは,JSPトランスレーション時に,JSP仕様に従ってJSPの内容がチェックされるため,JSPトランスレーション時にエラーになって移行できないことがあります。その場合,JSPトランスレーション下位互換機能を使用すると,07-00より前のバージョンと07-00以降のバージョンでJSPのコンパイルの動作を同じように設定できて,エラーが発生しないようにできます。

JSPトランスレーション下位互換機能の定義は,簡易構築定義ファイルで指定します。指定内容については,以降の各項を参照してください。また,JSPトランスレーション下位互換機能の定義は,cjjspcコマンドを実行するときのオプションにも指定できます。cjjspcコマンドを実行するときにオプションに指定する方法については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」を参照してください。

この節の構成を次の表に示します。

表5-34 この節の構成(JSP移行時の注意事項)

タイトル参照先
カスタムタグのスクリプト変数の定義に関する注意事項5.2.1
<jsp:useBean>タグのclass属性に関する注意事項5.2.2
タグの属性値のExpressionチェックに関する注意事項5.2.3
タグの属性値に指定するExpressionに関する注意事項5.2.4
taglibディレクティブのprefix属性に関する注意事項5.2.5
<この節の構成>
5.2.1 カスタムタグのスクリプト変数の定義に関する注意事項
5.2.2 <jsp:useBean>タグのclass属性に関する注意事項
5.2.3 タグの属性値のExpressionチェックに関する注意事項
5.2.4 タグの属性値に指定するExpressionに関する注意事項
5.2.5 taglibディレクティブのprefix属性に関する注意事項