システムの構成定義および管理では,JP1/IMと連携して,システム構築時にシステム構成を定義したり,定義したシステムについて,リソースやシステム構成に関する情報を集約して管理したりできます。
JP1/IMでシステムの構成定義および管理をするには,JP1/IM - CMを利用します。そのため,JP1/IM - CMと連携できるのはJP1 Version8の場合だけです。
JP1/IM - CMは,業務システムをユーザの視点で運用管理することを目的として,システム構成を定義したり,定義した構成情報を管理したりするためのプログラムです。システム全体に散在する各種リソースの情報を集中して管理することで,システム構成に関する情報を統合管理できます。
JP1/IM - CMと連携できるのは,アプリケーションサーバで提供するSmart Composer機能を使用してシステムを構築する場合だけです。
また,JP1/IM - CMは,JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewの使用が前提となります。JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewについては,「14.2 システムの集中監視(JP1/IMとの連携)の概要」を参照してください。
JP1/IM - CMの詳細については,マニュアル「JP1 Version 8 JP1/Integrated Management - Central Information Master システム構築・運用ガイド」を参照してください。
JP1/IM - CMと連携した,Webシステムの構成情報の定義および管理の概要について次に示します。
JP1/IM - CMと連携する場合のシステム構築については,「13.4 システムの構成定義および管理のための設定」を参照してください。
なお,この章では,JP1のプログラムやシステムと,Cosminexusのアプリケーションサーバのプログラムやシステムとを区別しやすいように,アプリケーションサーバのことをCosminexusと呼びます。例えば,アプリケーションサーバの運用管理サーバのことを,Cosminexusの運用管理サーバと呼びます。