16.2.1 シナリオによるシステムの自動運転に必要なプログラム

シナリオによるシステムの自動運転は,JP1/AJSおよびJP1/AJS2 - SOを中心としたJP1のプログラム群と,Cosminexusの運用管理機能を組み合わせて実現します。

JP1/AJSおよびJP1/AJS2 - SOと連携してシステムの自動運転をする場合のシステム構築例を次の図に示します。

図16-1 JP1/AJSおよびJP1/AJS2 - SOと連携してシステムの自動運転をする場合のシステム構築例

[図データ]

JP1の各プログラムの主な機能を次に示します。なお,Cosminexusの管理機能については,「1.2 システムの目的と機能の対応」を参照してください。

表16-2 シナリオによるシステムの自動運転をするために使用するJP1プログラムの機能

JP1プログラム機能配置するサーバ/
クライアント
JP1/BaseJP1/AJSの基盤機能を提供します。ユーザ権限の管理やJP1イベントの送受信をします。
  • アプリケーションサーバ
  • Cosminexusの運用管理サーバ
  • JP1ジョブ運用管理サーバ
JP1/AJS - AgentJP1/AJSのエージェントです。JP1/AJS - Managerから転送されたジョブを実行します。
  • Cosminexusの運用管理サーバ
JP1/AJS - ManagerJP1/AJSのマネジャです。
  • JP1ジョブ運用管理サーバ
JP1/AJS - ViewGUIを使ってJP1/AJSを操作するための画面を提供します。JP1/AJS - Managerに接続して,ジョブネットの定義や操作,実行状況や結果の表示などをします。
  • 運用管理クライアント
JP1/AJS2 - SO Managerシナリオテンプレートやシナリオの定義を保存します。JP1/AJS - Managerと接続してシナリオをJP1/AJSのジョブネットとして登録します。
  • JP1ジョブ運用管理サーバ
JP1/AJS2 - SO ViewGUIを使ってJP1/AJS2 - SOを操作するための画面を提供します。JP1/AJS2 - SO Managerに接続して,シナリオテンプレートやシナリオの定義・操作,シナリオの監視などをします。
  • 運用管理クライアント