しきい値を設定できる稼働情報の監視対象は次の二つです。
- フルガーベージコレクション回数
フルガーベージコレクションの回数を監視します。フルガーベージコレクションが頻発する異常状態を検知できます。しきい値には,フルガーベージコレクションの回数を設定します。
J2EEアプリケーションの実行環境およびバッチアプリケーションの実行環境で監視できます。
- URLグループ単位の実行待ちリクエスト数
URLグループ単位の実行待ちリクエストキューにあるリクエスト数を監視します。URLグループ単位の実行待ちリクエスト数がリクエストキューサイズを超える前に,リクエストキューの空きが少なくなったことを検知できます。しきい値には,URLグループ単位の実行待ちリクエストキューサイズに対するURLグループ単位の実行待ちリクエスト数の割合を設定します。
J2EEアプリケーションの実行環境で監視できます。
なお,Webコンテナのデフォルトの実行待ちキュー,およびWebアプリケーション単位の実行待ちキューにあるリクエスト数に対して,しきい値を設定して監視する場合は,リソース枯渇監視機能を使用してください。リソース枯渇監視機能については,「4.3 リソース枯渇監視機能とリソース枯渇監視情報の出力」を参照してください。