4.3.4 出力される情報の種類

リソース枯渇監視情報には,次の表に示す情報が出力されます。なお,Windows,またはAIXの場合,ファイルディスクリプタの数は監視できません。また,Linuxの場合,スレッド監視は使用できません。

表4-5 リソース枯渇監視情報に出力される情報

情報の種類ファイル名情報の概要
メモリ枯渇監視情報cjmemorywatchJavaVMのヒープおよびメモリ領域の使用状況の監視結果が出力されます。
この情報は,usrconf.propertiesのejbserver.watch.memory.writefile.enabledキーにtrueが設定されている場合に出力されます。
ファイルディスクリプタ枯渇監視情報cjfiledescriptorwatchJ2EEサーバプロセスが使用しているファイルディスクリプタの数の監視結果が出力されます。
この情報は,usrconf.propertiesのejbserver.watch.fileDescriptor.writefile.enabledキーにtrueが設定されている場合に出力されます。
スレッド枯渇監視情報cjthreadwatchJ2EEサーバプロセスが生成したスレッド数の監視結果が出力されます。
この情報は,usrconf.propertiesのejbserver.watch.thread.writefile.enabledキーにtrueが設定されている場合に出力されます。
スレッドダンプ枯渇監視情報cjthreaddumpwatch出力されたスレッドダンプのファイル数の監視結果が出力されます。
この情報は,usrconf.propertiesのejbserver.watch.threaddump.writefile.enabledキーにtrueが設定されている場合に出力されます。
HTTPリクエスト実行待ちキュー枯渇監視情報cjrequestqueuewatchHTTPリクエスト実行待ちキューの監視結果として,次の2種類の実行待ちキューが監視され,結果が出力されます。
  • Webアプリケーション単位の最大同時実行スレッド数が設定されていないWebアプリケーションの実行待ちキューが監視されて,リクエスト格納数の監視結果が出力されます。
    この情報は,usrconf.propertiesのejbserver.watch.defaultRequestQueue.writefile.enabledキーにtrueが設定されている場合に出力されます。
  • Webアプリケーション単位の最大同時実行スレッド数が設定されているWebアプリケーションの実行待ちキューが監視されて,リクエスト格納数の監視結果が出力されます。
    この情報は,アプリケーションの属性として,<war><hitachi-war-property><thread-control><resource-watcher>タグ下の<watcher-writefile-enabled>タグにtrueが設定されている場合に出力されます。
なお,Webアプリケーション単位の最大同時実行スレッド数の制御が有効な場合(usrconf.propertiesのwebserver.container.thread_control.enabledキーにtrueが設定されている場合)に,これらの監視が実行されます。
URLグループ単位の実行待ちキューの情報については,HTTPリクエスト実行待ちキュー枯渇監視情報には出力されません。URLグループ単位の実行待ちキューの稼働情報については,稼働情報収集機能を使用して監視してください。稼働情報収集機能については,「3. 稼働情報の監視(稼働情報収集機能)」を参照してください。
セッション数枯渇監視情報cjhttpsessionwatchWebアプリケーション単位のセッション数の監視結果が出力されます。
この情報は,アプリケーションの属性として,<war><hitachi-war-property><http-session><resource-watcher>タグ下の<watcher-writefile-enabled>タグにtrueが設定されている場合に出力されます。
コネクションプール枯渇監視情報cjconnectionpoolwatchリソースアダプタ単位のコネクションプール数の監視結果が出力されます。
この情報は,リソースアダプタのプロパティとして,WatchWriteFileEnabledプロパティにtrueが設定されている場合に出力されます。