HAモニタでのサーバ対応の環境設定では,系で稼働させる実行サーバや待機サーバの環境を定義します。
serversという定義ファイルに,N:1リカバリシステム用のサーバ対応の環境を定義してください。サーバ対応の環境設定での設定内容を次の表に示します。
表21-8 サーバ対応の環境設定での設定内容(N:1リカバリシステムの場合)
オペランド | 設定内容 |
---|---|
name |
|
alias |
|
acttype | サーバの起動方法を指定します。ここでは,HAモニタのコマンドでサーバを起動するため,「monitor」を指定します。 |
termcommand |
|
initial | サーバ起動時の状態を指定します。
|
disk | 共有ディスク装置のキャラクタ型スペシャルファイル名を指定します。
|
lan_updown | LANの状態設定ファイルを使用するかどうかを指定します。ここでは,LANの状態設定ファイルを使用するため,「use」を指定します。 |
fs_name | 切り替えるファイルシステムに対応する論理ボリュームの絶対パス名を指定します。
|
fs_mount_dir | 切り替えるファイルシステムのマウント先ディレクトリの絶対パス名を指定します。
|
patrolcommand |
|
servexec_retry | 実行系で障害を検出した場合の再起動の回数を指定します。実行系および待機系で同じ値を指定してください。 |
waitserv_exec | 実行系および待機系で,起動完了処理を実行するときに起動コマンドの実行完了を待つようにするため,「yes」を指定します。 |
actcommand |
|
serversファイルのサンプルを次に示します。なお,サンプル中の「N」や「N+1」は,N番目またはN+1番目の値であることを意味します。
server name $name_N, |
server name $name_N, |