Cosminexus アプリケーションサーバ V8 機能解説 保守/移行/互換編
シグナルが発生した場合,次に示す項目がログ出力されます。出力内容には,日立のJavaVMとして拡張された内容が含まれます。
注※ 日立で拡張された出力内容です。
それぞれの出力内容について説明します。
異常終了時の状態に応じて,次のどちらかの内容が出力されます。この内容は,日立のJavaVMで拡張された出力内容です。
JDKのバージョンごとの出力メッセージを次に示します。
# # A fatal error has been detected by the Java Runtime Environment: |
# # An unexpected error has been detected by HotSpot Virtual Machine: |
JDK 6の場合を例に,出力内容を示します。
# # A fatal error has been detected by the Java Runtime Environment: # # <発生したシグナル名> (<シグナル番号>) at pc=<PCアドレス>, pid=<プロセスID>, tid=<スレッドID> # # JRE version: <jreバージョン情報> # Java VM: Java HotSpot(TM) <VM種別> (<Sunバージョン情報>-<日立バージョン情報>-<ビルド年月日> mixed mode<OS名>-<CPU種別>) # Problematic frame: # <種別コード> [<シグナルが発生したライブラリ名>+<オフセット>] # |
注 シグナルが発生した関数名が取り出せた場合,「<シグナルが発生したライブラリ名>+<オフセット>」に続いて,その関数名とオフセットが表示されることがあります。
JDKのバージョンごとの出力内容を次に示します。
# # Internal Error (0xe0000000), pid=<プロセスID>, tid=<スレッドID> # <内部論理エラー種別>: 内部論理エラーメッセージ # # JRE version: 6.0 # Java VM: Java HotSpot(TM) <VM種別> (<Sunバージョン情報>-<日立バージョン情報>-<ビルド年月日> mixed mode<OS名>-<CPU種別>) |
# # Internal Error (5448524541440E4350500D8F※), pid=<プロセスID>, tid=<スレッドID> # # Java VM: Java HotSpot(TM) <VM種別> (<Sunバージョン情報>-<日立バージョン情報>-<ビルド年月日> mixed mode<OS名>-<CPU種別>) # # Error: 内部論理エラーメッセージ |
JDKのバージョンごとの出力内容を次に示します。
Current thread (<アドレス>): <スレッド名> "<スレッド名称>" [_<状態>, id=<スレッドID>, stack(<開始アドレス>,<終了アドレス>)] または Current thread (<アドレス>): <スレッド名> [_id=<スレッドID>, stack(<開始アドレス>,<終了アドレス>)] または Current thread is native thread |
Current thread (<アドレス>): <スレッド名> "<スレッド名称>" [_<状態>, id=<スレッドID>] または Current thread (<アドレス>): <スレッド名> [_id=<スレッドID>] または Current thread is native thread |
次の内容が出力されます。この内容は,日立のJavaVMで拡張された出力内容です。
siginfo address: <アドレス>, context address: <アドレス> |
次の内容が出力されます。
siginfo: ExceptionCode=<シグナル番号>, reading address <アドレス> |
siginfo: ExceptionCode=<シグナル番号>, writing address <アドレス> |
siginfo: ExceptionCode=<シグナル番号>, ExceptionInformation=<付加情報> |
siginfo: ExceptionCode=<シグナル番号>, ExceptionInformation=<付加情報1> <付加情報2> ・・・ |
siginfo:si_signo=<発生したシグナル名>, si_errno=<番号>, si_code=<番号>(<シグナル理由種別>), si_addr=<アドレス> |
siginfo:si_signo=<シグナル番号>, si_errno=<番号>, si_code=<番号>, si_addr=<アドレス> |
次の内容が出力されます。この内容は,日立のJavaVMで拡張された出力内容です。
siginfo structure dump (location: <siginfoのアドレス>) <siginfoのアドレス> <siginfoのアドレス> <siginfoのアドレス> <siginfoのアドレス> ... <siginfoのアドレス> <siginfoのアドレス> <siginfoのアドレス> <siginfoのアドレス> |
注 <siginfoのアドレス>は16進数で出力されます。
次の内容が出力されます。ただし,内部論理エラーの場合は出力されません。
Registers:<レジスタ情報> : |
注 UNIXの場合,BSPレジスタの値がデバッガ(gdb)の値と異なって出力されます。これは,デバッガではBSPの指すバッキングストア領域の内容を出力しており,BSPの指す位置を修正しているためです。
次の内容が出力されます。ただし,内部論理エラーの場合は出力されません。
Top of Stack: (sp=<スタックポインタのアドレス>) <アドレス>: <格納されている内容> : |
