クラスタアドミニストレータを使用して,現用系,予備系アプリケーションサーバの系で稼働させる実行サーバや待機サーバの環境を定義します。なお,クラスタアドミニストレータの設定の詳細については,OSのマニュアルを参照してください。
運用管理サーバの1:1系切り替えの場合の設定内容を次に示します。
次の手順でリソースグループを作成します。
項目 | 設定例 |
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名前 | Group |
説明 | グループ |
優先所有者 | Node1,Node2 |
次の手順でリソースを設定します。
各作業について説明します。
アプリケーションサーバで設定する「インプロセストランザクションサービスのステータスファイル」の格納先をこの共有ディスクに設定します。[ファイル]-[新規作成]-[リソース]を選択して,次の物理ディスクリソースを作成します。
項目 | 設定値 |
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名前 | Cluster_Disk |
説明 | Cluster共有ディスク |
リソースの種類 | 物理ディスク |
グループ | Group |
実行所有者 | Node1,Node2 |
共有ディスク | Lドライブ(L:¥) |
クラスタを管理するためのIPアドレスを設定します。クラスタIPアドレスとして,Management Serverやクライアントから認識されるIPアドレスを設定してください。[ファイル]-[新規作成]-[リソース]を選択して,次のIPアドレスリソースを作成します。
項目 | 設定値 |
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名前 | Cluster_IPAddress |
説明 | ClusterIPアドレス |
リソースの種類 | IP アドレス |
グループ | Group |
実行所有者 | Node1,Node2 |
依存関係 | なし |
アドレス | 192.168.255.111 |
サブネットマスク | 255.255.255.0 |
ネットワーク | Public Cluster Connection |
[ファイル]-[新規作成]-[リソース]を選択して,次のネットワーク名リソースを作成します。
項目 | 設定値 |
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名前 | Cluster_HostName |
説明 | Clusterクラスタ名 |
リソースの種類 | ネットワーク名 |
グループ | Group |
実行所有者 | Node1,Node2 |
依存関係 | Cluster_IPAddress |
ネットワーク名 | COSMI |
Microsoft Cluster Serviceからアプリケーションサーバを起動,停止する汎用スクリプトリソースを設定します。[ファイル]-[新規作成]-[リソース]を選択して,次の汎用スクリプトリソースを作成します。
項目 | 設定値 |
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名前 | Cluster |
説明 | Clusterスクリプト |
リソースの種類 | 汎用スクリプト |
グループ | Group |
実行所有者 | Node1,Node2 |
依存関係 | Cluster_Disk,Cluster_IPAddress,Cluster_HostName |
スクリプトのファイルパス | C:¥MSCS¥GenericScript.vbs |