クラスタアドミニストレータを使用して,現用系,予備系アプリケーションサーバの系で稼働させる実行サーバや待機サーバの環境を定義します。なお,クラスタアドミニストレータの設定の詳細については,OSのマニュアルを参照してください。
アプリケーションサーバを1:1に配置して系を切り替える場合の設定内容を次に示します。
次の手順でリソースグループを設定します。
項目 | 設定値 |
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名前 | ClusterA |
説明 | グループA |
優先所有者 | Node1,Node2 |
次の手順でリソースを設定します。
各作業について説明します。
トランザクション情報を共有ディスクに格納するための設定をします。アプリケーションサーバで設定する「インプロセストランザクションサービスのステータスファイル」の格納先をこの共有ディスクに設定します。[ファイル]-[新規作成]-[リソース]を選択して,次の物理ディスクリソースを作成します。
項目 | 設定値 |
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名前 | DiskA |
説明 | 共有ディスクA |
リソースの種類 | 物理ディスク |
グループ | ClusterA |
実行所有者 | Node1,Node2 |
共有ディスク | Lドライブ(L:¥) |
クラスタを管理するためのIPアドレスを設定します。クラスタIPアドレスとして,Management Serverやクライアントから認識されるIPアドレスを設定してください。[ファイル]-[新規作成]-[リソース]を選択して,次のIPアドレスリソースを作成します。
項目 | 設定値 |
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名前 | IPAddressA |
説明 | IPアドレスA |
リソースの種類 | IPアドレス |
グループ | ClusterA |
実行所有者 | Node1,Node2 |
依存関係 | なし |
アドレス | 172.16.12.30 |
サブネットマスク | 255.255.0.0 |
ネットワーク | ローカル エリア接続 |
[ファイル]-[新規作成]-[リソース]を選択して,次のネットワーク名リソースを作成します。
項目 | 設定値 |
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名前 | HostNameA |
説明 | ホストA |
リソースの種類 | ネットワーク名 |
グループ | ClusterA |
実行所有者 | Node1,Node2 |
依存関係 | IPAddressA |
ネットワーク名 | COSMI |
Microsoft Cluster Serviceからアプリケーションサーバを起動,停止する汎用スクリプトリソースを設定します。[ファイル]-[新規作成]-[リソース]を選択して,次の汎用スクリプトリソースを作成します。
項目 | 設定値 |
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名前 | ScriptA |
説明 | スクリプトA |
リソースの種類 | 汎用スクリプト |
グループ | ClusterA |
実行所有者 | Node1,Node2 |
依存関係 | DiskA,IPAddressA,HostNameA |
スクリプトのファイルパス | C:¥MSCS¥GenericScript.vbs |
詳細設定プロパティ※ | 「再開する」を選択して「グループに適用する」をチェック |
LooksAliveポーリング間隔 | 任意 |
IsAliveポーリング間隔 | 任意 |
待ちのタイムアウト | 任意 |