ネットワークリソースにアクセスするためには,次に示す手順で設定します。なお,ここでは,Windows Server 2008の場合を例に説明します。
表5-31 add.network.driveキーの設定例と動作内容
指定値 | 設定例 | 動作内容 |
---|---|---|
キーなし | (add.network.driveの定義なし) | ネットワークドライブの割り当てをしない。 |
値なし | add.network.drive= | |
一つのネットワークドライブを指定 | add.network.drive=X=¥¥host¥dir | KEOS21304-Iメッセージを出力して,Xドライブに¥¥host¥dirを割り当てる。 |
複数のネットワークドライブを指定 | add.network.drive=X=¥¥host¥dir add.network.drive=Y=¥¥host¥dir2 | KEOS21304-Iメッセージを出力して,Xドライブに¥¥host¥dirを,Yドライブに¥¥host¥dir2を割り当てる※1。 |
複数のネットワークドライブを指定(ドライブ名が同じ場合) | add.network.drive=X=¥¥host¥dir add.network.drive=X=¥¥host¥dir2 | KEOS21304-Iメッセージを出力して,Xドライブに¥¥host¥dirを割り当てる※1。 KEOS21305-Wメッセージを出力して,二つ目の¥¥host¥dir2の割り当てには失敗する※2。 |
注 運用管理エージェントのログオンアカウントがローカルシステムアカウントの場合は,<Managerのログ出力ディレクトリ>¥adminagent.errにKEOS21307-Wメッセージを出力して,ネットワークドライブを割り当てないで処理を続行します。
注※1 指定したネットワークドライブの割り当てに成功した場合は,<Managerのログ出力ディレクトリ>¥adminagent.errにKEOS21304-Iメッセージを出力して,処理を続行します。
注※2 指定したネットワークドライブの割り当てに失敗した場合は,<Managerのログ出力ディレクトリ>¥adminagent.errにKEOS21305-Wメッセージを出力して,処理を続行します。
表5-32 ネットワークの割り当ての可否
手順5.で指定するホスト名 | 手順3.で指定するホスト名 | 割り当て |
---|---|---|
「host」 | add.network.drive=X=¥¥host¥dir | ○ |
add.network.drive=X=¥¥10.10.10.10¥dir | ○ | |
「10.10.10.10」 | add.network.drive=X=¥¥host¥dir | × |
add.network.drive=X=¥¥10.10.10.10¥dir | ○ |