クラスタソフトウェアと連携したN:1リカバリシステムのシステム構成例を次の図に示します。クラスタ構成で実行中のアプリケーションサーバに障害が発生すると,待機系のリカバリ専用サーバが起動し,障害が発生した実行系のトランザクションを決着します。
待機系であるリカバリ専用サーバのJ2EEサーバには,実行系にインポートされているリソースアダプタをすべてインポートします。なお,リカバリ専用サーバは障害が発生した実行系のアプリケーションサーバのリカバリを実施するだけなので,アプリケーションをデプロイする必要はありません。
図21-1 N:1リカバリシステムのシステム構成例
N:1リカバリシステムでは次のような運用ができます。
なお,N:1リカバリシステムのシステム構成の詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「3.11.5 リカバリ専用サーバを使用する場合の構成(N:1リカバリシステム)」を参照してください。