同時実行スレッド数およびURLグループ単位の実行待ちキューサイズの設定例について説明します。ここでは,Webサーバ連携機能を使用する場合の例について説明します。
この例では,Webコンテナに二つのWebアプリケーションがデプロイされていて,そのうちの一つのWebアプリケーションにWebアプリケーション単位での同時実行スレッド数制御およびURLグループ単位の同時実行スレッド数制御がされているものとします。設定内容を次に示します。
Webアプリケーション名 | 最大同時実行スレッド数 | 占有スレッド数 | Webアプリケーション単位の実行待ちキューサイズ |
---|---|---|---|
WebアプリケーションA | 7 | 3 | 5 |
URLグループ名 | URLパターン | 最大同時実行スレッド数 | 占有スレッド数 | URLグループ単位の実行待ちキューサイズ |
---|---|---|---|---|
Control A | /health_check.jsp | 1 | 1 | 1 |
Control B | /create_pdf | 3 | 2 | 5 |
URLグループ単位でスレッド数を制御する場合の例を,次の図に示します。
図2-23 URLグループ単位の設定例
図2-23の設定の場合に使用できる最大同時実行スレッド数,占有スレッド数,および実行待ちキューサイズについて,WebアプリケーションまたはURLグループごとに説明します。なお,説明の項番は,図中の項番と対応しています。