クラスタアドミニストレータを使用して,現用系,予備系アプリケーションサーバの系で稼働させる実行サーバや待機サーバの環境を定義します。なお,クラスタアドミニストレータの設定の詳細については,OSのマニュアルを参照してください。
相互系切り替えシステムの場合の設定内容を次に示します。
次の手順でリソースグループを作成します。
項目 | 設定値 | |
---|---|---|
現用系1(予備系2)の場合 | 予備系1(現用系2)の場合 | |
名前 | GroupA | GroupB |
説明 | グループA | グループB |
優先所有者 | Node1,Node2 | Node2,Node1 |
次の手順でリソースを設定します。
各作業について説明します。
トランザクション情報を共有ディスクに格納するための設定をします。アプリケーションサーバで設定する「インプロセストランザクションサービスのステータスファイル」の格納先をこの共有ディスクに設定します。[ファイル]-[新規作成]-[リソース]を選択して,次の物理ディスクリソースを作成します。
項目 | 設定値 | |
---|---|---|
現用系1(予備系2)の場合 | 予備系1(現用系2)の場合 | |
名前 | ClusterA_Disk | ClusterB_Disk |
説明 | ClusterA共有ディスク | ClusterB共有ディスク |
リソースの種類 | 物理ディスク | 物理ディスク |
グループ | GroupA | GroupB |
実行所有者 | Node1,Node2 | Node1,Node2 |
共有ディスク | Lドライブ(L:¥) | Mドライブ(M:¥) |
クラスタを管理するためのIPアドレスを設定します。クラスタIPアドレスとして,Management Serverやクライアントから認識されるIPアドレスを設定してください。[ファイル]-[新規作成]-[リソース]を選択して,次のIPアドレスリソースを作成します。
項目 | 設定値 | |
---|---|---|
現用系1(予備系2)の場合 | 予備系1(現用系2)の場合 | |
名前 | ClusterA_IPAddress | ClusterB_IPAddress |
説明 | ClusterA IPアドレス | ClusterB IPアドレス |
リソースの種類 | IP アドレス | IP アドレス |
グループ | GroupA | GroupB |
実行所有者 | Node1,Node2 | Node1,Node2 |
依存関係 | なし | なし |
アドレス | 192.168.0.11 | 192.168.0.22 |
サブネットマスク | 255.255.0.0 | 255.255.0.0 |
ネットワーク | Public Cluster Connection | Public Cluster Connection |
クラスタを管理するためのクラスタ名を設定します。[ファイル]-[新規作成]-[リソース]を選択して,次のネットワーク名リソースを作成します。
項目 | 設定値 | |
---|---|---|
現用系1(予備系2)の場合 | 予備系1(現用系2)の場合 | |
名前 | ClusterA_HostName | ClusterB_HostName |
説明 | ClusterAクラスタ名 | ClusterBクラスタ名 |
リソースの種類 | ネットワーク名 | ネットワーク名 |
グループ | GroupA | GroupB |
実行所有者 | Node1,Node2 | Node1,Node2 |
依存関係 | ClusterA_IPAddress | ClusterB_IPAddress |
ネットワーク名 | COSMI1 | COSMI2 |
Microsoft Cluster Serviceからアプリケーションサーバを起動,停止する汎用スクリプトリソースを設定します。[ファイル]-[新規作成]-[リソース]を選択して,次の汎用スクリプトリソースを作成してください。
項目 | 設定値 | |
---|---|---|
現用系1(予備系2)の場合 | 予備系1(現用系2)の場合 | |
名前 | ClusterA | ClusterB |
説明 | ClusterA用汎用スクリプト | ClusterB用汎用スクリプト |
リソースの種類 | 汎用スクリプト | 汎用スクリプト |
グループ | GroupA | GroupB |
実行所有者 | Node1,Node2 | Node1,Node2 |
依存関係 | ClusterA_Disk, ClusterA_IPAddress, ClusterA_HostName | ClusterB_Disk, ClusterB_IPAddress, ClusterB_HostName |
スクリプトのファイルパス | C:¥MSCS¥GenericScriptA.vbs | C:¥MSCS¥GenericScriptB.vbs |