17.3.3 監査ログ管理サーバの設定

ここでは,監査ログ管理サーバの設定方法について説明します。監査ログ管理サーバの設定手順を次に示します。

<この項の構成>
(1) JP1/NETM/Auditのバージョンが08-10の場合
(2) JP1/NETM/Auditのバージョンが08-11以降の場合

(1) JP1/NETM/Auditのバージョンが08-10の場合

  1. JP1/Baseをセットアップして,基本的な設定をします。
    セットアップ方法,および基本的な設定方法の詳細については,マニュアル「JP1/NETM/Audit」を参照してください。
  2. [スタート]-[プログラム]-[JP1_NETM_Audit]-[データベースマネージャ]を選択してデータベースマネージャを起動します。
  3. データベースをセットアップします。
    セットアップ方法の詳細については,マニュアル「JP1/NETM/Audit」を参照してください。
  4. 製品定義ファイル,および動作定義ファイルを作成します。
    製品定義ファイル,および動作定義ファイルは,次のファイル名で作成してください。
    • 製品定義ファイルのファイル名
      Cosminexus.conf
    • 動作定義ファイルのファイル名
      admjevlog_Cosminexus.conf
    製品定義ファイル,および動作定義ファイルの記載内容の詳細については,マニュアル「JP1/NETM/Audit」を参照してください。
    製品定義ファイル,および動作定義ファイルの記載例を次に示します。
    製品定義ファイルの設定例

    AuditLogNum=1
    AuditLogName=audit1.log
    RegularPattern=admrglrule_CALFHM.conf

    動作定義ファイルの設定例

    retry-times=60
    retry-interval=10
    FILETYPE=SEQ2
    ACTDEF =<Information>1000 "^CALFHM"

  5. 製品定義ファイル,および動作定義ファイルをコピーして,次の場所に格納します。
    • 製品定義ファイルの格納場所
      <JP1/NETM/Auditのインストールディレクトリ>¥conf¥product
    • 動作定義ファイルの格納場所
      <JP1/NETM/Auditのインストールディレクトリ>¥conf
  6. [スタート]-[プログラム]-[JP1_NETM_Audit]-[マネージャセットアップ]を選択します。
    マネージャセットアップが起動します。
  7. [マネージャセットアップ]の[監査ログ収集設定]タブで,[追加]ボタンをクリックします。
    [監査ログ収集対象の設定]画面で,監査ログの収集対象となるサーバのイベントサーバ名に,監査ログ収集対象となるサーバ(運用管理サーバまたはアプリケーションサーバ)のホスト名を入力して,プログラム名に「Cosminexus」を選択します。
  8. ログファイル格納先ディレクトリに,監査ログが出力されるディレクトリをフルパスで指定して,[OK]ボタンをクリックします。
  9. [監査ログ収集設定]タブのリストから監査ログの収集を開始したいサーバを選択して,[収集開始]ボタンをクリックします。

なお,手順6.~手順9.は,監査ログ管理サーバに監査ログの収集対象となるサーバを設定して,監査ログの収集を開始する手順です。これらの手順は,収集対象となる運用管理サーバ,およびアプリケーションサーバの台数分実行してください。

(2) JP1/NETM/Auditのバージョンが08-11以降の場合

  1. JP1/Baseをセットアップして,基本的な設定をします。
    セットアップ方法,および基本的な設定方法の詳細については,マニュアル「JP1/NETM/Audit」を参照してください。
  2. [スタート]-[プログラム]-[JP1_NETM_Audit]-[データベースマネージャ]を選択してデータベースマネージャを起動します。
  3. データベースをセットアップします。
    セットアップ方法の詳細については,マニュアル「JP1/NETM/Audit」を参照してください。
  4. [スタート]-[プログラム]-[JP1_NETM_Audit]-[監査ログ収集マネージャ]を選択します。
    監査ログ収集マネージャが起動します。
  5. [監査ログ収集マネージャ]画面のメニューから[操作]-[収集対象]-[追加]を選択します。
  6. [収集対象の設定]画面で次の設定をして,[OK]ボタンをクリックします。
    [サーバ]
    運用管理サーバ,およびアプリケーションサーバのホスト名を入力します。
    [プログラム]
    「Cosminexus」を選択します。
    [ログフォルダ]
    監査ログが出力されるディレクトリをフルパスで入力します。
  7. Windowsのサービス画面で[JP1/NETM/Audit - Manager]を再起動します。
  8. [監査ログ収集マネージャ]画面で,監査ログの収集を開始したいサーバを選択します。
  9. メニューから[操作]-[監査ログの監視]-[開始]を選択します。

なお,手順5.~手順6.は,監査ログ管理サーバに監査ログの収集対象となるサーバを設定する手順です。これらの手順は,収集対象となる運用管理サーバ,およびアプリケーションサーバの台数分実行してください。