注 <格納されている内容>は16進数で出力されます。
次の内容が出力されます。ただし,内部論理エラーの場合は出力されません。
Instructions: (pc=<プログラムカウンタのアドレス>) <アドレス>: <命令コード> : |
注 <命令コード>は16進数で出力されます。
次の内容が出力されます。ただし,Current threadがJavaThread以外の場合は出力されません。
Java frames: (J=compiled Java code, j=interpreted, Vv=VM code) <スタックトレース> : |
JDKのバージョンごとの出力内容を次に示します。
Java Threads: ( => current thread ) <アドレス> JavaThread “<スレッド名称>“ [<状態>, id=<スレッドID>, stack(<開始アドレス>,<終了アドレス>)] : =><アドレス> JavaThread “<スレッド名称>“ [<状態>, id=<スレッドID>, stack(<開始アドレス>,<終了アドレス>)] Other Threads: <アドレス> <スレッド名> [stack(<開始アドレス>,<終了アドレス>)] [id=<スレッドID>] : |
Java Threads: ( => current thread ) <アドレス> JavaThread “<スレッド名称>“ [<状態>, id=<スレッドID>] : =><アドレス> JavaThread “<スレッド名称>“ [<状態>, id=<スレッドID>] Other Threads: <アドレス> <スレッド名> [id=<スレッドID>] : |
次の内容が出力されます。
VM state:<現在の状態> VM Mutex/Monitor currently owned by a thread: <mutexs/moniter> |
注 この情報に続いて,ロック情報が出力される場合があります。
次の内容が出力されます。この内容は,日立のJavaVMで拡張された出力内容です。
Memory :
<メモリ確保関数>:address<開始アドレス> - <終了アドレス>(size:<サイズ>)
:
Heap Size:<確保しているメモリサイズ>
Alloc Size:<使用中のメモリサイズ>
Free Size:<未使用のメモリサイズ>
|
<メモリ確保関数>は,mmap()またはmalloc()のどちらかです。アドレスは16進数で表示されます。
各種メモリサイズの単位はバイトです。
次の内容が出力されます。この内容は,日立のJavaVMで拡張された出力内容です。
Heap <Javaヒープ情報> |
次の内容に続いて,ローディングされているライブラリの一覧が出力されます。
Dynamic libraries: <ライブラリ> : |
次の内容が出力されます。この内容は,日立のJavaVMで拡張された出力内容です。
Command : <コマンドライン> Java Home Dir : <JDK実行環境インストールディレクトリ> Java DLL Dir : <JDKのライブラリインストールディレクトリ> Sys Classpath : <システムクラスパス> User Args : <コマンドオプション1> <コマンドオプション2> : |
次の内容が出力されます。
Environment Variables: <環境変数=値> : |
次の内容が出力されます。
Signal Handlers: <シグナル種別>: [<シグナルハンドラアドレス>], sa_mask[0]=<シグナルマスク>, sa_flags=<特殊フラグ> : Changed Signal Handlers - <シグナル種別>: [<シグナルハンドラアドレス>], sa_mask[0]=<シグナルマスク>, sa_flags=<特殊フラグ> : |
出力内容の意味は次のとおりです。
次の内容が出力されます。この内容は,日立のJavaVMで拡張された出力内容です。
Host: <ホスト名>:<IPアドレス> |
注 <IPアドレス>には複数のIPアドレスが表示されることがあります。
次の内容が出力されます。
OS: <OSバージョン> CPU: <利用可能CPU数>,<CPU種別> Memory: <実メモリ情報> vm_info: <VM情報> |
OS: <OSバージョン> [uname:<uname出力>] [libc:<libcのバージョン番号>] [rlimit:<リミット値>] [load average:<ロードアベレージ>] [/proc/meminfo:</proc/meminfoの内容>] CPU: <利用可能CPU数>[,<CPU種別>] Memory: <実メモリ情報> vm_info: <VM情報> |
JDKのバージョンごとの出力内容を次に示します。
time: <実行日付> elapsed time: <実行時間> seconds |
Local Time = <実行日付> Elapsed Time = <実行時間> |
次の内容が出力されます。この内容は,日立のJavaVMで拡張された出力内容です。
# You can get further information from javatrace.log file generated # by using javatrace command. # usage: javatrace core-file-name loadmodule-name [out-file-name] [-l(library-name)...] # Please use javatrace command as follows and submit a bug report # to Hitachi with javatrace.log file: #[<インストールディレクトリ>/jre/bin/javatrace <coreファイル> <ロードモジュール>] |
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