2.6 システムの起動と停止の設定

この節では,構築したシステムを起動,停止する手順と,自動で起動,停止する場合の設定について説明します。

構築したシステムのプログラムやサーバは,次の図に示す手順で起動,停止します。

図2-4 システムの起動と停止の手順

[図データ]

プログラムや,Webシステム内のサーバは,自動または手動で起動,停止できます。システムの運用方法に合わせて起動,停止の方法を検討し,必要な設定をしてください。

<この節の構成>
(1) システムの起動
(2) システムの停止

(1) システムの起動

通常の運用では,運用管理エージェントとManagement Serverは自動起動する方法をお勧めします。

プログラムやサーバの起動手順と起動方法を次に示します。

  1. 運用管理エージェントの起動
    自動起動する場合は,ホストと同時に起動するようにします。手動起動する場合は,サービスやコマンド(UNIXの場合はコマンド)から起動します。
  2. Management Serverの起動
    自動起動する場合は,ホストと同時に起動するようにします。手動起動する場合は,サービスやコマンド(UNIXの場合はコマンド)から起動します。
  3. システムの起動
    Smart Composer機能のコマンドで,Webシステムまたはサービスユニット単位に一括起動します。Webシステム単位で起動すると,Webシステム内にあるすべてのサービスユニット中の全論理サーバを起動します。
    参考
    論理サーバの起動順序は,デフォルトの設定を使用することをお勧めします。なお,論理サーバの起動順序は,簡易構築定義ファイルで各論理サーバの<configuration>タグ内にmstartup.noパラメタで設定できます。

運用管理エージェントとManagement Serverに自動起動を設定すると,運用管理エージェントの起動からManagement Serverの起動までの一連の操作を,ホスト起動と同時に処理できるようになります。自動起動する場合の設定方法をOSごとに説明します。

(2) システムの停止

プログラムやサーバの停止手順と停止方法を次に示します。

  1. システムの停止
    Smart Composer機能のコマンドで,Webシステムまたはサービスユニット単位に一括停止します。
  2. Management Serverの停止
    手動停止する場合は,サービスやコマンド(UNIXの場合はコマンド)から停止します。UNIXの場合,自動停止ができます。自動停止する場合は,ホストと同時に停止するようにします。
  3. 運用管理エージェントの停止
    手動停止する場合は,サービスやコマンド(UNIXの場合はコマンド)から停止します。UNIXの場合,自動停止ができます。自動停止する場合は,ホストと同時に停止するようにします。