ホスト単位管理モデルを対象にした系切り替え処理の流れを次の図に示します。
図22-2 系切り替え処理の流れ
![[図データ]](figure/zu220200.gif)
- 障害を検知します。
実行系2の運用管理エージェントで障害が発生し,ダウンすると,待機系のクラスタソフトウェアは実行系2の運用管理エージェントの障害を検知します。
- 系の切り替えを実施します。
待機系のクラスタソフトウェアは,実行系2の仮想ホスト2を待機系の仮想ホスト2に切り替えます。このとき,共有ディスク装置の切り替え,および仮想ホストのIPアドレスの引き継ぎをします。
- 待機系の運用管理エージェントを起動します。
待機系のクラスタソフトウェアが運用管理エージェントを起動します。
- 待機系のManagement Serverを起動します。
待機系のクラスタソフトウェアがManagement Serverを起動します。
- 論理サーバを起動します。
運用管理エージェントが待機系の仮想ホスト2の論理サーバを起動します。
運用管理エージェント,Management Serverおよび論理サーバの起動はクラスタシステムに登録するサーバ起動スクリプトで実施されます。サーバ起動スクリプトについては,使用するOSのマニュアルを参照してください。